【29日の東京五輪・・・まずは、フェンシング男子エペ団体で初の金メダルに(*^^)v祝。
五輪4度出場&銀2つをとった太田雄貴が、協会スタッフと共に、フェンシングの普及、強化のため、試合をエンターテイメント化したり、強化資金集めに走ったりなど奮闘。それも大きな要因になったのではないかと思う。<今年6月からは、太田の要請で武井壮が会長に就任。広報活動にさらに力を入れる。>
バドミントンでは、桃田、奥原、女子Dなどメダル候補が次々と早い段階で敗退して、やや意気消沈モードだったのだが。渡辺勇大、東野有紗が混合ダブルスで銅メダルを獲得、一矢、報いてくれた。(*^^)v祝
水泳では、200個メ決勝に、長年のライバル・瀬戸大也と萩野公介が出場。4位と6位に終わったのだが、2人とも「一緒に泳げてよかった」と心からの笑みを浮かべていて、ホッ。今回は浮気騒動でバタバタした瀬戸だが。早くもパリに向けて意欲を示していた。(・・)<入江もおつかれさま。>
トランポリンの森ひかるの予選敗退、サッカーなでしこは準々決勝敗退は本当に残念。(-_-;)
そして、昨日から陸上がスタート。走り高跳びで戸辺直人が1972年ミュンヘン五輪以来の予選突破。3000m障害で三浦龍司が日本新で予選突破しており、決勝が楽しみだ。みんなガンバ!o(^-^)o】
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さて、昨日30日には菅首相が会見を行い、東京都、沖縄県の緊急事態宣言を8月31日まで延長、8月2日から31日まで埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府に緊急事態宣言を発出、北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県にまん延防止等重点措置を実施することを発表した。(・・)
菅首相は、メッセージ性がないと批判されているのを気にしてか、冒頭部分はいつもより声を張って、発信力を強めようとしていた感じもあったのだけど。
話している内容に、特に「おっ」と思うような目新しいものもなくて、グダグダとこれまでと同じようなことを唱えていただけで、期待外れに。
mew的に最も印象に残ったのは、会見が1時間過ぎて、最後に行なわれた質問&答えだった。
Janes Defence Weekly 東京特派員の記者が「このデルタ株を見くびっていたことが、一番、今回の感染爆発の背景にあるんじゃないでしょうか。そして、その甘い根拠なき楽観主義の下で、またオリンピックをこうやって開催していることが感染をまた引き起こしているのではないでしょうか。
それで、総理は先ほど、国民の命と健康を守る責任として、感染の波を止めることだとおっしゃいましたよね。もし、この感染の波、止められずに医療崩壊して、救うべき命が救えなくなったときに、総理、総理の職を辞職する覚悟はありますか。明確にお答えください。以上です。」と質問したのだ。
首相は、この質問に正面から答えず。「インドからの入国対策を行なった」「オリンピックというのは、正に海外の選手の人と入ってくる方たちと完全にレーンを分けている」と回答。
進行役が「それでは」と会見を打ち切ろうとした。(・o・)
その時に、記者が改めて「辞職の考えについては。その覚悟について教えてください」と追い質問を敢行。
首相は、少しむっとした口調で「私がこの感染対策を自分の責任の下にしっかりと対応することが私の責任で、私はできると思っています」と答えたのだった。
これも「辞職する覚悟があるか」という問いに答えたことにはならないし。<辞職する覚悟はないのね。>既に過去最多の感染拡大という結果を導いておきながら、しかも、一体、何を根拠に「感染対策は私の責任でできる」と言い切れるのか・・・。むしろ、不信感を増してしまうところがあった。_(。。)_
尾身会長はじめ多くの専門家や識者が言っていることなのだが。今、一番大事なのは、国民が危機感を共有して、自分&周囲の人の感染拡大防止のために、もう少し我慢して行動を自粛しようと思うことだろう。(**)
尾身会長は、昨日の会見でも、「社会、国民が一丸になって、この今の危機を乗り越えれば、(+ワクチン接種が進めば)光が少しずつ見えてくる」と語っている。
「1つは言葉、メッセージ。(社会の)複雑な気持ちに寄り添ったメッセージというのを、しかも政府と自治体と一体にやる」「(そして)アクション。言葉に加えて政府、自治体、国のリーダーが今まで以上に汗をかいている・・・政府一丸になってやるんだというそのアクションですね。言葉とアクションが一体になるということが私は非常に重要だ」と。
でも、菅首相、菅内閣には、それがないのだ。(-"-)
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いや、菅首相は、昨日もとりあえず、コロナの感染拡大について懸念を示すような話はしているのである。
「全国の感染者は1万人を超え、これまでに経験したことのないスピードで感染が拡大している」「アルファ株より1.5倍感染力の強いデルタ株が、東京では感染者に占める割合は7割を超えて懸念される」「東京では30代以下の感染者の割合が7割に達し、中でも20代の感染者が連日1,000人を超え、40代、50代の重症者が増加傾向にあり、病床がひっ迫するおそれがある」「自宅で待機する方も増えている」。
そして、「デルタ株の出現によってこれまでとは変わり、若い世代の方々であっても重症化リスクが高まっており、感染後の重い後遺症に苦しんでいらっしゃる方がいる」とも。
mewは、こういう会見の場やTV、ネットの広報で、もっと若い世代の感染者が増えて、重症化リスクが高まっていることや重い後遺症に苦しむ人が少なからずいることをもっとアピールすればいいと思うし。メディアも、そうすべきだと思うのだけど。
若い世代には、それがほとんど伝わっていないのが実情だ。(-_-;)
その一因として、菅首相や閣僚たちが、は五輪開催や選挙のことも気にしてか、あまり危機的な状況であることを見せたくないのか、マイナスよりプラス要素の方をアピールしてしまうことがあるのではないかと思う。
昨日もそうだが、上のような状況を伝えながらも、高齢者のワクチンが進んだので、「感染が急拡大しても、重症者の割合は東京では人工呼吸器が必要な重症者の数は、1月と比較しても半分程度にとどまり、そのための病床の利用率も2割程度に抑えられて、死亡者の数も大幅に低い」とか、「重症化リスクを7割減らす画期的な治療薬が承認された」とかいう話を交えて、何とか国民を安心させようとするため、国民に危機感が伝わりにくいのだ。_(。。)_
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実際のところ、政府には感染拡大防止を行なう手立てがほとんどないのだろう。(-"-)
今のやり方では、「お一人お一人が高い警戒感を持って、感染予防を徹底し、慎重な行動を採るようにお願い」するしかないし。
要請に協力せずに、深夜まで酒類を提供する飲食店は野放しにされたままだ。わざわざ遠くから酒を求めて来る客も少なくないし、かなり利益も上がっているとのこと。そのような店を見ると、他の店も自粛しているのがバカらしくなって、7月以降は自粛解禁する店が増えているという。(-_-;)
<前も行ったけど。国がお金を出してでも、法律で権限を付してでも、もっと見回りを強化すべきだと思うんだけどな~。東京都の職員が、立て札をもって、お店に「ご協力お願いします」とか「外飲みは控えてください」とかやってても、ほとんど言うこときかないしね~。^^;>
菅首相は「他国はロックダウンしても、その後、感染者が増えている」として、自粛の強化を行なおうとせず。「ワクチン接種の効果が大きい」と、ワクチン接種を進めていることへの成果を強調するのだけど。
若い世代が2回のワクチン接種を終えるのは、順調に進んでも10~11月以降だし。(この辺りは、改めて書きたいが)2回接種したワクチンの抗体ができるのには1ヶ月近くかかる上、デルタ株に対しては2回では十分な効果が得られない(英国は3度めの接種を推奨)という報告も出ていて、ワクチンに依存していては、なかなか感染拡大が止められないのが実情だ。(-"-)
また尾身会長が、29日の参院内閣委員会の閉会中審査で、『「国民の70%が(ワクチンを接種)したとしても、おそらく残りの30%がプロテクト(防護)されることにはならない」と述べ、接種が一定程度進んでも、社会全体での「集団免疫」の獲得は難しいとの認識を示した』とのこと。
『「海外の文献などを分析すると、ワクチンは非常に有効だが、免疫の持続期間が数カ月後くらいに減少し、また感染することがある。実際に2度接種を受けた人でも(感染)ということがある」と語った』という。(産経新聞21年7月29日)』
<日本でも、ワクチン2回接種後でも感染した人が出ているし。南海キャンディーズのしずちゃんのように、一度コロナに感染した人が、また何ヵ月後かに感染する人も出ていて。(個人差も大きいようだが)抗体がどれだけ持つのか、わからない状況にある。(-_-;)
菅首相周辺の中には、秋までにワクチンの2界接種が50%を超えれば、感染拡大もおさまり、五輪成功とあいまって、支持率が上げられると見込んでいる人がいるようなのだが。その見通しは、かなり甘いと言わざるを得まい。(-_-;)
それにもかかわらず、「感染対策は私の責任でできる」と言い切る菅首相が、果たしてどのような対応を行なう気でいるのか。安倍前首相と同様、「言うだけ番長」で終わるのか。しっかりと見ておきたい。(**)
<そうそう。昨日は安倍前首相の桜前夜祭に関して、検察審査会が不起訴不当の審査結果を出していたことが判明したのだが。その話は、また明日にでも。>
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話は変わって・・・。昨日、丸川五輪担当大臣が、五輪の交通規制のために閣議に遅刻して、加藤官房長官から厳重に注意を受けたとのこと。
『丸川五輪相は30日、閣議に遅刻し、閣議の開始が7分遅れましたが、この件について次のように釈明しました。
丸川五輪相「高速の入り口がオリンピック対応で封鎖されておりまして、途中、都内が渋滞しておりまして。さらにもう1か所の入り口を目指しましたが、そこもオリンピックで封鎖されておりまして。遅れまして、大変厳しくご指導いただきました」(NNN21年7月30日)』
五輪担当大臣として、都民が今回の規制でどれだけ迷惑を被っているのか実感して欲しい&申し訳ないという気持ちを持って欲しいと思ったmewなのだった。(@_@。
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