【24日、藤井聡太五冠(19・叡王、竜王、王位、王将、棋聖)が、叡王戦5番勝負で出口若武六段(37)に3連勝し、タイトル初防衛を果たした。また、これでタイトル戦13連勝となり、羽生善治九段と並んで2位タイとなった。(^^)v
3連勝というと楽勝したような感じだが。相変わらず、2局めは千日手になって指し直しに。1局めと3局めは終盤、1分将棋のせめぎ合いになり、出口六段に流れが向きかけた時もあったのだけど、最後は藤井五冠が強さを発揮した感じ。<タイトル初挑戦となった出口六段は対局後の大盤解説会で、「ちょっと悔しい」と涙を流していたとのこと。この悔しさをバネにガンバ!(・・)>
藤井くんは昨年1億円以上の賞金を獲得したのだが。<もっと賞金が高くてもいいと思うけど。>ふだんは自作している将棋研究用のPCの部品以外は、さしてお金を使うことがないようで。先日スポンサーのイベントで無駄遣いの経験を問われ、長考。『ぜいたくしたなと思ったことについても「なんだろう…」と考えた末に、「自販機で飲み物を買った時にぜいたくしちゃったなと思う」とはにかんだ』という。(スポニチ5.17)。この堅実さがある限り、まだまだ大丈夫だなと思ったです。"^_^"】
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25日、衆参両院の本会議で、ウクライナ情勢に伴う物価の高騰対策などを盛り込んだ補正予算案の審議が始まった。(・・)
一般歳出総額は2兆7009億円で、全額を赤字国債で賄うという。(~_~;)
もともとはウクライナ情勢や円安に伴う物価高への「総合緊急対策」がメインの目的だったはずなのだが。国会の議決を経ずに政府の判断で使用できる予備費を補充することが主な目的となっており、問題が大きい。
主な歳出として、既に緊急対策の財源の一部に充てた予備費を補充するため計1兆5200億円を盛り込んだ。内訳は、新型コロナウイルス対策予備費が1兆1200億円、一般予備費が4000億円。コロナ予備費は使途を原油高・物価高対策にも拡大するという。^^;
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『質問のトップバッターに立った立憲民主党は、総額2.7兆円のうち、1.5兆円もの予算が今年度予算の予備費に補填されることを批判しました。
立憲・重徳衆院議員:「この議場にいる皆さん、目を覚まして下さい。政府が使いたい放題に使ったプリペイドカードを、減った分だけチャージするのが、国会の役割なのでしょうか」(ANN22年5月25日)』
自公の内閣に、自由裁量で使える予備費を与えるのは、非常に危険だ。(ーー゛)
実際、これまで認められたコロナ対策の予備費のうち、何と12兆円が使途不明のままなのである。(゚Д゚)
『政府が新型コロナウイルス対応へ用意した「コロナ予備費」と呼ばれる予算の使い方の不透明感がぬぐえない。国会に使い道を報告した12兆円余りを日本経済新聞が分析すると、最終的な用途を正確に特定できたのは6.5%の8千億円強にとどまった。9割以上は具体的にどう使われたか追いきれない。国会審議を経ず、巨費をずさんに扱う実態が見えてきた。(日本経済新聞22年4月22日)』
そう言えば・・・今月にはいって、全国の市町村でモデルナのワクチンが、使用しないうちに有効期限を迎えてしまったため、廃棄されるというニュースが出ていたのだが。
真偽は不明だが、どうも全国で合計すると何十万人分にもなるかも知れないという記事も目にした。^^;
<大阪市は既に先月、8万5千回分を廃棄。東京都中野区も約1万4千回分を廃棄した。
京都市は、約8万回分が廃棄になる見通しだと発表。東京都新宿区は16、17日に期限を迎える計約2万2千回分について、使用見通しが立っておらず。とか。もうこれだけで、約20万回分だもんね。(関連記事*1)>
国民の税金でまかなっているのだから、(アベノマスク同様?)どこで何本余って、廃棄することになったのか、きちんと集計して、国民に報告すると共に、今後の参考にもすべきだと思うのだけど。
後藤功労大臣は、頑なに調査も公表もしないと言い張っている。(-_-;)
『後藤茂之厚労相は17日の閣議後の記者会見で、全国各地で使用期限切れとなった新型コロナウイルスのワクチンの廃棄が相次いでいる問題について、「現時点では接種にあたる医療現場の負担となるため、廃棄の実態調査は行わない。有効期限に合わせた回収もしない」と述べた。(産経新聞22年5月17日)』
こんな風に、何億円、いや、下手すると何十、何百億円単位で予算が無駄に使われたり、利権分配の闇の中で、わけのわからないところに使われているおそれが大きいのである。(-_-;)
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また今回の補正予算も、すべて国債でまかなうという記事を見て、思わず、安倍元首相の「日銀は政府の子会社」「国債を買ってもらっても、返さないでいい」発言を思い出してしまったのだが。
<安倍元首相が、「(政府の)1000兆円の借金の半分は日銀に(国債を)買ってもらっている」と指摘。「日銀は政府の子会社なので60年で(返済の)満期が来たら、返さないで借り換えて構わない。心配する必要はない」と語った件。(時事通信5.10)>
どうやら安倍氏は、かなり批判を受けたようで、その後「発言は比喩だ」とプチ修正した様子。<ホンネは子会社?>また、昨日の国会では岸田首相も、改めて否定をしていた。(・・)
『自民党の安倍晋三元首相は19日、東京都内で開かれた同党衆院議員のパーティーで講演し、「日銀は政府の子会社」とした自身の発言は比喩的なものだと説明した。
安倍氏は政府について「(日銀に)55%出資している親会社のようなものだ」と説明。日銀が政府から得る国債の利払いなどの利益に関して「経費を取り除いた額は(国庫に)納付される」として「比喩的に言えば子会社なのは間違いない」と強調した。(時事通信22年5月19日)』
『岸田総理は、衆議院本会議で安倍元総理が「日銀は政府の子会社」と発言したことについて、「政府は日銀に対して出資をしているものの、議決権はなく、金融政策や業務運営の自主性が認められている」と指摘しました。
そのうえで、「政府がその経営を支配している法人とは言えず、会社法で言うところの子会社には当たらない」との考えを示しました。(TBS22年5月25日)』
また、週刊文春が先週、細田衆院議長が複数の女性記者にセクハラ発言をしたと報道したのだが。昨日の国会では、その問題に関する質問も出たという。^^;
<関連記事・20日の『細田議長にセクハラ、政治資金など疑惑が続出。議長おろしの思惑も?・・』>
この問題については、野党からの批判が出ているだけでなく、自民党内からも問題視する声が出ているし。公明党の山口代表も、本人の説明を求めている。
『公明党の山口代表は24日の記者会見で、週刊文春で女性記者へのセクハラ疑惑が報じられた細田衆院議長に関し、「疑問や疑惑が投げかけられたのであれば、ご自身が丁寧に説明責任を尽くしていただきたい」と述べた。また、「議長は議会の要だ。それにふさわしい言動を期待したい」とも語った。(読売新聞22年5月24日)』
しかし、細田議長は、週刊誌の記事に書かれたことは「事実無根だ」として、週刊文春に抗議文を送ったようなのだが。自分のクチで説明しようとはしない。
『衆議院・細田博之議長「私が一言言えることはですね、すでに月曜日に抗議文を出しておりますが、その通りで変わっておりません、立場は。それだけ申し上げて失礼します」「Q.事実無根と?」 「同じことでございます」「Q.自宅に呼んだこともないですか?」「(去っていく)」
細田議長側は23日、週刊文春を発行する文藝春秋に対して「記事は全くの事実無根」との抗議文を出していましたが、その立場に変わりはないとしました。(
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政治家のスキャンダルをどこまでTVで扱うべきかは難しいところだが。「一昔前だったら、ニュースやワイドショーが、周辺の取材とかして、もっと取り上げていたのにね~」と言い合っていたりして。^^;
それはさておき、もっと問題にすべきは、最近のTV番組は、政府与党やスポンサーへの配慮なのか、参院選への影響を恐れてなのか、国内の政治に関わるネタはほとんど扱わっていないとだろう。(ーー゛)
『25日放送のCBC「ゴゴスマ~GOGO!Smile~」でフリーキャスターの古館伊知郎氏(67)が、山口県阿武町の4630万円の誤送金問題の報道について苦言を呈した。
古舘は「もちろん、4630万円も大事な税金。しかし、一方でコロナの予備費の使途不明金が11兆とか12兆円という気が遠くなるような金額が出ている」と指摘。その上で「こうした問題だけではなく、こちらをメディアはもっと追及すべき」と提言した。(東スポ22年5月25日)』
<まさか予備費の一部をオンライン・カジノでスッた政治家や官僚がいたので、扱いにくいとか?^^;joke>
岸田首相は、昨日の国会で早速、防衛費の増額の話もしていたのだが。参院選前だからこそ、もっとメディアがしっかりと国民に政治に情報を伝えないと、日本が安保軍事の面だけでなく経済財政の面も含めて、どんどんアブナくなってしまうと憂いているmewなのだ。_(。。)_