【20日の北京冬季五輪・・・カーリング女子で日本代表のロコソラーレは決勝で、英国に3-10で負けたものの、初の銀メダル獲得。リザーブながらチームに貢献した「石崎琴美ちゃん」は43歳でのメダル獲得となり、スキージャンプの葛西紀明がソチ大会で獲得した41歳の記録を抜き、冬季大会日本選手の最年長メダリストとなった。"^_^"
昨日は、フィギュアのエキシビションも行なわれたのだが、日本だけでなく世界のフィギュア・ファンの注目は羽生結弦に集まっていた様子。<「春よ、来い」で羽生オーラ全開。宇野のMJもよかった。>閉会式では、ペアの木原が三浦を投げ上げる技を披露していたです。(^^♪
日本は金3個、銀6個、銅9個の計18個のメダルを獲得。メダル総は平昌の13個を5個も上回る、冬季五輪の歴代最多記録となった。(*^^)v
この後、3月4日から13日まで冬季パラが開催される。みんな、ガンバ!o(^-^)o】
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先週、新型コロナウィルス関連で、ショッキングなニュースがあった。(ノ_-。)
さいたま市で、10代後半で基礎疾患がなく、ワクチン2回接種をしていた男子学生がコロナ感染のため9日に県内の医療機関で死亡していたことが、1週間後になって発表されたのだ。 男性は、40度の発熱が5日も続いていて救急搬送を要請したのに入院不要と判断され、入院できず。容態急変後も5件の病院に入院を断られ、ようやく入院できた医療機関2日後に死亡したという。(-"-)
この背景には、保健所や医療機関が逼迫していることもあるだろうが。「オミクロンは重症化しにくい」「若者はコロナに感染しても軽症で済む」という世間の思い込み、「若者は自宅療養で十分だ」という政府や自治体の方針があるのではないかと思う。
しかし、いまや自宅療養者が全国で50万人を超えており、高齢者ではなくとも、自宅療養で症状が悪化して、重症化または重症に近い中等症化をする人が増えているのが実情だ。
しかも、オミクロン亜種が市中感染を始めており、第6波の収束が長引くのではないかと言われいる中、政府の分科会の尾身会長が「出口戦略」などと言い出していることに、大きな疑問とある種の怒りを覚えてしまうところがある。_(。。)_
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『さいたま市は16日、新型コロナウイルスに感染した市内の10代後半の男子学生が9日、県内の医療機関で死亡したと発表した。基礎疾患はなかったとしている。県などによると、県内で最も若い死亡例で、10代の死亡例は県内で初めて、全国で5人目とみられる。
市保健所によると、男性は2日に発熱し、3日に市内の医療機関を受診して抗原検査で陽性が判明。その後も40度前後の高熱が6日まで5日間続き、6日に震えや発熱があったことから家族が救急要請した。救急隊が駆け付け、血圧や血中酸素飽和度、意識レベルなどに問題がないと判断して搬送しなかった。同日、救急隊から保健所に照会があり、発生届が提出されていなかったため、保健所が市内医療機関に提出を要請。直後に発生届を受理して、保健師が容体を聞き取り、入院の必要はないとしたが、高熱が続いていたため、保健所による健康観察を行うと判断した。
男性は7日朝に容体が急変し、家族が119番。意識レベルの低下が見られ、医療機関5カ所に断られ、6カ所目で市外の医療機関への搬送が決まり、搬送まで約2時間かかった。男性は9日午後、搬送先の医療機関で死亡した。
死因はコロナに伴う播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)と診断された。がん、白血病、細菌感染症の患者に発生することが多いという。男性は昨年10月にワクチンを2回接種していた。感染経路については分かっていない。(埼玉新聞22年2月16日)』(詳しい記事を*1に)
新型コロナウィルスの新規感染者数は、地域によってはかなり減って来ているものの、都市部の減少の割合はわずかで、完全にピークアウトとは言えない状態にある。(-_-;)
19日の時点で、全国で確認された新型コロナウイルスの新規感染者は8万人を上回り、死者は5日連続で200人、重症者も5日連続で1400人を超えていた。
全国の自宅療養者は、57万人を超え過去最多となっている。
<都市部の新規感染者は、東京都で1万3516人で微増。大阪府で1万2451人、神奈川県で7700人など、なかなか減らないのが実情だ。>
そんな中、政府の分科会の尾身茂会長が、18日の会見で「出口戦略」という言葉をクチにした場面をTVで見た時には、「はあ?」という感じで大きな驚きを覚えた。(゚Д゚)
『18日の基本的対処方針分科会後、尾身茂会長は記者団に対し、「第6波をいかに乗り越えるかだけでなく、その先を見据えた出口戦略の議論が必要だ。日本の価値観に合う中長期的なコロナとのつきあい方を考える時期に来ている」と述べた。(西日本新聞22年2月18日)』
いや~、それは経済的なことを考えれば、政府は早く出口に向かいたい(出口を作っちゃいたい?)ところだろうけど。
今のコロナ感染者、自宅療養、医療現場の状況は、遠くに出口の光さえ見えないような、長~く暗いトンネルの中にあいるようなところがあるわけで。いくら分科会は、医療だけでなく、経済&社会的な政策も考える機関であるとはいえ、医師である尾身氏には安易に「出口」という言葉は使って欲しくはなかった。(ーー)
