【テニス全仏2回戦・・・男子の49位・錦織圭は、元8位・現25位のカチャノフ(ロ)と対戦し、1回戦に続いてまた4時間に及ぶフルセットを戦うことに。4-6、6-2、2-6、6-4、6-4で何とか勝利し、2年ぶり7度めの3回戦進出を果たした。(^^)
疲れた~~~。本人が一番疲れているだろうけど。ファンも2回連続ハラハラ(時にイライラ?)一喜一憂の4時間を応援するのは大変だ~~~。<まあ、勝ったから報われるけどね。^^;>
1回戦後、錦織が今回の勝利によって5セットのフルセットになった場合の通算成績が25勝7敗、勝率78.1%となり、現役選手として勝率でトップになったと発表されたのだけど。<2位がロブレド、3位がジョコ。>今回でその記録を更新したのだが・・・。
今回の試合もここぞというポイントを抑えていれば、1セットや3セットめも取れていたし。自分の体力をキープするためにも、とっとと勝って欲しいところ。(・・)
本人は3セットめをとられて、「魂が抜けて」しまい、4セットめは勝手に体が動いていたらしいのだけど。錦織本人も、TOP20の感じになって来たと言ってたけど、どんどんTOP10レベルのいいプレーが出るようになっているし。<やっぱボレー+αのタッチは、フェデラー並の天才だよね。(@@)>
カチャノフが先月、錦織に負けたこともあって、今回はかなり違う攻め方をしていたのに対して、うまく対応していたし。よく頑張ったと思う。次は11シードのバウティスタ=アグーを破った150位のラクソネンなる選手が相手。今度こそ何とかあっさり勝って、4回戦、ズベくん(予定)との戦いに備えて欲しい!o(^-^)o】
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昨日2日、分科会の尾身会長が衆院の厚労委員会に出席。五輪の開催について、「普通はない」などと今までになく率直な意見を述べたことから、注目を浴びている。(**)
尾身会長らは政府に様々な提言をして来たようなのだが。政府は「専門家の意見をきいて」と言うものの、ほとんどきかず。尾身会長や政府に関与している専門家は、政府が五輪開催も既に決定しているのを知って、危惧感を募らせているのではないかと察する。_(。。)_
これを受けて、菅首相がプチ会見したのだが。「(五輪は)平和の祭典だ。障がい者も健常者も、さまざまな壁を乗り越えた努力をしっかりと発信していく」と五輪の意義を説明。そして、お決まりの「感染対策をしっかりと講じて、安全安心な大会にしたい」を繰り返した。
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『政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は2日の衆院厚生労働委員会に出席し、東京オリンピック開催について、「今の状況で普通は(開催は)ないが、やるということなら、開催規模をできるだけ小さくし、管理体制をできるだけ強化するのが主催する人の義務だ」と主張。その上で、「こういう状況の中でいったい何のためにやるのか目的が明らかになっていない」と述べ、開催する場合は感染予防に向けた政府による丁寧な説明が必要だとの認識を示した。
尾身氏は「感染リスクを最小化することはオーガナイザー(開催者)の責任。人々の協力を得られるかが非常に重要な観点だ」と指摘。その上で「なぜやるのかが明確になって初めて市民はそれならこの特別な状況を乗り越えよう、協力しようという気になる。国がはっきりとしたビジョンと理由を述べることが重要だ」と五輪開催に向け、菅義偉首相による説明を求めた。(毎日新聞21年6月2日)』
<話が少しズレるけど。衆院厚労委員会の映像で、答弁席の真横に三原じゅん子厚労副大臣が座って、時に(尾身氏などに対して)ガン見するようなスゴイ表情で映っているのが気になって仕方ない。・・・国会遅刻問題後はちょっとおとなしくなった感じがするけど、少し前まで派手なスーツや超カラフルなデザイン・マスクを着用していたことも多かったし。せめてコロナと戦っている間は、厚労副大臣としてふつうの不織布マスクをPRして欲しいと思う!(-"-)>
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どうやら日本政府は、もうすっかり(それこそアルマゲドンでも起きない限り?)東京五輪を強行することで腹を固めている様子。
『厚生労働省の専門家会議で、尾身会長は「政府はもう開催を決定している」と発言したとされています。(ANN6.2)』
昨日、尾身会長の発言を受けてプチ会見を開いた菅首相も、このように言っていたし。
『菅義偉首相は2日夜、夏の東京オリンピック・パラリンピックについて「感染対策をしっかりと講じて、安全安心な大会にしたい」と述べ、開催に改めて意欲を示した。首相官邸で記者団に語った。(略)
これ(mew注・尾身発言)に対し、首相は「専門家の方々の感染対策をしっかりやるべきだという意見でしょうか。こうしたことにはしっかり対応していきたい」と述べた。そのうえで「(五輪は)平和の祭典だ。一流のアスリートが東京に集まって、スポーツの力で世界に発信していく。さまざまな壁を乗り越え、努力して、障がい者も健常者も。そうした努力をしっかりと発信していく」と開催の意義を強調した。(毎日新聞21年6月2日)』
もはや五輪開催は既定事項であって、あとは観客をどのくらい入れるかを検討しているに過ぎないのである。(-_-;)
『6月1日には豪州から女子ソフトボールの選手団が来日し、群馬県内で事前キャンプを行う方向で調整するなど、五輪への準備はいよいよ本格化する。官邸幹部は「感染が落ち着けば、世の中は五輪でどんどん盛り上がる」。自民党の重鎮も「とにかく開きさえすれば、日本中のムードは変わる」と強気の姿勢だ。
「五輪をやめる選択肢はない」(首相周辺)と言い切る政権中枢の関心はいま、観客を入れて大会を開けるかどうかに向かう。
当初は4月中に基本方針を示す予定だったが、「宣言中に決めるのは難しい」(大会組織委員会幹部)との声もあり、先送りされている。組織委の橋本聖子会長は28日、「政府がその(緊急事態宣言解除)後、基準を示すと思う。その基準に沿って考えなければいけない」と話した。関係者の間では、延長の期限の6月20日ごろが決定の節目との見方が広がる。(朝日新聞21年5月28日)』
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分科会など政府に関わる専門家は、五輪中止を提言する立場にはない。
しかし、もし五輪が開催された場合、政府がどこまできちんと人流なども含めた感染対策を行なうのか、かなり懸念しているようだ。(-_-;)
参加選手に関しては、行動制限やPCR等の検査などの具体的な対策を考えているようだし。<ルールを決めて、マニュアルを配布しなければならないからね。>また、観客を入れる場合の対策に関しても、アレコレ検討しているようなのだが。一般国民に関しては、ほとんど考えていない感じがある。
<後述するように、選手がメダルをとった場合に、祝賀会モードで町で飲食する人も出るだろうし。知人は、有力選手の地元でみんなが集まって応援したり、祝杯をあげたりするのではと危惧していた。^^;>
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昨日は、分科会や厚労省の専門家会議の一員でもある脇田隆字氏も、五輪の感染リスクへの対応について、会見で語ったという。^^;
『東京オリンピック・パラリンピックについて、厚生労働省の専門家会議のなかで、「開催によって国内の感染状況にどのような影響があるかリスク評価をすべき」との議論が行われ、近く専門家は提言を出す見通しです。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「オリンピックの国内の感染状況に関するリスクというものを、しっかり評価するべきではないかという意見があって」
脇田座長は、オリンピックの開催に関連してメンバーから「開催されれば国内の感染への影響は必ずある。リスクについて検討すべき」といった意見が相次いだことを明らかにしました。
また、出席者によると、政府分科会の尾身会長が「専門家としてリスクを評価する責任がある。専門家が、ワンボイスでメッセージを発信するのがいい」と呼びかけたということです。
尾身会長はまた、「観客を入れないなど、小規模での開催を模索する必要がある」とも話したということで、専門家は近く提言を出す見通しです。(NNN21年6月3日)』
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何故、今週にはいって、彼らが動き出したのか。・・・ANNの記者によれば、尾身会長を含め、専門家らは感染対策を十分に行なわないまま五輪開催に向けて突っ走ろうとしている日本政府に対し、近いうちに、提言を行なう準備をしているようだ。(・・)
『(Q.なぜ、きょう、踏み込んだ発言をしたのでしょうか)
大会開催の予定時期が近付くなか、足元の感染は収まらず、危機感がより高まってきているといえます。何よりも専門家らが危惧しているのは、五輪の開催そのものよりも、大会開催によって生み出される人出です。例えば、日本選手が金メダルを取った場合、街中で人が集まって飲食をしたり、騒いだりするということは、過去の例からも明らかです。こうした大会以外の場所での感染防止対策について、政府や組織委員会などが責任を持って行えるのかということが、専門家の危機感につながっているといえます。尾身会長をはじめとする専門家は、今、開催した場合にどういうリスクがあるのか、どういう対策を取ればリスクを減らせるのか。大会の規模を最小限にすることも含めて、リスク評価について提言したいとしています。そのた
め、一歩、踏み込んだ内容の発言になったとみられます。
(Q.リスク評価ですが、開催の可否は含まれないのでしょうか)
厚生労働省の専門家会議で、尾身会長は「政府はもう開催を決定している」と発言したとされています。あくまで、専門家は、政府の判断した開催の可否のもとで、リスクを提言するとみられています。一方で、染爆発といわれる状況を防ぐために、緊急事態宣言を出して抑制しているのに、『ステージ4』から悪化するような場合には、中止せざるを得ないという専門家もいます。
(略)時期については、一部の専門家からは「緊急事態宣言が終了する20日まで待っていたのでは遅い」という声も上がっています。(ANN21年6月2日)』
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国民の中には、五輪開催は中止すべきだと考えている人も多いと思うのだが。政府は五輪開催に向けて進んでいることから、結局、五輪が開催されてることになるかも知れず。
もし開催されることになった場合、一般の都民や国民の間でまたコロナが感染拡大することになったり、医療が逼迫したら目も当てられないわけで。<それもあって、菅首相は強引にワクチン接種の人数を増やそうとしているんだろうけど。>
ここは、国民の方も五輪開催された場合の備えをしておく必要があると思うし。尾身会長らが(専門家の矜持を胸に)しっかり政府の対策をコントロールして欲しいと。もう時間がないので、遠慮や忖度をすることなく、どんどんとオモテに向かって提言や警告を発して欲しいと思うmewなのだった。(@_@。
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