昨日、自民党の河野太郎広報本部長が、ドヤ顔で発表した新しいポスターを見て、唖然。(・o・)<動物好きとしては、ちょっと怒りさえ覚えたりして。(-"-)>
だって、ワンコとニャンコが寄り添って寝ている写真の横に「一緒に生きる、幸せをずっと。」のコピーを記して。さらに自民党のロゴには猫耳マークまでつけちゃったりして。
何てあざといポスターなんだろう、って思いません?(ーー)
写真はhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e5076443db1211ec5bf6f2ca46c6e18c2d709110/images/000に。
しかも、こんな心がなごむような&ピースフルな動物のポスターを掲げておいて、その裏では、軍事増強を計画して、防衛費を7兆に増額せよとか言ってるんですからね~。
うまく国民を欺こうとしているというか、完全に国民をバカにしていますよね。(`´)
『ペットで親しみやすさアピール? 自民ポスターに子犬と子猫
自民党は25日、獣医療の向上や適正な飼育を目的とした新たな国家資格「愛玩動物看護師」制度などが今年度からスタートするのにあわせ、制度を周知するポスターを発表した。党本部で記者会見した河野太郎広報本部長は「これからもいろいろな政策別にポスター作製を検討していきたい」と述べた。
ポスターは、犬と猫がじゃれ合う写真に「一緒に生きる、幸せをずっと。」と記述。「自民党」のロゴにも猫の耳を付けた。夏の参院選が近付く中、動物を使って党の親しみやすさをアピールする狙いがあるとみられる。河野氏は「ペットとかけがえのない毎日を共に過ごしていけるように全力を挙げていこうというメッセージを込めた」と説明した。【花澤葵】(毎日新聞22年5月26日)』
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ペットと言えば、最近は「まずは、血統書がどうの」というのではなくて、保護犬や保護猫をケアしたり、飼ったりしようとする傾向にあって、好ましい限りなのだけど。
それこそ自民党なんて、血統書つきの世襲議員が集まっていて、彼らが活躍、支配している政党なわけで。保護犬や猫なんて、ザコ扱いしている感じだし。<政治家ブリーディングの政党?太郎ちゃんも優秀な血統だもんね。>
あ、客寄せのための見栄えのいいアイドル犬や猫をキープする傾向にあるかな。(~_~;)
<あと、確かにペットの医療に関して、それなりの知識を持ったプロが増えた方がいいとは思うけど。その方面の知人は、獣医が6年制になったことから始まり、今回の愛玩動物看護士の国家資格化なども、大学や専門学校の救済のため&利権がらみだと言っていた。^^;>
いずれにせよ、選挙前に、よりによって自民党のようなキナ臭い政党が、動物を利用して、ポスター作り&宣伝をするのは、mew的にはちょっと腹立たしく思うところがあったし。
どうか国民があのポスターを見て「かわいい~」「癒される~」とかいう感じで(犬猫はかわいいけど)、自民党の本性を見失ったり、安易にだまされたりしないで欲しいと願うばかりだ。(**)
自民党は、実際、その裏でトンデモ軍事強化&防衛費増額をしようとしているのだ。(-"-)
自民党では、ロシアのウクライナ侵攻を利用して、今こそ、軍事強化のチャンスだと。<今時の言葉で言うと、ワンチャン?>安倍元首相らの保守タカ派が、防衛費の増額(GDP2%程度まで増額)や敵基地攻撃、果ては核共有の提案まで始める始末。
ハト派だったはずの岸田首相も、党内から煽られたこともあり、米バイデン大統領に防衛費を増額させることなどを、お約束してしまった。(-_-;)
『衆院予算委員会は26日午前、岸田文雄首相と全閣僚が出席し、2022年度補正予算案の基本的質疑を行った。
日米首脳会談で表明した防衛費の「相当な増額」に関し、首相は「防衛力の抜本的な強化に当たって必要な裏付けとなる予算をしっかり確保していく」と強調した。自民党の小野寺五典元防衛相への答弁。(時事通信22年5月26日)』
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立民党などは、「ここぞとばかりに、ともかく防衛費の額を増やそう」という方針は望ましくないと主張。増額が必要なものは何か、きちんと検討すべきだと提言している。
『立憲民主党の小川淳也政調会長は26日の記者会見で、岸田文雄首相が防衛費の「相当な増額」を表明したことに関し、「非常に抑制的な立場から、必要なものを積み上げ、結果として防衛費が増えることには賛成、あり得ることだ」と述べた。
