【20日、米ラスベガスでプロボクシングのWBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が行なわれ、WBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28)=大橋=が、ダスマリナス(28・フィリピン)に3回2分45秒TKOで勝利。日本人初の2戦連続のラスベガス防衛に成功した。(*^^)v祝
おそらく多くのファンは、井上が「どう勝つか」という点に注目していたと思うのだけど。2回に1・2から左脇のボディーnえぐるような一発を入れたところ、相手が顔をゆがめてダウン。何とか立ち直ったものの、ダメージが大きかったのか、3回は腰が引けている感じに。
井上は冷静に対応し、3回にも2発、アッパーからの左ボディを決めて、相手をマットに沈めた。<あと最近、ラウンド中の(ムダな?)ステップを減らして、体力の使い方がうまくなってるかも。>
井上は今、有名なボクシング誌で、あの4階級制覇のアルバレスに次いで、世界で2番目に強い選手に選ばれているのだけど。今回もファイトマネーは約1億円だったとのこと。
階級はやや低いとはいえ、数億円~10億円ぐらいとってもいい選手だと思うんだけどな~。<ラスベガスや世界のファンにウケることを考えたら、やっぱ、ボディで攻めてガードを下げたところで顔に一発KOという方がよかったかな?>次の試合にも期待したい。o(^-^)o
WOWOWで見事な解説を行なっていたWBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太(35)もラスベガス進出していたのだが、コロナ禍の影響もあって、20年は1回も試合ができず。TVで映った姿は精悍だったけど。もう35歳だし、早めにいい形で試合をさせてあげたい。(・・)】
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いや~、呆れました~~~。(@@)
21日にIOC、IPC(パラ)、東京都、日本政府、五輪組織委による五輪関連機関による5者協議が開かれ、観客の有無、人数など五輪運営について協議が行なわれたのだが・・・。
この日の会議では、先週から政府が主張し始めた通りに、「収容定員の50%以内かつ1万人以下」の観客を入れることに決定。<パラは改めて協議。>
まあ、ここまでは想定内だったのだけど・・・。
何とIOC等五輪関連機関の人たちやスポンサー企業の関係者は、「観客ではない」との理由で、1万人とは「別枠」で入場できることに決まったとのこと。<しかも、こちらの人数制限については報道されていない。^^;>
さらに、学校連携観戦プログラムで入場する小中学生も、観客とは「別枠」の扱いをすることが決まったという。(゚Д゚)
・・・次々と色々な人たちを、「別枠」で入れちゃうのね。(>_<)
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ネットでは、特別扱いされる予定の五輪機関、スポンサーの関係者が、「五輪貴族」と揶揄されるようになっているのだが。
開会式に招待されるはずだった大会&スポンサー関係者への販売分1万500人、国会議員など貴賓客7300人いるという。(・・)
<ちなみに、国立競技場には1400席のVIPルームが。また、VIPよりも格上で国賓らを招く『VWIPルーム』が270席設けられているが。「貴族」ごときは、一般の観客席が割り当てられるようだ。草w>
先日も書いたように、そもそも政府与党の中でも「無観客の方がいいのでは」「観客は5千人が限度では」という声があった中、上限1万人の観客数に最もこだわったのは、菅首相だった。<首相は当初、開会式には3万4千人を入れることも考えていたらしい。(-_-;)>
IOC幹部の中には、無観客でも開催できれば(五輪中継できれば?)OKだという人もいたようだが。菅首相は国内外への「見映え(バエ?)」はもちろん、特に総裁選や衆院選に向けて五輪成功を印象付けるためにも、ど~しても、できるだけ多くの観客を入れたいのでる。(-_-;)
『観客上限1万人 規模縮小でも有観客に踏み切った首相
東京五輪の観客上限が、21日の五輪・パラリンピック組織委員会などの代表者による5者協議でようやく決まった。政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家が慎重姿勢を示す中、組織委は「収容率50%、上限なし」を要求。最終的に「上限1万人」としたのは、規模を絞ってでも観客を入れての開催にこだわったからだ。
「最大1万人でどうだろうか」。菅義偉首相は15日午前、丸川珠代五輪相とスポーツ行政を所管する萩生田光一文部科学相を官邸に呼んだ際に、こう切り出した。組織委はあくまで「50%」を希望していたため、板挟みとなった丸川氏は困惑の表情を浮かべた。丸川氏は会談後、周囲に「かなり厳しい」と漏らしたという。』
しかも、首相は同じ15日に、西村経再大臣から、期限を前に尾身氏ら専門家が「無観客が望ましい」とする厳しい提言を出す予定であることをきいたにもかかわらず、その意志を通したのだという。
『政府内では一時、有観客とするため「上限5000人」も検討されが、最終的には「上限1万人」に決定した。宣言も蔓延(まんえん)防止等重点措置もない状態での従来の制限は「50%」のみで、国立競技場(収容人数6万8000人)であれば3万4000人が入場可能となるはずだった。これに対し1万人は「かなりスカスカ」(政府関係者)と受け止められる。
