【世界フィギュアは、アイスダンスが人気があるフランスでの開催ゆえ、この種目が最後に。
RDで15位と出遅れた村元哉中、高橋大輔組は、TOP10入り(=2組出場の権利獲得)を目指してフリーに望んだのだが。リフトなどでミスが出て、総合16位に終わった。<昔からのファンは、トリノの枠取りがかかった05年の世界選手権15位を思い出すかも。^^;>
ただ、このコンビは結成してわずか2年、それこそ高橋は34歳からアイスダンス転向して2年で、四大陸2位になるなど、世界大会レベルに達したのはスゴイことだし。小松原夫妻組と共にアイスダンスへの関心を高めてくれたことも嬉しく思う。"^_^"
大ちゃんは、さすがに疲れた様子。今後については「この2年間突っ走ってきたので、少し気持ちにバケーションをあげて、そのあとしっかり考えていきたい」と語っていた。<年齢的にも大変かも知れないけど。もう何シーズンか、かなだいの演技が見たいな~。(・・)>】
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日本維新の会は、昨日27日に党大会を開き、野党第一党となり政権交代を目指すとの方針を示した。(・・)
維新は、抜群の強さを誇る大阪を基盤にして、周辺の近畿圏、さらには関東、全国に勢力を広げることを計画。
その第一弾として、党大会の当日に行なわれた兵庫県の西宮市の市長選、市議補選に挑んだのだが、維新進出を阻もうとする反維新陣営の前に、両方とも敗れてしまい、スタートで躓いてしまった。(>_<)
『日本維新の会は27日、大阪市内で党大会を開き、今夏の参院選で改選6議席の倍増を目標にすると決めた。来春の統一地方選では地方議員数を現在の約400人から約600人に増やし、次の衆院選では野党第1党を目指すことも掲げた。
党大会で松井一郎代表(大阪市長)は「参院選では自民、公明の圧倒的多数を打ち破りたい。外交安全保障ではタブーのない議論を進める」と語った。参院選については馬場伸幸共同代表もこの日の常任役員会で、比例代表の獲得議席で立憲民主党を上回ることを目標にすると述べた。(毎日新聞22日3月27日)』
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維新は、大阪では抜群の強さを誇っている。吉村府知事、松井大阪市長は、維新の副代表、代表だし。堺市、門真市、守口市など15市町の首長は維新公認。府内43市町村で、維新はその約4割にあたる17市町の行政権を公認首長が握っていることになる。公認以外にも、泉佐野市など友好関係を築く首長もいる。
昨年の衆院選では、大阪府内の19選挙区のうち15選挙区で候補者を立て、全勝。自民党や立民党にひとりの当選者も与えなかった。<残る4選挙区は、協議(談合?)の上、公明党に譲り、維新は候補を立てず。>
特に、昨年の衆院選で、維新候補が、大阪2区、10区で強さを見せていた自民党の左藤章氏(5回当選)、立民党の辻元清美氏(比例含め7回当選)を破って落選させたことは、与野党に大きな衝撃を与えた。
また維新が比例ブロックで、近畿だけでなく、東京、南北関東をはじめ全国で当選者を出したことも、脅威を与えている。(~_~;)
2010年、大阪の自民党府議だった松井一郎氏が、大阪府知事の橋下徹氏と組んで、地方政党の大阪維新の会を結党。<この時、自民党の地方議員&候補が40名以上も維新にうつった&府政などで野党に転落させられたことから、大阪の自民党は維新を敵視している。^^;>
勢いに乗る同党は、2012年に、自民党の安倍、菅氏らのサポートも得て、大阪維新の会をベース(都道府県総支部)にし、旧「たちあがれ日本」などと合流する形で、「日本維新の会」を設立し、同年の衆院選で国政進出を果たした。(・・)
最初の衆院選では、槁下人気も手伝って54議席(小選挙区14、比例区404)を獲得し、大注目を浴びたのだが。13年の参院選では9議席しかとれず。14年には、旧「たちあがれ」の石原慎太郎グループと決別、一部の議員が民主党に合流した。また、15年には橋下氏が大阪市長を退任し、維新から離れたことで、衰退し始める。
17年の総選挙では11議席sかとれず。16年、19年の参院選でも7,10議席にとどまり、国政政党の維新はこのままなくなるのではないかとさえ見られていた。(・o・)
ところが、維新は21年の衆院選で、41議席を獲得し、大躍進を遂げることになった。その最大の要因は、現代表の吉村府知事がコロナ報道によって全国で有名になって、人気が上がったことにある。また、自公だけでなく維新が立民党に対する批判を展開したことから、自公以外に投票したい人への受け皿になったことも大きい。(-_-)
衆院選後は、政党支持率が立民党を上回っているケースも多く、野党第一党になるチャンスが訪れたと考えたのだろう。
ここから関東も含め、次々と地方選に挑戦。維新の存在をアピールして、夏の参院選に挑もうとsているのだが・・・。
