今朝、ちょっとビツクリするニュースが出ていた。(@@)
安倍晋三氏は、朝日新聞を目の敵にしているのでめっちゃ有名なのだが・・・。
何と今年3月、朝日新聞の記者に、他の出版社で行なったインタビューの記事のチェックを依頼した&当該記者が他の出版社に事前に原稿を見せて欲しいと要請したことが発覚。
朝日新聞の記者は、政治的中立性を欠く行為を行なったとして、処分を受けることになったというのだ。(゚Д゚)
『朝日新聞社は7日、週刊ダイヤモンドが安倍晋三元首相に行ったインタビューの記事を公表前に見せるよう同誌に要求したとして、編集委員の峯村健司記者(47)を停職1カ月の懲戒処分とすると発表した。処分は13日付。編集委員の職も解く。峯村記者は、この問題の以前から退職準備を進めており、20日に退社予定。監督責任を問い、当時の上司、多賀谷克彦・前ゼネラルマネジャー兼東京本社編集局長をけん責とした。
同社によると、ダイヤモンド編集部は3月9日に外交や安全保障をテーマに安倍氏へインタビューを実施。峯村記者は10日夜、インタビューを行った副編集長に連絡し「安倍(元)総理がインタビューの中身を心配されている。私が全ての顧問を引き受けている」と発言した。さらに「ゴーサインは私が決める」などと話し、公表前の誌面を見せるよう要求したが断られた。記事は3月26日号(22日発売)に掲載された。(産経新聞22年4月7日)』
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安倍氏ら超保守派は、かねてから「従軍慰安婦の問題は存在しなかった」と主張。朝日新聞が「従軍慰安婦の記事を捏造した」「朝日新聞は捏造体質がある」などと国会をはじめアチコチで批判。
また、ネトウヨも含めて、朝日新聞はアンチ保守、アンチ安倍のサヨク系の新聞だと、何かにつけてネットで批判し続けている。^^;
<それこそ、『「安倍談話と朝日新聞」 慰安婦問題と南京事件はいかにして捏造されたか』(勝岡寛次著2015年)という本が出版されているほど。>
たとえば、2014年には「安倍総理大臣は衆議院の予算委員会で、慰安婦問題を巡る朝日新聞の誤報で「日本のイメージが大きく傷ついた」と批判しました。 安倍総理大臣:「この誤報によって多くの人々が傷つき、悲しみ、苦しみ、そして怒りを覚えたのは事実であります。」と答弁。
『平成二十六年十月三十日衆議院予算委員会にて、安倍総理は枝野委員の質問に対する答弁で「きょうの朝日新聞ですかね、撃ち方やめと私が言ったと。そう報道がありました。これは捏造です。朝日新聞は安倍政権を倒すことを社是としているとかつて主筆がしゃべったということでございますが・・・』とか。
最近でも、『安倍氏が朝日新聞批判「捏造体質変わらないようだ」具体例示さず』(毎日、21.4,21)とか、『朝日、毎日は極めて悪質な妨害愉快犯」安倍前首相、大規模接種センターの予約システム報道を批判』(Buzfeed21.5.18)など、朝日批判の記事がいくつも出ている。(~_~;)
だから、最初に記事を読んだ時には、「うっそ~。安倍っちが、朝日の記者に原稿チェックを依頼するなんて、あり得るの~?」と思っていたのだが。
朝日新聞の調査に対し、峯村記者も安倍事務所も、事実を認めていた。(・o・)
『調査結果によると、ダイヤモンド編集部は外交や安全保障に関するテーマで安倍氏にインタビューを申し入れ、3月9日に取材を行った。取材翌日の10日夜、峯村記者はインタビューを担当した副編集長の携帯電話に連絡し、「安倍(元)総理がインタビューの中身を心配されている。私が全ての顧問を引き受けている」と発言。「とりあえず、ゲラ(誌面)を見せてください」「ゴーサインは私が決める」などと語った。副編集長に断られたため、安倍氏の事務所とやりとりするように伝えた。記事は3月26日号(3月22日発売)に掲載された。
峯村記者は社内調査に、「安倍氏から取材に対して不安があると聞き、副編集長が知人だったことから個人的にアドバイスした。私が安倍氏の顧問をしている事実はない。ゲラは安倍氏の事務所に送るように言った」と説明している。昨年、副編集長から取材を受けたことがあり、連絡先を知っていたという。
峯村記者は「安倍氏とは6年ほど前に知人を介して知り合った。取材ではなく、友人の一人として、外交や安全保障について話をしていた。安倍氏への取材をもとに記事を書いたことはない」と説明している。
朝日新聞社は峯村記者の行為を裏付けるために安倍氏の事務所に質問書を送った。事務所からは「ダイヤモンド社の取材を受けた際、質問内容に事実誤認があり、誤った事実に基づく誤報となることを懸念した。峯村記者が個人的に(副編集長を)知っているということだったので、(安倍氏が)マレーシア出張で時間がないこともあり、事実の誤りがないかどうかについて確認を依頼した。峯村氏からは電話で『インタビューの内容について確認はできなかった』と聞いている」との回答が寄せられた。(朝日新聞22年4月7日)』
<尚、『峯村記者はこの問題の以前から退職の準備を進めており、20日に退社を予定している』という。>
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あと、これは3日の『国会で橋下、ムネオ発言にウ学者が苦言+岸田潰しはかる二階、岸田と会食+宮原、医師を目指す?』という記事で触れた話なのだが。
自民党の非主流派になってしまった二階派、森山派(旧石原派)、石破G、菅G(+小泉、河野かな)が連携、結束して、岸田・麻生派(*茂木派)に対抗しようとする動きが進んでいる。(**)
『自民・佐藤氏と二階派幹部が会食、「菅勉強会」発足へ協力で一致
2月に麻生派を退会した自民党の佐藤勉前総務会長は6日夜、二階派の事務総長を務める武田良太前総務相と東京都内の日本料理店で会食した。菅義偉前首相を中心とする有志議員による勉強会の発足に向けて協力することで一致した。佐藤氏とともに麻生派を退会した御法川信英国対委員長代理も同席した。
会食後、佐藤氏が記者団に明らかにした。佐藤氏らは菅政権で要職を務めるなど、菅氏と近い関係にある。
佐藤氏は会食で、勉強会の立ち上げの調整役を武田氏に依頼し、武田氏は引き受けたと説明した。その上で、「今後は武田氏を中心に、勉強会発足に向けたスタートを切る」と語った。勉強会の開催時期に関しては、ウクライナ情勢を見極める考えを示したものの、具体的な日程は言及しなかった。勉強会には二階派のほか、森山裕総務会長代行が率いる森山派、菅氏に近い無派閥議員グループ、石破グループも参加する見通しだという。
勉強会は、菅氏が首相時代に注力した政策をテーマに開かれる見通しだが、二階派や森山派など党内非主流派との連携を摸索する動きがあり、動向が注目されている。(産経新聞22年4月6日)』
岸田首相の支持率低下or参院選で当選者減などがあれば、党内ではすぐに、安倍派や非主流派の「岸田おろし」が始まっちゃうかも<安倍派と非主流はが手を組むとマズイ>という予感がしているmewなのだった。(~_~;)
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