【全英テニスの男子2回戦・・・53位の錦織圭は、78位のトンプソン(豪)に5―7、4―6、7―5、3―6で敗れてしまった。相手の調子もかなりよくて、打つ球が伸びて来たのだと思うが。1,2セットは、肝心なところでショットが決まらず、イライラする展開。<本人いわく「イップスみたいになっていた」とのこと。>同じボックスにいるシード選手が次々と敗れて上位に行けるチャンスがあっただけに、自分のプレーが発揮できず、残念だった。(ノ_-。)
また、前日にフルセットの末、全英初勝利を挙げた58位の西岡良仁は64位のベデネ(スロベニア)に1-6,0-6、2-6と惨敗した。西岡は前夜の疲れもあってか、最初から足がほとんど動かず。<パンパンになっていたかな?>最終セットこそ、少し意地を見せて頑張ったけど、いいところが出せなかった。(-_-;)
2人とも東京五輪で自分らしいプレーが見せられるように、しっかり調整して欲しい。o(^-^)o】
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さて、これは昨日の『五輪無観客になるか?~東京で感染急増、規制解除や観客1万人は困難に+錦織GS100勝』になるのだが・・・。
東京の新型コロナウィルスの感染状況は、日々、悪化。昨日も新規感染者数は693人で前の週の同じ曜日より103人も増加しており、7日平均の患者数は2日連続でステージ4に乗っている。
6月20日に緊急事態宣言が解除された頃から、繁華街や観光地に行く人、飲食店や路上での飲酒をする人がどんどん増えていることを考えると、今から感染者が増えて行く可能性が極めて大きい。(・・)
菅首相は、東京五輪に観客を入れることに強くこだわっており、一部の閣僚や関係者、専門家の慎重意見を押し切って、強引に「最大限1万人まで入場可能」と決めたのであるが・・・。
さすがにここに来て、菅内閣の閣僚を含め、与党幹部や関係者が「五輪を無観客に」することを提案、示唆して、菅包囲網を築き始めている。(**)
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田村厚労大臣は、さすがに感染拡大防止に責任ある立場ゆえ?、既に5月末には、国会で「五輪は自宅で応援を」と無観客を前提にしているかのような発言をしていたんだけどね。(・・)
『「(五輪観戦で)感染リスクが高い行動をすれば、感染拡大が増える。静かなオリンピックというのがいいのかどうかわかりませんが、ご自宅で応援をしていただくようなオリンピックにしていかなければならない」(田村憲久 厚労相)
東京オリンピック・パラリンピックが開催された場合の懸念について、27日の国会で問われた田村厚労大臣は、「国内の人出を増やしてしまうことが問題」とも述べて、開催に伴う人の動きを抑える必要性を強調しました。(TBS21年5月27日)』
6月27日には、西村経再大臣もNHKの番組で「テレビでも十分感動できる」と語って、無観客になる可能性を示唆していたとのこと。
また昨日になって、自民党の岸田前政務調査会長が、『派閥の会合で「感染状況を考えると決して楽観できず、柔軟に対応しなければいけない。状況によっては無観客も選択肢として排除せずに安心・安全を最優先で取り組まなければいけない』と述べたとか。
さらに公明党の山口代表も記者団に対して、「無観客も視野に入れながら、機を逃さずにきちんと決めてもらいたい。しっかり国民に発信し、安心・安全の具体策を徹底してもらいたい」と述べていたという。(・o・)
『西村康稔経済再生相は27日、NHKの番組で「病床の状況を重視し、国民の命を守るために必要となれば、まん延防止適用地域に緊急事態宣言を発出することも躊躇(ちゅうちょ)することなく機動的に行うべき」と強調した。(略)
西村氏は同じ番組で試合は「テレビでも十分感動できる」とも強調した。関係者によると、西村氏は感染が急激に悪化し、無観客試合が不可避となる可能性も視野に入れつつあるという。
(ロイター21年6月28日)』
『自民党の岸田前政務調査会長は、派閥の会合で「感染状況を考えると決して楽観できず、柔軟に対応しなければいけない。状況によっては無観客も選択肢として排除せずに安心・安全を最優先で取り組まなければいけない。日本全体が東京オリンピック・パラリンピックを目標に全力で走り続けてきており、ぜひ力を合わせて節目を乗り越えていきたい」と述べました。(NHK21年7月1日)』
『公明党の山口代表は、新型コロナウイルスの感染状況について「リバウンドに警戒すべきだとかねてから申し上げてきたが、そうした傾向が現れつつある。酒の提供がどう影響しているのか、夜間の滞留人口の増加などとの因果関係も分析したうえで、専門家の意見を参考に次の手を考えてもらいたい」と述べました。
そのうえで、今月開幕する東京オリンピックの観客の扱いについては「無観客も視野に入れながら、機を逃さずにきちんと決めてもらいたい。しっかり国民に発信し、安心・安全の具体策を徹底してもらいたい」と述べ、無観客も視野に対応を検討すべきだという考えを示しました。(同上)』
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以前にも書いたように、もともと菅首相や組織委の一部は、観客を制限するにしても、人数の上限なしで「収容定員の50%以内」にしたいと考えていたのだが。<国立競技場だと3万4千人もはいれちゃう。^^;>
