今週、気になったニュースをいくつか・・・。<#全部、安倍のせい(かも)>
はじめに・・・。いわゆる森友学園&財務省の公文書改ざん事件において、近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻が、夫が改ざんを指示されて自殺に追い込まれたとして、訴訟を起こしている。
妻・雅子さんは、損害賠償が欲しいのではなく、国がうやむやなままにしている事件の真相を知りたくて提訴したのだが。国は、あっさりと「認諾」して非を認めたため、実質的な審理が行われず、何もわからないまま、裁判が終わってしまうことに。(-_-;)
さらに、当時、財務省理財局長だった佐川宣寿氏を相手取った裁判では、雅子さん側が佐川氏らの尋問を申請したのに、裁判所が「不要」だとして認めなかったという。(゚Д゚)
『佐川氏の尋問認めず 森友文書改ざん損賠訴訟 大阪地裁
学校法人森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(51)が、同省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官に損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁(中尾彰裁判長)は25日、佐川氏を尋問しないことを決めた。
原告側は、改ざんが指示された経緯などを明らかにする必要があるとして、佐川氏や同省元幹部らの尋問を申請。中尾裁判長は「採用することなく事件の判断が可能」と述べ、退けた。
大阪市内で記者会見した代理人の生越照幸弁護士は「公務員は何をやっても逃げ切れるというあしき前例が生まれた」と発言。松丸正弁護士も「真実は明らかにならないまま終わろうとしている」と述べた。(時事通信22年5月27日)』
『弁論が終わった後、マスコミ各社の取材に「希望の光が消えた」と語った。もともと、真実を知りたいという願いで始めた裁判だ。その切り札となるはずだったのが、佐川氏をはじめ改ざんに関わった財務省の人々の証人尋問だった。(略)
雅子さんは最後に意見を述べる機会を設けられた。そこで亡き夫、赤木俊夫さんが死の間際に残した「手記」と題した事実上の遺書について語るつもりだ。夫が必死の思いで書いた改ざん告発の文書。・・・そこには次のように記されている。「元は、すべて、佐川理財局長の指示です」「刑事罰、懲戒処分を受けるべき者 佐川理財局長」(日刊ゲンダイ22年5月26日)』
裁判所は、基本的に司法判断に必要な事項だけ明らかにすればいいのだろうけど。でも、何だか森友学園の問題に冠する裁判所の姿勢は、刑事民事とも、何だか妙に国寄りに思えたり、政府(特に安倍内閣)の真相隠しの片棒を担いでいるように感じたりしてしまうのは、mewだけだろうか。(`´)
安倍政権時代は、森友学園の問題だけでなく、加計学園、桜を見る会などなど様々な問題があったのに、全てウヤムヤなまま今に至っている。(-"-)
その安倍晋三氏の秘書だった秋山賢治氏(52)が、7月の参院選に立憲民主党から出馬することを発表したのだが。(地元・アベラーの怒りを買ったのか?)自宅前に妙な液体をまかれるという嫌がらせを受けたという。(-_-;)
『立民から参院選出馬 安倍元首相の元秘書宅前に異臭液体「水で流しても流れなかった」
夏の参院選山口選挙区(改選数1)に立憲民主党の新人として立候補すると表明している安倍晋三元首相の元秘書秋山賢治氏(52)の自宅玄関付近に異臭のする液体のようなものがまかれたことが26日、分かった。立民県連が同日までに明らかにしたもので、秋山氏は山口県警下関署に被害届を提出した。同県連は「民主主義を脅かす愚行で、断じて許されない。強く抗議する」とのコメントを出した。
秋山氏によると、24日朝に同居の母親が発見。約2メートルにわたり液体のようなものがL字型にまかれており「水で流しても流れなかった。ふん尿のような臭いがした」という。(スポニチ22年5月27日)』
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この秋山賢治氏は、1993年から2007年までの14年間、安倍氏の私設秘書を務めており、その後の安倍氏や事務所の動きについても、情報を得ているのではないかと見られている。
『今夏の参議院議員選挙で、立憲が山口県選挙区に秋山賢治氏(52歳)を擁立する。彼は、1993年から2007年までの14年という長きにわたって、安倍晋三事務所の私設秘書として勤めていた。つまり、安倍元首相とその事務所の「内情」を知り尽くしている男、というわけだ。
