【参院選と直結する話でもないので、あっさり書くが。2日未明からKDDI回線でトラブルが起きて、全国で通信障害が発生。auやUQ mobile、povo、au回線を使う電話、データ通信が使えず。個人でも法人でも多大の影響を被ることになった。<まだ修復できていない。>
また『物流関係では、配達ドライバーとの連絡ができなくなる。自動車関係においては、つながる車向けのサービスの一部不可。気象関連も報道されていますが、観測点一部でデータ収集不可。銀行関連は一部のATM(現金自動受払機)が利用不可。交通関連は一部空港でスタッフ用無線機が使用できない』とのこと。https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1421964.html
7月2、3日は土日だったから、まだよかったものの、これが平日だったらトンデモない損害が生じていた可能性がある。(-"-)
最近、家に固定電話がない人が増えているし。若い人だけでなく中高年も、だんだん「携帯(スマホ)が1本あれば、他人や家族との連絡も、買い物も様々な支払いも諸手続きもOK」という感じになっているのだが。<諸企業も通信回線&ネットに依存しているし。みんな頼り過ぎ!(`´)>
一社の回線で障害が発生したら、社会が立ち行かなくなることになるわけで。個人も法人も、障害が発生した際のリスク管理を、もっとしっかりしておいた方がいいと思う。(**)】
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さて、6月19日の記事『岸田、安倍懇意の防衛次官の続投を認めず。火種に?+安倍、告発される+コロナ下げ止まりか』の続報を。
まず、防衛省の島田和久事務次官の話を・・・。
防衛官僚のTOPだった島田事務次官が1日に退任。退任式で「実際に勝てる防衛力を」と言っていたという。(・・)
<勝てる防衛力って・・・。結局、もし攻撃されたら、防衛という名の反撃をして「戦争に勝て」ってこと?(@@)>
前回の記事にも書いたように、島田氏は安倍晋三元首相の秘書官を6年半超務めており、安倍氏と懇意の関係。同氏からの信頼がすごく厚かったとのこと。<自民党の防衛族とnつながりも強い。>
そして、秘書官から防衛省に戻って、官房長を経た後、20年8月に防衛省TOPの事務次官に就任。安倍氏が首相時代から意欲を示していた&今年度末に決定する予定の「国家安全保障戦略」の改定に取り組んでいた。
<この戦略文書に、安倍元首相が最近、アチコチで主張しまくっている防衛費倍増や敵基地攻撃能力(反撃能力)など問題のある施策を書き込もうと計画していた。要は、岸田政権に代わっても、安倍氏&保守仲間(+防衛族主導)で防衛戦略を(-"-)>
しかし、安倍氏や実弟の岸防衛相が留任を強く望んだにもかかわらず(安倍氏は岸田氏に直談判までしに行ったのに)、岸田氏は2年の任期が終わったとして、退任を決めてしまったのである。(・o・)
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その島田氏が1日、退任式でこんなことを述べていたという。
『防衛省の島田和久事務次官が1日付で退任し、後任に鈴木敦夫防衛装備庁長官が就任した。島田氏は同日、防衛省での離任式に臨み、「有事に戦えなければ抑止力とならず平和を守ることはできない」と述べ、防衛力強化の必要性を重ねて訴えた。防衛省は同日付で島田氏を防衛大臣政策参与と防衛省顧問に任命する人事を発表した。
島田氏は離任式で幹部職員らに対し、政府が年末までに進める国家安全保障戦略など戦略3文書の改定を念頭に、「創設以来とも言える大きなチャレンジが求められている」と述べた。
島田氏は、昭和51年策定の「防衛計画の大綱」で必要最小限度の防衛力整備を掲げた「基盤的防衛力構想」が、現在も「知らず知らずのうちに根を張っていないか」と問題提起した。「(野球で言えば)9回裏まで戦い抜いて実際に試合に勝てる防衛力を構築していく必要がある」と訴えた。
最後には「自らの努力なくして日米同盟の強化はなく、国際協力もあり得ない。防衛省・自衛隊の総力を結集して困難な課題に立ち向かってほしい」と強調。集まった職員らに見送られながら防衛省を後にした。
島田氏の退任人事をめぐっては、在任中に首相秘書官を約6年半務めた経歴から関係の深い安倍晋三元首相や岸信夫防衛相らが、戦略3文書の改定が年末に控えていることから留任を求め、首相官邸に反対を伝えたが、6月17日に閣議決定された。(産経新聞22年7月1日)』
『「日本が作る防衛計画に世界中が注目し、期待している。皆さんの力で大いなる成果を出してほしい」。島田氏は1日の離任式で、幹部職員らを前にこう訓示した。(時事通信22年7月2日)』
