【北京五輪のフィギュア団体のSP(RD)。トップバッター宇野昌磨が今季、うまく行かず悩んでいた4-3コンビを決め、ほぼノーミスで105・46点と自己ベストを更新し、2位に。アイスダンスの小松原美里、尊組が66.54点で7位。そしてペアの三浦璃来、木原龍一組が、こちらも自己ベストの74.45点で4位にはいり、3種目終えて4位につけた。
明日行なわれる女子の結果を加え、上位5ヶ国が決勝のフリーに進める。日本は14年のソチ五輪、18年平昌五輪でいずれも5位。今回はメダルを狙えるだけのメンバーがそろっているので楽しみ。(^^♪<米のNチェンがほぼ完璧な演技で、羽生の世界新に迫る111.71点の自己ベストを出し、米国が暫定1位に。男子シングルのメダル争いの熾烈さを暗示。2位はロシア(ROC)。日本は暫定3位の中国とのメダル争いになりそう。>
開会式は見てないのだけど。日本選手団の中に、バク転をしながらはいって来た選手がたのは動画でチェック。体操みたいに回れるのは、スノボかスキーのモーグル系の選手かな?>】
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アベノマスクが、またまた国政&国会で問題になっている。(-_-;)
先月27日、安倍元首相が安倍派の会合で、アベノマスクの配布希望者の話を、自慢げに披露していた映像を見た人が多いことだろう。^^;
『自民党の安倍晋三元首相は27日、大量在庫が問題となり、政府が配布希望を受け付けている布マスク「アベノマスク」について、「2億8000万枚の希望があった」と述べた。同日の安倍派会合で明らかにした。安倍氏は「(在庫が)7900万枚しかないので、量を区切って(配る)ということになる。もっと早くやっておいた方がよかった」とも述べた。(毎日新聞22年1月27日)』
ところが、アベノマスクを希望者に配布にするために、約10億円の費用がかかることが判明したのだ。<既に、しかも検品代に20億円かかっている。^^;>
政府は、保管料に既に10億円以上かかっていることから、約6千万円で廃棄する計画を立てたのだが。果たして10億円かけて配布すべきなのか、国会でも世間でも論争になっている。(@@)
アベノマスクは、製作・配布に5百億円以上もの費用がかかった上、布マスクは効果が乏しいこと、配布されたマスクが小さく使いにくかったこと、多数の不良品が出たことなどなど様々な点で問題視されていたのだが。2年後になっても尚、国民に負担をかけることになっているわけで。<コロナ対策を含め、安倍政権時代の多くの施策が、そんな感じなんだけどね。>
mewは、今後、ムダをなくすためにも、アベノマスクについて、国会や国民がもう一度、しっかりと検証すべきだと思う。(・・)
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2020年3月、コロナの感染拡大でマスク不足が懸念される中、安倍首相(当時)が側近だった佐伯耕三首相秘書官が「全国にマスクを配れば、国民の不安は吹き飛びますよ」と、布マスクの配布を提案。安倍首相がその案に乗って、4月1日に突然、「各家庭に2枚ずつ布マスクを配布する」と発表したのである。^^;
しかし、マスクの製作に時間がかかり、実際に配布を始めたのは、マスク不足が解消されつつあった6月にはいってからだった。^^;
しかも、安倍首相は「布マスクは、洗って繰り返し使える」とアピールしていたのだが。もう当時から、布マスクは新型コロナウィルスに対して効果が乏しいと言われていた上、届いたマスクはサイズが小さいものが多く、口や鼻をしっかり防御できず。さらには、縫製不良やゴミ、髪の毛がはいった不良品などが続出し、問題視されることに。(~_~;)
国民の多くは、結局、アベノマスクを利用せず。国会や自民党内でも、当時、アベノマスクを身につけていたのは、安倍首相とごく少数の側近だけだった。_(。。)_
まず、mewが問題にしたいのは、当時、安倍官邸が独裁的に政権運営を行なっており、内閣の他の閣僚、与党が第一次的なチェック機能をほとんど果たしてなかったことである。(・・)
<それで、冬の気圧配置の「西高東低」を文字って、「政高党低」と揶揄されていたんだよね。
^^;>
おそらくは、真相究明されずにウヤムヤなままになっているモリカケ桜などの問題もそうなのだが。官邸の安倍首相や菅義偉官房長官、2人の側近を中心に(時には思いつきも含めて)多くの重要な施策が決められていて。おかしいと思うことがあっても、誰も反対をすることなく、予算も好き勝手に使うことができる状態にあったのではないかと察する。(-_-;)
しかも、安倍首相は、自分が信頼する側近の意見や提案に耳を貸すことが多くて。超保守派の弟分を内閣官房副長官として官邸に入れていたほか、すっかり有名になった今井尚哉氏、和泉洋人氏、佐伯耕三氏などを首相秘書官としてそばに置き、彼らが、政策案を作ったり、スピーチライトをしたり、役人を仕切ったりしていたのである。(-"-)
<ちなみに、佐伯耕三氏は、経産省官僚。安倍首相の最側近だった今井尚哉秘書官の推薦で、17年に史上最年少の42歳で首相秘書官に抜擢される。安倍氏は若い佐伯氏の感覚やアイデアを評価。スピーチライターを任せたが、かなり不評なものが多かった。ちなみに、コロナ関係で言えば、大ヒンシュクを買った星野源とのインスタ・コラボを提案したことでも知られている。^^;>
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アベノマスクは、ある意味で、そのような官邸政治象徴だと言えるかも知れない。^^;
ある日のランチで首相補佐官が提案した「布マスク配布」の案に首相が賛同。スピード感が必要な時期だとはいえ、周辺の意見をきいたり、政策や配布の方法や予算についてきちんと検討したりすることもなく、すぐに国民に発表。<2月の学校一斉休校もそうだったわね。>
で、「いかにもいい施策だろう」みたいな感じで得意げに発表したものの、マスク製作の材料調達や製作能力のある工場などの調整が簡単には行かず、バタバタに。それで、発表から配布までに2ヶ月以上かかった上、製品のサイズや出来もそろわず、ゴミの混入なども含め、不備が多発することに。しかも、多額の費用がかかることにもなった。(-_-;)
『「昨年11月には会計検査院が、輸送費なども含めた支出は542億円にのぼり、1枚あたり200円の税金が使われたことを明らかにしました。検査院は報告書で『入札が行われず、業者の言い値だった』ことも指摘しています。今なお8272万枚が在庫として保管されており、その費用として20年度末までに6億円の税金が使われたことも注目を集めました」(デイリー新潮22年1月10日)』
『去年12月、岸田首相は「財政資金の効率化の観点から、布製マスクの政府在庫について、希望者に配布し、有効活用を図った上で、年度内をめどに廃棄を行うよう指示した」ことを明らかにした。(NNN22年1月31日)』
保管費用は1年で約8億円。既に10億円以上かかっている。マスクを廃棄した場合は、6千万円の費用で済む。岸田首相は、株式取引でいう「損切り」(損は承知で、損失を少なくして痛手を減らす方法)を選んだのだ。(・・)
ただ、安倍元首相への気遣いやSDGsへの配慮もあってか、すぐに全てを廃棄するとは言わず。希望者に配布し,余剰分を廃棄すると言ったのだ。^^;
しかし、これが仇となった。配布するとなれば、不良品がないか検品しなければならない。その検品代に20億円もかかったというのである。(・o・)
『「アベノマスク」が大量に在庫となっている問題について、首相は「厚生労働省が検品を実施したところ、約7100万枚のうち約1100万枚、約15%が不良品だった」と明らかにした。
立憲民主党の杉尾秀哉氏への答弁。首相は厚労省や納入事業者の検品費用などとして新たに計20億9200万円を要したと説明。在庫については「介護施設などへの随時配布をはじめ、費用対効果の観点から適切な策を検討していきたい」と述べ、処理を進める方針を改めて示した。(時事通信21年12月21日)』
でもって、100枚単位の配布で希望を募った結果、多数の応募があったのはいいが、配送料金に10億円もかかるという。(~_~;)
安倍首相は、得意げに2億8千万枚の応募があったと言ったが、応募者の多くは、すぐにマスクとして使う目的はないという。廃棄するならもったいないから、備蓄として保管する、マスクのガーゼ部分を他の用途で使うという機関や団体がほとんどだ。
でも、それもマスクも送料も無料だから応募したのであって、送料は応募者負担だったら(本当は検品料も負担して欲しいところ)どれだけの応募者がいただろうか?(・・)
<mewも、「MOTTAINAI」精神にあふれているので(ものが捨てられないタイプなので)、廃棄するのにはチョット抵抗がある。で、多額の検品や送料の費用をかけるなら、前も書いたけど、難民キャンプなどに送って、マスクとして、またガーゼとして再利用してもらうといかな~と思ったりしてた。>
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安倍晋三氏は首相時代、後先も予算も考えず、その時々の思いつきやその場しのぎの施策を発表し、反対や批判があっても強引に実行に移すことが多かったのだが。<菅長官&首相が力を入れていたGo Toもぐちゃぐちゃになったしね~。^^;>
その大きな要因は、安倍官邸を第一次的にチェックすべき内閣の閣僚、与党自民党(&公明党)が、安倍官邸になかなかものを言えず、をコントロールできない状況にあったこと、また二次的にチェックすべき野党やメディアの指摘や批判も無視していたことにある。(-"-)
<安倍官邸は、メディアを支配して、批判を抑制しようともしていた。またメディアやネットを活用して、安倍内閣を批判するメディアや野党を叩き、それらのチェック機能も弱めようとしていた。(-_-)>
その結果、たとえば、アベノマスク一つで、600億円近い国の予算がムダに使われることになったのである。<他の施策までチェックしたら、いくらムダ使いがあったかわからない。(~_~;)>
実は、岸田首相も、就任4ヶ月にして、その場しのぎの言動や施策が増えているように見える。(・o・)
アベノマスクに関する発言もしかりだし。<団体や希望者に配布という案が出た時点で、検品や送付の費用のことを考えたのだろうか。>
コロナ対策やその他の施策に関しても、何かその場でとりあえず耳障りのいいことを「やります」と言ってしまって。あとからバタバタして、余計な労力や費用、国民への負担がかかってしまいそうな感じがあるのだ。_(。。)_
それゆえ、安倍ー菅政権の失敗を繰り返さないためにも、今度は閣僚や自民党(公明党)にも、しっかりと官邸をウォッチして、必要な提言や問題の指摘を行なって欲しいと。また、野党も妙な非難をおそれずに、問題をチェックして批判すべきことはしっかり批判すべきだし。メディアも客観的に視点をもって政府与党をチェックし、国民に伝えて欲しいと願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS