【15日北京冬季五輪・・・フィギュア女子がいよいよスタート。今季は何種類もの4回転、3Aをこなすロシアの10代女子が、男子並みの技術点をとる演技を行なうため、もし彼らが大きなミスを重ねなければ、TOP3はほぼ決まりだと見られていたのだが。何とも3人とも珍しくジャンプでミス(一人は転倒)をして、思うように点が稼げず1、2、4位に。
そこにノーミスで自己ベスト79.84を出した坂本香織が3位に食い込み、3Aを決めた樋口新葉が73.51で5位につけた。"^_^"
まあ、近時のロシアの選手の育て方(演技構成の仕方)には賛否両論あるのだが。今、世界の関係者、ファンの間では、坂本香織と樋口新葉の評価がすごく上がっている。
2人とも大腿部がしっかりしたアスリート系スケーター。演技中の滑るスピードは男子より速く、リンクのすみからすみまで使ってるし、ジャンプが高く距離も出るので、迫力がスゴイのだ。坂本の「No More Fight Left in Me」(女性の解放をテーマにした曲)&表現力もいいのだけど。樋口の「ライオン・キング」は彼女にしかできない卓越したプログラムだと思う。是非、楽しんで欲しい。<17歳で初出場の河辺愛菜は、3Aに挑み失敗したものの、15位でフリー進出を決めた。フリーはのびのびと滑って欲しい。>
尚、カーリング女子は、今日は準決勝進出をかけて、スイスと対戦する。スピードスケート女子・小平、高木の1000mも。みんな、ガンバ!o(^-^)o】
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昨日の記事の後半に『・・・立民は国維に寄らず、野党リーダーに」という話を書いたのだが・・・。
少し前のこと。ふだんあまり政治に関心のに知人女性が、ふときいて来たのだ。
「ねえ、立憲は選挙で負けて、すごく議員が減ったの?今、国会議員は何人いるの?」「立憲の国会議員?(ネットで調べる)・・・衆院が96人、参院が45人で、141人かな」「100人以上いるんじゃない」「ま、まあね~」
「で、維新が、議員が増えて強くなったんでしょ」「う~ん」「維新は何人いるの?」「・・・衆院41人、参院15人で56人かな」「え、それだけなの?立憲の半分もいないじゃん」
「あの国民ナンタラは?」「衆院11人、参院12人で33人」「維新と国民ナンタラが一緒になっても、立憲の半分ぐらいってこと?」「うん。」
「じゃあ、(維新、国民は)そんなに威張ってんじゃねえよって感じじゃない?」「立憲の党首とか議員は、もっと堂々としていればいいのにね。私はいまだに党首の顔も名前もわからないけどさ。^^;」
<たぶん、彼女が顔や名がすぐわかるのは、枝野、辻元、蓮舫だけ。菅直人と長妻昭もちょっと知ってるかな。(~_~;)ozawa wa shiranai>
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ただ、mewは、この会話をして、何だかちょっと元気が出た。"^_^"
別に数の力で押すマウントをとる気はないけど。<ちょっとは、あるかな?^^;>
確かに維新も国民も昨年の衆院選で議席数は増やして、勢いはあると思うけど。全体から見れば、さしたる人数ではないわけだし。<衆参とも、野党の半分もないわけだし。>
しかも、衆院に関しては、国会経験のない新人議員が多く当選しているので、さほど政治活動をできるわけでもないし。維新は当選回数の多い議員があまりいないので、準新人の2-3回生議員を執行部に起用せざるをね得ない状況なのである。(~_~;)
そういう野党全体の状況を見るとね。議席の数も最も多い野党第一党で、国会での様々な経験、実績がある議員(与党の経験もある)が多い立憲民主党が、野党のリーダーとして、国会対策を主導するのは当然だと思うし。
また、そうしなければ、巨大与党の自民党+公明党に対峙できるはずもないのだ。(-"-)
そう。「立憲の党首とか議員は、もっと堂々としていればいいのに」なのである!(++)
でも、最近の立民党は、何かフラフラしている感じがして、半立民支持者としては、かなりイラ立ちが募っているのだ。(`´)
今、あまりオモテでは注目されていないけど、自民党+改憲推進派が何よりも必死に取り組んでいるのは、憲法改正実現のための活動だ。(・・)
7日の『上からの押し付け改憲はいらない!自民が改憲集会を開始。国維と共に、慎重な立民を批判、圧力がけ』という記事にも書いたのだが。
自民党は2月から、全国47都道府県で、憲法改正の機運を高めるための集会を開催し、国民の改憲への理解を進めようとしている。
また、本来は予算委員会の審議中、衆院の憲法審議会は行なわないことになっているのだが。早く改憲の議論、準備を進めたい自民+公明、国民、維新などは、予算委員会の審議中も、毎週、憲法審議会を開くべきだと主張。
立民党と共産党は、開催に強く反対していたのだが。ついに押し切られてしまった。
立民党は、堂々と自分の考えを主張すればいいのに、「憲法改正に反対するのか、議論もしないのか」「共産党と一緒に改憲反対を主張するのか」と批判されると、何か弱気になってしまうのである。<情けない。保守系の支持者に嫌われたくない。共産党と何でも一緒だと言われたくないって、思っちゃうのかな?(-_-;)>
いるも書くように、mewは憲法改正には反対でないし。本当は、国民も一緒に、ちゃんと現憲法の勉強をした上で、たくさん議論をした方がいいと思っているのだけど。
今、自民党を中心とした改憲推進派は、国民がどんな改正を求めているのかなんてことは考えず、自分たちがやりたいこと(軍備強化、国民のコントロール)を中心に国会で議論をして、それを国民に押し付けようとしているのである。
しかも、これは「集団的自衛権行使を認めた安保法制」などもそうだったが。国民の反対がやや多い法案の場合は、維新などの(表向きは野党)を味方につけて、とりあえず何十時間か強引に審議時間を稼いで、「はい、野党も一緒に、こんなに長い時間、議論しました」ということで、最後は強引に数の力で法案を成立させてしまうのだ。(-_-;)
だからこそ、立民党は(共産党等もだけど)、安易に憲法審議会に出席して、審議の時間を稼がせてはならないのである。(・・)
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しかも、最近は、何とか国民に憲法改正の必要性をわかってもらおうと思ってなのか、何か災害があるたびに「災害の対策、復興促進には緊急事態条項が必要だ」とアピール。<彼らがメインで考えているのは、戦争の対策なのよ~。>
昨年辺りからは「コロナ感染拡大の対策にも、改憲した方がいい」とか。昨日は「国会に来られない議員がオンライン出席できるように、憲法改正すべきだ」とか言い出してたりして。しょ~もないのだが。<両方とも、ふつうの法律で対応できるはず。>
立民党が10日に自公与党の圧力に負けて、憲法審議会に出席したとわかって、それにも「しょ~もな!」と言い放ってしまいたくなった。_(。。)_
<立民はオンライン国会は憲法審査会で審議することではないって主張しているんだけど。今日も出席しちゃうのかな~?(ノ_-。)>
『衆院憲法審査会は10日、今国会初の自由討議を行った。政府・与党が最優先で取り組む新年度予算案審議中の開催は異例だ。審査会を定例化して議論を促進させたい自民党は、直面する国難である新型コロナウイルス禍を捉え、緊急事態でのオンライン国会審議の是非を検討すべきだと主張。立憲民主党に具体化への議論を迫った。
審査会で自民党の新藤義孝元総務相は、国会議員の感染や自宅待機が急増しているとして「定足数を満たす議員が集まれない事態が想定される」と指摘。「現行憲法に規定がない緊急事態について早急な議論が必要だ」と訴え、議員任期の特例延長にも言及した。
憲法は56条で「総議員の3分の1以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない」と定め、オンラインでの出席や採決は規定していない。自民党は改憲項目として緊急事態条項の創設を主張しており、コロナ禍を奇貨として議論を掘り下げる思惑もあるとみられる。
これに対し、立民の奥野総一郎氏は「コロナ禍に改憲の話をしても到底間に合わない。解釈によりすぐにでもオンライン審議ができるようにすべきだ」と反論。だが、新藤氏は「改憲が必要か、解釈でいけるかは議論しなければならない」と畳み掛けた。
日本維新の会と公明、国民民主の3党は、オンライン国会は解釈で可能との立場から、速やかな議論を求めた。公明党の北側一雄副代表は「実施要件と手続きを具体的に定める必要がある」と強調。維新の馬場伸幸共同代表は小委員会を設置して議論を進めるよう提案し、国民の玉木雄一郎代表も「解釈を確定するための議論を行いたい」と同調した。
昨年10月の衆院選で「改憲勢力」と目される維新や国民が勢力を拡大する一方、改憲論議に背を向けてきた立民や共産党は議席を減らした。押され気味となった同党の赤嶺政賢氏は「審査会は動かすべきではない」と開催自体に反対し、予算委を念頭に「コロナ禍で生存権が脅かされている現実を議論すべきだ」と主張した。
予算審議中の審査会開催が可能になった背景には、こうした力関係の変化がある。立民は慣例を踏まえ、審査会は予算成立後に開くべきだと主張したが、与党に維新と国民が加勢したため、押し切られた。審査会では自民と維新、国民の3党が、来週以降も開催に応じるよう求めた。
これには奥野氏も「オンライン国会の議論は予算審議中でも必要だ」と認めるしかなかった。ただ、予算審議が参院に移った後の審査会開催については「邪魔をするようなことをしてはいけない」と慎重姿勢を崩さなかった。(時事通信22年2月11日)』
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昨日のブログで扱った国対協議の話もそうだ。(詳しい記事は*1に)
立民党は、昨年の衆院選の前までは、国民党、共産党、社民党と共に野党の国会対策のチームを作り、立民党の国対が中心になって、自公の国対と国会の運営を協議して来たのに。<維新は当初から参加せず。>
ところが、衆院選が終わって、国民党が共産党とは一緒にやれないと脱退。代わりに、れいわが参加して続けるはずだったのだ。
ところが、今月14日になって、突然、立民党と維新、国民党(+保守系の無所属の会)が、国対委員長代理級による非公式の会合を開催。あえて共産党を呼ばず、いわば共産党を排除したことから、同党が憤慨。野党内がバタバタすることになってしまった。
もともと馬淵国対委員長は、国民や維新に近い立場。自分では、国対委員長が会うのではなく、あくまでも「代理級が集まる意見交換の場」みたいな形にして、共産党とは別枠の交流をしたいと考えたのかも知れないけど。チョットあさはかだったと思う。
この問題で、立民党は国民や維新、また共産党の(+一部支持者の)信用を失ったし、立民叩き潰しを狙っている与野党やネトウヨに格好の攻撃材料を与えてしまった。(ノ_-。)
長くなってしまったので、今回は、ここで終わりにしたいが。参院選があと数ヶ月に迫っている中、立民党にはもっとしっかりと自分の立ち位置を決めて欲しいと。フラフラとどっちつかずでやってると、また負けちゃうぞ!と喝を入れたいmewなのだった。(@_@。
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