《19日にちょこっと「コロナ下げ止まりか」という見解を書いたのだけど・・・。東京の新規感染者数は、18日から5日連続で前週の同じ曜日上回ることに。増加した人数も、当初は100人前後だったのが、21日は1528→1963(+435)、22日は2015→2329(+314)とリバウンドの傾向が見えるようになっている。<ちなみに、お隣の千葉県でも、5日連続で前週同曜日を上回っている。全国の人数もプラスに転じた。(-_-;)>
沖縄も22日には1580人(前週+160)の新規感染者が判明。入院率も40%まで上がって来た。ちなみに沖縄県は20日、オミクロン株派生型「BA・5」の感染者を県内初確認したと、、また市中感染の可能性があると発表した。BA・5は従来のBA・1と比べて感染力が1・40倍とされ、県は警戒を強めている。(琉球新報6.20)<岡山ではBA.4の感染が確認されたらしい。^^;
もう「感染者数も、感染も気にしない」いう人は、それでもいいと思うけど。自分が感染したくない人、他人に感染させたくない人は、(熱中症はケアしつつ)もうしばらくマスク着用や手の洗浄、消毒などに気をつけた方がいいかも知れない。
また、岸田首相は周囲や外部からの圧力に押されて、少し早めに大幅な制限緩和を行なってしまったのだけど。もし7月10日の投票日に向けて、感染者数が増えた場合、コロナ対策への疑問が生じて、参院選にマイナスの影響を及ぼす可能性がある。(・・)》
* * * * *
今日6月23日は、沖縄慰霊の日だ。<事実上、沖縄戦が終結した日。>
式典の様子などについては、また明日以降に書きたいが。沖縄戦では軍人が約9万人、そして沖縄の一般住民が10~15万人、亡くなったと言われている。<あまりにも悲惨な状況だった&自決した人などもおり、死者の人数が性格に把握できない。>
沖縄戦の犠牲者を追悼すると共に、どうか沖縄に本当の意味の戦後、平和が訪れるように、そして日本が平和が維持できるように、もう戦争の犠牲者を出さないように、祈りたいと思う。(-人-)
* * *
ところで、5月に立民党の菅直人元首相が、大阪での凱旋活動で、「維新は、自民より右翼的」だと発言し、注目を集めたのだが。<批判もあったけど。mewは、賛同!>
「やっぱ、維新は(国民も)、自民より右じゃ~ん」と確認できることがあった。(++)
自民党の岸田総裁は、原子力潜水艦の導入には慎重なのに、維新の松井代表と国民党の玉木代表は、これを強く勧めているのである。(~_~;)
『「原潜保有」維新、国民、N党が「賛成」、自民、立憲などは「反対・慎重」
参議院選挙(7月10日投開票)の公示(6月22日)を3日後に控えた19日、与野党9党の党首がフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演し、物価高対策や大規模な金融緩和継続の是非、安全保障などについて討論した。(略)
番組キャスターが「日本は原潜を持つべきだと思う人は挙手するよう」求めると、松井氏、玉木氏、立花氏3人が手を挙げた。ほかの6党首は原潜保有に反対、慎重の考えを示した。(FNN22年6月19日)』
<詳しい発言内容に関しては、https://toyokeizai.net/articles/-/598043に。>
広島選出の議員である岸田首相は、もともと原爆をはじめ、原子力を軍事利用することには
反対の立場。公明党も反対の立場だ。<立共社など、本当の野党もしかり>
『自民党の岸田文雄総裁(首相)は「防衛力はしっかり強化しなければならないが、いきなり原潜に行くのはどうか」と言い慎重な姿勢を示した。原子力基本法で原子力の平和利用が定められている点や、運用コストの高さも指摘した。
公明党の山口那津男代表も「原子力を推進力とする船を開発・維持するには膨大な金がかかる」「(原潜保有)は現実的ではない」と主張した。(夕刊フジ22年6月20日)』
しかし、国民党の玉木代表は、選挙前から原潜を持つべきと主張。維新の松井代表も、賛同をしている。(-"-)
『提案した玉木氏は「(原潜は)今度、オーストラリアも導入する。日本周辺の安保環境が変わってきているのであれば最新の状況に合わせた新しい技術の導入は少なくとも検討はすべきだ」と語った。
日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)も「原潜の方が現在のディーゼル潜水艦より性能が高い」「財源の問題はあるが、ウクライナのように攻め込まれれば国民の命は守れない」と前向きな立場を示した。(同上)』
また、凱旋活動の演説でも、こんなことを言っていた。
『日本維新の会の松井一郎代表は19日、仙台市で街頭演説し、岸田文雄首相が原子力潜水艦の保有に慎重な姿勢を示していることについて「昭和のままの考え方だから、原潜を否定することになる」と述べ、「日本のディーゼル潜水艦より能力が高い。抑止力を高めていくべきだ」と原潜の導入を重ねて主張した。
松井氏は「昭和の時代、中国の国防費は日本より少なかったが、今や日本の4倍だ。空母や核ミサイルも持っている。昭和の形の防衛や安全保障はガラっと変えないといけない」と強調した。中国の公表国防費は、昭和が終わった直後の1989年度から50倍以上に増えている。
また、首相は19日のフジテレビ番組で、原潜保有が困難な理由に運用コストの高さなどを挙げたが、松井氏は国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に防衛費を積み上げることで導入可能と指摘した。(産経新聞22年6月19日)』
<しつこく書くけど。維新は、共同代表である松井、馬場氏や少なからずの議員が、安倍元首相と同じ、日本会議系の超保守タカ派。松井代表を筆頭に安倍シンパが多く、国政では、安倍氏の発言をサポートしたり、言いにくいことを代弁したりして、自民党の外から同党(の超保守勢力)を支援、補完するために活動しているのよね。(~_~;)>
11年の東日本大震災で福島第一原発の事故が発生。当時の菅直人首相は、すぐにアレコレ調べた上で、脱原発の方針を打ち出したのだが。<菅氏は東工大の応用物理学科卒。友人らに原子力の専門家がいるので、官邸で勉強会を開いていた。>
原発を推進して来た自民党やその利益を受けている大企業(特に経団連)が大反対をして、菅氏は首相の座を引きずりおろされることになった。<経済界の中には、今でも「脱原発を目指す政党に政権の座は任せられない」という声が多い。立民党叩きの背後には、経済界もいる。>
また、安倍元首相らの自民党+αの保守勢力の間では、「日本が将来、原子力の軍事利用を行なうためにも、原発をなくすわけには行かない」という考えが根強い。
ここは、同じ自民党でも、タカ派の安倍氏&仲間たちと、ハト派の岸田氏&周辺とは、大きく異なるところだ。(**)
<でも、岸田首相が安倍派に押されて、彼らの言うことをきいてしまうようでは、支持者への裏切りにもなるし。首相に選ばれた意味がないと思う。(-"-)>
* * *
実は、維新の元祖・代表だった橋下徹氏も、脱原発の考えを示していたのだが。いつの間にか、維新は方針変更してしまったらしい。
松井代表は、インタビューで記者から「原発再稼働を訴えている。『市場原理のもとでフェードアウトすることを目指す』との立場から転換したのか。』と問われ、こう答えていた。
「原発フェードアウトは2012年の選挙で公約に掲げた。それから10年経過する中で、使用済み核燃料の処理、最終処分地の調査が進められてきた。小型の原発は非常にリスクが低いという専門家もいる。さまざまな技術が出てくる中で判断したい。」(時事6.20)』
しかも、維新の松井代表は、原発どころか、安倍元首相らと同様、核共有(核兵器のシェアリング)まで提案しているわけで・・・。どんどんその右寄り度を明らかにしている。。(@@)
* * *
あと昨日も少し触れたけど、維新の松井代表らは憲法改正にも前のめりで。20日に行なわれた日本記者クラブの党首討論でも、自民党の岸田首相に改憲の実現を煽っていた。
松井氏は、改憲する条文も、その内容(文言、解釈含む)も決まっていないのに、来年の春にも改憲の国民投票を行なうべきだと、乱暴な(by岸田)提案をしたのだ。(゚Д゚)
『日本維新の会の松井一郎代表は、憲法改正について、自民党の岸田文雄総裁に質問した。「今回の参院選で3分の2の発議勢力が整えば、来年春の統一地方選挙に(憲法改正の国民投票を)合わせるべきだと思っている。(発議の)スケジュール感を教えていただきたい」と尋ねた。』
しかし、『岸田氏は、「発議に賛成勢力が3分の2あるのが必要なのではなく、発議する中身について一致できる勢力が3分の2集まらなければ発議できないのが現実だ」と指摘。その上で「中身について『一致しろ』というのはかなり乱暴な話。ぜひ中身において、3分の2を結集できる議論を進めていきたい」』と返答し、松井氏をいなした。(朝日新聞22年6月20日)』<実にまっとうな意見だと思う。>
というわけで、「維新の会や国民党は、自民党よりも右寄りだ」という事実(安倍くんの好きな「ファクト」ね)、もっと多くの国民に知って欲しい、意識して欲しいと切に願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS