先日、mew周辺で、こんなことを言っている人がいて、これは、マズイ」と思った。(~_~;)
「私は戦争には絶対反対だけど。自衛隊を憲法に明記してもいいと思う。今さら自衛隊を解体するわけにもいかないし。もう違憲だという人も、ほとんどいないでしょう。」(@@)
自民党や維新の会は、憲法改正案の一つとして「9条に自衛隊を明記する」ことを掲げている。それをきいて、「自衛隊を明記するぐらいなら、いいんじゃない?」と思う人は少なからずいることだろう。
しかし、騙されてはいけない!(`´)
自民党は、9条を改正するに当たって、「自衛隊を明記する」ことだけを考えているわけではないのだ。(**)
これが、自民党が発表している9条の改正案だ。<現憲法の9条1,2項は維持して、その後に、9条の2を作ることを提案している。>
憲法9条の2 ① 前条(憲法9条)の規定は、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。
② 自衛隊の行動は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
mewは、一番大きな問題は、1項の「自衛隊を保持する」の前に記されている「我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず」が、非常に曖昧で、いくらでも拡張できることにあると考えている。(・・)
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おそらく、この条文を作った人は、いくらでも解釈を拡張できるように、敢えてこのような文言にしたのだろう。(-_-;)
この「必要な自衛の措置をとる」という文言だけでは、武力行使できるのが、日本の国土等を守る個別的自衛権の場合のみを指すのか、それとも他国との軍事同盟などに基づいて他国の領土も守る集団的自衛権の行使の場合も含むのか、わからない。(-"-)
2項の自衛隊の行動も、国会の承認「その他の統制」に服すとあるが、「その他って何?」という疑問も生じる。^^;
改憲派の人たちは、「自衛隊を憲法で認めないと、かわいそうだ。士気にも影響する」「自衛隊を明記するだけだ」みたいに説明するかも知れないが。
9条改憲派の多くは、自衛隊を明記するだけでなく、その武力行使の範囲を憲法上も広く認められるような改正を行なおうと考えているのだ。(ーー)
残念ながら、いまだにmew周辺には、安倍自民党が作った悪魔のような安保法制、安倍内閣が行なった悪夢のような政府の憲法解釈の変更のことをあまり知らない人が多いのだが。^^;
日本政府は戦後、2014年までずっと、憲法9条は「自国の領土、領海、領空の防衛(個別的自衛権)のために武力を行使することは許容している」と。しかし、「他国の領土等の防衛まで行なうこと(集団的自衛権)は認めていない」「集団的自衛権の行使は憲法9条に反する」と解釈をしていた。<実に適切な解釈だったと思う。>
<以前も書いたけど、mewは、もし「専守防衛」の理念や個別的自衛権のことを9条に明記してくれるなら、自衛隊の存在を明記しても構わないと思っている。>
ところが、安倍首相(当時)は、米国などと一緒に戦闘に参加したいと考え、何とか「他国の領土等の防衛まで行なうこと(集団的自衛権の行使)を認めさせようと画策。
何と憲法解釈を行なう内閣法制局の長官を、自分と考えの合う人に入れ替えた上で、2014年、安倍内閣の閣議決定だけで、強引に「集団的自衛権の行使は憲法上、許容される」と政府の解釈を変更してしまったのだ。(゚Д゚)
こんな重要なことを、国会でしっかりと時間をかけて議論せず。国民の間で議論したり、国民の声をきいたりする機会もほとんどとらず。安倍内閣(+自民党の一部)だけで、実質的に憲法9条を改正してしまったのである。^^;<まあ、それも国民が自民党に数の力を与えていたからなんだけどね。^^;>
そして、改憲派は、憲法9条の2でも、曖昧な文言を使っておけば、また政府の憲法解釈など、自分たちの好きなように変えられると考えているのだ。(ーー)
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<専守防衛の見直しもしかりだ。安倍氏&超保守仲間や自民党の防衛族は、参院選後、「日本は防衛の際に、反撃する能力(武力)を持つべきだ」「守ってばかりでは、やられてしまう」と言って、「専守防衛は見直すべきだ」と主張し始めることだろう。
3日にアップした『「防衛TOPが「勝てる防衛力」って。安倍タッグの次官が退任式で・・・』に書いたように、安保戦略の原案を作っていた防衛省TOP(次官)が、「(野球で言えば)9回裏まで戦い抜いて実際に試合に勝てる防衛力を構築していく必要がある」などと発言。戦い抜いて「試合に勝つ」ということは、相手に打ち勝つ攻撃力を持つべきということになる。>
じゃあ、相手に勝てるような反撃力を持つためには、どうすればいいのか。
そこで、安倍元首相らや維新の会の一部が提案する「核共有」(核シェアリング)の話が出て来る。
日本は唯一の被爆国として、本来なら、世界で一番、核兵器禁止を訴えて行かなければならない国であるはずなのに。安倍氏らの改憲派は、自国を守るためには、日本も核兵器を共有して、いざとなれば使える状態を作るべきだというのだ。(-_-)
<国民党の玉木代表は、しつこく原子力潜水艦を持つべきだと主張している。^^;>
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本当はメディアが、きちんと大事な争点である憲法改正&その中身について、もっと数多く、扱って、ていねいに説明すべきなんだけど。中身まで説明するところなんて、皆無に近いもんね~。(ノ_-。)
もし国民の多くが、自民党や維新が提唱する9条改正は「自衛隊を明記する」だけだと思っているとしたら・・・。そして、「それぐらいならいい」と考えて、自民党や維新に投票する人が少なからずいるとしたら・・・と思うと。さらに、多数の議席を得た自民党や維新の議員がドヤ顔で「9条改正も国民の理解、賛意が得られた」として、改憲の動きを急ピッチでス進めようとするのではないかと思うと、ぞ~~~っとしてしまうmewなのだった。_(。。)_
THANKS