その第一弾となったのが、昨日の兵庫県の西宮市長選&市議補選だった。(++)
西宮市の現職市長である石井登志郎氏(50)は、元・民主党の衆院議員。18年の市長選では、自公推薦の候補をわずか108票差で破って、当選を果たした。
その現職市長に、維新の推薦候補である増山誠氏(46・元県議)が挑んだのだが。何と自民党が候補擁立を見送り、維新市長誕生を防ぐため、民主系の現職市長を(遠くから?)応援するという展開に・・・。(゚ロ゚)
維新は、吉村氏や松井氏らが応援演説に行くなど、総力戦で戦ったのだが。<兵庫出身者の知人いわく「兵庫県民の中には、プライドが高い人が少なからずいるので、『吉村を連れてくれば、喜んで投票すると思うなよ」と思う人がいるはず」とのこと。(・・)>
結局、現職の石井市長が維新候補の2倍近い票数を得て、圧勝。これで維新は、兵庫県での首長選は4連敗になった。(**)
【石井登志郎(50)無所属・現88,572票、増山誠(43)日本維新の会・新49,158票、
吉岡政和(47)無所属・新 22,096票、投票率は41.28%(前回+3.76p)】
また、この日は西宮市議の補選(2名)も行なわれたのだが。維新は、何と2名の推薦候補を擁立。<暴挙だと思ったけど。妙な自信(過信)があったのかな~?^^;>
その戦略が仇となって、自民候補、立民候補に負けて、2名とも落選してしまい、市長選の敗戦と共に大きなダメージを追うことになった。(~_~;) (票数は*1に)
『任期満了に伴う兵庫県西宮市長選は27日投開票され、無所属現職の石井登志郎氏(50)(自民支持)が、日本維新の会新人の増山誠氏(43)ら2氏を破り、再選を果たした。投票率は41・28%(前回37・52%)。維新は大阪府以外で初の公認首長誕生を目指したが及ばなかった。
午後8時20分頃、当選確実の一報が届くと石井氏は「4年間の歩みから超党派の支援を得られて光栄だった」とあいさつした。
石井氏は待機児童の解消に努めるなど1期目の実績を強調。政党の推薦は受けなかったが、自民党や立憲民主党などが「維新包囲網」を敷いて支援した。維新が勝利すれば県内の首長選にも飛び火しかねず、芦屋や宝塚、尼崎など阪神間の首長も応援に入った。
一方、脱「大阪ローカル政党」を目指し、大阪以外での党勢拡大を狙った維新。増山氏は「退職金ゼロ」など、「身を切る改革」による財源捻出などを訴えたが及ばなかった。
維新は衆院選で擁立した県内の9人が比例復活を含めて全員当選し、西宮市内の比例票は全政党でトップ。西宮市は通勤などで大阪と行き来する人も多く、維新幹部は「西宮で勝利し、別の首長選にも広げていく」と意気込んでいた。
吉村洋文副代表(大阪府知事)らも応援に入ったが、選挙活動は地元議員らが中心となった。夏の参院選や来春の統一地方選を控え、試金石だった選挙でのつまずきに、維新衆院議員の1人は「維新が強い阪神間での負けは痛い」と語った。(読売新聞22年3月27日)』
『維新は27日に大阪市内で開いた党大会で、参院選で改選6議席を倍増させ、統一選では全国の地方議員を現在の約400人から約600人に増やすことを目標とする活動方針を決定した。府外伸長の足がかりと位置付けてきた阪神地域での完敗に、別の維新議員は「天から地に落ちた。これから立て直しだ」と落胆した。さらに、松井氏が主張する非核三原則の見直し論議が有権者に敬遠されたとの見方を示し、「最近の維新が発信したメッセージが受け入れてもらえなかった」と不満をにじませた。
◇「党勢拡大、持ち出すのが間違い」
再選を決めた現職の石井氏は「市民派」を前面に出し、政党推薦を求めなかったが、維新を警戒する自民や立憲民主などから幅広く支援を受けた。27日夜、事務所で記者団に「維新に期待している人も、『維新に絶対負けたら駄目だ』という人もいて、正直ムーブメントを感じた」と振り返った。その上で、「一市長選に党勢拡大を持ち出すのが大間違い。大阪でうまくいったことは結構だが、そのまま西宮に持ってくることは国政政党として大変乱暴だ」と批判した。(毎日新聞22年3月28日)』
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これは地方選なので、松井氏の「核共有」の話がどれだけ影響したかわからないが。大阪府や大阪市のコロナ対策がうまく行かず、重症者がどんどん増加し、死者が全国で最多となったことは大きく影響したように思う。
また、今後、ここでも取り上げたいが、IR計画の強行、万博やIRの費用が増大していること、大阪市でコロナ対策などに関してずさんな契約が行なわれていることなど、維新の地方行政は問題がたくさんあるし。松井氏だけでなく、馬場共同代表も「核共有」議論や9条改正に積極的な姿勢を示していることも忘れてはなるまい。(・・)
そして、何よりも、ここから、地方選でも、参院選でも「維新には負けたくない」という人たちが増えることを切に願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS