【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
さあ、コロナに関するストレス発散記事を書くぞ~。(++)
21日の『安倍国葬に30億円以上?海外要人の警備費用が大+コロナ、全数把握云々より感染拡大防止を』の関連記事を・・・。aboutコロナで。
新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。その上、死亡者が増え、ついに300人超に。28日は342人と過去最多を記録した。
厚労省下の専門家組織は、今後の状況悪化に強い警戒感を示していた。(@@)
『「コロナ感染、増加に転換」=死者数、さらに増える恐れ―厚労省助言組織
新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は24日、新規感染者数について「減少傾向から増加に転じ、最も高い感染レベルが継続している」との見解をまとめた。23日に過去最多を更新した死者数についても「さらに増加することが懸念される」と強い警戒感を示した。
専門家組織によると、23日までの1週間に確認された全国の新規感染者数は前週比1.19倍だった。お盆や夏休み中の社会経済活動の活発化が要因という。新規感染者は、東京都や神奈川県、沖縄県では減少傾向となったが、ほとんどの地域では増加した。(時事通信22年8月24日)』
夏休みが終われば、旅行やイベントなどの感染要因は減るが。今週から来週にかけて、学校が再開するので、また子どもたちの間で感染が広まるおそれがあるし。
また各地で、感染力がさらに強いと言われるBA.2.75の感染者が見つかっており、ここから急速に置き換わりが進む可能性がある。(-_-;)<しかも、BA.5型に感染した人が、またBA.2.75型ははに感染する可能性が十分にある。(*1)>
現に3.4回めのワクチン接種した岸田首相がコロナに感染しているように、ワクチンも重症化予防効果はあるものの、感染予防の効果は半分ぐらいしかない。(-"-)(注1)
* * *
それゆえ、ここでマジに感染拡大の防止対策、重症化、死亡の防止対策に取り組まないと今以上に医療逼迫、犠牲者増加の状況に陥るかも知れないのに、岸田首相は昨日、かなりピントのずれたコロナ対策を発表していた。ーー゛)
『コロナ感染者「全数把握」見直し、都道府県の判断で対象を重症化リスク高い高齢者らに限定
岸田首相は24日、全ての新型コロナウイルス感染者の氏名などを確認する「全数把握」を見直し、都道府県の判断で、対象を高齢者など重症化リスクの高い人に限定できる新たな仕組みを導入すると発表した。水際対策を9月7日に緩和し、ワクチン3回目接種証明があれば入国・帰国時の陰性証明書提示を求めないことも表明した。
首相は、首相公邸からオンラインで記者団に、「発熱外来や保健所業務が相当に逼迫(ひっぱく)した地域では、緊急避難措置として患者届け出の範囲を限定することを可能とする」と述べた。25日にも厚生労働省令を改正し、実施する。<下につづく>
感染症法は、医師に全てのコロナ患者の氏名と年齢などを保健所に届け出るよう義務づけている。作業に当たる医療機関や保健所の負担が大きいとして、見直しを求める声が出ていた。
今後は、全数把握を続けると医療提供が難しいと知事が判断した場合、その都道府県では〈1〉65歳以上〈2〉入院を要する人〈3〉重症化リスクがあり治療薬や酸素の投与が必要な人〈4〉妊婦――のみを届け出対象とする。
ただし、医師には全患者の年代別人数は報告させ、都道府県別の感染者数は集計できるようにする。(読売新聞22年8月24日)』
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『現在、1日あたり上限2万人の入国者数についても、さらに緩和する方向で検討しています。日本の水際対策はG7=主要7か国の中でもっとも厳しく、経済界などから緩和を求める声が上がっていました。(TBS22年8月23日)』
そうなのだ。確かに経済を回すことは国民にとっても大事なことなのだけど。政府は、入国制限や条件の緩和などをうるさく求める経済界の声を優先して、このような施策を決めているのである。(-"-)
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全数把握については、先日の記事にも書いたが、確かに医師の負担を減らすのは重要なことなのだけど。負担を減らす方法は、他にもあるし。
全数把握できないと、全国の感染状況を把握して、対応することもできなくなるし。きちんと感染者を届けていないと、保健所のチェックやケア、食品の配布などを得られないケースが出て来るなど、デメリットもあるようで。簡単に全数把握をやめればOKというわけではないのだ。(-"-)
『倉持仁医師「これはげきおこ」コロナ届、重症リスク患者限定案に「こんなことを許したら…」
新型コロナウイルス感染患者の対応にあたる「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)の倉持仁院長が22日夜、自身のツイッターを更新した。
新型コロナの感染爆発が止まらない中、政府が医師に患者情報の届け出を求める対象者を、高齢者や基礎疾患のある人ら重症化リスクの高い感染者に限定する調整に入ったというニュース記事を添付し、「あのーそんなことしたら見る病院減るし死にそうになるまで運んでくれなくなりますからー!残念!」とつづった。
同院長はここから連続で投稿。「こんなことを許したらそもそも基礎疾患のない多くの若者子供は放置。高齢者はまあしょうがないねと放置。だれとくやねん!」「これはげきおこだよ!」などと怒りを表明していた。(スポニチ22年8月22日)』
また、今の重症、中等症、軽症の分類の仕方は、20年の初期のコロナウイルスに対応したものであって、オミクロンの特性、患者の症状に合っていないため、見直すべきだという意見も少なくない。
<実際、エクモを使うような重症者は少ないが、軽症者、中等症者の中で重篤な身体状況に陥り、死亡、重体化する人が増えている。(-"-)>
『新型コロナウイルス感染患者の対応にあたる「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)の倉持仁院長が23日、BS-TBS「報道1930」(月~金曜後7・30)にリモートで生出演し、新型コロナウイルスの重症度の現在の分類に疑問を呈した。
厚労省が定めた「新型コロナウイルス診療の手引」によると、軽症は「肺炎の症状なし、酸素吸入の必要なし」。中等症1が「肺炎や息切れ、酸素吸入必要なし」、中等症2が「人工呼吸器一歩手前、酸素吸入必要」という症状。さらに重症は「ICUに入院、または人工呼吸器が必要」と、呼吸器の状況を中心にした分類になっている。
しかし、倉持氏によると、この分類がオミクロン株の特性を踏まえたものではないという。「重症という定義は、いわゆる呼吸不全を起こして、呼吸ができなくなるから人工呼吸器やECMO(人工心肺装置)が必要だった」。それが、オミクロン株では状況が違うという。「今はそういう症例が非常に少なくなっていまして、どちらかというと全身状態が悪くなって、自宅待機している間、施設にいる間に衰弱して、人工呼吸器をする間もなく亡くなってしまう方が非常に多い」と指摘した。
厚労省の分類は「肺炎があるかないかに着目した分類なんです。今のコロナには対応していない。ほとんどの患者は肺炎がないですから、軽症に分類されちゃう」とし、「そうすると、全身状態が悪くても、運ばれないという事態が次々と起こっていて、そういった中で死者数が増えてしまっているのが現状だと思います」と分析した。(スポニチ22年8月23日)』
『医師で国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授は、「倉持先生のおっしゃる通り」と賛同した。「今の定義は、オミクロン株の患者さんに対しては正直言って当てはまらないと思います。肺炎というのに遭遇しませんので、軽症か中等症の1くらいに収まる人が多いんですね。患者さんはオミクロンであっても、高齢者の方は腎臓が悪くなったり、心臓が悪くなったりと状態は悪い。それを軽症とか中等症と言っていること自体が、その患者さんに対しての重症度をちゃんと診ていないとなっている」と、現状を懸念。「呼吸器の基準だけで評価したら見誤ってしまう」と警鐘を鳴らした。(同上)』
『女子プロレスラーでタレントのジャガー横田の夫で「さいたま新都心ジャガークリニック」の院長・木下博勝氏が24日、自身のインスタグラムを更新し、新型コロナウイルスの重症度の現在の分類に疑問を呈した「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)の倉持仁院長の考えに賛同した。(略)
木下氏は「倉持先生の新型コロナの重症度分類についてお考えに、僕もその様に考えていたのです。今年の一月以降、さいたま新都心ジャガークリニックでは、3200名以上の陽性者の登録をしました。全員軽症ですし、重症化したは居ないと認識しております。高齢者の方の検査割合が少ないのも有るかと思いますが、肺炎の有無を重視した分類はこのままでいいのかどうか」と警鐘を鳴らした。(デイリー22年8月24日)』
全数把握の緩和など、目先の負担軽減も大事だけど。まずは、医療体制、PCR検査体制を調えること、適切な分類による医療を行なうことが、最も基本的かつ重要な対策になるのではないかと思うmewなのである。(@_@。
<注1・岸田首相が4回めのワクチンを打ったのは12日。発症が21日だということは、感染したのは、おそらく17~19日の夏休み旅行中。ワクチンの効果が出るには1~2週間かかるので、効果が生じないうちに感染しちゃったのかも。^^;・・・てか、そもそも一般国民の4回めのワクチン接種も、遅過ぎなんだよね。(-_-;)>
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