先日、ニュースを見ていて、超・共感できる印象深い発言に出会った。(**)
『島根県の丸山知事は13日の記者会見で、「インバウンドもマスクを外す話も、まずは沖縄の問題をちゃんと処理してからの話」と述べ、感染拡大が続く沖縄県の問題と、“脱マスク”の議論が同時並行している現状に違和感を示しました。
島根県 丸山達也 知事「インフルエンザや風邪と違う証拠が沖縄の今の実態じゃないのか、当たり前でバカでも分かる事実」
また、新型コロナワクチンについて、若者の3回目接種率が上がらない現状に対しては…
島根県 丸山達也 知事「風邪やインフルエンザと同じだと言ったのはあなた方でしょと、大したことないって言っちゃったのはあなた方政府でしょと、そしたらワクチンの接種率が上がらないの仕方がないじゃないですか、頭の中がお花畑だ」(山陰放送22年5月14日)』
言葉使いはチョット悪いけど。核心をついていると思いません?(・・)
* * * * *
今年にはいってから、オミクロン株の感染が拡大。デルタ株以上の感染者が出て、今年1月~5月だけで、死者が1万人以上に及んでいる。<覚えておいてね。オミクロンの第6波だけで1万人死んでいるんだからね。(-"-)>
ところが岸田内閣は、「コロナをインフルエンザと同じに扱え」と主張する周辺の議員や早期の経済回復を望む経済界などの圧力もあって、ウィズ・コロナを通り越し、経済優先にシフト・チェンジ。その影響が、もろに沖縄に出てしまった。(@@)
沖縄では昨年末から、米軍基地に由来すると思われるオミクロン株の感染が拡大。2月にはいったん収まったものの、3月後半からまた感染者が急増。
玉城知事は4月初めに『「全ての年代で新規陽性者が増加傾向にあることに鑑みると、もはや第7波に突入したものと認識せざるを得ない」と強い危機感を示した。感染拡大に歯止めがかからなければ、まん延防止等重点措置の要請を含め、規制措置を検討する考えを示した』『「5月の連休は外出自粛をすることにならざるを得なくなるかもしれません」とも強調』していたのである。(琉球新報22年4月7日より)
ところが、経済への影響を懸念して行動宣言を出したくない政府は、まん延防止等重点措置などを発令せずに済ませようと、とりあえず政府から「首相官邸や各省とホットラインで対応する」4人の連絡員(リエゾン)を派遣したのだが、ほとんど効果はなかった。(-_-;)
沖縄では旅行者が多数訪れたGW後に、過去最多の感染者を記録。PCR検査キットも間に合わず。中等症以上の患者の入院者も増加したため、医療が崩壊。コロナ以外の一般の患者に対する診療が制限される状態に陥っている。<詳しい記事は*1に。後日にも取り上げる予定。>
また、一部の閣僚や政治家やメディアが「オミクロン株は重症化しない」「5類を2類に。脱マスクを」などとアピールしているため、若者の間では「コロナにかかっても、たいしたことはない」「ワクチンの副作用の方がつらいので、ワクチンは打たない」という話が飛び交うことに。
この件も改めて取り上げたいが、3回めのワクチン接種は高齢者以外では進まず。ついには、何十万人分ものワクチンを廃棄せざるを得ない状況に陥っている。 _(_^_)_
岸田首相は、インバウンド経済の回復も考え、来月から海外からの入国制限を(実験で観光も)さらに緩和すると言っているのだが。これでも、世間は、岸田内閣のコロナ対策には問題がないと思うのだろうか。(**)
そして、昨日のアップした『維新「顔で選べば1番」と女性候補を応援・・・』の続報を。
維新の会の石井章参院議員(65)が、参院選栃木選挙区に出馬予定の自党候補に関して「女性5人が出るが、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」と発言したことが発覚し、物議をかもしているのだが。
石井氏は、ほとんど反省していない様子。それどころか、「いい挨拶だった」「顔を見て選ぶ人がいるのだから、ポスターをなくすべき」などと開き直る始末だ。(-"-)
では、石井氏のすばらしい反省の弁と釈明を・・・。
『日本維新の会 石井章参院議員「まあ健康と若さと容姿端麗だということも含めた流れの中で、若さと健康を売りにしたような発言の中の1コマだった」(略)
日本維新の会 石井章参院議員「(Q.反省の言葉はあるか)いやだからもう、その撤回したこと自体、政治家としては撤回するっていうのは反省してるということなんで、反省しているから撤回。あなたが土下座しろって言うなら土下座しますよ」(略)
日本維新の会 石井章参院議員「ただね、僕が思うには、じゃあ公営掲示板のポスターってみんなよく撮れてるでしょ。顔…あれを見て選ぶ人もいると思うんですよ。だったらこういう掲示板のポスターをなくして税金を使わなくすればいい。あれ公費だからね」(JNN22年5月17日)』
『茨城新聞の取材に対し、石井氏は発言を撤回した上で「見た目で判断しているわけではない。一番若く、(候補者本人は)エアロビクスもやっており、健康的な美を強調したつもりだった」と釈明した。(茨城新聞22年5月17日)』
『日本維新の会・石井章参議院議員:『あそこにいた人は、ああいう内容で僕が発言したのではないことはみんな分かっている。いい挨拶だったと(FNN22年5月17日)』
そうか~。選挙ポスター掲示の目的のひとつは、「顔」で候補を選ぶことにあったのね。(@@)
<そう言えば、維新3人衆が出ていた今年のTV正月特番でも、『橋下氏は「吉村さんは、常に自分がどう映っているかを計算している」とツッコミ、松井氏も「インスタを見ればよくわかる。公人・政治家のものではない」とイジる』なんて話も出ていたとのこと。容姿,見映えを大切にしているのね。^^;>
しかも、正直言うと、mew周辺にも実際、投票所前の掲示板見て、顔で選んでいる人がいるわけで、尚更にイヤな感じがしちゃったりして。(自民党の参院選候補(東京)の生稲晃子もTOP当選しそうだって言うし。^^;)
ただ、「国会議員や首長が堂々とそんなこと言うようじゃ、おしまいでしょ」って思う。(-"-)
また、昨日、立民党の菅直人氏が大阪に遠征して、維新の会が「核共有」に言及していることを「自民党より右翼的だ」と批判していたという話を書いたのだが。
15日には、維新の会の松井一郎代表が、勢力拡大を狙う南関東に到来。東京や神奈川で、街頭演説を行なっていたという。
『維新松井一郎代表、ウクライナ情勢踏まえ「積極的な防衛体制必要」参院選東京選挙区の応援
日本維新の会の松井一郎代表が15日、東京・新宿駅西口、銀座で夏の参院選東京選挙区(改選数6)に公認候補予定の海老沢由紀氏への支援を訴えた。松井氏は新宿でウクライナ情勢に触れ、「攻められない国造り、積極的な防衛体制が必要。日本の周りに核兵器持った国がミサイルを撃つ、他国に侵攻する事実がある」とした。その上で「我々は他国に侵略することは一切、ダメだというルールを作りながら、他国からの侵略は許さない防衛体制、外交の議論をタブーなく、やるべきだ」と安全保障の議論推進を唱えた。
海老沢氏も銀座で「他の政党を見ていると、お花畑の政治家が多い」と批判した上で「私も4人の子どもがいます。将来、もし日本が侵略されて、子どもたちや将来に生きるみなさんが、悲しい目に遭う、そんなことは避けたい。まずは侵略をされない、攻撃を受けない体制作りが急務」などと訴えた。
東京選挙区には立憲民主党の蓮舫、公明党の竹谷とし子、共産党の山添拓、自民党の朝日健太郎の現職4氏に、アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで自民党公認のタレント生稲晃子、立民の松尾明弘、ファーストの会・荒木千陽代表、れいわ新選組の依田花蓮ら新人各氏が立候補を予定している。参院選は6月22日公示、7月10日投開票が有力となっている。(日刊スポーツ22年5月16日)』
『維新・松井代表「侵略されぬよう抑止力強化必要」 ロシアのウクライナ侵攻巡り 川崎駅で演説
日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は15日、JR川崎駅西口で街頭演説し、ロシアによるウクライナ侵攻に触れ「他国から侵略されないように抑止力の強化は必要。日本は唯一の被爆国だが、タブー視せずに議論を深めるべきだ」との見解を示した。
その上で、現状の国政について「与野党はなれ合い、もたれ合いの状態。外交安全保障が昭和のままの認識では駄目だ」と苦言を呈した。夏の参院選で維新への支持を訴え、「(躍進を果たせば)自民党や政府を動かすことができる」と強調した。
改選4議席に加え、非改選の欠員1を補う「合併選挙」となる神奈川選挙区で擁立する元職について、松井氏は記者団に、通常任期の6年が与えられる「4位以内での当選を目指す」と述べた。(神奈川新聞22年5月16日)』
維新は、立民党などに流れていた非自民党票だけでなく、自民党の保守層までくい込もうとしている感じなのだけど。ここまで言うと、平和&リベラル志向の国民は、維新に投票しなくなる可能性が大きい。
それゆえ、維新の超保守タカ派的な部分を(人権意識に欠ける部分、国民をバカにしている部分も)、も~っと世間に知らしめたいと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS