15日に通常国会が閉会となり、いよいよ本格的に参院選への戦いが始まった。(投票は7月10日。
このブログも、参院選モードにはいって行く。(・・)
今度の参院選は、日本のあり方、将来を大きく左右する、本当に重要なものだ。(**)
もしここで、自公+国維の保守勢力が勝てば、日本は戦後70年余り、守って来た専守防衛の平和主義を捨て、軍事を強化し、その気になれば攻撃や戦闘も可能な国になる。(-"-)
自公+国維(自民党、公明党+維新の会、国民党)は、既に衆院で2/3の議席を得ており、もし次の参院選でこの4党が参院の2/3の議席を占めることになれば、9条改悪を含む憲法改正の動きが一気に進むことだろう。(~_~;)
だから、国民(特に有権者)には、この選挙が、日本の安保軍事や憲法を決める大事なものだということを理解、意識して欲しいし。しっかりと投票に行って、自分の意思を示して欲しいと心から願っている。(-人-)
もしあなたが、本当は専守防衛の平和主義を望んでいるにもかかわらず、また特に軍事強化や改憲を望んでいない場合、何とな~く自公維国に投票したり、安易に投票棄権したりすることだけはやめて欲しい。
その一票の集積が、日本を大きく変えてしまうことになるのだから。(@@)
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どうか岸田首相(自民党総裁)の見た目や話し方に、だまされないで欲しい。(・・)
岸田氏は、見た目も話し方もソフトである上、本人は基本的にハト派だし、軍事より外交や経済に関心が強いので、「ウクライナ和平」とか「新しい資本主義」をアピールし、「物価高対策が最大の争点」とか言っているのだが。
しかし、自民党が公約の1番上に掲げているのは、「安保軍事強化」なのだ。(++)
防衛予算をGDP比2%以上を念頭に増額することも、反撃能力(敵基地攻撃能力)を保有、対処することも、しっかり明記している。
<今回は明記していないが、安部元首相や自民党の保守派、防衛族は「核共有」も検討すべきだと主張している。>
憲法改正(9条で自衛隊明記)なども、明記した。
憲法改正は、今後、改正条文案を決める必要があるし、手続きも色々あるので、すぐにというわけには行かないのだが。
でも、安保軍事の強化については、今年の12月までに、政府が国家安全保障戦略、防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を改定することを予定している。もし参院選で勝てば、「国民の理解、賛同を得られた」として、躊躇泣く実行に移すことだろう。(-"-)
<維新の会、国民党は、自民党の安保軍事増強、改憲策に基本的に賛成の立場ゆえ、彼らはこれらの争点では与党だと考えるべき。公明党は専守防衛を訴えているが、連立政権離脱をしない限りは、賛成するしかなくなる。(-_-)>
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昨日、自民党は、参院選の公約を発表した。(・・)
<超保守タカ派・安倍っ娘の高市早苗政調会長が、したり顔(ドヤ顔?)で、嬉しそうに安保軍医強化について説明していた。(>_<)>
『自民党が参議院選挙の公約を発表しました。「決断と実行。」をキャッチフレーズに、防衛力の抜本的な強化策や、原油高・物価高対策などが盛り込まれています。
自民党・高市政調会長「今回は『決断と実行。』。ただ公約を作るにあたりましてはコンセプトがあったほうが国民の皆さまへのメッセージ性が高まると考え、『日本を守る。未来を創る。』という視点から公約作りを進めることとした」
「日本を守る」の柱のひとつとしては、防衛力を抜本的に強化するため、対GDP比2%以上も念頭に、真に必要な防衛関係費を積み上げ、来年度から5年以内に、防衛力の抜本的強化に必要な予算水準の達成を目指すと明記しました。また、日本への弾道ミサイル攻撃などに対する反撃能力を保有することで、武力攻撃を抑止し、対処するとしています。
また、高騰する原油価格対策として、燃油価格の激変緩和策の継続や、1兆円の地方創生臨時交付金により、生活者や事業者の支援など、対策を強化するとしています。
また「未来を創る」の柱のひとつには憲法改正を掲げています。自衛隊の明記、緊急事態対応、合区解消・地方公共団体、教育充実の4項目を念頭に、憲法改正の早期実現を訴えています。(NNN22年6月16日)』
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自民党は、これまで国民に警戒感を抱かれないために、安保軍事や改憲に関する公約はあまり前面に出さないようにしていたのだが。<順位を下にしたり、公約集では表現をぼやかして、ほとんどの人が読まないであろう細かい政策集に具体的なことを書いたりとかね。>
今回は、思いっきりド~ンと、オモテに出して、勝負をかけて来た。(・o・)
『過去の自民公約では、後半に記載されることが少なくなかった「外交・安全保障」について、今回は冒頭に配置した。北朝鮮による相次ぐミサイル発射など、日本を取り巻く安保環境の悪化を踏まえたものだ。高市政調会長は「(冒頭の配置は)国民の関心にかなったもので、自民党らしさを打ち出せる」と説明する。
防衛予算を「対国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に増額する」とした記述は、昨年の衆院選公約では、公約を補完する「政策BANK」に盛り込んだが、今回は公約本文に明記した。反撃能力に関しても、昨年の「保有を含めて新たな取り組みを進める」との表現から、「保有し、抑止し、対処する」と踏み込んだ。(略)
憲法改正では、昨年の衆院選公約の「憲法論議を深め、憲法改正原案の国会提案・発議を行い」との文言から「憲法論議を深め」を削除した。15日閉会の通常国会では、衆参両院の憲法審査会で活発な議論が行われた。党幹部は「次は具体的な発議を目指す段階だ」と語る。』
『一方、首相の看板政策である「新しい資本主義」や「デジタル田園都市国家構想」は重点政策に位置づけられたが、衆院選公約よりは目立たない扱いとなった。喫緊の課題を重視した結果だが、党内からは「中身が曖昧で選挙戦で訴えにくいためではないか」との声が漏れている。』(読売新聞22年6月16日)』
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私は、憲法改正自体には反対ではないのだが。今回の憲法改悪には反対だし。何より、せめて自分が生きている間は、日本が戦後70年余り、頑張って維持して来た「専守防衛の平和主義」を守って行きたいと。日本が戦争をしない国であって欲しいと強く望んでいる。
それゆえ、この参院選で自公+維国が大勝してトンデモない方向へぐ~んと舵を切ってしまわないように、微々力ながら、「日本がアブナイ!」と大きな声で叫んで行こうと、改めて決意したmewなのだ。(@_@。
平和主義を守りたい人たち、自公維国の暴走を止めたい人たちは、頑張って行きましょうね!o(^-^)o
THANKS