【サッカーW杯・・・11~12月にカタールで行なわれるサッカーW杯で、日本の女性審判員・山下良美氏(36)が主審のメンバーに選ばれた。<ガンバ!o(^-^)o>
W杯で女性が審判団入りするのは史上初で、主審36人、副審69人のうち、女性審判員が3人ずつ含まれた。尚、日本からは今回、男女合わせて山下氏1人だけだった。
山下氏は東京出身で、小さい頃からサッカーに親しみ、東京学芸大ではサッカー部に所属。卒業後も社会人クラブでのプレーを続けながら審判資格を取得。2015年に国際審判員に登録した。
サッカーの審判は、審判としての技術、判断力はもちろん重要なのだが。その前に、かなりの走力、持久力がなくてはならない。<一流選手が50m5~6秒台で走るのに遅れず、何回もダッシュを繰り返す必要があるし。試合全体では、十数キロも走り続けなくてはならないので、国内の審判の昇級試験もかなりハードだ。>また、国際大会となると選手はかなりエキサイトするので、彼らをコントロールする能力も必要になる。
しかし、山下氏はU-17女子の大会から、女子W杯、東京五輪、男子のACL(アジア・チャピオン・リーグ)と、どんどん経験と実績を積み上げて、ついには男子W杯の主審に選ばれたわけで。同じ日本人&女性として嬉しいし、敬意を覚える。<W杯の審判は、男性中心に世界の多くの審判員が目指しているものゆえ、とりあえず女性も入れようという感じでは選ばない。よほど実力と信頼がないと・・・。>
FIFA審判委員会のコリーナ委員長は「性別ではなく審判の質にこそ価値がある。将来的には男子の重要な大会の審判団に、女性の精鋭が選ばれることが普通のこととして受け止められるよう願っている」との談話を発表していたのだが。
男女格差指数が世界で120位の後進国・日本でも、サッカーに限らず、このような考えをもとに、女性が実力を発揮できる社会に発展するようにと願うばかりだ。(・・)】
* * * * *
12日の『細田が「議員歳費は少ない」「社長は1億。議長は100万円しか」発言に批判・・・』の関連記事を・・・。
細田博之衆院議長(78)が10日、衆院議員の10増10減に絡んで「100万円しか歳費をもらっていない議員を増やしても、バチ(罰)は当たらない」と発言。野党だけでなく、与党からも批判を浴びることに。議長を辞職すべきだという声も出ていたのだが、本人はその気はないようだ。^^;
しかし、その後も細田氏に関するスキャンダルが続出。衆院議長継続に、黄信号が点りそうだ。<「細田おろし」の思惑、動きもあるのかも。(~_~;)>
まず、細田氏が代表を務める「自由民主党島根県第一選挙区支部」で、2020年の寄付金36万円が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが発覚。
さらに、「文春砲」が炸裂。細田氏が過去に複数の女性記者に対し、セクハラ発言を繰り返していた疑惑が、19日発売の週刊文春に掲載されたのである。(゚Д゚)
先に、政治資金収支報告書の記載漏れの話を・・・。
自民党の議員は、個人の事務所とは別に、党の地方支部の事務所を作ってその代表を務めているのだが。地方支部の事務所は、いわば政治資金の隠しポケット&個人事務所への隠しトンネルの役目も果たしている。
<本当は議員個人への献金であっても、とりあえず地方支部の事務所に献金してもらって、そこから個人事務所への寄付という形でお金を移したりとかね。細田氏レベルになると、自分の家に地方支部を2つも抱えているらしい。>
『「自由民主党松江支部」の政治資金収支報告書によれば、2020年に毎月3万円ずつ、合計36万円を「自由民主党島根県第一選挙区支部」に寄付している。ところが、同年の「自由民主党島根県第一選挙区支部」の報告書にはその記載が一切ない』という。
『細田氏が代表を務める政治団体が、「自由民主党島根県第一選挙区支部」。この団体は細田氏が所有する松江市内の一軒家に事務所を置く。
一方、この一軒家に事務所を置く政治団体がもう一つある。「自由民主党松江支部」だ。事務所だけではなく、「自由民主党島根県第一選挙区支部」と同様、細田氏の秘書が事務担当者を務めている。
松江市議が語る。「『自由民主党松江支部』の代表を務めるのが、松江市議会の立脇通也議長です。議長のかたわら、細田氏の自宅から目と鼻の先にある神社の宮司も務めている。細田氏とは同じ地域の生まれで、長年、政治活動を支えてきました」』(週刊文春オンライン22年5月18日)』