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『関係者によると、岸氏の実兄である安倍晋三元首相も、島田氏の交代に反対した。島田氏は、2012年12月から約6年半、首相秘書官として安倍氏に仕え、現在でも関係が深い。
今回の人事は、防衛費増額をめぐる政府・自民党内の対立が原因との見方がある。安倍氏はかねて、大幅増を求める発言を繰り返してきた。政府が先月閣議決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」をめぐっても、「国内総生産(GDP)比2%」に言及した上で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」と明記させた。
こうした動きに対し、官邸幹部は「一線を退いた人は発言を控えるべきだ」と反発。島田氏を退任させることで、安倍氏をけん制するとともに、安保戦略などの改定論議を、岸田文雄首相の主導で進める狙いがありそうだ。(同上)』
次の参院選が終わったら、しばらく国政選挙はない(はずな)ので、岸田首相があまり党内に配慮することなく(特に安倍、菅氏に)、さらに強気に出て、少しでも平和主義を守れるようにして欲しいと願っている。<そのためにも、軍事強化を目指す議員や自維国の議席を少しでも減らさないと。(++)>
そして、当ブログでは、5月下旬から警告し続けていた新型コロナウィルスの感染拡大の話を・・・。
岸田首相は、就任当初、コロナ対策を重視すると言っていたはずなのに。<実際、昨年12月にはオミクロン株の流入を防ぐため、mewでさえ過度かと思うほど、厳しい入国制限や入国者対応を行なっていたのに。・・・まあ、今でもマスク全面解除や「2類→5類」は時期尚早などと粘ってはいるけど。^^;>
参院選を目の前にして、経済界や世間の声におされ、今年5月末から方針を大きく転換。まだ全国の感染者が減少し切っていないのに、入国制限をどんどん緩和、国内ではXX割などの旅行・観光策を進め、国民に感染の警戒も呼びかけなくなった。(-"-)
政府もメディアも、あたかもコロナがほぼ収束したかのような雰囲気をかもし出し・・・。気温上昇の熱中症対策も重要とはいえ、専門家まで、マスク外しを推奨し出し・・・。
で、案の定、6月中旬には、感染者数が下げ止まることに。下旬リバウンドが始まって、5月下旬の数まで戻ってしまった。おそらく、ここから重症者、死者の数が増えて来ることだろう。(ーー゛)
よ~~~やく先週末になって、政府が渋々と感染者拡大を認め、第7波の警戒を呼びかけるに至った。<本当は10日まで認めたくなかったんでしょ~ね。^^;>
『木原誠二官房副長官は1日の記者会見で、新型コロナの感染再拡大に「高い緊張感、警戒感を持って対応していきたい」と表明。その上で全国旅行支援に関し、「もう少し感染状況を見守りたい。特に期限は区切っていない」と述べ、開始のタイミングを慎重に検討する方針を示した。
新規感染者は2月をピークに減少が続いてきた。だが、29都府県で先週に比べて陽性者が増えたことを受け、厚生労働省の専門家組織は先月30日、「全国的に上昇傾向に転じた」との見解を発表。東京都は「感染が再拡大している」として感染状況レベルを1段階引き上げた。
3回目のワクチン接種から時間が経過し、多くの人の免疫が衰えてきていることに加え、感染力が強いとされるオミクロン株の新系統「BA.5」への置き換わりが進んでいることが背景にあるとされる。政府関係者は「どの程度勢いがあるか注視している」と語った。
全国旅行支援は2020年末に中断された「Go To トラベル」に代わる施策だ。旅行代金を国の補助で割り引く内容で、社会経済活動の回復を重視する首相が「6月中の感染状況を見極め、改善が確認できれば、7月前半より実施する」と6月15日の会見で表明した。
しかし、「感染状況は改善された」とは言いづらい状況になり、全国旅行支援を予定通り始めるか、政府内では慎重論も出ている。首相官邸幹部は「選挙期間中だけに難しい判断だ」と指摘。7月10日の参院選投開票後に結論を先送りする可能性に触れた。(時事通信22年7月1日)』
BA.5は感染力が強いことから、もし感染拡大が続くと、観光、旅行業界にとって稼ぎ時になる夏休みに感染爆発が起きて、政府や自治体が何らかの行動制限が発出したり、国民の方が自主的に遠出を控えたりする可能性が十分にある。(-"-)
岸田首相は(自民党のレベルでは)ハト派として貴重な存在なのだが。コロナ対策では、ワクチンの遅れや廃棄なども含め、問題ありなのではないかと思うmewなのだった。(**)
THANKS