今日8月15日は、終戦記念日だ。先の大戦が終わって、76年になる。(-"-)
mewは、かなり小さい頃から「戦争で死にたくはない」という気持ちが芽生えていて成長するにつれて、それが、どんどん強くなって。<また家族や親族、ひいては国民、世界の人々を戦争で死なせたくないという思いも広がって。>
ともかく「平和が一番」という理念を抱くようになった。
そして、戦後、懸命に平和を守ろうとしてくれ(曽)祖父母、父母の世代に感謝しているし。自分も次の世代にバトンを渡すまでは、何とかこの国の平和を守ろうと思って来た。(・・)
で、オトナになってからも、中高生や若い人たちから「何か将来に願いがあるかときかれると、「私は戦争で死にたくない!」と必ず答えているし。
「いつまで生きるかわからないけど。とりあえず、あと数十年は日本が戦争しないように、巻き込まれないようにして欲しい」「だから、オトナなったら、きちんと選挙に行って、政治をコントロールして欲しい」と本気で頼んでいる。(-人-)
* * * * *
それが、昨夏あたりからは、「私は戦争とコロナでは死にたくない」と言うようになっている。(++)
これは以前にブログに書いたかどうか忘れたけど。知人の祖母(80代)が、「ともかく、できるだけ家にいてよ。外に出たらアブナイから」と娘に言われて、こんなことを言っていたという。
「そんなことを言われると、戦時中を思い出すわ。小さい頃、よく、『外に出ちゃいけない、いつ爆弾が落ちて来るか、銃弾が飛んで来るかわからない』と親に言われたものよ」
<一部地域では、米軍機が低空飛行して、空から子供たちを含む一般住民をめがけて、機関砲のようなものを撃つことがあったという。>
mewも、同じような気分だ。(-"-)
どこにコロナ・ウィルスがあるかわからない。どの人が、私にウィルスのはいった飛まつを浴びせるかわからない。
私はアレコレ持病があるので、もし感染したら、重症化や死亡のリスクが高いと医師から言われている。でも、アナフィラキーの経験や強いアレルギーがあるので、ワクチンも当面は控えた方がいいとのこと・・・。
そうなると、もうできるだけ外に出ずに、家にいるしかないのだ。_(。。)_
昨年の春から、顧客(?)の感染防止も考えて、仕事1の営業の範囲も縮小。自分の感染防止のため、仕事に行くのも減らした。電車やバスなどの公共機関も、この1年半、ずっと使っていない。外食も1回もしていない。友人にも(直接)会っていない。
買い物も密のない換気のよさそうなスーパー(1階部分のみ)やコンビニでしかしない。あとは通販か、家族に買って来てもらう。mewにとって一番の娯楽施設である競馬場も行っていない。^^;
こんな生活が、昨年の3月から、もう1年半近く続いているのだ。(ノ_-。)
それでも、政府や自治体(mewは東京都)が、一般の人々を守るために、懸命に頑張ってくれていたなら、このような生活&我慢も致し方ないかなと思うし。もう少し頑張ろうかという気になるのだが・・・。
今、東京で1日5千人、全国で2万人以上の新規感染者数が出るような感染爆発に至り、医療崩壊が起きている・・・この悲惨な状況は、半分以上、政府と自治体と無思慮な国民が作り出した人災としか思えない。(ーー゛)
でも、これも戦争に似ている部分があるかも知れないのだが。
政府や国会議員の中にも、政府のブレーン、関係者などの中には、一般の人々の生活や生命は目に入れず、思いも寄せず。ただ、国家の維持や政治経済的な損得、数字だけで、物事を見て、考える人たちが少なからずいるのだ。(ーー゛)
日本のコロナの感染状況は「さざ波」だと。今も感染者は増えたものの、ワクチン接種が進んだので、死亡者は増えてないので、さほど問題はないと。
そして、メディアが感染者数が増えた、医療が逼迫したと煽るから、国民が政府の対策が失敗していると誤解するのだと。
この死亡者数なら、さしたることはないので、早くインフルエンザと同じ5類の感染症に変えるべきだと。重症化は避けるべきひどい風邪として扱えば、医療や保健所もこんなに大変にならないし。国や自治体の予算も余計に使わずに済むし、国民もふつうに経済活動ができて、国の経済力が上がるのに・・・と主張する人たちがいるのである。(@@)
<主に国力重視の保守派や、経済の数字や利益&コスパ重視の新自由主義の人たちね。(-"-)>
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最近も、こんな記事を読んで、mewはボーーー然とさせられた。(・o・)
竹中平蔵氏は、菅首相が信奉する経済ブレーンで、小泉、安倍政権の頃から行政府に深く関わっている人。
高橋洋一氏は、いわば竹中氏の子分のような存在で、今年5月に「さざ波」発言で辞任するまで、内閣官房参与として菅首相のブレーンを務めていた人だ。<詳しくは後述。>
『高橋洋一氏「さざ波さらにちっちゃく」竹中平蔵氏との対談動画で
嘉悦大教授で経済学者の高橋洋一氏が、7日公開された慶応大名誉教授でパソナグループ会長の竹中平蔵氏のYouTubeチャンネル「平ちゃんねる」に出演。日本の新型コロナウイルスの感染状況を「さらに小さなさざ波になっちゃってる」と発言した。
高橋氏は内閣官房参与だった5月、ツイッターで日本と各国の感染者数を比較したグラフを示し「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止かというと笑笑」と投稿。その後、緊急事態宣言を「屁みたいなもの」と表現したことなどを含め、参与を引責辞任した。
ともに元財務相官僚で旧知の高橋氏と竹中氏。この日公開された動画は対談形式で展開。収録日は明らかになっていないが、竹中氏が「ウイルスも生き延びようとしていて、変異しているわけで、感染力は強まるけど弱毒化していくけで。重症者はちょっと増えて500人台でしょ。ピーク時の3分の1。史上最大の感染だって言ってるけど…」と話すと、高橋氏は「全然大したことない。私、さざ波って言って怒られたでしょ。まさしく正しいんだけどね。世界から見れば。さざ波よりさらにちっちゃくなっちゃって」と応じた。
竹中氏も「さらに小さなさざ波になっちゃってるわけで。死者なんて10数人になってしまってるから」と同調すると、「そうそう、いいじゃない」と高橋氏。
竹中氏は「毎日ね、日本は自殺者が50~60人いるんですよ。そういう国で経済を悪くしたら、また増えるわけで。命か経済かというわけですけど両方とも命なわけですから。その辺がいっこうに改まらない。その背後に学者の村社会とゆがんだ吹聴をするだけのメディアがあるという構図」と分析した。
高橋氏はそれを受け「(政府の)分科会の人ってリスク管理ができていない。我々の世代はワクチンを打っているからだいたいは大丈夫。打ってない世代がどのくらい死ぬかというと、交通事故より死亡確率は低い。交通事故が心配だからって、東京都内で交通を全部、止めるかというと止めるわけないでしょ。何を言っているのという感じ」と疑問視した。(デイリースポーツ21年8月7日)』
竹中平蔵氏は、最も新自由主義的な思想を日本の政治に持ち込んで、広めて行く役割を果たした人物。<米国&経済界に重用され、小泉政権にはいり込み、利益重視の競争社会人件費、諸経費カットのコスパ重視で、郵政民営化など何でも民営化の傾向、非正規労働者の増加などなど日本の社会構造を変えちゃったんだよね。(-"-)>
菅首相は、小泉政権時代に、竹中総務大臣の下で副大臣を務めてから、竹中氏を信奉。基本的には、同じような思想を持っている。<首相になって、最初に会ったのも竹中氏だった。>
また、今年5月まで菅首相が内閣官房参与(ブレーン)として任用していた高橋洋一氏も、財務官僚時代に、小泉政権で竹中平蔵経済財政政策担当大臣の補佐官を務めて以来、竹中氏の弟子のような感じで、政府や経済界と関わっている。^^;<この人は東大の数学科卒だから、数字やグラフ分析を重視しちゃうのかもね。>
高橋洋一氏は今年5月、自らのツイッターに、欧米と比べて日本のコロナ感染状況は「さざ波」だと。また緊急事態宣言は「屁のようなもの」だと投稿。これが大批判を浴び、辞任をしたばかりなのだが。仮に収録が、公開より少し前に行なわれたとしても、7月下旬にはもう感染者が1万人を超えていて、すぐに重症者や死亡者が増えるのはわかっているはず。
ただ、彼らから見れば、コロナの死亡率は1.4%ぐらいになっているし。<ワクチン接種が進めば、もっと減るはずだし?>
日本では毎日、1日に3千人ぐらい死者が出ている中、がんによる死者は約1000人、心臓疾患が約500人いるのに、コロナ感染による死者は今でも1日に20人程度のさざ波なのだから、騒ぐ必要はないと言うのかも知れない。(-"-)
彼らには、たぶん生身の人間が、コロナウィルスの感染や重症化、死亡をどれだけ恐れているのか。そのために、どれだけ生活の中で、経済的にだけでなく、精神的にもダメージを受けたり困ったりしているのかという感覚、考え方がないのだ。(-"-)
<自殺者の問題でもね。政府や自治体などがきちんと経済的支援や精神的なケアを行なえば(&先に希望が見えるような施策をとれば)、自殺に至らずに済むかも知れないと思う。(++)>
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そして、mewは彼らのやりとりを見ていて、何か戦争中の軍部や行政府の幹部やブレーンのことを思い浮かべてしまうところがあった。(-"-)
<決して、こじつけではなくてね。だから、この記事は終戦記念日にアップしようとキープしておいたぐらいで。>
まあ、まともな感覚を持って、ひとりひとりの人生や家族のことなど考えたら、赤紙で強引に徴兵して、(最後の方は)兵士として適性のないよう人まで、とりあえず人数を集めて、強引に過酷な中国、東南アジア、南方諸島に送り込んで、無謀な計画、指示の下で戦わせるとか。武器や食料、医薬品の補給も行なわない(行なえない状況にしてしまう)とか、できないと思うのだけど・・・。
自分たちは安全な場所にいて、「このぐらいの戦死者数なら大丈夫」「あとには引けない」と、無謀な戦い辞めようとしなかった人たちのことを、その結果、国内の多数の一般国民の命や生活を奪ってしまった人たちのことを、ふと思い重ねてしまう部分があるのだ。(-"-)
何か話がややジグザグしてしまったのだけど。<5類健変更の話はまた後日にね。>
菅首相は、安倍前首相ほど軍事とかには興味ないけど。新自由主義思想はかなり強いので、竹中氏らのような考え方や意見の影響を受けて、数字ばかり見ていて、コロナ対策を行なっているとすれば<&ワクチン接種さえ進めば、OKなのだと思い込んでたとしたら>、結局のところ、感染者もしっかり減らない(すぐにぶり返す?)、医療体制もなかなかもとに戻らない、一般国民レベルの生活、経済ももとに戻らないということになるわけで。
戦争に準じるぐらい安心した生活を失っていることに大きなストレス&ダメージを受けている身としては、早く菅政権を見直して、抜本的にコロナ対策を変えてもらわなければならないと強く思うmewなのだった。(**)
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