まあ、よくよくきくと、尾身氏は、一部の政治家や識者が唱えているような感染対策軽視の「出口戦略」を意図しているわけではないようなのだが・・・。
『尾身氏は「社会経済(活動)を回しながら、しかも感染対策、重症化対策を中長期的にやっていくという大きなピクチャー(イメージ)を、そろそろ考える時期に来ている」と述べた。新型コロナの出口戦略を巡っては、岸田文雄首相も17日の記者会見で「第6波の出口に向かって徐々に歩み始める。次のフェーズへと準備を進めていく」と述べており、有識者会議も同調した格好だ。
尾身氏は「出口というと『マスク(の着用)はいらない』というイメージになるが、そうではない。いろいろな(感染症への)注意をやめていい、という出口戦略ではない」と強調。「この(新型コロナ)ウイルスは、そう簡単にゼロにすることはできない。少し長いスパンで考えなければならない」とも述べた。【原田啓之】((毎日新聞22年2月18日)』
自民党、維新を中心に、新自由主義的な政治家、識者の間では、「早くコロナを2類から5類に引き下げるべきだ」という声が強くなっているし。<大阪の松井市長、吉村府知事もチョコチョコ言っている。>
岸田内閣は、3月以降に外国からの入国制限の緩和を決定。さらに、まん延防止重点措置の早期解除、イベントその他の入場制限の緩和などなどを検討しているようなのだが。<地域によっては、重点措置解除どころか、本来なら緊急事態宣言を発出すべき医療の状況にあるのに。^^;>
今の感染&医療の状況では、安心してコロナ以前のように仕事をしたり、日常生活を送ったりすることもできないし。買い物や娯楽、旅行を楽しんだり(+お金を使ったり)することもできないし。
経済を回復させるためにも、もっと感染拡大防止、自宅療養を含めた感染者対策、医療対策をしっかりと行なう必要があるのではないだろうか。(++)
また、先週、都内でオミクロン株の亜種である「BA.2」株が6件、そのうち市中感染者が2件見つかったという話を書いたのだが。
この「BA.2」株について、気になる記事が出ていた。^^;
日本の研究所内で行われた新たな実験で、「BA.2」株は、オミクロン株より感染力が強いだけでなく、重症化する可能性も高いことがわかったというのだ。(-"-)
『(CNN) 新型コロナウイルスの変異株オミクロンの一種で「BA.2」と呼ばれる新たな派生株について、従来株より急速に蔓延(まんえん)するだけでなく、より重い症状を引き起こし、さらにワクチンで形成された免疫を回避する可能性があることが新たな研究で分かった。
日本の研究所内で行われた新たな実験が明らかにしたところによると、BA.2が重症化を引き起こす能力はデルタ株を含む旧来の変異株と同等の可能性がある。
またオミクロン株と同様、ワクチンによる免疫をほぼ回避するともみられている。ワクチンの防御効果はブースター(追加)接種で回復し、感染後の重症化率を約74%低下させるという。
このほかBA.2は、抗体医薬品のソトロビマブなど複数の治療法に対して耐性を持つことも分かった。ソトロビマブは単クローン抗体の医薬品で現在オミクロン株向けに使用されている。
今回の研究結果は16日、医学誌に未発表であることを意味する「プレプリント」の状態でインターネット上に投稿された。査読もまだ行われていないという。
米オハイオ州のクリーブランド・クリニックで微生物学の部門責任者を務めるダニエル・ローズ博士は「人間から見れば、BA.1よりも厄介なウイルスかもしれない。より感染力が強い上に、一段と重い症状を引き起こす可能性がある」と指摘した。同博士は研究論文を検証したが、研究自体には関与していない。(略)
米ワシントン大学医学部のウイルス学者、デボラ・フラー氏は、新型コロナの変異株の名称として新たなギリシャ文字を検討する段階に入ったかもしれないと述べた。同博士は研究論文を検証したが、研究自体には関与していない。
BA.2はオミクロンの従来株よりも約30~50%感染力が強い。これまで74カ国及び米国内の47州で検出されている。(CNN22年2月18日)』
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この研究によれば、幸いにも「ワクチンの防御効果はブースター(追加)接種で回復し、感染後の重症化率を約74%低下させる」ようなので、3回めのワクチン接種率が増えれば、感染拡大、重症化を減らすことができるかも知れない。
岸田首相も、1日100万件のワクチン接種を目標に、接種増加策を進めているのだが。
『厚生労働省研究班は18日、1~3回目全てが米ファイザー製の人より、3回目だけ米モデルナ製に変えた人の方が、発熱などの発生頻度が高かったとする分析を公表』しており、3回めのモデルナ接種には抵抗感を持っている人が多い様子。(『』共同2.18)
政府や自治体は、まずは国民の生命や健康を守ることを第一に考えるべきであって。ここから、もっとコロナの感染予防&感染者対策に力を入れないと、出口戦略どころか、さらに長く暗いトンネルに突入することになるかも知れないと(下手すると、自ら出口を塞ぎかねないとさえ)危惧しているmewなのであった。_(。。)_
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