先日、『立民受給の助成金は、石原等とは違う!・・・』という記事を書いたのだけど。<この日のブログの評価は、かなり低くて残念。>
先日も書いたように、自民党の石原伸晃元幹事長や岡敏孝環境副大臣の受給した「雇用調整助成金」と立民党や公明党の議員が受給した「両立支援等助成金」はまったく性質や制度趣旨が異なるものなのだ!(**)
でも、xtcさんもコメントに書いて下さったように、メディアでは、どちらも同じ「コロナ助成金」として扱われ、「立民党も助成金」を受けていた。ブーメランだ」と批判される材料になってしまったのは、本当に残念でならない。(ノ_-。)
また、立民党議員は、最近、与党や維新、保守系メディアからだけでなく、(とりあえず仲間だったはずの?)国民党や連合からも批判しまくられて、少しメンタルが弱っているのかも知れないけど。
ひとりの国会議員としても、その違いをきちんと国民に説明して、給付の返還も行わないで欲しかったと思う。(-"-)
<まあ、一生懸命に説明しても、メディアが取り上げてくれなければ、国民に伝わらず。誤解を解くのが難しいというジレンマもあるのかも知れないけど。_(_^_)_>
昨年2月末、当時の安倍首相が突然、「学校を休校して欲しい」と要請。3月から5月まで、小中高大が休校となり、6~7月頃までなかなか通常授業には戻らず。
子供たちも大変だっただろうけど。働いている保護者(特に小さい子供がいる母親)が、なかなか通常時のように家を空けられず。仕事を休まざるを得ない日が増えたものの、収入が減ると生活に支障を来たすため、困るという声が多かった。
そこで、政府は、働く親が子供の休校のために仕事を休んだ時の収入を補填するために、この制度を作ったのだ。しかも、これは事業所が得るのではなく、事業所を通じて本人が受け取るものであって。国会議員やその団体が利益を得るものではないのである。(++)
* * * * *
立民党の阿部知子氏の場合も、「昨年、私設秘書の子どもが通う小学校が臨時休業となり、3~6月の4カ月間に計24日間の有給休暇を取得させた」「気兼ねなく休んでほしいという願いから助成金を申請し、約24万円を受給した」とのこと。
15日に、ツイッター(@abe_tomoko)にアップした文書や投稿で、このように説明していた。
『コロナ休校助成金のことで、皆さんからお問い合わせを頂いております。昨年のコロナ感染拡大防止の学校休校に際し、地元事務所に勤務する私設秘書が、お子さんの預け先などで大変苦労をしておられましたので、両立支援の助成金制度を利用して有給休暇をとることを進め、事業所として手続きをとりました。』
『私としてはあくまでも仕事と家庭の両立支援を進めたいという思いと、このコロナで休校となった子ども達に寄り添う時間を保護者に、と思いました。制度的には育児休暇や介護、看護休暇と同様の有給休暇になります。ただ今回、十分な国民への説明やご理解を得てない状況に鑑み、返金する事と致しました。』
『コロナ休校助成金はその正式名称を新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金と言います。昨年三月突然の学校休校に伴って、保護者が有給で休みを取れるように考えられた制度で、財源は雇用保険に入っている場合は保険料から、それ以外は一般財源から、事業所を介して本人に支給されます。』
『コロナ休校助成金は、当初は事業所から申請する仕組みでしたが、働く側からは事業主に頼みにくい、或いは働きかけても申請してくれない等で、働く人からも申請ができるよう、制度は改善されてきました。子供にとっては休校で学校という居場所や友達との関係も途切れること、保護者の寄り添いが必要です。』
立民党の泉代表をはじめ幹部も、積極的に説明に努めると共に、阿部知子氏らに返すべきでないと言って欲しかった。(-_-;)
話は変わって、大阪府知事で維新の会の吉村博文氏は、衆院議員が在職1日で1ヶ月分100万円の文通費(文書通信交通滞在費)を得ていたことなどに関して、国会議員に対して「国民の税金に群がるシロアリだ」と、かなりきつい批判を行っているのだけど・・・。
本人もかつては、シロアリだったことが次々と判明している。
本人も15年10月に衆院議員を辞職した際に、在職1日で10月分の文通費100万円を満額受給していたことが発覚。<しかも、意図的に10月1日に辞めたのではないかとの話もある。>
さらに、14年12月に大阪市議会議員を辞職した際にも、在職2日でボーナスに相当する期末手当と12月分の月給にあたる歳費を満額受給していたことが「週刊文春」の取材でわかったという。(・o・)
『維新・吉村副代表 大阪市議時代に在職期間2日で『議員報酬などが満額支給』と判明
日本維新の会の吉村洋文副代表。大阪市議時代に市議としての在職期間が2日間にもかかわらず、議員報酬などが満額支給されていたことが分かりました。
吉村副代表は大阪市議だった2014年12月、衆議院選挙に出馬するために市議を辞めました。市会事務局によりますと、吉村氏は当時、ボーナスに相当する期末手当を満額の238万6200円と12月分の議員報酬77万6000円を受け取ったということです。
吉村副代表が市議を辞めたのは12月2日。しかし、吉村副代表は11月25日に衆院選の候補者として公認を受けていて、11月中に市議を辞職していた場合、条例に基づいて支払われる期末手当は8割に、12月の議員報酬は支給されないことになります。
これについて吉村副代表は12月15日、2014年12月2日の衆院選の公示日に自動失職するまで市議としての任務を全うしたと述べました。
(日本維新の会 吉村洋文副代表 12月15日)「市議会議員としての仕事を全うできる最後の日が立候補の日までですから、そこまで全うしたということです。それが何かの問題があるとも思っていません」
吉村副代表は受け取った報酬などについて『返還するものではない』としています。
(日本維新の会 吉村洋文副代表 12月15日) 「期末手当がどうなったらもらえるとか考えて、辞職日とかを操作してるわけではありません。お金のことを考えるようであれば政治をすることはないです。お金だけ考えたら民間の方がもうかるわけですから」
一方、松井代表は次のように話しました。
(日本維新の会 松井一郎代表 12月15日)「当時、意識が薄かったということは、今後の課題として考えていきたいと思います」
吉村副代表はこれまでいわゆる『文通費』について強く批判していましたが、その後、自身も同様に在職1日で100万円を満額受け取っていたことが分かり、寄付という形で全額返金しています。(MBS21年12月15日)』
<寄付って言っても、維新の会の政党に寄付しているんだからね。(-"-)>
吉村氏は会見で、この件を問われ、このように説明(反論?)をしたらしい。
<何かこういう人って、自分が他者を批判している時は嬉々としてイケイケなんだけど。自分が、何か言われるとムキになってアレコレまくし立てて、反論しちゃうのよね。(~_~;)>
『吉村知事は「法律上の自動失職が立候補した日になるので、失職するまで市議会議員の任務をしたということ」と返答。「12月2日に辞職した理由」を尋ねられると、「辞職届は出していない。法律上の失職日が立候補の日。法律上、失職となるまで市議会議員の仕事をやった、ただそれだけのこと」とした。
その後、「文通費(文書通信交通滞在費)の件で100万円の満額支給の話があったと思うが、文通費の件を含めて今回の件をどう考えているか」と言われたが、「それ(市議会議員の職務まっとうによる自動失職)が何か問題があるとは思っていない」とした。
自身が1日だけ文通費を受けていた経緯を改めて説明。「文通費が、期末手当がどうなったらもらえるかを考えて辞職日を操作しているわけではない。操作するなら、そのときどきで最後までやった方が選挙のリスクを受けることなくもらい続けられる。そこだけ言われるのは非常に心外。お金のことを考えるなら、政治をすることはない。民間の方がもうかる」と語気を強めた。
「歳費などを考えて、あえて12月2日、12月をまたぐようにしてやめたということではない」と念を押されると、「ないです。辞職届を出してないんですから」と即答。』
『125万円の返還について問われると、「ルールを変えていただかないと。みんなルールの中でやっている。返還するようなものでもないと思う。それでいくと、国会議員は10月1日にやめたが、後期のボーナスってたぶん受けてないと思う」と振り返った。具体的なルール変更に関しては「大阪市なら大阪市、府なら府、国なら国で決まっていること。それぞれの議会、法律できちんと変えていくようにしないといけない」と返答。
その後「僕だって(当時)11月の下旬に急きょ現職の方から(大阪)4区の差し替えで決まった。市議会議員だったが、急きょ出ることになって、準備しながら、市議会議員の仕事もして自動失職になった。『何で11月にやめてないの』って今から言われても、それはちょっと違うでしょうという風に思う」と再び不快感を示した。
さらに、「支給がおかしいなら、その制度をきちんと変えていく必要があると思う。ちなみに、自動失職にしてもそうなっている方もたくさんいると思う」と言及。「『何日になったらナンボもらえる』と計算するんであれば、そのときの任期にしがみつく。それじゃなければ政治はやりません。いろんなところから『アホ、ボケ、カス』言われながら。お金のことを考えるなら、弁護士時代の方が圧倒的に稼げる」と考えを示した。』(デイリーS21年12月15日)
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そう言えば、維新OBの橋下徹氏が、吉村氏に代表を受けて欲しいと言っていたのを受けて、こんなこと言っていましたっけ。
『吉村氏は「橋下さんはいつも僕に押し付けるんですよ!そこまで言うなら、橋下さんが戻って来て、やったらいいと思うんですけどね。民間人になって、着ける時計もどんどん高級になっていくしね」とチクリ。「それを横目で見ながら、僕は“かごの中の鳥”みたいになっていて。『吉村が代表や!』って言うから、ちょっと待ってって感じですよね」とクレームを入れていた。(スポニチ21年12月4日)』
吉村氏は、維新にスカウトされて議員になる前は、やしきたかじんさんの顧問弁護士もやっていたそうだし。有名人やアレコレの企業の顧問になって、儲けていたのかな?<てか、mewは橋下くんの時計に目が行ったこともなかったよ。^^;>
そんなに窮屈なら、とっとと「かごの鳥」の府知事なんて辞めて、稼ぎのいい弁護士に戻ってもいいんですよ。(・・)
そろそろメディアも、吉村氏を持ち上げるだけでなく、問題のある部分もきちんと伝えて欲しいと思うmewなのだった。(@_@。
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