【2日の東京パラ・・・競泳男子550m自由形(運動機能障害S4)で鈴木孝幸(34)銀メダル。出場した5種目全てで金1つを含むメダルを獲得した。
また、競泳女子50m背泳ぎ(運動機能障害S2)で山田美幸(14)が2個目の史上最年少となるメダル獲得(銀)。<上肢に欠損がある選手は、頭でゴールするのだけど。何かクッションみたいなものがはいっているらしいのだけど、スゴイ勢いでゴツンって壁に当たったら大丈夫なのかな~って心配しながら見てる。^^;>
車いすテニス女子シングルス準決勝、上地結衣がロンドンの準々決勝、リオの準決勝で負けたファンクート(オランダ)に、「やっと、三度目の正直」でストレート勝ち。パラでは初の決勝進出を果たした。
男子の国枝慎吾(37)も、ダブルスで負けたリード(英)に勝って決勝進出。2人とも、決勝で最高のプレイを。ガンバ!o(^-^)o 】
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昨日、自民党の総裁選に出馬を表明している岸田文雄氏が会見を行い、自ら考える「コロナ対策」を発表したのだが。対策の中身が、mewの考えと8割以上一致していて、期待が膨らんだ。(^^)
<特によかったのは、『たぶん良くなるだろう』ではなく、常に最悪の事態を想定して危機管理を行う」という姿勢。これはリーダーの必須条件だと思う。「国民の協力を得る納得感ある説明をしていく」のも大事。
XX庁まで設ける必要があるのか、数十兆円も使えるのかは「???」だけど。野戦病院作りに加え、国民の生活や小規模事業の支援を積極的に行なったり、無料のPCR検査の拡充をしたりすることは評価。
そして、会見がダメダメの菅首相と差別化するためか、フリップを使うなど工夫して、わかりやすい説明を心がけていたのも好印象だった。(・・)>
『自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補を表明している岸田文雄前政調会長(64)=岸田派=は2日午前、国会内で記者会見し、総裁選に向けて「医療難民ゼロ」や「ステイホームを可能にする経済対策」などを柱とする政策を発表した。菅義偉首相(72)=無派閥=が総裁選先送りを模索して党内で反発を招く中、岸田氏は粛々と政策を訴え、準備をアピールしている。
「新型コロナウイルス対策についての説明が十分なのか、現状認識が楽観的過ぎないかという声が多数ある。こうした声を踏まえて対応したい」。岸田氏は記者会見でこう述べ、政府の新型コロナ対策には改善すべき点が少なくないとの認識を示した。(毎日新聞21年9月2日)』
『・・・感染症対応を一元的に担う「健康危機管理庁」(仮称)を設置するほか、国主導で「野戦病院」のような臨時の医療施設開設を進め、「医療難民ゼロ」を実現することを掲げた。
健康危機管理庁は、公衆衛生上の危機に対応するため、内閣府の常設組織として設置し、担当閣僚を置く。岸田氏は「感染症の時代と言われる現代において危機にどう対応するか、平時から態勢を考えておくことは大事だ」と説明した。
数十兆円規模の経済対策を速やかに実施することにも言及し、地域・業種を限定しない事業規模に応じた「家賃支援給付金」や「持続化給付金」の再支給を盛り込む方針を示した。予約不要の無料PCR検査所を拡大し、人流抑制や医療人材の確保のため、国や地方自治体がより強い権限を持てるように法改正することも訴えた。
岸田氏は、「国民の協力を得る納得感ある説明をしていく。『たぶん良くなるだろう』ではなく、常に最悪の事態を想定して危機管理を行う」と強調した。(読売新聞21年9月2日)』
ところで、2012年末から続く安倍ー菅政権の最もよくない点の一つは、「国会を軽視している」ことだろう。(**)
国民主権の日本では、国会こそが最も重要なものなのに<政治的美称かも知れないけど、国権の最高機関なんだよ>・・・。
国会は法律や予算を決めるだけでなく、質疑を通して国民に政府や各野党の考え、国政の現状などを伝える場でもあるのだ。(・・)
でも、安倍ー菅政権は、ともかく国会を開きたがらない。首相は国会に出たがらない。必要な参考人も呼びたがらない。首相や閣僚、官僚が、質問に正面から答えない。まともに答弁を行わない。<時に野党や国民をおちょくったような答弁を繰り返す。>
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特に今年は、コロナ対策、五輪・パラ問題、閣僚・官僚の不正接待、自衛隊のアフガン派遣などなど国会で議論しなければならないことが山ほどあるのに、菅自民党は、都議選&五輪を控えていることもあって、通常国会を延長せず、6月16日に閉会。
その後、野党が憲法53条に基づき、臨時国会を開くように要求しているのだが、国会を開かないまま衆院選を行おうとしている。(-"-)
そこで、昨日2日、野党4党(立民、共産、国民、社民)は共同で、「国会拒否は違憲」だとして、自民党に抗議を行なった。(++)
『立憲民主党など野党4党は、憲法53条に基づく臨時国会召集の要求を拒否した与党側に対し、「明白な憲法違反」と共同で抗議声明を提出しました。
抗議声明では、「新型コロナ感染症が拡大する中、速やかに臨時国会を召集し補正予算などの措置を取ることが必要不可欠」と指摘。臨時国会見送りは「明白な憲法違反で国権の最高機関としての役割を放棄するに等しい」と強く批判しました。
立憲民主党 安住淳国対委員長「(臨時国会を)やらないまま選挙になれば、明らかに戦後初めて憲法違反をおかした内閣・政府与党ということになります」