尾身会長らをはじめとする専門家や一部の閣僚が、観客を入れることに慎重だったこともあり(政府の抵抗にもあい?)、やむなく「50%以内。上限は1万人」という案を呑むことになったのだ。^^;
『関係者によると、首相は観客入り開催に意欲的で、当初は宣言が解除されれば「収容定員50%」を打ち出す腹積もりを周辺に示していた。
しかし、政府高官や閣僚からは、五輪を特別扱いすれば世論の反発を招きかねないとして慎重論が噴出。専門家らが無観客開催を求めていることも踏まえて方針転換し、重点措置が解除された場合の「上限1万人」を受け入れることにしたという。政府筋は「首相は政府内で抵抗に遭った」と振り返る。(時事通信21年6月19日)』
菅首相にしてみれば、既に大きな譲歩をしたのに、結局「無観客」にすると決めるのには、かなりの抵抗感を覚えるだろうし。またイヤなことは先送りで、後手後手の対応になりそうな感じも見えるのだけど・・・。
『首相は「先般、緊急事態宣言での観客について質問され、そのようなときに無観客もあり得ると明言している」と述べた。
五輪の観客判断時期について、「まん延防止を継続するか取りやめるか、あるいは緊急事態宣言(を発動する)か、来週決める必要がある。そこで(イベント観客規制の)方向性を示して、あと(五輪観客について)は5者協議の中で決まる」と説明した。(ロイター21年7月1日)』
もし本当に安全、安心な五輪を開催したいと考えるなら、公明党の山口代表が言うように
「無観客も視野に入れながら、機を逃さずにきちんと決めてもらいたい」と思う。<「機を逃さずに」が大切ね!(・・)>
話は変わって・・・。昨日、面白い(=興味深い)と思ったニュースを一つ。
どうも中国の共産党が100周年を迎えたとのこと。習近平総書記の下、どんどん国家主義化、帝国主義化を進める中国には、日本のリベラル派kらも疑問や批判の声が上がるようになっているのだが・・・。<何か式典とかマスゲームとか見ていると、何か戦前の日本や冷戦時代のソ連、そして今の北朝鮮のような感じ。^^;>
親中派の自民党の二階幹事長などは、しっかり祝電を送ったとのこと。それに対し、共産党の志位委員長は祝電も送らず、ツイッターで中国批判を展開したという。(・o・)
『結党から100周年を迎えた中国共産党に対し、与野党は電報などで祝意を示した。ただ、台湾問題のほか、新疆ウイグル自治区や香港での人権や自由の問題などへの強い懸念もあり、各党からは「儀礼的なもの」との声が上がっている。
自民党の二階俊博幹事長は、中国共産党に幹事長名で祝意を示す電報を送った。党関係者が1日明らかにし、「送るのが常識。送らない方がおかしい」としている。公明党の山口那津男代表は1日、東京都内で記者団に「一つの政党で100年を迎えるということ自体なかなかない」とし、「なお一層、世界の平和と発展、安定のために力を尽くしていただきたい」と祝意を語った。
また、立憲民主党も枝野幸男代表の名義でメッセージを送った。枝野氏は先月30日の記者会見で、「もろ手を挙げてお祝いをするという状況にはないとは思っている」としつつ、「儀礼的なメッセージは国際局で用意している」と述べていた。
一方、共産党の志位和夫委員長は1日、自身のツイッターで「中国による東シナ海や南シナ海での覇権主義的行動、香港やウイグルでの人権侵害は、社会主義とは無縁であり、共産党の名に値しない」と指摘。小池晃書記局長も同日、自身のツイッターで、「(中国共産党に祝電は)送っていません。先方から要請もありません」とつづった。(朝日新聞21年7月1日)』
日本のウヨたちは、自民党よりも(少なくとも二階派の候補よりも)、共産党に投票した方がいいんじゃない?(・・)
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その自民党の二階幹事長が6月30日の夜、何と安倍前首相と会食を行なったというニュースも出ていた。<もちろん、4人以上とか8時以降は会食してないよね。あと東京は飲酒する場合は、2人以下じゃないとダメだからね。(++)>
『自民党の二階俊博幹事長と安倍晋三前首相は6月30日夜、東京・赤坂の日本料理店で会食した。会合では次期衆院選に向けて自民の現職議員同士が公認を争っている競合区や7月4日投開票の東京都議選についての意見を交わしたという。
会合には二階氏側近の林幹雄幹事長代理と、安倍氏側からは柴山昌彦幹事長代理が同席した。安倍氏から会食を呼びかけたという。
出席者によると、衆院選で安倍氏の出身派閥である細田派と二階派の所属議員が公認を争っている群馬1区と新潟2区の二つの小選挙区などについて協議。今後の候補者調整について選挙区での情勢を踏まえて話し合ったという。(朝日新聞21年7月1日)』
一国民、一都民としては、ついついコロナ対策や五輪の諸問題に目が行ってしまうのだが。その間に自民党内では、「菅・二階おろし」を含め、党内での勢力争いの動きがアレコレ出ている様子。この辺りも、しっかりとチェックしておかなければと思うmewなのだった。(@_@。
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