『政治資金に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。
「政治資金規正法違反の不記載罪に当たります。36万円分を“裏金”として使ってしまったがために、その分の収入を隠したと見られても仕方ありません。細田氏には説明責任が求められます」(同上)』
* * * * *
『細田博之衆院議長(78)=島根1区=が代表を務める「自由民主党島根県第一選挙区支部」の政治資金収支報告書に、党の別の支部から受け取った2020年の寄付金36万円が記載されていなかったことがわかった。細田氏の事務所は「事務処理のうっかりミス」として17日、島根県選挙管理委員会に訂正を届け出た。(朝日新聞22年5月19日)』
まあ、「100万円しか」の人には、36万円は微々たるものなんでしょ~けど。^^;
正直、小額の記載漏れをしている議員は少なからずいるのだが・・・。ある意味では、この時期に、政治資金の問題が表沙汰になったことに注目すべきなのではないかと思う。(・・)
* * * * * ☆
そして、週刊文春によれば、細田氏はこれまで複数の女性記者にセクハラ発言を行い、家に来るのを誘ったことまであるというのだ。(゚Д゚)
『19日発売の週刊文春は、衆議院の細田議長が過去に複数の女性記者に対し、セクハラ発言を繰り返していた疑惑を報じ、深夜自宅に「今から来ないか」と誘われたという女性記者の証言などを掲載しました。(TBS22年5月19日)』
週刊文春は有料記事になっているので、ここに詳細は出せないのだが・・・。
『19日発売の週刊文春は、衆議院の細田議長が過去に複数の女性記者に対し、セクハラ発言を繰り返していた疑惑を報じ、深夜自宅に「今から来ないか」と誘われたという女性記者の証言などを掲載しました。
立憲民主党 馬淵澄夫国対委員長「ある意味セクハラは犯罪行為と認定もされているわけですから、事実であるならば由々しき問題だと思います。事実でないならばその旨も含めて議運の場にて明らかにしていただきたい」
立憲民主党の馬淵国対委員長はこのように述べ、細田議長本人による事実関係の説明を求めました。衆議院の議院運営委員会の理事会などで説明の場を設けるようすでに自民党側に伝えていて、20日も与野党による協議が続けられる見通しです。(TBS22年5月19日)』
野党が、衆議院議院運営委員会の理事会などで説明の場を設けることを要求したこともあってか、何とNHKまで、セクハラ疑惑があることを報じていたのには驚いた。(~_~;)
『19日発売の「週刊文春」で、細田衆議院議長は女性記者に対し、深夜に自宅に来るよう誘うなどのセクハラと受け止められかねない行為を繰り返していると報じられました。
これを受けて、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、共産党の野党4党は「事実であればゆゆしき問題だ」として、細田議長本人が国会で事実関係を説明するよう自民党の高木国会対策委員長に申し入れました。
高木氏は、申し入れの内容を衆議院議院運営委員会の山口委員長に伝え、今後、委員会の理事会などで対応が協議される見通しです。(NHK22年5月19日)』
* * * * *
今、細田議長は、岸田内閣にとっても、自民党にとっても、そしておそらく安倍派にとっても、邪魔者になっているのである。(-_-;)
自民党の重鎮&衆院議長である細田氏が参院選前に問題発言を行なうのは、何より困るし・・・。
細田氏が、既に方針が決まった衆院定数「10増10減」に、公の場で異論を唱え続けるのも困りごとだろう。<党内の反対派がこれに追随する可能性があるし。世間に対して、自民党がごねている印象を与えることになる。>
また、細田氏は14~21年まで、自民党の最大派閥である清和会(現・安倍派)の会長を務めていたのだが。清和会の議員は、大別すると安倍祖父の岸系と福田系に分かれており、福田康夫元首相の同期・盟友だった細田氏は、福田系の議員への影響力が強い。<しかも、福田康夫氏の息子が、首相の座を狙っている。>
ということは、細田氏は、ある意味で、安倍氏にとって目の上のタンコブなのである。(~_~;)
細田氏の諸発言も問題だし。もしセクハラ行発言が事実なら、議員辞職せざるを得ないのではないかと思うが。何かそのウラで、党内の議員の思惑が絡んでいるのではと、つい邪推してしまうmewなのである。(@_@。
THANKS