仕えていた時期は違えど、「モリカケ」「桜」問題や「文書改ざん」問題の内実、そして安倍元首相の関わりの有無については、なんらかの情報を握っている可能性もある。「それをいつ、どんな形で公表するのか。世間に知られてはならない『なにか』が暴露されるのかもしれない」と、山口の政財界は恐怖しているのだ。それはもちろん、永田町でも同じだ。「関係者」の心は穏やかではないだろう。(略)
閣僚経験者が言う。
「秋山氏なら、リアルタイムではないにせよ森友学園の土地取得にかかわる経緯や加計学園獣医学部新設の経緯を把握しているはず。安倍氏が自らの後援会を優遇招待した官邸花見の会、いわゆる『桜問題』についてはいわずもがなです。
ロシア・プーチン大統領との蜜月、安倍元首相と事務所の考え方、その政治体質は、知り尽くしているはず。首相を退いた今も自民党に影響力をもつ『安倍政治』の内実が、選挙戦を通して総括されることになるでしょう。
今回、立憲・大西健介選対部長が山口県議員団と協議し、秋山氏擁立に踏み切ったそうです。自民党としては大いに脅威です」(FRIDAY22年4月13日)』
是非、安倍氏&自民党を脅かして、あの戦争ロマンに前のめりになっているビッグマウス(mouse&mouth)を押さえ込んで欲しい。(++)
安倍内閣と言えば・・・安倍首相の下で2018年10月~19年9月に農林水産大臣を務めていた吉川貴盛氏(71・元自民党衆院議員)が、収賄の疑いで刑事裁判の被告人になっていたのだが。昨日、東京地裁で、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円の有罪判決を受けた。(-"-)
吉川氏は、何と在職中、農水大臣室で、鶏卵業者から現金500万円を受け取っていたという。(・o・)
『大臣在任中に鶏卵生産大手「アキタフーズ」(広島県)から現金計500万円の賄賂を受け取ったとして、収賄罪に問われた元農林水産相、吉川貴盛被告(71)の判決が26日、東京地裁であった。
向井香津子裁判長は受領した金を賄賂と認定した上で「非常に悪質」とし、懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金500万円(求刑懲役2年6月、追徴金500万円)を言い渡した。
吉川被告は無罪を主張。争点は、日本養鶏協会など業界団体を実質統括していたアキタフーズの秋田善祺元代表(88)=贈賄罪などで有罪確定=から、2018年11月~19年8月の3回にわたり受領した500万円の趣旨だった。(略)
その上で「大臣としての職務、農水行政全体の公正さを害する危険性が高く、非常に悪質だ」と批判。「高度の倫理性が求められるとの自覚に欠け、政治家としての規範意識の低さを反省していない」と断じた。(時事通信22年5月26日)』
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あれ、アキタフーズは、確か安倍元首相が大事にしていた西川公也氏(79・元農水大臣、衆院議員)も、この業者と関わりがあったんじゃなかったっけ?(@@)
昨年11月には・・・『西川公也・元衆院議員(78)が東京地検特捜部の今年1月の聴取に対し、農水相や内閣官房参与(非常勤の国家公務員)の在任中を含む約6年間に、毎年200万円程度をこの業者から受け取ったと認めていたことがわかった。「賄賂に当たる可能性がある」と考え、政治資金収支報告書には記載しなかったとも供述したという。』なんて記事が出ていたのだけど。どうしたんでしょうね~。(朝日21.11.16)
先日、TPP参加で裏切った米国が、これとは別に、新たにIPEF「インド太平洋経済枠組み」を提唱したのであるが。<中国包囲網を設けることが狙い?>
安倍晋三氏は、米国主導のTPPに参加する気でいたのだが。自民党の多くの議員(特に農水族)はこぞって「TPP反対」を主張。これを大きなポスターにして選挙で勝ったのに、首相の圧力で反対の声が押さえつけられることになった。<結局、トランプが米国のPTT離脱を決めたので、安倍&日本はおまぬけさんになっちゃったんだけど。(-_-;)>
そのTPP反対者を押さえつける役割を安倍首相に与えられたのが、西川公也氏だった。西川氏は、すぐに農水大臣に就任。17年に衆院議員に落選した後も、安倍首相のご配慮があったてか、自民党のTPP等経済協定対策本部特任顧問やら内閣官房参与などを務めていたんですよね~。(・・)
こうやってみると、安倍二次政権って、刑事犯罪にも触れるものの含めて、大きな問題ばかりあったような気が・・・。<盟友の甘利くん、下村くん、河井くんなどなども。>
今、大河ドラマがらみで「#全部大泉のせい」が流行っているのだが。日本の政治がダメになったのは「#全部、安倍のせい(かも)」と言いたくなってしまったmewなのである。(@_@。
THANKS