驚くべきことに、もう5月なんですね~。(@@)amazing!
もう2022年が1/3も終わってしまったなんて。もしかして地球の回転が、チョット速くなっていません?(・・)<前澤が宇宙に行ったりしたからな~。^^;>
今月こそ、日によっては、自分の興味のあることを中心にまったりと、長短拙文を書けるといな~。
その前に、早くロシアのウクライナ侵攻が停まって欲しい&これ以上、人々が死んだり苦しんだりせずにな済むようにして欲しいです!(-人-)
そして、5月と言えば、3日に憲法記念日が!(**)
何だか改憲派が、ウクライナ侵攻を利用する形で、「国を守るためにも、憲法9条改正が必要だ」「憲法に緊急事態条項を設けないと」とか、声高にアピールしているのだけど。
どうして、国や国民にとって最も大事な憲法改正に関して、国民を騙したり、煽ったりしようとするんだろう。(-_-;)
<おまけに、自民党は本気で、専守防衛の理念に反する「反撃能力」を持たないととか、ついには「核共有、核シェアリング」をしないととか言い出しているし。(>_<)>
前も書いたけど、憲法改正しても、国が攻められる時には攻められちゃうし。憲法改正をしなくても、国を守ることは可能なのだ。
mewは改憲容認派なので(憲法自身が主権者たる国民による改正を認めているから)、改憲の議論を一切するなとは言わないけど。今の改憲派のやり方には、大きな問題を覚えている。(-"-)
で、今回は、珍しく弁護士の橋下徹氏が憲法に関して、まともなことを言っていたのでその記事をアップしたい。(・・)
mewは新自由主義、時に日和見的な、そしてポピュリズム政治家の代表格である橋下徹氏とは、考えが合わないことが多いのだが。<基本的に調子のいい感じの男性は好みじゃないし。^^;>
ただ、安倍元首相や維新の松井代表より橋下氏を評価していることが一つある。
それは、橋下氏は、日本の戦後体制や現憲法をきちんと認めており(司法試験の勉強で、とりあえず憲法の中身もそれなりに理解しており)、それを前提に改憲論や国政運営の話をしていることだ。(++)
<橋下氏は安倍氏が信奉する超保守派のドン・平沼赳夫氏に、戦前志向の考え方には同調できないと言っていた。また、下の記事を見ても、橋下氏は、「憲法は国家をコントロールために存在するものだ」という立憲主義の考え方がきちんとわかっている。(・・)>
でも、安倍元首相ら(主に日本会議系)の超保守派は、日本の戦後体制や現憲法は米国が押し付けたもので、本当は無効だと思っているのだ。<いまだに「戦後レジームからの脱却」とか、「憲法は国民をコントロールするものでもある」「個人の人権を認め過ぎるべきではない」とか言っている。>
そして、戦前の国家主義、富国強兵策を理想として、憲法改正や国政を進めようとしている。<しかも、現憲法をきちんと理解できていない。ウヨ識者や仲間に吹き込まれたことを、そのまま信じ込んでいる節がある。>
mewは、そういう人たちが中心になって、上から強引に憲法改正を推し進めようとしていることに、尚更に大きな問題や違和感、反感を覚えるのである。(-"-)
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ところで、何年か前、10代の少年少女らと戦争の話をした時、「もし日本が戦争になったら、外国に逃げる」「おばあちゃんのいる田舎とか行って、攻撃されていない場所で避難する」などと言っていた子が多かったのだが。
「戦争が始まったら、もしかしたら、その少し前から、飛行機や船の利用とか禁止されて、海外に出たり、国内で遠くに移動したりできなくなるかも知れないよ」と言ったら、「え~?国はそんなことできるの~?」「自由に動けないのはおかしい」などと疑問や反発の声が返って来た。(・・)
でも、それは実際、あり得ることだと思うし。自民党などが改憲で提唱している「緊急事態条項の設置」も、(災害の時とか言ってるけど)戦争などの有事の際に、国民の行動や権利を抑制するために設けようとしているわけで。
9条だけでなく、緊急事態条項のことや、個人の人権のことなどをもっと考える必要があると思う。(++)
今回アップするのは、橋下氏が、現憲法下で有事の際に個人の自由権(特に移動の自由)がどうなるのかということをテーマに語ったことを記したものだ。
<話していた相手が人権派の木村草太教授なので、ヒヨ傾向のある橋下氏は、尚更に人権重視っぽいことを語っちゃったかも?^^;>
『橋下氏「戦争中こそ自由についての考え方が重要。今年の憲法記念日には大きな話題にしてほしい」
23日のABEMA『NewsBAR橋下』に出演した橋下徹氏が、東京都立大学の木村草太教授(憲法学者)と対談。法を学んできた弁護士としての立場から、有事と自由の問題について思いを語った。
ロシアによるウクライナ侵攻、そして日本の防衛政策について議論した橋下氏。「今までの憲法9条をめぐる議論というのは、“どういう装備まで持てるんだ”とか、“どういう軍事力の行使ができるんだ”ということが細かく議論されてきたんだけど、ある意味で“戦争がないこと”を前提に語られていたと思う。それが今回、戦争中こそ憲法の考え方がものすごく重要だと痛切に感じた」と問題提起。
「子どもが大学で法律を勉強していて、憲法の話になった。その時に、“戦争になったときには、憲法22条の居住移転の自由が最も重要になる”という話になった。要するに、国外に出る自由の問題だ。ウクライナは政治の判断として、18~60歳まで男性について国外退避を禁止することになった。家族と一緒に国外に逃げたい、だけど国に“残ってくれ”と言われているから逃げられない、と。女装して脱出しようとした男性、夜中に脱出しようとした男性もいたと報じられているが、今の日本で考えれば、“逃げる自由”を認めないのは絶対に許されないこと。でも、こういう問題は戦争が起きていない間は、あまり語られることはない。
でも、コロナ禍で移動の自由が規制されやすいような状況にもなって、“水際対策”として、外国から人が入ってくることも止めちゃった。これが安全保障の話、有事の話とくっついたときにどうなるのか、というのは本当に重要な問題だ。僕が30年前に憲法を勉強したときには、テーブルには乗ってなかったなと思う。こういう、“戦争中の憲法論”がこれから重要になると感じているし、政治家がそういうことを頭の中にちょっとでも入れておけば、法律を作ったり、命令を出したりするときにちょっと“ひっかかり”が出ると思う」。
その上で橋下氏は「そういう意味では、政治家には改めて憲法を学んでいただかないといけない」と訴えた。
「むしろ憲法というのは、大きな権力を行使するときに歯止めとなるものとして政治家に必要だ。今までの憲法の議論は、先の戦争の反省に立って、“国家を守るために個人が犠牲になるというのは良くないよね”、という前提で議論が積み重なってきたと思う。それでも有事の時には、どうしてもやっぱり“国家のために”ということになってくる。憲法の柱となる13条では、個人の尊重や幸福追求権を規定しているわけだし、もしそういう状況になってしまったときに、なんでもかんでも国家のためとか、独立や尊厳のためといった抽象的なもののために国民の命が簡単に犠牲になるような政治は我慢ならない。だから僕は僕なりに考え方を伝えている。こういう問題について憲法学界にも声を上げてほしいと思うし、今年の憲法記念日には大きな話題にしてほしい」。(ABEMA『NewsBAR橋下』より)(ABEMA TIMES22年4月30日)』
mewは、「先の戦争の反省に立って、“国家を守るために個人が犠牲になるというのは良くないよね”という前提」に立って、憲法あ国政のあり方を考えるべきだと思うし。
もし橋下氏が本当に「なんでもかんでも国家のためとか、独立や尊厳のためといった抽象的なもののために国民の命が簡単に犠牲になるような政治は我慢ならない」と思うなら、是非、それをTV等でも訴えて欲しいと思うmewなのだった。(@_@。
<あと「政治家には改めて憲法を学んでいただかないといけない」ということもね!(・・)>
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