自民党 森山裕国対委員長 「(憲法53条には)いつまでに召集しなければならないということが明記をしてあるわけではありませんので」 (TBS21年9月2日)』
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森山国対委員長は、憲法53条にいつまでに召集しなければならないということが明記をしてあるわけではないと反論したのだが。
じゃあ、憲法53条は「いつまでも開かなくていい」という趣旨であるかと言えば、そうではあるまい。良識ある議員たちが状況に応じてきちんと考えて、相当な期間内に開くことを予定(期待)していたはずだ。^^;
ちなみに、自民党が2012年に発表した憲法改正案では、現行憲法第五十三条の「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」の後段部分を改正。「要求があった日から二十日以内に臨時国会が召集されなければならない」としている。
何と自民党は、要求があって20日以内に臨時国会を召集するのが妥当だと考えているのだ。(・o・)
<というと、改憲派から、国会を20日以内に開くべきだと思うなら「憲法改正に賛成しろ」という意見が出るのだが。別に改憲しなくても、法律で決められることだし。国会対策のスタッフに良識があれば、せめて1ヶ月以内には開かないとって思うよね。(++)>
でも、菅首相は今、9~10月の総裁選(+人事)や衆院選のことで頭がいっぱいで、国政も国会も軽視している感じ。自民党議員の多くも、総裁選や衆院選に気持ちが行ってしまっており、日本の国政は停滞状態なのだ。
『立憲民主、共産、国民民主、社民の4党は1日、国対委員長会談を国会内で開き、臨時国会の召集要求を自民党が拒否したことについて対応を協議した。自民への抗議声明を出すことや、政府に対する合同ヒアリングの開催を今後も継続することで一致。臨時国会の召集要求に応じず、総裁選に向けて主導権争いを活発化させる自民との差別化を図る構えだ。
4党はこの日、アフガニスタンへの自衛隊機派遣の検証や、新学期が始まった学校での新型コロナウイルスの集団感染の防止策などについて、関連省庁からヒアリングする方針を確認した。立憲の安住淳国対委員長は会談後、記者団に「今日も自民の議員は国会に誰もいない。野党の議員だけ真面目に来てやっている。自民の議員はどこにいて何をやっているのか」と指摘。「野党としては現下の政策課題に対して、任期ぎりぎりまで自分たちの職責を果たす」と述べ、自民との違いをアピールした。
野党はこの日の会談で、自民に対する抗議声明を出すことも決めた。共産の穀田恵二国対委員長は記者会見で「憲法違反であり、(政権にとって)医療体制の逼迫(ひっぱく)と、営業や暮らしの困難など国民の窮状が全く眼中にないということの表れだ。命を守る上でどうしても今、必要なのは政権交代だ」と強調。社民の福島瑞穂党首も会見で「国民不在の自民党抗争劇など見たくはない。そんなことをやっている暇があるなら国会を開き議論すべきだ」と批判した。
一方、加藤勝信官房長官は会見で「要請があれば召集を決定しなければならないが、召集時期については内閣に委ねられている。臨時国会そのものをやらないと言っているわけではない」などと反論した。
立憲など野党4党は7月、衆参いずれかの総議員の4分の1以上の要求があれば、内閣が召集を決定しなければならないと定める憲法53条に基づき、臨時国会の召集を求めたが、自民は8月31日、召集を拒否した。【宮原健太、佐野格】(毎日新聞21年9月2日)』
でも、本当は、誰よりも国民がもっと「国会を開くべきだ」と怒るべきだと思うし。是非、次の衆院選では、自民党が国会軽視を続けて来たものもアタマに置いて、投票先を考えて欲しいと思う。(・・)
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最後に・・・。菅首相は今日3日に、自民党の臨時役員会などを開き、二階幹事長らを交代させる党役員人事の一任を取り付けることにしている。
ただ、一般に総裁選、衆院選で勝利した後、新たな人事や内閣改造を行うのがふつ~であって。総裁選や衆院選で支持を集めたいがために、その直前に人事を行うのは異例なことで、自民党内でも「禁じ手」との批判が出ている。(-_-;)
『菅総理はきのう、自民党の二階幹事長と会談し、総裁選に出馬する意向を伝えたほか、6日に党の役員人事を行う考えを伝えました。菅総理は二階幹事長ら党の4役を代えることで、刷新感をアピールし、今後の総裁選や衆院選での勝利を目指す狙いで、役員人事に伴い閣僚の一部交代も行う方針です。自民党内では、小泉氏、河野氏、萩生田氏、野田氏、石破氏らが党や内閣の要職に就くとの見方が出ています。
菅総理はきょう、臨時の役員会と総務会で人事の一任を取り付けたい考えですが、総務会のメンバーの1人は「総裁選前に人事をやるなんて永田町では完全な禁じ手だ」と指摘していて、一任の取り付けが難航することも予想されます。(TBS21年9月3日)』
TVのコメンテーターの中には、「ここで泥舟に乗りたくないと、話が来ても断る人が多いのではないか」と言う人もいたりして。^^;
一任の取り付けや人事が難航した場合、菅首相の求心力がますます低下するかも・・・と思うmewなのだった。(@_@。
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