pcのキーボードがおかしくて、なかなか直らず。記事アップが遅くなっている。すみません。_(_^_)_
昨日の岸田ーバイデン会見で、バイデン大統領が「台湾有事の際、軍事介入する」と発言。超保守派は喜んでいるものの、米国はあわてて火消しに走っているという話を。<コピペ中心になってしまうが、短めに>
昨日、おそらく政治面で最も注目されたのは、バイデン大統領が、今までのあいまいにして来た「台湾有事」の問題について、「米国も参加する」と明言したことだ。(・o・)
米国は「ひとつの中国」論を支持しており、これまで台湾侵攻があった場合に軍事介入するか、明確に答えず。(ある意味では、中国との関係次第という感じの)「あいまい戦略」をとっていたのだが。
後述するように、バイデン大統領は。今回、岸田首相らとの会談でも、対中国の姿勢を強く打ち出しており、今回、ついに台湾有事にまで踏み込む見解を述べるに至った。<記者にきかえて、一瞬、考えたけど。エ~イって思い切って答えた感じ?>
これには、反中派で台湾独立を支持する安倍元首相などの超保守タカ派は、お喜びではないかと察する。<安倍元首相は「台湾有事は日本の有事」とまで言っていたのだがら。^^;>
ただ、どのような根拠でで台湾有事に軍事介入できるのかは「???」だし。米国当局は早くも、火消しに努めているという。(~_~;)
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『これまで、中国が台湾に進攻した場合、軍事介入するか明らかにしない「あいまい戦略」を取ってきたアメリカ。
しかし、23日の共同会見で、バイデン大統領が台湾問題について問われると、次のように答えました。
記者:「大統領は、ウクライナへの軍事介入は避けました。それと同じ状況になったら、米軍が台湾を守るのでしょうか?」
バイデン大統領:「イエス」
記者:「そのつもりだと?」
バイデン大統領:「それが私たちが“表明した決意”です。私たちは“一つの中国政策”に同意しています。しかし、武力で奪えるという考えは、適切ではありません。地域全体を混乱させることにつながります。ウクライナで起きていることと同じです」
軍事関与の有無について質問する記者の問い掛けに対し、「イエス」と明言。「あいまい戦略」を覆すかのような発言です。
中国政府は、強く反発しています。
中国外務省・汪文斌副報道局長:「中国は、アメリカの言論に強い不満と断固反対の意を表明します。アメリカの一連の台湾についての言動は、“一つの中国”の原則に挑戦し、台湾海峡情勢の緊張をあおる“危険な火遊び”だ。台湾を切り札にせず、台湾独立勢力に肩入れせず、台湾海峡の情勢と中米関係に、さらなる損害を与えないよう促す」
一方で、台湾の外交部もコメントを発表しました。
台湾外交部のコメント:「バイデン大統領とアメリカ政府が、台湾に対する揺るぎないコミットメントを再確認したことを、心から歓迎する」(「グッド!モーニング」2022年5月24日放送分より・ANN)』
案の定、超保守タカ派のヒゲの隊長はお喜びだった。(~_~;)
『「バイデン氏、最高の失言」 台湾防衛発言巡り自民外交部会長
自民党の佐藤正久外交部会長は24日午前の党会合で、バイデン米大統領が台湾防衛に軍事的に関与する意思があると明言したことについて「大変良い失言、最高の失言をされた」と評価した。
佐藤氏は「(発言後に)ホワイトハウスが火消しに回ったように、米国のこれまでの『あいまい戦略』から一線を越えた発言だ。だが、この地域の安定に資する発言で、大統領の本音が出た」と解説した。そのうえで「ここまでバイデン氏が発言した以上、我々は中国に対し、ロシアの侵略に明確な批判を行うよう強く求めると同時に、中国の武力による台湾統一、(沖縄県の)尖閣(諸島)有事に備え、日本自身が外交防衛力をさらに強化することが極めて大事だ」と述べた。
バイデン氏は23日の共同記者会見で「有事には台湾の防衛に軍事的に関与する意思があるか」と問われ「ある(Yes)」と答え、「我々が約束した責務だ」などとも語った。【今野悠貴】(毎日新聞22年5月24日)』
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松野官房長官も『24日午前の会見で、日米首脳会談で「台湾に関する両国の基本的な立場に変更がないことを確認」したと述べた。
「台湾海峡の平和と安定は、日本の安全保障はもとより国際社会の安定にとっても重要」と述べ、今後とも、米国をはじめとする同盟国・同志国と緊密に連携し、両岸関係の推移を注視していくとした。』(ロイター2.24)
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しかし、米当局は、懸命にバイデン発言の火消しをしているという。(@@)
『訪日中のバイデン米大統領は23日、記者団に対し、もし中国が武力で台湾に介入した場合、軍事的な対応を取るとの考えを明らかにし、「それが我々の誓約(コミットメント)だ」と述べた。バイデン氏は、東京で行われた、岸田文雄首相との共同記者会見で語った。
バイデン氏は「我々は『一つの中国』政策に同意している」としたうえで、武力によって台湾を奪えるという考えは適切ではないと述べた。
バイデン氏は過去にも同様の発言をしたことがあり、ホワイトハウスは、台湾に対する米国の長年にわたる政策が変わったわけではないと火消しに追われた。米国は台湾に対して防衛用の兵器を提供しているものの、中国による侵攻時に軍事的介入を行うかどうかについては意図的に曖昧(あいまい)さを保っている。
米国は、一つの中国政策の下で、台湾が中国の一部だとする中国の立ち位置を認めているものの、中国政府の台湾に対する主張を公式に認めたことはない。
ホワイトハウスはバイデン氏の発言を受け、声明を発表し、米国の公式な立場に変化はないと述べた。バイデン氏が、一つの中国政策と、台湾海峡の平和と安定への関与について繰り返し言及していると指摘。「台湾関係法」に基づいて台湾に対して防衛のための軍事手段を提供している米国の関与についても繰り返し言及しているとした。(CNN22年5月23日)』
え?・・・あれはバイデン大統領の失言だったの?(・o・)
でも、安倍&超保守仲間はすっかりその気になって、ますます「台湾有事がー」と調子に乗りそうだし。何か、この件はあとを引きそうな気だな~と懸念しているmewなのだった。 _(。。)_
THANKS