いや~。自民党の福田総務会長の発言には驚きましたね~。ビツクリ!・・・を通り越して、唖然、呆然です。(゚Д゚)
旧統一教会と自民党の関わりについて「何が問題か、僕よく分かんない」って言い切っちゃいましたもんね~。(~_~;)
<清和会(安倍派)の安倍・超保守系を抑えるために、同じ派閥内の福田氏&福田系に頑張って欲しいと期待していたのに。こんなおXXだったとは、この発言は出世や信頼の面でも、大きなマイナスになるだろう。残念。(-"-)>
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『“旧統一教会”をめぐり、様々な議員が関わりを持っていたことが明らかになるなか、自民党幹部は「組織的関係はない」としたうえで「何が問題かよく分からない」と発言しました。
自民党・福田達夫総務会長:「(Q.旧統一教会と自民党、証言が出てきているが、なぜこれだけ議員と付き合いがあるのか?)党としては(関係が)ないというのは、幹事長が明確に申し上げているというふうに僕も理解しています。正直、僕自身が個人的に全く関係がないので、何でこんな騒いでるのか、正直よく分からないというのはあります。わが党が組織的に、ある団体から強い影響を受けて政治を動かしているのであれば問題かもしれませんが、申し訳ない、僕の今の理解の範疇(はんちゅう)だと、そういうことは一切ないので。正直言います。何が問題か、僕よく分かんないです」(ANN22年7月29日)』
『福田氏は、自民党が組織として旧統一教会との関わりを否定しているとした上で、野党やメディアが「(関係を)取り立てて問題だと言うことが、本当に何か物事を良くするのか、極めて疑問に思っている」と述べた。
旧統一教会関係者による選挙応援に関しては「宗教・信教の自由を行使している方が応援してくれることが、旧統一教会から応援を受けることになるのかとの議論もある」と指摘。「我が党が組織的にある団体から強い影響を受けて、それで政治を動かしているのであれば問題かもしれないが、そういうことは一切ない」と強調した。(毎日新聞22年7月29日)』
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福田氏は、おそらく党内でも「この発言はマズイ」と言われたのだろう。その後、こんな釈明のコメントを出していた。
『自民党・福田達夫総務会長は29日夜、会見での発言についてのコメントを発表しました。
自民党・福田達夫総務会長:「わが党が組織的に、党外の団体から強い影響を受け、それで政治が動くのであれば問題ですが、私の理解では、そのようなことは一切ありません。ただ、党としての問題ではなく、個人として何か抜き差しならない関係になっていて、その結果、その方の政治活動に非常に大きい影響を与えているのであれば、それは問題と思います。そのような団体との付き合いについて、何が問題か分からないという主旨の発言ではございません」(ANN22年7月29日)』
福田氏寄りに解釈してあげれば、自民党が組織的に統一教会と関与しているわけではないし、政治的な影響を受けているわけでもない。
選挙支援は、あくまで自民党の個々の議員がボランティアで教団のメンバーから個人的に支援を受けており、それ自体は自由なはずなので、問題ないのではないかと。そう主張したかったのだろう。(・・)
<党内で指示が出たのか、示し合わせたのか、支援を受けていた議員が次々と「個人的な選挙支援は自由。問題はない」と言い始めている。誰かが「やめる」と言うとマズイのか、誰も「もう支援は受けない。やめる」とは言わない。(~_~;)>
でも、もう世間は、選挙支援を申し出ている信者は、個人的なボランティアとしてではなく、旧統一教会から派遣されたメンバーだと知っている。(・・)
しかも、会合に参加したり、ヨイショ挨拶したりする議員も少なからずいるし。もう抜き差しならない、政治活動に非常に大きい影響を与える関係になっているのである。^^;
もちろん、選挙では、宗教にかかわらず、様々な団体のメンバーが候補者の支援をしてくれるし。その要望を政策に反映することを求められているのだが。<立民党の場合、労組の組合員などが支援してくれている。>
ただ、旧統一教会の場合は、一般国民たる信者やその家族に多大な経済的、精神的損害を与えている「反社会的な宗教団体」なわけで。 そのような団体と関与すること、選挙支援を受けていること、さらには政策にも影響が及んでいることが問題視されているという事態を、もっと認識すべきだろう。(**)
<近いうちに書くけど。公明党の北側幹事長が、統一教会は「反社会的な団体」だと言っていた。(~_~;)>
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しかも、旧統一教会の幹部は、国会議員たちに真の父母様の『み言』と理念、原理を教育し、政策を推進させると言っている。
『宋龍天総会長(「世界家庭」より)
「真の父母様(総裁夫妻)は世界平和国会議員連合の創設を通して、平和世界の実現を提唱しておられます。これらの国会議員たちに真の父母様の『み言』と理念、原理を教育し、彼らが天の願われる方向で政策を推進し、救国救世基盤を創るにおいて、先頭に立つようにします」
文鮮明夫妻の願う方向で、政策を推進するために国会議員を「先頭に立たせる」と説明しているのです。(TBS22年7月29日)』
19年、当時の安倍派会長だった細田衆院議長が参加した会合で、韓鶴子総裁は政治と宗教は一つ」だとも言っていた。
『旧統一協会 韓鶴子総裁(2019年10月 名古屋)
「政治と宗教はひとつにならなければなりません。私とひとつになって、天の父母様を中心とした人類一家族、地上天国、天上天国をつくっていきましょう」(同上)』
これは追々詳しく書きたいと思うのだが。自民党は旧統一教会と、政治理念、政策面でもお互いに支え合っているのである。(・・)
そもそも、1960年代に岸元首相らが旧統一教会と連携、協力することを決めた最大の理由は、統一教会が、自民党と同じく反共産主義、反共産党の団体だったことにあるのだが。(・・)
岸元首相から安倍元首相に至るまで、長い間、保守派の議員たちが、旧統一教会との関わりを続けているのは、旧統一教会が「憲法改正」に賛成の立場であることが大きい。<旧統一教会は、改憲案も作っている。>
また、自民党の保守派と旧統一教会は、伝統的な「家庭」や「男女の役割」を重視するという点でも、似たような考え方を持っており、政策遂行においても支持を受けているのである。(-"-)
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福田達夫氏個人は、旧統一教会とは全く関係がないと断言しているのだが。
安倍祖父の岸信介元首相と懇意だった達夫氏の祖父・福田赳夫元首相は、旧統一教会との関わりも、しっかり受け継いでいた様子。
教団の会合で、創設者の文鮮明氏を恐ろしいほど賞賛する挨拶をしていたという。(*1)
また、今の清和会(安倍派)は、福田赳夫氏が岸元首相の理念と同志の議員を受ける形で作ったもので。ここ20年ほどは自民党の最大派閥として、多数の首相や閣僚、党の要職を輩出し、政府与党の政策にも大きな発言力、影響力を有しているのだが。
福田達夫氏も所属するその安倍派に、旧統一教会と関与している議員が何十人もいることがわかっている。(ーー)
<「福田氏を首相に」と張り切っている仲間の議員にも、いるかも。^^;>
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最近、ついついひろゆき氏の発言を引用してしまうのだが。<この問題に関しては、妙に意見が合う。(・・)>
『ひろゆき氏は「統一教会が、霊感商法や献金強要被害などの問題が指摘された団体だということは認識したまま、選挙の手伝いをさせていた岸信夫防衛相。『反社とわかっていたけど付き合いをしていました。』ってのは実社会だとアウトなんですが、上級国民だと許されるんですかね?」と問いかけた。』
福田氏のコメントに対しては『「統一教会の強い影響が一切ないのであれば『統一教会とは縁を切ります。カルトはバシバシ規制します!』と言ってくれれば良いのですけど、、、どうして縁を切るって言えないんですかね?」と疑問視した。(デイリー22年7月29日)』
是非、多くの国民も、自民党議員と旧統一教会の関係や、福田氏の発言の問題性に気づいて欲しいと思うmewなのである。(@_@。
THANKS