【ロシアのウクラナイナ攻撃が始まってから、ネットでSMAPの反戦歌「Triangle」(トライアングル」の話が盛んにされている。05年暮れの紅白で歌った曲だ。(・・)
以前から読んで下さっている方はご存知の通り、mew家はSMAPのファンなのだが。mewはこの曲が好きで。当ブログの06年1月1日の記事で、この曲&歌詞の話を書いていた。
音楽の歌詞全文をブログで公開するのは、望ましくないようなので。全文は記事の最後のMore部分にアップすることにするが。
「例えば、遠い空に 誰かが祈っていたり 例えば、身を潜めて キミが怯えてたり」
「破壊でしか見出せない 未来の世界を 愛せないよ」
「大国の悲しみも 見果てぬ母も それぞれ重さの同じ 尊ぶべき 生命(いのち)だから」
「精悍な顔つきで 構えた銃は 他でもなく 僕らの心に 突きつけられてる」
などの歌詞をきくと、今のウクライナの悲惨な光景が浮かんで来て、心が痛んでしまう。
機会があったら、是非、きいてみて下さいませ。<you tubeにも出ている。TVでSMAPの映像つきで流してくれるといいんだけどな~。(^^♪>】
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3月6,7日に、プーチン大統領と懇意になりたかった安倍首相(当時)、いかに負の遺産を残してやめたかという記事を書いた。
<『安倍の負の遺産~ムネオ娘の副外相がウ大使を放置の謎&安倍新設のロシア経済分野協力担当大臣』『安倍の「露はパートナー」策、変更に・・・』>
安倍晋三氏は首相在任中、天敵の中国を押さえ込みや北方領土返還交渉の進展に期待して、ロシア&プーチン大統領と懇意になろうと、20回以上会談。「国家安全保障戦略」においてロシアを「パートナー」国と位置づけていた。
また、ロシアと経済協力協定を結び、わざわざ「ロシア経済分野協力担当大臣」なる閣僚まで設けたり、毎年、ロシア経済協力関係の予算を3~20億円もとっていたのである。(~_~;)
しかし、日本が、ロシアのウクライナ侵攻を見て、「ロシアを安保上の『パートナー国』から格下げすべきでは」とかグダグダ言っている間に、ロシアの方がとっとと日本を「非友好国」に指定して来た。^^;
<日本のほか、アメリカ、イギリス、EU加盟国など、対ロシア制裁に踏み切った48カ国を「非友好国」に指定した。>
しかも、ここ1~2年、ロシア軍が北方領土を活用したり、ロシアの軍用機や艦船が日本周辺をウロウロする機会が増えていたのだけど。
今月10日には、北方領土でミサイル使用の軍事演習を実施。さらに、10~11日にロシア海軍の艦艇10隻が津軽海峡を太平洋側から日本海に横断したり、14日にはロシア海軍の潜水艦や駆逐艦など6隻が宗谷海峡を通過したという。(@@)<一応、航行はしてはいい区域なのだけど。おそらく日本にアツがかける意図でやっている可能性が大きい。^^;>
岸田首相は、とりあえず、G7諸国に同調する形で、ロシアへの経済制裁を行なってはいるのだが。安倍元首相に配慮してなのか、自分もロシアとの経済関係をキープしたいと思っているのかわからないのだが、ロシアとの関係をバサッと切ろうとはしない。(~_~;)
先日も書いたように、野党は、安倍側近の萩生田光一氏が務めている「ロシア経済分野協力担当大臣」を廃止するように要求したのだが。岸田首相はそれに応じようとせず。
しかも、今年の一般予算に計上されたロシアとの経済協力に関連した予算も見直そうとしないのである。(`´)
<「ロシア地域貿易投資促進事業」などに3億円超。「8項目の経済協力プラン」に関する費用が約21億円。>
『野党がロシアによるウクライナ侵攻を巡り、参院で審議されている2022年度予算案にロシアへの経済協力を含む事業が盛り込まれていることを批判している。立憲民主党は対露経済制裁に矛盾するとして、削除を要求する方針だ。
政府は予算案で「ロシア地域貿易投資促進事業」などに3億円超を計上。16年に日本の呼びかけでロシアと合意したエネルギーなど8項目の経済協力プランに基づき、日本企業のロシア進出を促す。
共産党は経済協力プランの中止を求めており、田村智子政策委員長は11日の記者会見で「早急に見直し、侵略している以上、経済協力できない姿勢を明確に示すべきだ」と批判した。立憲の辻元清美元衆院議員も同日、「経済制裁しているのに予算に協力プラン(事業)が含まれている。修正すべきだ」とツイッターに投稿した。【宮原健太】(毎日新聞22年3月11日)』
『岸田文雄首相は14日午前の参院予算委員会で、2022年度予算案にウクライナに軍事侵攻しているロシアへの経済協力を含む事業として約21億円が盛り込まれていることを野党から批判されたが「今のこの状況で予算の修正は考えていない」と答弁した。
