【将棋の話・・・羽生善治九段(51)は昨期、名人戦A級順位戦で29期も在籍した最高位のA級からの降格が決まり、今後どうするのか注目されてたのだが。B級1組で現役を続行する意向を明らかにした。(^^)b
名人などの名誉あるタイトルを持った棋士の中には、A級から降格が決まると、順位戦への参加を辞めてフリークラスに転出する人もいるのだけど。羽生九段は、谷川浩司十七世名人と同様、B級で現役を続けることにしたのだが。将棋ファンとしては「あっぱれ!」マークをつけたい決断だったと思う。<インタビューとかきいていても、まだまだ向上心をもって、勉強する気満々かも。ベテランが前向きに戦う姿勢を示すのは意気に感じる。"^_^">
ちなみに、その羽生九段は、4月2日、初めてツイッターを開設したのだが。開設した時間が8:23(はぶさん)だったことが話題になっている。羽生は私の知る限り、将棋に興味のない人にも知られて、ちょっとアイドル(ヒーローかな?)扱いされ初めての棋士かも知れず。今後、将棋の普及のためにも、頑張って欲しい。o(^-^)o】
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3日の記事にも書いたが。全国の新型コロナウィルスの新規感染者の数は、完全に下げ止まり、リバウンドが始まりつつある。
『新型コロナウイルスの直近1週間の新規感染者数が44都道府県で前週と比べ増加したことが、内閣官房の2日までのまとめで分かった。・・・直近1週間の感染者数は、富山、徳島、香川を除く44都道府県で前週から増えた。鹿児島が1.67倍、佐賀が1.66倍、島根で1.61倍などと増加傾向を示している。(共同通信22年4月2日)』
<てか、何度も言うように、今でも昨夏の第5波ピーク時の2倍の新規感染者がいるんだよ~。(・・)>
しかし、政府は、もう3月からオミクロン「BA.2」型(以下、オミ2)に置き換わって、第6波に移行することは十分に予見できたはずなのだが。春休み、お花見、入学シーズン前に、全国でまん延防止等重点措置を解除。
イベントなどの入場制限が緩和、旅行支援が県民割からブロック割に拡大されたこともあってか、国民の中には、コロナは収束しているかのような気分になって、かなり密になって観光やレジャーを楽しんでいる人も少なくないようだ。(-_-;)
また、オミクロンが軽症で済む人が多かったのを前提にしてか(それでも医療逼迫したけどね)、TVのワイドショーやネットで、また「2類から5類に変えるべき」「入国者や濃厚接触者の待機期間などはやめるべき」などの話が出始めている。
政府や企業、自営業者、メディアなどが、少しでも早く経済を回復をさせたいと考えるのは、理解できる。<自営業者mewも困っている。^^;>
でも、まだ第6波は全く収束していない上、デルタ株と同じくらい重症化率が高いと言われるオミ2が控えているのを考えたら、後遺症のことなど考えたら、まだ油断してはならないと思うのだ。(・・)
何か最近、TVでもコロナのマイナスっぽい話は、あまり取り上げていないように思うのだが。第6波では、現時点で「自宅死」が161人に出ていたりもして。医療体制の問題も検討しなければなるまい。(**)
実際、3月頃から、mewのごく身近なところでも、本人or家族がコロナに感染した人がちょこちょこと出現。幸い、重症に至った人はいないようだが、1週間以上、仕事や学校を休まざるを得なかったので困ったとか、後遺症が残っていて今でも大変だという声をきく。
後述するように、オミクロン感染者は軽症の人が多いが。その後、長期にわたって、後遺症に悩まされている人が少なくないという。<10代も含め、倦怠感、頭が重い、ぼ~っとする、鼻やのどの違和感が続く・・・など。>
また、4月にはいって、何と岸田内閣からも野田聖子特命大臣、古川 禎久法務大臣が相次いでコロナに感染した。
<古川大臣は、ウクライナ避難民の支援のためポーランドに行く予定だったのだが。やむを得ず、林外務大臣に代わってもらったんだよね。(-_-)>
さらに環境省では、先月28日夜に送別会で飲食した12人のうち9人がコロナ感染して、クラスターと判断されたというし。^^;
オミ2はオミ1の1.2~1.5倍の感染力があるとのこと。mew周辺にも、政府内にも、つまりは全国で、また感染者が増えるおそれが大きいのだ。(-"-)
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『倦怠感、思考力低下、咳…オミクロン株の後遺症深刻
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が減少傾向にある中、軽症や無症状だった患者の深刻な後遺症が尾を引いている。せきや倦怠(けんたい)感などがしばらく続くとの訴えは後を絶たず、寝たきりに近い状態となるケースも報告される。従来株より短期間で症状悪化に至る特徴もみられ、診療現場は大きな危機感を抱えている。
埼玉県の50代女性は2月上旬、せきと喉の痛みが現れ、コロナ陽性と判明した。次第に後頭部や首、背中や肋骨(ろっこつ)下部にも鈍い痛みを感じるようになり、起き上がるのもつらく、痛み止めと市販の風邪薬を飲んでやり過ごした。
