本日の第二弾を。<これも短め。>
安倍晋三元首相と維新の橋下徹元代表が、27日に「核共有」の議論をすべきだと提言。維新の松井一郎現代表も、それに賛同したことから、この件の波紋が広がっている。(@@)
<詳しくは2月28日&3月1日のブログに。>
私たちは、この「核共有」(核の共同保有&使用、シェアリング)に関して、誰がどのような発言を行なうか、しっかり見ておく必要があると思う。<&アブナイ発言をする議員や政党を、参院選の時まで覚えて欲しい。>
岸田文雄首相は、昨日28日に、参院の予算委員会で「非核三原則を堅持するわが国の立場から考えて認められない」と明言。
今日1日の朝、G7首脳と電話会合をした後に行なったぶら下がり会見でも、ロシアが核抑止部隊に特別態勢を取らせたことを「唯一の戦争被爆国である日本として、また被爆地広島出身の首相として、核による威嚇も使用もあってはならない」と厳しく非難した。(**)
また安倍首相の実弟である岸防衛大臣は『「政府としてのコメントは控える」としたうえで、「非核三原則を堅持していく考えから認められるものではない」との考えを強調』したという。(ANN22年3月1日)』
<この人もかなりの超保守タカ派なんだけど。現職の防衛大臣としては、「議論に賛成する」とは言いにくいいよね。(-_-)>
自民党幹部は、安倍元首相の発言に「妙な火種を起こすなよ~」と迷惑に思っているようにも見える。
『自民の茂木敏充幹事長は1日の記者会見で、安倍氏の発言について「日本が核共有すべきだという発言とは私は受け取っていない」と語った。記者団から「安倍氏は『タブー視せずに議論していくべきだ』という意見だった」と問われると「それは安倍さんに聞いてください」と答えた。
梶山弘志幹事長代行は2月28日の記者会見で「あくまでも個人の考えを示されたものと理解している」「党としては議論は行っていないというのが現実だ」と述べるにとどめ、党の見解ではないとの姿勢を強調した。(産経新聞22年3月1日)』
しかし、自民党の幹部の中では、安倍派に属する福田昭夫総務会長が、安倍氏の提言に理解を示した。(・o・)
<父の福田康夫首相はハト派寄りだったけど。福田昭夫氏は違うの?^^;>
『自民党の福田達夫総務会長は1日の記者会見で、同党の安倍晋三元首相が議論の必要性に言及した「核共有(ニュークリア・シェアリング)」について、「議論は回避すべきではない。議論そのものはしても構わない、もしくはすべきである」と述べた。福田氏は「国民と国家を守るのであれば、どんな議論も避けてはいけない」とも強調し、今後の議論に前向きな姿勢を示した。(産経新聞22年3月1日)』
また、維新の藤田文武幹事長も、核共有議論を排除しないとの考えを表明した。
『日本維新の会の藤田文武幹事長は28日、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有(ニュークリア・シェアリング)」に関する議論を排除しない構えを示した。国会内で記者団に「中長期的な国家の安全保障環境をどう作っていくかという議論はタブーなくやるべきだ」と述べた。核共有は自民党の安倍晋三元首相が議論の必要性を訴えていた。
ロシア軍によるウクライナ侵攻を受け、「日本を守れるのか」と懸念の声が相次いでいる憲法9条の在り方に関しては「ウクライナの状況にかかわらず議論しなければいけない」と語った。(産経新聞22年2月28日)』
念のため、馬場共同代表と吉村副代表にも意見をきいて欲しいと思うけど・・・。
維新はもともと超保守派やタカ派が多いので、党としても「核共有」議論には賛成するかも知れない。(~_~;)
<あと藤田氏も言っていたが。自民党や維新+αの改憲勢力は、ウクライナ問題を利用して、「現憲法の9条で日本が守れるのか」という改憲扇動のアピールも行なわれている。(`´)>
おまけみたいに付け足しちゃうけど。(^^ゞ 立憲民主党が27日、党大会を行なった。(・・)
『立憲民主党は27日、東京都内で党大会を行い、夏の参院選に向け「野党候補一本化に取り組み、改選議席を上回り勢力の拡大を図りたい」との目標を明記した「活動計画」を採択した。
就任後、初めての定期党大会を迎えた泉代表は、「立憲民主党こそがリベラルと中道の旗手となる」と強調。「いまこそ政治に国会に緊張感が必要だ。参院選では野党による改選過半数の獲得を目指す。私たちはぶれずに堂々と自民党とは違う選択肢を提示していく」と述べた。(略)
国会対策では、「行政の問題点について徹底して政府を質すと同時に、私たちがめざす社会の姿と国家像を国民に分かりやすく提示して、党の存在感を示す」と“追及型”“提案型”を併記する形となった。さらに「『ファクト重視』の国会論戦を行い、政策の実現をめざす」と強調した。
党大会では、ロシアによるウクライナ侵攻についての決議も採択された。「国際法の深刻な違反であり、断じて認められず、最も強い言葉で非難する」などとしている。(FNN22年2月27日)』
泉代表が言うように、立民党は「リベラルと中道の旗手となる」という志をしっかり抱き、まずは「ぶれずに堂々と自民党とは違う選択肢を提示していく」ことが重要だと思う。
行政の問題点の「追及」と国家像提示の「提案」の両者を目指すことにも賛成だ。
この日、連合の芳野会長は出席したものの、強い支援の言葉はなかったとのこと。また、国民党の玉木代表がビデオでの挨拶にとどまったという。
でも、他の団体や政党など、どうでもいいのだ。立民党に今、必要なのは、どことどうくっつくかというよりも、まずは改めて、自分の政党のあり方をきちんと確立することなのだろう。(**)
その姿勢を支持してくれる国民、支持or連携してくれる政党や団体を大事にして、共闘して行くことが、立民党再生の大きな鍵になると思うmewなのである。(@_@。
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