【まず、29,30日に行なわれた将棋の王将戦第3局で、藤井聡太四冠(19)が渡辺明三冠(35)を135手で破って3連勝し、五冠めとなる王将位の獲得に王手をかけた。(・・)
今回は、終盤までもつれる展開で、AIもどちらが優勢と決めかねていたのだが。持ち時間が残り6分、一つ間違えれば逆転されるという場面で、藤井が29手詰めを読み切って<or天才センスで「行ける」と確信したのか)攻めを開始し、渡辺の投了を招いた。でも、(競馬ファンつながりの)渡辺も4連敗がしたくないだろうし。次は思い切って、勝負して欲しい。ガンバ。o(^-^)o
<ちなみにB級1位の藤井は、今週、A級昇格をかけた阿久津主税八段との戦いも待っている。タイトル戦と併行してリーグ戦があるので大変。・・・あと藤井の師匠の杉本昌隆八段(53)が、28日公式戦通算600勝を達成した。(*^^)v祝>】
あとサッカーのサウジ戦、今日は是が非でも勝ちたいな~。(-人-)
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今日から、2月だ~~~!あっという間に1ヶ月、立っちゃった~。(~_~;)
この1ヶ月、オミクロン(と維新?)が勢力をやたらに拡大するも、mewにも立民にも勢いなし。2月は、何とかしたいな~。(++)
ところで、新年の1月1日に『今年は、憲法改正推進に要警戒ー自民は改憲派の維新、国民を抱きこんで、本格的に改憲活動に着手』という記事を書いたのだが。いよいよ今月から、その改憲活動が始まろうとしている。(-_-)
自民党の憲法改正実現本部は、この2月1日から本格的に改憲運動を行なうため、全国での集会を開始するとのこと。実働部隊の改憲派議員たちがめ~っちゃ張り切っている。(・・)
<コロナ禍がさらに拡大し、全国各地で仕事や学校、生活で困っている人がた~くさんいるというのに。タスクフォースによる改憲対話集会に力を入れるのね。^^; ふつ~なら、「おまえら、何、考えてんだ」って怒る国民がもっといてもいいと思うのにな~。(-_-)>
『自民、改憲論議後押し 実動部隊あす始動
自民党の憲法改正実現本部(本部長・古屋圭司政調会長代行)は2月1日、全国各地で開く対話集会の実動部隊となる「タスクフォース(TF)」を始動させる。夏の参院選後を見据えて国民的な改憲論議を盛り上げ、国会での議論を後押しする狙いがある。5月までの早い時期に全都道府県で1回目の集会開催を目指す。
TFは総勢40~50人規模で、全国を11ブロックに分ける。1日に役員会を開き、各ブロックの責任者と担当議員を決める予定だ。ブロックの担当議員は、各都道府県連に集会の開催を促し、講師派遣などを調整する。
講師は安倍元首相や麻生副総裁、石破茂・元幹事長ら「集客力」の高い党重鎮のほか、閣僚経験者らTFメンバーなど約30人が担う。自民党がまとめた改憲4項目の内容や狙いなどを説明してもらう考えだ。
都道府県連には、3月の党大会後、個別に憲法改正実現本部が置かれる。TFは地方議員らと連携し、週末などに各地で数十~数百人規模の集会を開く。党本部は、会場の費用を上限20万円で負担する。古屋氏は「5月の大型連休までに全都道府県で最低1回は集会を開きたい」と意気込む。
岸田首相(党総裁)も改憲に向け、「国会での議論と国民の理解が車の両輪だ」との考えを示している。(読売新聞22年1月31日)』
実は、自民党内にも、憲法改正にさほど積極的ではない議員、特に9条改憲には慎重な議員などもいて。地元でも、あまり熱心に改憲の話をしていないようなのだが。
今回は党本部が主導し、全議員に地元での集会開催を求めるとのこと。えんま帳をつけて、議員のやる気をチェックするという。^^;
『党憲法改正実現本部は2月1日、傘下の国民運動委員会役員や全国11ブロックごとの責任者となる国会議員を集めた会議を開く。古屋圭司実現本部長、新藤義孝国民運動委員長が今後の活動方針を示す。
具体的には、すべての党所属国会議員に地元での集会開催を求める。国民運動委員会は各地への講師派遣や会場費用補助などの支援を行う。中堅議員を中心に任命されるブロック責任者が各都道府県連や議員支援の窓口になり、取り組み状況をチェックする。集会が未開催なら開催を促す。
実現本部は前身の推進本部時代の令和元年10月、集会開催を指示する通達を国会議員に出したが、「文書を出しっぱなし」になったとの教訓がある。改憲に対する自民議員の熱意には濃淡があるため、実際に開催した議員は少数だった。
今後は改憲運動を議員や都道府県連任せにせず、ブロック責任者を通して党主導で徹底させる。実現本部幹部は「えんま帳をつける。やる気がない議員が浮き彫りになる」と語る。
また、3月13日の党大会で採択する4年運動方針案に、都道府県連にも実現本部設置を義務付ける規定を盛り込み、地方側の態勢強化も図る。(産経新聞22年1月29日)』
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1日も早く、憲法改正の準備を進めたい改憲派は、自民党を筆頭に、維新、国民、公明は予算委員会の審議中も、衆院の憲法審議会の審議を行なうように要求している。(~_~;)
