【テニスの全仏OP・・・男子はクレー王者・第5シードのナダル(スペイン)が2年ぶり14度目の優勝を果たした。(*^^)v祝(GS最多優勝回数も22回に、また全仏OPの史上最年長王者も更新。)
今月36歳になったナダル。昨年の全仏以降、身体(特に足)の調子が悪く、休養することに。昔からナダル好きのmewは、もしかして今シーズンで引退かと案じていたのだが。今年は出だしから、そこそこ好調。しかし、実際には足の痛みは続いており、全仏では注射で足の感覚を麻痺させて、試合に出ていたのだという。(-_-)で、先日も書いたように、4回戦やジョコとの準々決勝と4時間超の戦いを勝ち抜いて、優勝しちゃうなんて。敬服するです(@@)
<ナダルとの準決勝ではランキング3位のズベレフが右足首を故障して途中棄権した。靭帯を切ったとの情報もあるが、早く治りますように。(・・)>
尚、女子は第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、決勝でなおみ2世と呼ばれる18歳のガウフ(米)を危なげなく下し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。(*^^)v祝】
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昨日、一番カチ~ンと来たのは、日銀の黒田総裁の言葉。(`´)
わが国では、安倍&黒田コンビのアベノミクス失敗により、国民全体の賃金や生活はなかなか向上せず。そこにコロナ禍やらウクライナ侵攻も起因して、急激な円安、物価高でさらに生活が厳しくなっているのだ。<6,7月で食品、生活用品を中心に4千品目以上が値上げ。燃料、電気代、それらを使うサービスの費用も上がる予定。(-"-)>
それにもかかわらず、昨日、日本銀行の黒田総裁が、今の物価高について「家計の値上げ許容度も高まってきている」と言いやが・・・言ったというのだ。(゚Д゚)ha~?
それも、「コロナ禍で行動制限で蓄積した『強制貯蓄』が影響している」勝手な仮説まで披露したのだという。」(*1)
<ん?つまり、国民は貯金があるから、値上げも許容して、払ってくれるってこと?^^;・・・政府や日銀はもともと貯金を吐き出させたかったわけだし?(~_~;)>
さらに「円安はプラスだ」とか「家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、賃金の本格上昇につなげていけるかが当面のポイントだ」と述べ、強力な金融緩和を継ける考えを強調したとか・・・。
きくに耐えない暴言をしまくったというのである。_(。。)_
立民党の小沢一郎氏は「国民に直に聞いてみたか?妄想か?御自分の家計を基準にしているのか?」とお怒りのツイートをしていたし。
ネットでも、《どこの家庭も受け入れたことなんぞ1度もないわ》《生きていく上で食品などの生活必需品は「買わざるを得ない」訳で、決して値上げを受け入れている訳ではない》などの反論の声が、次々と上がっている。(@@)
<ツイッターで「#値上げ受け入れてません」がトレンド入りしたとか。>
実は、黒田総裁は、先週3日、国会(参院予算委員会)で答弁した時も、物議をかもしていたのだ。(~_~;)
『立憲民主党・白真勲参院議員が、食料品などさまざまなものの値上げが続く中、物価高をめぐる政府の対応について質問していた場面だった。
白氏は黒田氏に対し、「日本銀行は通貨および金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもってその理念とする」と定めている日本銀行法の第2条を取り上げた上で、「最近食料品を買った際、以前と比べて価格が上がったと感じるものがあったのかどうか、ご自身がショッピングしたときの感覚、実感をお聞かせください」と尋ねた。
これに対し、黒田氏は「私自身、スーパーに行ってですね、物を買ったこともありますけれども、基本的には家内がやっておりますので、包括的にですね、物価の動向を直接買うことによって、感じているというほどではありません」と答弁。その上で、物価高の状況についてこう見解を述べた。
「日本銀行のいろいろなアンケート調査などでもですね、最近特にガソリンとか食料品など購入頻度の高い品目の価格が上昇しているということで、多くの家計が物価の上昇を実感していると。こういった体感物価の上昇というものはやはり家計の消費マインドに悪影響を及ぼす可能性がありますので十分注意してみていきたいというふうに思っております」(HUFFPOST22年6月3日)』
そう。黒田氏は、スーパーなどで買い物する機会がないので、物価の動向を直接買うことによって感じることはなくて。書類上のアンケート調査の数字を見て、「ガソリンとか食料品の価格が上昇しているな~。消費マインドが冷えると困るな~」と、アタマの中で数字ごっこをしているだけなのだ。(~_~;)
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そして、今度は6日、都内の講演で、「家計は値上げを受け入れている」発言をしてしまったにわけだが・・・。
アベノミクスでは、経済政策+金融政策で、日本の景気を回復さえ、賃上げをして、国民生活を潤すと。で、その過程として、確かに輸出企業や印バウンドの利益を考えての円安誘導も、インフレ2%の目標もあったのだけど・・・。
<関連記事・5月11日の『安倍が「日銀は子会社」と。「輪転機グルグル」「20円で1万円札」がアベノミクスの根幹?』>
ただ、実際には順番が逆になってしまっていて。一部の企業、分野しか利益が上がっておらず、景気回復も全体の賃上げもされていないし。そこにコロナ禍やウクライナ侵攻も重なって、急激な円安、物価高が先にどんどん進んでいるため、国民の生活がますます苦しくなっているのが実情なのである。(-"-)
でも、おそらく安倍元首相や黒田総裁は、円安のお陰で大手企業が過去最大の利益を上げればOK、物価高のお陰でインフレ2%が達成すればOKのようで。(デフレ脱却し始めたことにしちゃうの?)
どのツラしてと思うけど、アベノミクスの効果が出たかのようなことを言って、自画自賛しちゃうし。(~_~;)
さらに、黒田総裁は『「家計が値上げを受け入れている間に、良好なマクロ経済環境をできるだけ維持し、賃金の本格上昇につなげていけるかが当面のポイントだ」と述べ、強力な金融緩和を継ける考えを強調した』とまで言ったという。(>_<)
『講演中、対ドル円相場は1ドル=130円台後半で推移。黒田総裁は「安定的な円安方向の動きであれば、わが国経済全体にはプラスに作用する可能性が高い」との見解を改めて示した。
10日には、訪日外国人客の受け入れが再開される。これについて、黒田総裁は「感染症による強い下押し圧力を受けてきた地方の中小サービス業企業にメリットをもたらす」と期待感を示した。』(産経新聞22年6月3日)』
<円安によって、安倍ー菅推しの外国人の観光+αによるインバウンドに期待するのはいいけど。円安デメリットを被っている人は、どうしたらいいの?^^;・・・ 中小企業は輸入の原材料に頼ってるところが多いから。円安で原材料費が上がると、賃金がますます上げられなくなっちゃうのに。(-_-)>
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しかも、本当は岸田首相は、アベノミクスのような経済・金融政策は望ましくないと考えていて。昨年の総裁選で、脱アベノミクスなる「新しい資本主義」を売り物政策として掲げ、首相になったのに・・・。
安倍氏や仲間たち、経済界などの新自由主義派に押されて、自分の考えを国政運営に反映できずにいるわけで。情けない限りだ。(ノ_-。)
昨日の記事に「安倍氏が骨太の方針に、5年以内に防衛費をGDP2%にすると書き入れるべきとしつこく主張した」話を書いたのだけど。岸田内閣、特に財務省などが(&公明党も?)懸命に抵抗したにもかかわらず、結局、数字を明記することになってしまったという。
『経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる「骨太の方針」について自民党が政調全体会議を開き、大筋で了承しました。
焦点となっていた「防衛費」について、骨太の方針では「NATO諸国が対GDP比2%以上を目標としている」「5年以内に抜本的に強化する」と明記しました。
これは「期限を示すべきだ」とする党内保守派の意見を反映させた形です。(NNN22年6月6日)』
今こそ、野党(国維除く)が反撃するチャンス!・・・だと思うのだが。共社れいわはOKとして、立民党の幹部や候補者が、どこまで国民にアピールできるか、気が気ではないmewなのである。(@@)
THANKS