【北京冬季五輪の最終日、スキー・ジャンプの高梨沙羅がコメントを発表した。(・・)
高梨は個人ノーマルヒルで4位に終わり、メダルがとれず。さらに、混合団体の1本めで100mを越すジャンプと笑顔を見せながら、スーツ規定違反で失格になり号泣。精神的にかなりダメージを受けており、心配されていた。
高梨はJOCを通じて、「応援してくださる全ての方々を失望させる結果になりましたが、たくさんの方々が純粋に喜び合えるスキージャンプという素晴らしい競技の場に立つために、現状を鑑みて前進していきたいと考えています」「最後の最後まで支え続けてくれたチームメートとスタッフの方々、温かく優しい言葉で励ましてくれた各国・地域の選手・スタッフ、皆さんに本当に助けられました」とコメント。
既に、次のW杯開催地(オーストリア)にはいっているという。W杯で沙羅ちゃんが力を発揮して、思い切ったジャンプができますように。ガンバ!o(^-^)o】
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新型コロナウィルス・・・22日、全国の新規感染者数は6万9521人と減って来ているのだが。重症者は前日から9人増え、1504人となった。<東京は重症者76人と発表しているが、国基準だと23人。>
しかも、死者は初めて300人を超え、322人と過去最多に。死者数は、大阪府が63人で過去最多を更新。神奈川県33人、兵庫県31人、東京都と愛知県が各25人だった。(-"-)
また、20日の記事に、オミクロン株の亜種「BA.2」が、既に東京で市中感染していることや、感染力だけでなく重症化率も高い可能性があることについて書いたのだが。
昨日、大阪でも「BA2」の感染者が13人確認されたことが発表された。このうち、今月16日から18日までの間に確認された3人は海外渡航歴がなく感染経路がわかっておらず、市中感染とみられるという。(-_-;)
これ以上、大きな感染の波が起きないように。自分や家族、多くの人々が大変な思いをしなくて済むように。これからも気を抜かずに、感染防止対策を続けましょう!<政府が役に立たないので、自分たちで頑張らないとね(**)>
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ところで、昨日22日には、衆院本会議で本年度の予算が可決されたのだが。そこで、とんでも異例なことが起きた。
何と国民民主党の玉木代表が賛成討論を行い、党の議員たちが賛成票を投じたのである。。(゚Д゚)<玉木代表がお礼に訪れた岸田首相と、グー腕タッチしてたりして。^^;>https://news.yahoo.co.jp/articles/5c00e5fd7747997690b8001e1cd664a67e29991b/images/000
これで、国民党が野党でなく「よ党」であることが、明確になった。^^;<尚、反対を唱えていた前原誠司氏は、本会議を欠席。党内対立が起きそうだ。(後述)>
また、れいわ新撰組の山本代表らが、投票の際、壇上で「これっぽちの予算案で困っている人を救えるか」などと叫んだ。これも異例のことだ。(・・)
今年度予算の一般会計総額は、107兆5964億円で過去最大。今年度は、年金や医療といった社会保障費が36兆2735億円も必要である上、さらなるコロナ対策費も必要であることから、増額もやむを得ない面はあるとは思うが・・・。
ただ、防衛費も、前年度より583億円多い5兆4005億円と、8年連続で過去最大を更新。今年度補正予算と来年度予算を合わせると6兆1744億円で、GDP比1%を超えることを、もっと国民に知らせるべきだろう。<国民はもう防衛費増加、GDP比1%超えはしか仕方ないと諦めているのかな~?(-_-;)>
2月22日の衆院通過は、現行憲法下で最も早かった平成11年度(1999年)予算案の2月19日に次ぐ早さとなる。参院では24日に実質審議が始まるが、憲法の規定で参院送付後30日で自然成立するため、今年度内の成立が確実となった。(~_~;)