10日間の自宅療養後に職場復帰を果たしたものの、発症から1カ月が過ぎてもせきが続き、肩から背中にかけて筋肉痛のような痛みも消えない。仕事が忙しくなると、せきやたんの出る量が増えたことも気にかかる。
意識的に睡眠時間を確保するなど体調管理に努めているが、不調はなかなか改善されない。知人の中にも感染後、「だるくて仕方がない」「食欲がない」と話す人もいる。「以前の体の状態に戻ることはできるのか」。女性は不安を拭いきれない。
コロナの後遺症外来を開く「ヒラハタクリニック」(東京都渋谷区)では第6波のピークを過ぎた2月下旬ごろから外来患者が増え始め、多い日で100人近くを診る。オンラインを含め午前中から翌朝まで対応しても、数十人は診察を断らざるを得ない日が続いている。
患者の中心は30代で、10代や10歳以下の子供もいる。オミクロン株感染の影響とみられる患者約130人を分析した結果、約8~9割が「倦怠感」「思考力の低下」「気分の落ち込み」「頭痛」があると回答。「せき」(約7割)の症状では、ぜんそくのような状態の患者も多い。
最も深刻といえるのは週の半分以上を横になって過ごす「寝たきりに近い状態」や「寝たきりとなった」患者で、49人(1月1日~今月6日)に上る。発症から24日程度(分析患者の中央値)でこの状態まで陥り、症状悪化のスピードは従来株より2週間ほど速いという。
平畑光一院長は「療養期間が明け、仕事や勉強の遅れを取り戻そうと無理をして頑張ってしまうと一気に悪化することがある」と説明。オミクロン株は感染しても重症化しにくいとされるが、「感染者が多い分、後遺症になる人も増える恐れがある」と懸念する。
後遺症は根本的な治療法が確立されておらず、対症療法が中心となる。寝たきりに近い状態となれば、療養が長期間に及ぶこともあり、働けなくなったり、学校に行けなくなったりする患者も多くいる状況だ。(産経新聞22年3月25日)』
自宅死の問題も深刻だ。
『第6波「自宅死」161人、搬送段階で感染発覚のケース急増…「受診控え」影響か
新型コロナウイルス第6波の今年1~2月、「自宅死」した感染者は、全国で少なくとも161人に上ることが、読売新聞の調査でわかった。第5波(昨年8~9月)と比べると、自宅からの搬送段階で初めて感染が分かり、直後に亡くなる人が急増。本人も感染に気づかないまま、感染で持病などが悪化したケースがあるとみられ、専門家は「異変を感じたら早めの検査や受診を」と呼びかけている。(木村雄二)
調査は、47都道府県と、独自に管内の死亡例を集計している40市を対象に、3月中旬までに実施した。
厚生労働省は「コロナ患者の自宅での死亡事例」(自宅死)について、〈1〉医療機関で陽性が確認されたものの、保健所への届け出前だった〈2〉自宅療養中〈3〉入院を前提に自宅で待機〈4〉自宅で死亡後に感染が判明〈5〉自宅から医療機関への搬送中・搬送後に陽性と分かり、その直後に亡くなった――の5類型に分けている。
読売新聞もこの5類型に沿って第5波と第6波の状況を尋ねた。計87自治体のうち11自治体は「感染者のプライバシー保護のため」などの理由で非回答だった。
調査の結果、全ての類型を合わせた自宅死者は、第6波で161人(第5波は128人)に上った。中でも、〈5〉の「搬送段階でコロナ判明」のケースは、第5波は6人だったが、第6波は50人に急増していた。
重症化しやすい「デルタ株」が流行した第5波では、コロナ特有の肺炎症状が出やすいため、感染に気づかないまま命を落とす人は少なかった。だが、第6波で主流となった「オミクロン株」は感染しても軽症や無症状のケースが多く、感染を自覚していない人も多かったとみられる。
福岡県では、第6波の自宅死者21人のうち11人が「搬送段階でコロナ判明」のケースだった。11人中8人は70歳以上で、持病を抱えていた人もいたといい、県新型コロナウイルス感染症対策本部の担当者は「感染による衰弱で持病が悪くなるケースがある。第6波は感染者が急増し、受診を控える動きがあったのかもしれない」としている。(読売新聞22年4月3日)』(記事のつづきは*1に)
自宅死亡者の中には、高齢者が持病悪化によって死亡したケースもかなりあるようだが。保健所や医療機関が逼迫していたため、十分に対応できなかったことにも問題があったように思う。
つづきの部分に『市の担当者は「症状が軽快したので、『もう大丈夫だ』と判断し、容体の悪化を見通せなかった。持病を抱える高齢者が感染した場合のリスクの高さを痛感した」などと説明した』という文があったのだが。
若い人の中にも、保健所が対応できず、PCR検査もなかなか受けられず、みなし陽性から重症になったのに救急搬送にも時間がかかったという人もいるし。10歳未満の子も2人亡くなっているし。今のうちに保健所や医療機関の体制を強化しておく必要があるだろう。(・・)
というわけで、政府はもちろん、与野党もメディアも諸企業も学校も、どうか油断せず、オミ2の感染拡大防止と感染者対策に努めて欲しいと切に願っているmewなのだった。(@_@。
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