この記事では、参院選の開票速報を見ての感想をざざっと・・・。
昨日、10日、参院選の投開票が行なわれた。(・・)
投票率は、売新聞社の集計だと52%前後になるとのこと。
過去2番目に低かった2019年前回選の48・80%を上回り、2回ぶりに50%台となる見通しだ。<とりあえず、少し上がってよかった。(~_~;)>
これを書いている時点で、まだ全ての議席が決まったわけではないのだが。今回は、まさに各メディアの予測通りという感じで・・・。<日本国民は、やはり「勝ち馬に乗る」&弔い投票をする傾向にあるようだ。>
* 自民党は60議席以上、自公与党では70議席以上で過半数を既に上回る。<自民は単独過半数をとる勢い。>
* 立民党(改選23議席)は6議席前後を減らしそう。
* 維新(改選6議席)は6議席前後を増やしそう。
* 自公維国の改憲4党が、参院の2/3議席をとることが確実に。
やはり安倍晋三氏の事件は、投票にも影響したようで。知人からきいた話なのだが。
テレ東調べでは、13%の人が安倍氏の事件を受けて、自民党or自民党候補に投票を変更したとのこと。(@@)
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選挙に行った約5千万人の有権者のうち、500万人超が変更したとなると、比例区はもちろん、接戦の選挙区では当落に大きな影響を与えた可能性が強い。
自民党は、1人区の選挙区32で、前回の22勝から28勝に伸ばしたのだが。この最大の要因は前回のような野党共闘がなされなかったことにある。
<自公維は、実のところ、昨年の衆院選だけでなく、今回の参院選で野党共闘されるのが怖くて、「立憲共産党」「野党(or立民)は反対ばかり」などと言って、立民党、国民党、共産党、連合の分断を図ろうとしていたのだ。>
また、複数定員の選挙区も含め、5分5分、野党優勢と見られていた選挙区が、僅差でひっくり返されたのは、安倍氏の事件の影響がものを言ったと思う。(-"-)
安倍元首相の事件に関するTV放映の仕方、ネットを含む各メディアの報じ方には色々言いたいことがあるのだが。<こちらも追々ね。>
ただ、少なからずの自民党候補(特に女性候補?)が、最終日の選挙活動の際に、いかにもって感じで、涙を浮かべながら、安倍氏の話を持ち出していたし。「その遺志を継ぐために当選させて欲しい」と訴えていた映像を見て、「やっぱね~」と思ったです。(~_~;)
<はっきり、「弔い合戦」だ「負けられない」って言ってた人もいたしね。>
岸田首相をはじめ、応援演説をする幹部や議員も、次々と安倍氏の話を織り込んで、見事に利用していて、何だかな~という感じ。<でも、安倍氏本人もその方が喜ぶのかな。>
ただ、選挙が終わった後の国政運営に関しては、いくら「安倍氏が」(「安倍さまのご遺志が」?)と言っても、安易に共感、同情すべきではあるまい。(**)
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改憲については、今後、ゆっくり書いて行きたいのだが・・・。
今回の選挙の結果、ついに改憲4党で衆参で改憲の発議が行なえる2/3の議席を占めることになったのだが、それも急ぐべきではあるまい。(・・)
維新の会の松井代表が、早速、安倍氏のことを持ち出して、こんなことを言っていたのだけど・・・。<何かもうすぐ代表を辞める宣言をしたらしい。>
『維新が掲げる憲法改正については、改憲勢力が引き続き国会で3分の2を占める見込みとなった。松井氏は親交の深かった安倍晋三元首相に思いをはせ、「(改憲が悲願だった)安倍元首相の遺志を引き継ぎ、自民党はきちんと公約を守ってもらいたい。岸田首相は重たい民意を得たと思う」と注文を付けた。(毎日新聞22年7月10日)』
<早くスケジュールを決めるべきだという話もしていた。・・・松井氏は選挙中、来春の統一選の時に国民投票を行なうばきだと主張してたからね~。^^;>
でも、昨日の時点では、岸田首相も公明党の山口代表も、憲法改正に関して「中身をしっかり議論し、国民の理解を得られるように、慎重に進める」と発言していたし。これから、党内外で改憲派と慎重派の間でもめることになるのかも知れない。(~_~;)
<これも人からきいた話では、昨日、公明党の幹部(党首?)が「改憲勢力(4党)」と呼ばれることに不快感を示していたとか。・・・創価学会の会員の中にも、「公明党は改憲勢力ではない」「改憲に賛成していない」と怒る人がいる。(~_~;)>

さて、mew個人の願いはと言えば・・・。
京都で立民の福山哲郎氏が、国民の前原誠治氏も強く支援していた維新候補を抑えて、5回めの当選を果たした。(^^♪yokatta~
<社民党の政党存続、比例票数が立民>維新になることも願っているのだが。現時点では各党の比例票数が発表されていないので、まだ願いがかなうかどうかわからない。^^;>
あと、沖縄では、オール沖縄で支援していた辺野古移設反対派の伊波洋一氏が少しピンチに陥ったのだが。<応援団員のDくんがコロナ感染しちゃったし。^^;>
ギリギリながら、自民党候補を抑えて、再選を果たすことができて、ほっとした。"^_^"
さらに、東京で、れいわの山本太郎代表が、維新や都ファの候補を破って、当選を決めたのも嬉しかった。(^^)
<小沢一郎氏の地元・岩手で小沢氏とずっと行動を共にして来た立民の木戸口英司氏が落選。
(小沢氏が安倍氏の事件に関して、「自民党のおごりが招いた」などと指摘したことが反感を買った可能性がある。)また新潟では、やはり小沢っ子の森ゆう子氏が落選した。(追記・北海道から出た小沢氏の元秘書・石川知裕氏も落ちたね。)
小沢氏も昨年の衆院選では小選挙区で落選(比例復活)したし。小沢氏の選対感覚やある種の神通力が、かなり弱って来ているのかなと思ったりもして。^^;>
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昨日は、TVの地上波はEテレを除いて、全て選挙特番を放映していたのだが。
<実は、Eテレでは全英テニスの決勝をやっていたので、一応、録画をしたけど、やっぱ途中経過が気になるので、忙しかった~。(@@)>
その労力や時間を、もっとふだんの報道に回して欲しいと思う部分があった。(・・)
また、速報を流す間やその後に、各党の党首や幹部に色々と話をきいたり(局によっては、かなり攻めた質問をしていた)とか、識者だけでなく若者にも意見をきいたり、討論したりしていたのだけど。
「こういう番組は、参院選前にもっとTVやネットでやるべきなんじゃないの?」と思った。(++)
<告知後は、ほとんど党首討論とか選挙の争点について特集する番組がなかったもんね~。(-_-)>
もし本当に憲法改正の動きが始まるとしたのなら、TV・ネット各局で、もっと積極的に&定期的に、若者やこれまで政治に関心のなかった人も興味を持って見られるような、改憲関連の番組を放映して欲しい。
安倍元首相や維新の松井代表などの超保守派が思い描いているような、上から強引に実現させる憲法改正は、絶対に阻止しなければと強く思っているmewなのだ。(@_@。
THANKS