その上で「(経済協力に携わる)日本企業に対する情報提供など、さまざまな支援も、この21億円の中に入っている。エネルギー安全保障にかかわる予算、人道的な支援も、この中に加わっている」などと説明した。
立憲民主党の森裕子氏から「全然、明解じゃない。ロシアのプーチン大統領の行動にノーだと、国際社会が一致団結してノーだと言っている時に止めるべきです。この予算」などと追及されると、岸田首相は「この予算の取り扱いについては状況が不透明。たちまち、これを修正するということはできない」と繰り返した。
森氏から「制裁は返り血もある」との批判に対して与党席からヤジが飛び、野党側が反発して一時、質疑がストップしたが、森氏は「大転換を求めます」と強く訴えた。(日刊スポーツ22年3月14日)』
ウクライナ問題では、元自民党、今は維新の会に属する鈴木宗男氏が、ロシア擁護、ウクライナ批判の発言を繰り返していることだ。(~_~;)
鈴木宗男氏は、故・中川一郎氏の秘書だった時代から、何十年もロシアとのパイプを築いており、国会議員の中でも「ロシア通」として知られている。それこそ安倍晋三氏は首相時代、何度か鈴木宗男氏を官邸に招いて、ロシアに関する情報取得や意見交換を行なっていたほどだ。
鈴木氏自身も自民党に戻りたいという気持ちがあったようだが。それは、かなわず。代わりに元民主党の議員だった娘の貴子氏を自民党に入れることに成功した。(-_-)
その娘の貴子氏は、今、外務副大臣を務めているのだが。6日の『安倍の負の遺産~ムネオ娘の副外相がウ大使を放置の謎・・・』という記事に書いたように、「ウクライナ駐日大使の面会希望を無視していた」との話が流れ、物議をかもすことになった。
結局、外務省と大使館で事務的なミスがあったということで、お手打ちをしたのだが。仮に鈴木貴子外務副大臣が主張するように「誤解があった」のだとしても、貴子氏の父・ムネオ氏がロシア擁護&ウクライナ批判を続けていることが、ウクライナ側の誤解を招く要因になった可能性が大きいように思う。(-"-)
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FNNは2日、『プーチンのポチと言われたが…」鈴木宗男氏が非難決議に賛成』なる辛らつなタイトルの記事を出していたのだが。
『参議院は2日午後の本会議で、ウクライナに侵攻したロシアを非難する決議を採択した。反対したのは、れいわ新選組だけで、“親ロシア派”として知られる日本維新の会の鈴木宗男参議院議員も賛成した。
鈴木宗男氏は、ロシアのウクライナ侵攻について、自身のブログの中で「ゼレンスキーが大統領になってからミンスク合意、停戦合意を履行しなかったことが今日の事態を招いている。3年前から誠意を持って話し合いをすればロシアが動くことはなかった。いわんや10月23日、自爆ドローンを飛ばしたことが緊張関係を増大させた」「一方的にロシアを批判する前に、民主主義、自由主義は約束を守るが基本である。その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか」などと持論を展開している。(FNN22年3月2日)』
さらに13日には・・・『日本維新の会の鈴木宗男参院議員は13日、札幌市で講演し、ロシアのウクライナ侵攻に関して力による主権侵害や領土拡張は断じて認められないとした上で、「原因をつくった側にも責任がある」と述べ、ウクライナの対応を批判した。
鈴木氏は「先に手を出した者が悪いというのが道理だ」と指摘。同時に「(侵攻前に)話し合いを断ったのはウクライナのゼレンスキー大統領だ」と主張した。攻撃が迫っていると事前に繰り返し警告を発したバイデン米大統領についても、ロシアに対する「挑発」になったとの認識を示した。
また、「日本には国益の問題として北方領土や平和条約交渉の問題がある。米英と立ち位置が違う」と述べ、欧米に足並みをそろえて制裁に踏み切った日本政府の対応に疑問を呈した。講演後、記者団に「日本からパイプを閉ざした感じだ」と語った。(時事通信22年3月13日)』
<日本がロシアから非友好国になったことを嘆き、「予算委員会での政府側答弁に対する反応、打ち返しと受け止める。ウクライナのことも大事だが、日本の国益はどうなのかも最重要ではないか。国益に沿った知恵のある外交を期待してやまない」とも発言していたという。(デイリーS3.10>
維新の会は、このような鈴木宗男氏の発言には、あまり反応していないように見えるのだが。<立民党の菅直人氏の発言同様、「個人の発言」としてスル~するのかな。^^;>
日本がウウライナや海外の国や人から誤解されるおそれもあるので、維新の会も放置プレーするのはいかがなものかと、懸念しているmewなのである。(@_@。
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