一方、自民党が提唱する国内総生産(GDP)比2%の防衛費の目安については「数字ありきで備えたいというのは財源を考えても極めて現実味に欠け、非常に前のめりで情緒的な議論になるのではと危惧している」と懸念を示した。(時事通信22念5月26日)』
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でも、安倍元首相が止まらない。もういい放題になっている。(@@)
ちなみに、日本は12年末に安倍二次政権が始まってから、ずっと防衛費が右肩上がりで、そろそろ抑制すべきではという話も出ていたのだが。ウクライナ侵攻を契機に、また防衛費の増額論、GDP2%論などが台頭することに。
安倍元首相は少し前まで「せめて6兆円台は」「6兆円台後半は」と言っていたのが、何とここに来て、「7兆円ぐらいは」と言い出したという。(゚Д゚)
<しかも、財源は、お得意の「国債でOK」だ。^^;>
まずは、5月20日の話を。<もう完全に戦争モードなのよね。^^;>
『自民党の安倍晋三元首相は20日のインターネット番組で、自衛隊の状況について「機関銃の弾からミサイル防衛の(迎撃ミサイル)『SM3』に至るまで、十分とは言えない。継戦能力がない」と述べた。弾薬の備蓄が不十分だとして防衛費増の必要性を強調した発言だ。
防衛費の国内総生産(GDP)比2%への引き上げに否定的な意見に対しては「(必要な防衛費を)積み上げなければいけないという議論は小役人的発想だ」と批判。岸田文雄首相には23日の日米首脳会談で中国の脅威を訴え、防衛力強化の意向を表明すべきだと求めた。(時事通信22年5月21日)』
で、5月23日には・・・
『安倍元首相、防衛予算「6兆円台後半に」
自民党の安倍晋三元首相は23日、防衛費について6兆円台後半が必要との認識を示した。同日の日米首脳会談に触れ「岸田文雄首相は抜本的な増額を約束した。おそらく6兆円台後半という意味ではないか」と述べた。
2023年度の予算規模を指すとみられる。当初予算と補正予算を合算した数字の可能性もある。22年度当初予算は防衛費を5・4兆円計上した。安倍氏は「今年度の補正予算を合わせて5・7兆円をぐんと超えていくと思う」と言及した。
都内で開いた憲法改正を目指す会合で発言した。財源に関して「国債で対応していけばいい。防衛費は次の世代に祖国を残していくための予算だ」と語った。(日本経済新聞22年5月23日)』
そして、昨日5月26日に、安倍派の会合で・・・
『安倍氏「来年度の防衛費、7兆円視野に増額を」
自民党の安倍晋三元首相は26日の安倍派(清和政策研究会)会合で、岸田文雄首相が日米首脳会談で防衛費の「相当の増額」に言及したことを踏まえ、令和5年度予算について「(防衛費は)6兆円の後半から7兆円が見えるぐらいの増額が相当な増額だと理解している。世界中が注目している」と述べた。4年度予算の防衛費は約5兆4千億円。
安倍氏は政府の経済財政運営の指針「骨太の方針」に関し「国内総生産(GDP)比2%の防衛費を確保するという国家意思を骨太の方針の中に示すことが求められている」と述べた。
安倍氏はまた、バイデン米大統領が台湾で紛争が起きた場合に台湾防衛に軍事的関与するとの考えを示したことについて「米国の曖昧戦略には幅がある。バイデン氏はロシアの侵略のような状況であれば介入するということを明確に示したのだろう。歓迎したい」と語った。(産経新聞22年5月26日)』
『安倍元首相はまた、政府が来月上旬に閣議決定する予定の経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」で「国民の生命財産、領土領海領空を守り抜いていくという覚悟を示す」とした上で、「GDP比2%の防衛費を確保していくのは当然のことだろう」などと強調しました。(NNN22年5月26日)』
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安倍元首相らの保守タカ派は、防衛費の増額、軍事増強は「国家の意思、覚悟を示すため」
にも重要だと主張。
また、一般の人は「これ以上国債を増やすと、将来の世代に負担がかかる」と考え、安易に国債を財源にすることは控えようとするのだが。
何分にも安倍氏の場合は「政府の子会社の日銀に買わせれば、実質的な負担は少ない」と考えているようだし・・・。^^;
また、「防衛費は次の世代に祖国を残していくための予算」なので、次の世代に国債の負担が残るのも致し方ないと考えている様子。(~_~;)
近時の世論調査では、防衛費増額や憲法改正などに理解を示す国民が増えているようなのだけど。「戦争する国」にしたくてたまらない自民党の保守タカ派のペースで、コトを進めていいのか・・・。
参院選の前に、国民によ~く考えて欲しいと思うmewなのである。(**)
THANKS