『自民、公明両党は25日、衆院憲法審査会の運営方針を協議する与党幹事懇談会を開き、改憲に積極的な野党の日本維新の会、国民民主党、無所属議員会派「有志の会」も参加した。令和4年度予算案の衆院審議中の今週以降、定例日(毎週木曜)ごとに憲法審を開いて議論を行うべきだとの認識で一致し、改憲議論に消極的な立憲民主、共産両党などに議論への参加を求める方針を確認した。
与党筆頭幹事の新藤義孝氏(自民)は野党筆頭幹事の奥野総一郎氏(立民)に27日の自由討議実施を申し入れた。奥野氏は持ち帰ったが、予算委員会の最中であることを理由に難色を示している。
本予算案の衆院審議中に自由討議を行った例は平成24、25両年のみだが、議員間で討議する憲法審は閣僚出席の必要もなく、「『予算委があるから開けない』という理屈はない」(幹事の北側一雄公明党副代表)との声が強まっていた。
国民民主は、テーマごとに議論を具体化する分科会設置を求めた。自民内でも「憲法全般の自由討議ばかりやっていても仕方がない。絞るべきだ」との意見は多く、テーマとして新型コロナウイルス禍を受けた緊急事態対応が有力視される。
ただ、分科会設置は立民が「一定の価値観が入る」(奥野氏)と反対し、公明も必要性は認めながら「幅広い合意が必要だ。野党第一党の立民の理解が欠かせない」(山口那津男代表)としている。
改憲の発議には衆参それぞれで総議員の3分の2以上の賛成が必要。最終的に国民投票で決まることも踏まえ、野党第一党の議論への参加が必要だとの認識は自民内でもほぼ共通している。新藤氏は記者団に「まずは憲法審を安定的に開催していくことが重要だ」と述べた。(田中一世)(産経新聞22年1月25日)』
自民党&改憲派が妙に張り切っているのは、昨年の衆院選で、自公国維で衆院の改憲発議を要件をクリアできたからだ。
これで、もし次の参院選もこの4党で改憲発議に必要な議席数を確保できれば、改憲手続きを進めるのに絶好な「黄金の3年」が待っているのだという。(・o・)
『衆院議員の任期満了は25年10月。自民、公明両党が夏の参院選に勝利すれば、首相が衆院を解散しない限り、その次の参院選が行われる25年夏まで国政選挙のない「黄金の3年」が手に入り、政府・与党としては腰を据えて重要課題に取り組める環境が整う。
自民党内では、この間に衆参両院で議論を進め、改憲項目の絞り込みや憲法改正原案の作成、国会での憲法改正発議へとこぎ着けるスケジュールを描いている。実現本部幹部は「参院選までに集会を100回開けば、審査会の議論にも影響が出てくるはずだ」と期待を示している。(読売新聞22年1月31日』
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自民党は、昨年の衆院選の1~2ヶ月前まで支持率も下降気味で、単独過半数を取れるかも危ないと言われていたのだが。菅→岸田チェンジが功を奏して、261議席(15議席)を確保。あとから入党した人も含め、今、264人の衆院議員がいる。改憲発議に必要な(総議員の2/3)の310人には、あと46人必要だ。
公明党が32人。維新の会が41人。国民党が11人。この3党が協力すれば、もちろんだが。もし公明党が反対しても、維新と国民が賛成してくれれば、改憲発議が可能なのである。(・・)
参議院の方は、自民党110人、公明党28人、維新の会15人、国民党16人で、全員が賛成してくれれば、かろうじて2/3の164人をクリアできるが。公明党が反対した場合は、発議要件に足りない。
そこで次の参院選では、政権安定のために自公与党で過半数をとると共に、改憲機運を盛り上げて維新、国民にも議席を増やしてもらいたいと考えているのである。^^;<あと立民の保守系議員も引っ張って来たいところ。>
<逆に言えば、参院選では、改憲に慎重or反対の立民、共産、社民、れいわなどの議席は減らしたいわけで。そのためにも、参院選までに、立民にさらなるダメージを与えたいのよね。^^;>
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いつも書くように、mewは、憲法改正に絶対反対の立場ではないのだ。<憲法自体が改正条項を設けているしね。> それゆえ、もし一般国民が本当に望むなら、国民の利益のために改憲しても構わないのだけど。上からの先導や押し付けによって改憲するのではなく、下からの、つまりは一般国民の中から要望や運動が強くなり、それを集約されて改憲に至るのが、真の民主主義国家における改憲のあり方だと考えている。(**)
だから、こんな風に、議員に強制的に地元で改憲集会を開かせるような自民党のやり方には、大きな疑問を感じるし。改憲実現のために、改憲推進派の4党が立民党叩きを行なうことにも問題を覚える部分がある。
そして、ともかく今回の自民党主導の憲法改正を何とか阻止したいと。そのためにも、ここは立民党+真の野党に頑張ってもらいたいと強く思うmewなのだった。(**)
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