首相は21日、ワクチンの職場接種会場を視察後、記者団に「緊急事態宣言が必要になった場合は無観客というのも臨機応変に行う」と自ら言及した。一方、重点措置を延長した場合の無観客については明確に答えず、有観客へのこだわりがにじんだ。
首相は五輪を「人類がウイルスに打ち勝った証し」と位置付けてきた。無観客となれば〝敗北感〟が強くなり、政権の浮沈にも影響しかねない。五輪後には自民党総裁選や衆院選も控える。無観客に比べれば感染の恐れがあるというリスクをとって、首相は賭けに出た。(市岡豊大)』(産経新聞21年6月21日)』
『複数の関係者の証言によると、今回発表された「有観客」に最後までこだわったのは、日本側だったという。ある組織委関係者は「IOCはテレビ放映権料さえ手に入ればいい。むしろさっさと無観客を発表し、日本の世論を納得させてほしいという声もあった」と明かす。
バッハ会長、ジョン・コーツ副会長(71)ら〝五輪貴族〟による日本国民を軽視する発言が飛び出した先月には、国内で中止論が噴出した。その時点で強行開催するための最終手段として「無観客」のカードを切る手もあったが、政府と組織委はあくまで有観客にこだわった。その理由について前出関係者は「チケット収入もあるが、やはり少しでも祝祭ムードの中で五輪を成功させたという事実が欲しかった」と打ち明けた。やはり、各方面で指摘されてきたように、秋の衆議院選挙を見据えたものだったのか…。(東スポ21年6月22日)』
昨日の5者会議では、いわゆる五輪貴族などについても協議されたのだが。「大会関係者は、観客ではない」として、すべて「別枠」扱いにすることに決まったという。(-_-;)
『IOCやIF(国際競技団体)に加え、主要クライアントに関しては、組織委の武藤敏郎事務総長が「この方々に関しては、大会の運営関係者。観客ではありません」と説明。実質の入場者は「一般チケット保有者+関係者」になった。
観客と関係者で1万人を超え、五輪だけ特例との批判が予想されることには、橋本会長が「関係者は、一般観客のところに座るわけではありませんので、ご理解いただきたい。関係者ですので、事前にしっかりとした対策も取っていただく」と説明した。(日刊スポーツ21年6月21日)』
『スポンサーや関係者の入場について問われた武藤事務総長は「ご承知の通りスポンサーの権利としてチケットの配分を受けるということがあります。その権利は大事にしていかなければならないと基本的には思っております」と話した。(東スポ21年6月21日)』
また、「そもそも論」として、このコロナ禍に「学校連携観戦プログラム」を実行して、小中学生を入場させるのはいかがなものかという議論もあるのだが。こちらも「別枠」扱いすることになった。
<機会があったら改めてこの件について書きたいが。小中学生に7-8月の五輪の観戦は推奨できない。個人的には、もし感染がそこそこおさまってたら、パラの競技の観戦には是非、行って欲しいと思っている。(・・)>
『学校連携観戦プログラムとは、都内の小中学生らに五輪観戦の機会を提供するもの。新型コロナウイルス禍の前から計画されており、武藤事務総長は「次の世代に感動を体験していただく。64年(の東京大会)当時、いまだに見た人たちが一生の思い出として語り継がれている。そういう大会の意義を小中学生に伝えていくことが大事だという発想です」と説明。その上で「決して動員をかけるものではない。教育委員会や学校の判断で、見に行きたいという場合に適応されるもの。そうだとすれば、その人たちを全体の枠の中で振るい落とすのではなく、別枠で扱うことが妥当ではないか」と話した。
夏休みの期間だけに、児童や生徒が「人流」に加わり感染リスクも懸念される。これについて武藤氏は「学校連携の場合には引率する人がお連れして来る。競技会場でも団体券で一斉に出入りができ、密にならないよう時間差で入退場。引率する方のご判断で様々な感染リスクを低減する対策が取れる」と語った。(東スポ21年6月21日)』
う~ん。皆さんはどう思うのだろうか? 子供の安全が絡んでいるだけに、これに関しては厳しい目で見るだろうか?(・・)
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また先週の記事に、21日以降、これまで五輪の扱いに困っていたTVメディアが、いよいよ動き出すという話を書いたのだが。案の定、昨日、思いっきり民放のTV中継に関する発表があったようだ。(・o・)
『7月23日に開幕する東京五輪をめぐり、民放各局が生中継する主な競技の放送日程が21日、日本民間放送連盟から発表された。(略)
8月8日までの大会期間中、連日午前9時前後(早いときは同5時半)から午後11時の競技終了まで、民放5系列が日替わりで競技の生中継を中心に長時間放送。その後、その日で最も注目された種目を中心に録画放送する。関連番組などを合わせた総放送時間は過去最大の450時間以上。期間中、民放各局はほぼ五輪一色となる。(サンスポ21年6月21日)』<NHKは後日、発表する予定。>
田村厚労大臣は、先月から無観客やPV中止することもアタマに置いて、「五輪は自宅で観戦、応援するといい」と言っていたのだけど。<もっと閣内で主張して欲しかったな~。>
東京を含め感染拡大の危険がある地域では、せめて五輪を感染対策に利用することにして、子供たちを含め、できるだけ外出せず、テレビで五輪の観戦、応援をするのがいいかもな~と思ったりもするmewなのだった。(@_@。<スポーツに関心のないおうちや子供は、困るかな~?^^;>
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