【全豪テニス・・・ダニエル太郎が、元王者マレーに6-4,6-4,6-4のストレート勝ち。自身初の四大大会3回線に進出した。"^_^"
120位の予選上がりのD太郎と113位WCのマレーの対戦だったのだけど。スコットランド出身のマレーは豪州にファンが多いので、大きめのコートに配されて、観客もいっぱい。2人のプレーやゲームのレベルも4回戦ぐらいはあったかも。D太郎は、もともとクレーやラリーが得意だったのだけど。昨年から大きく進化したそうで、錦織に負けないような攻撃的なパッシング・ショット、ドロップ・ショットや時にはネット・プレーを見せていた上、錦織も負けちゃう200キロ超のサーブを打って12本もエースをとってたりして。今までで見た太郎ちゃんの試合で、最も本当に素晴らしいプレーだった。(^^♪<観衆の9割が太郎がいいショットを決めても拍手しなかったのは残念。でも、めげずに勝ってエライ。太郎は米、西育ちだから、オンコート・インタビューで、錦織より流暢な英語も披露して、チョット観客の心を掴んだかも。>3回戦も、攻撃的な姿勢で頑張って欲しい。
女子は大坂なおみが順当に3回戦に進出した。ダブルスも含め、みんなガンバ!o(^-^)o】
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さて、mewの大きな願いは、安倍元首相&高市早苗氏らの超保守仲間の党内での勢力や国政への影響力を減退させて行くことにあるのだが。
岸田陣営は、安倍・高市氏らの主張や要望にすぐに応じず。自分のペースで主体的に言動、判断をするケースがどんどん増えていて、実に好ましいことだ。"^_^"
16日に『岸田・麻生が安倍・高市と経済政策で対立。安倍パワー削減を願う・・・』という記事を書いたのだけど。
岸田首相は、支持率が上がったせいか、かなり自信をつけて来た様子。17日の施政方針演説でも、岸田流の「(脱アベノミクスの)新しい資本主義」をアピール。ついには、世界経済フォーラムのダボス会議においても、アベノミクス転換の必要性を強調したという。(@@)
『18日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)関連のオンライン会合で講演し、「『新しい資本主義』によって世界の流れをリードする」と表明した。安倍晋三元首相の経済政策アベノミクスについて「持続可能で包摂的な日本経済に変革していくためには不十分なことは明らかだ」と指摘し、政策転換の必要性を強調した。(時事通信22年1月18日)』
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また、岸田首相が安倍氏や高市氏の戦前志向の超保守派とは、安保外交や歴史認識などに関する考え方が、大きく異なっている。(・・)
安倍氏らの超保守派が中朝韓を敵視し、衝突もいとわず攻撃的な言動を行なうのに対して、岸田首相は中朝韓との外交関係でもバランスをとろうとする。そのため、ここに来て、両者の意見が対立するケースが次々と生じている。^^;
中国がらみで言えば、「北京五輪の外交ボイコット」や「対中非難決議」の件がそうだ。(@@)
昨年12月6日、米国のバイデン大統領が、今年2月に北京で開催される冬季五輪を外交ボイコットをすると発表した。中国の新疆ウイグル自治区における人権侵害を理由に、政府関係者を派遣しない方針を示したのだ。
西欧の多くの国々もこれに共感。安倍氏も含め、自民党の保守勢力も、当然にして、日本は直ちに米国に追随するものだと思い込んでいた。しかし、岸田首相は、なかなか正式に政府の方針を発表しなかったため、超保守勢力はかなりイラ立っていたようだ。(~_~;)
『自民党の安倍晋三元首相は13日のBS日テレ番組で、2022年の北京冬季五輪の対応は日本が各国を主導すべきとの認識を示した。「中国に対する政治的なメッセージは日本がリーダーシップをとるべきだ」と主張した。
外交ボイコットを巡る対応について「ここで時を稼いでどういう利益があるのかということだ」と強調した。(日本経済新聞21年12月13日)』
『それは12月14日の夕方のことだった。自民党の高市早苗・政調会長や古屋圭司・政調会長代行、下村博文・前政調会長らが首相官邸の岸田首相の元を連れ立って訪問した。面会の要件は、来年の北京五輪について外交団や政府関係者を派遣しない、いわゆる「外交的ボイコット」を求めるためだった。それぞれ立場はウイグル、チベット、内モンゴル関連の議員連盟会長としてということではあったが、現職の自民党幹部、しかも党四役の1人の高市政調会長が首相官邸に直接乗り込み、政権の「外交政策」に注文を付けるのは珍しい事態だった。
このとき、自民党内では既に外交部会で北京五輪の外交的ボイコットを求める声が相次いでいたほか、保守色が強い議員グループが7日の段階で首相官邸を訪れボイコットをするよう強く申し入れていた。(NNN21年12月18日)』
しかし、岸田氏は誰を派遣するか落としどころを考え、なかなか正式決定しようとsなかった。
結局、12月23日、岸田首相と安倍氏が、表向きは「年末のご挨拶」ということで、20分ほど会談。翌24日になって、ようやく政府関係者は送らないと、北京五輪の外交ボイコットを正式に発表したのだが。保守勢力は、態度の表明が遅過ぎるとかなり怒っていたようだ。^^;
『自民党の高市政調会長は27日放送のインターネット番組で、政府が北京冬季五輪・パラリンピックに政府代表団を派遣しない方針を決めたことについて「判断が遅きに失した」と苦言を呈した。(読売新聞22年12月27日)』
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実は、この時、安倍氏や高市氏らが中国がらみで立腹していたことが、もう一つあった。(++)
自民党+αの超保守勢力は、昨年の通常国会で中国の人権侵害に対する非難決議を行なおうと考えていたのだが、東京五輪前だったこともあってかできず。そこで、衆院選後の臨時国会で、是が非でも決議を行なうようにしつこく要望していたのだ。しかし、岸田首相と茂木幹事長が、これに応じようとしなかった。^^;
『自民党の高市早苗政調会長らは17日、中国を念頭にした人権侵害への非難決議案を臨時国会で採択するよう茂木敏充幹事長に求めたが、「今はタイミングではない」と受け入れられなかった。高市氏は内モンゴルの人権問題に取り組む議員連盟会長の立場で申し入れた。政調会長の提案が幹事長に拒否されるのは異例。
決議案は四つの議連が中心になってまとめた。同席したウイグル関係の議員連盟会長の古屋圭司・政調会長代行によると、前外相の茂木氏は来年2月の北京五輪に公的な外交使節団を派遣しない「外交ボイコット」について世論の注目が高まっていることを理由に、「タイミングがよくない」との考えを示したという。(朝日新聞21年12月17日)』
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安倍元首相は、この岸田・茂木氏らの判断も批判。高市氏は「悔しいったらありゃしない」とまで言っていたという。^^;
『自民党の安倍晋三元首相は中国の新疆ウイグル自治区などでの人権侵害への非難決議について「議会で意思を示すことも重要だ」と指摘した。「政府は外交的判断から思い切った行動が取れないことがある」と述べた。20日発売の月刊誌「Hanada」の対談で明らかにした。
決議は今年の通常国会でも見送られていた。安倍氏は「先の国会で決議案を採択できなかったことは残念でならない。党でも意思を明確にしていく必要がある」と強調した。
『臨時国会で中国政府による人権侵害を非難する決議の採択が見送られたことについては「悔しいったらありゃしない。(茂木)幹事長が頑としてサインしてくれなかった」と振り返った。(読売新聞22年12月27日)』
今年にはいって、岸田首相や安倍市や高市氏と会談をして、中国関連の話もした様子。高市氏は、通常国会での決議に強い意欲を示している。
『岸田首相が安倍元首相と会談しました。関係者によりますと、11日に北朝鮮がミサイルを発射したことなど外交が主な話題だったということです。8年以上、首相を務めた安倍氏が、中国やロシアにどう向き合うか、助言もしたということです。(NNN22年1月12日)』
『岸田文雄首相は14日夜、都内の日本料理店で自民党の高市早苗政調会長と会食した。両氏は17日召集の通常国会や夏の参院選の勝利に向けて協力していく方針を確認した。中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議の採択についても意見を交わした。会合には古屋圭司政調会長代行と木原稔政調副会長も同席した。(産経新聞22年1月12日)
『自民党の高市早苗政調会長は11日夜のBSフジ番組で、中国政府による新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの人権侵害行為を非難する国会決議について、17日召集予定の通常国会で採択を目指す考えを示した。「去年はタイミングが悪いということでだめだった。気持ちを切り替えて、通常国会の頭に決議ができるよう頑張りたい」と語った。(略)
高市氏は番組内で「中国は覇権主義的な姿勢や人権問題について何ら改めていない。(今年が日中国交正常化)50周年だからといって、それらの問題に対して何の対応もしないことあり得ない」と強調した。(産経新聞22年1月11日)』
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党内の保守勢力の突き上げが激しいせいか、茂木幹事長は自民党、公明党+αが党レベルで賛同をすることを前提にあげて来た。<何か維新や国民は積極的みたいだけどね。^^;>
『茂木幹事長は、17日の記者会見で、今国会での採択の見通しについて、「各党内での手続きを終えることが前提だ」とした上で、「各党が合意して採択につながれば」と述べ、前向きな姿勢を示しました。(JNN22年1月17日)』
これはmewの邪推なのだが。公明党は、もともと非難決議には慎重な立場だし。おそらく岸田首相らの穏健派は、せめて北京五輪パラが終わるまでは、あまり中国を刺激したくないと考えて、非難決議を先送りしたいのがホンネではないかと察したりもする。^^;
ただ、超保守派は、政府が、韓国の反発に配慮して、佐渡金山の世界文化遺産の推薦を見送る方針をとろうとしていることにも怒っている様子。(この件は後日)
来週から、国会の本格論戦が始まるのを控えて、果たして岸田陣営は、安倍・高市氏らの超保守派に少し譲るのか、それとももう少し突っ張るのか、ちょっと興味深く見ているmewなのだった。(@_@。
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