それにしても、国民党が予算案に賛成したのには、本当に驚いた&呆れてしまった。_(。。)_
立民党西村幹事長や泉代表が、「総理大臣指名選挙と内閣不信任決議案、それに当初予算案への対応は、国会で行政監視を行う野党としては譲れない線だ」「与党か野党かということまで問われるぐらいの大きな採決だ」と語っていたのだけど。
当初予算案に賛成するか反対するかは、それぐらい重要なことなのだ。(**)
もちろん野党も、政府案、与党案に賛成することはある。自公は「野党は反対ばかり」と非難しているが、立民党は例年、7割以上の法案に賛成している。
玉木代表は、岸田内閣が、自分たちが提案したガソリン価格のトリガー条項の凍結解除に前向きな姿勢を示したことを賛成の理由に挙げていたのだが。
それは当初予算案と直接関係ないし。関連したとしても、ごく一部に過ぎない。
当初予算案に賛成するということは、ある意味で、政府がその年度に予定している政策、法案、諸計画などなど全てに賛成することになるわけで。それでは、もはや政府を監視すべき野党だとは言えないだろう。(-_-;)
共産党の志位委員長の「当初予算案には、自公政権の全体のパッケージの姿が示されており 賛成するということは『与党化する』という宣言になる」と言っていたのだけど。「まさにその通り!」なのである。(++)
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『国民民主党は22日、衆院本会議で2022年度当初予算案に賛成した。玉木雄一郎代表は異例の賛成討論に臨み「トリガー条項凍結解除によるガソリン値下げを岸田文雄首相が検討すると明言した」と訴えた。他の野党から批判が出たのに対し、与党内では歓迎と警戒の声が交錯した。
衆院事務局によると、少数政党を除く主要野党が当初予算案に賛成するのは、1994年度予算案の社会党と新党さきがけ以来。災害対策が含まれる補正予算案に野党が賛成するケースはあるが、当初予算案への賛成は極めて珍しい。(共同通信22年2月22日)』
『立憲民主党の西村幹事長は、記者会見で「総理大臣指名選挙と内閣不信任決議案、それに当初予算案への対応は、国会で行政監視を行う野党としては譲れない線だ。国民民主党がこれまで掲げてきた『政権を担える選択肢』との整合性がつかない」と述べました。
また、夏の参議院選挙での連携について「与党に対して政策の提示と行政監視を行うために、1人区での野党候補の一本化が必要だと考えているが、国民民主党とは、これからも野党としてともにやっていけるか、よく真意を確かめなければならない」と述べました。(NHK22年2月22日)』
『日本維新の会の藤田幹事長は、記者会見で「予算案は政府の大方針や中長期的な経済社会のありようを規定するものだ。トリガー条項凍結解除を岸田総理大臣がのんだという理由で賛成するようなやり方は、私たちならしない」と述べました。
一方で、今後の連携については「国民民主党が与党入りするならありえないが、政策のすり合わせなど、合意できるところがあれば、今後も連携はありえる」と述べました。・・・
共産党の志位委員長は、記者団に「当初予算案には、自公政権の全体のパッケージの姿が示されており 賛成するということは『与党化する』という宣言になる。自公政治に白紙の委任状を与えたものだ。今回の行動によって、共闘の条件がなくなった。これまでは共闘を呼びかけてきたが、当初予算案に賛成したという事実は重い」と批判しました。(同上)』
アンビリバボーなことに、議決終了後、岸田首相が玉木代表のところにわざわざ行って、協力に感謝を述べた上で、「今後、国民党の意見に耳を傾けたい」とヨイショ。玉木代表はうれしそうな顔で、挨拶に応じ、肘を曲げたグー・ポーズを作って、岸田首相と腕を合わせてグータッチをしていた。(ーー)
<このおぞましい光景を見て「玉木くんは、ともかく目立ちたくて&岸田氏&自民党に存在をアピールしたくて賛成を決めたのかも」と言ってたです。^^;>
『衆議院本会議で新年度予算案が可決されたあと、岸田総理大臣は各党の控え室を回りました。
このうち国民民主党の控え室では、玉木代表らに「ありがとうございました」と謝意を伝えると、玉木氏は「覚悟を決めて賛成したので、われわれの提案を受け止めて、政策を前に進めてもらいたい。これから積極的にいろいろな提案をしていきたい」と応じていました。(同上)』<そうか、覚悟を決めていたのか~。国民党にはXXしていただこう。>
ただ、前原代表代行は、本会議前の議員総会で、玉木代表が提案した賛成票するという案に反対したという。
前原氏は本当は締めくくり総括質疑の質問者だったのであるが。国民党は、前原氏から玉木氏へ質問者を変更して、賛成討論を行なうことに。前原氏は、党議拘束に背くことは避けたものの、体調不良を理由に本会議を欠席し、賛成票を投じなかった。(・・)
<尚、前原氏の秘書だった斉藤アレックス氏は、20日にコロナ陽性が判明したため、欠席した。>(詳しい記事は*1に)
4日の『感染者10万人超え。吉村、オミはインフルと違う&大阪市でW問題+国民党、都ファ連携はメリットない』などにも書いたのだが。
玉木代表は、国民党と小池・都民ファーストの合流を考えているのだが。前原氏は、都ファよりも維新の会との合流を目指しており、この2人は方向性が違って来ている。
もしかしたら、これを機に、国民党が分裂する可能性も否定できないように思う。
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一方、少数政党ゆえ、今回の衆院予算委員会では、ほとんど発言する機会がなかったれいわ新撰組の山本代表や大石晃子氏は、投票をする際に壇上で、反対アピールを行なった。
『れいわ新選組の山本太郎代表ら3議員が22日、衆院本会議の2022年度予算案の採決を行った壇上で、異例の絶叫パフォーマンスを展開して議場を騒然とさせた。
大石晃子衆院議員が投票箱の前で立ち止まり、「このままの予算でいいんですか。この国会の茶番に抗議します。反対」と絶叫すると、山本氏は「自民、公明は少数会派を…」と叫んだがヤジや怒声にかき消され、細田博之衆院議長から「速やかに投票を願います」と促されたものの「これで困っている人たちを救えるか」などと猛抗議を続け、約1分間にわたって壇上を「占拠」した。
予算案は一般会計の歳出(支出)総額は新型コロナ対策を中心に107兆5964億円と、10年連続で過去最大で、現行憲法下で最速だった99年度予算案の2月19日に次ぐ過去2番目のスピードで衆院を通過した。山本氏は会見で「自民、公明に対して少数会派の予算審議での発言権を奪うな、排除するなという趣旨だった。この程度の予算で困っている人たちを救えるはずがない。消費税の減税と一律の給付を求めた」と説明した。その上で「この予算に関しての発言の機会は1度も設けられなかった。自分たちの思いを何かしら表した」と訴えた。(
これまでも投票箱まで、ゆっくり歩いて採決を引き延ばす「牛歩戦術」は、山本氏も実行したことはあるが「絶叫戦術」は極めて異例。与党側から「懲罰委員会にかける」といった声が上がったが、山本氏は「あれが懲罰にかかるんだったら、もっと早くに罰を受けなきゃいけない人は、いっぱいいる」と笑い飛ばした。「そういう必要があるんだったら、そういう形になるでしょうし、あの範囲で懲罰に当たるものではない」と強気の「太郎節」を連発し、存在感を示した。【大上悟】(日刊スポーツ22年2月22日)』
まあ、壇上から絶叫するのは、決してほめられた行為ではないのだが。今はこれぐらいのことをしないと、野党として抗議の意思を国民にアピールし、その存在感を示すことはできないのかも知れないと。立民党もフラフラせず、国民党などはもう相手にせず、もう少し頑張ってくれないと、と思ったmewなのだった。(@_@。
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