先に、mewが昨日、最も印象に残った&重要だと思ったニュースを書いておきたい。(++)
来年、統一地方選を控えている中、当ブログでは、旧統一教会と関わりのある地方議員(主に自民党系)が多いことをが気になっていたのであるが。<地方選では、小さな支援、少数の票でも当落を左右するので尚更。>
岸田首相は、昨日8日に行われた閉会中審査で、地方議員にも旧統一教会との関係断絶を求める旨の答弁したという。(・o・)
『首相、地方議員も関係断絶 自民の旧統一教会調査巡り
自民党は8日夕、所属国会議員に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点確認を求めた調査結果を公表する。これに先立ち、岸田文雄首相(党総裁)は衆院議院運営委員会で、地方議員についても教団との関係を断絶する党方針を順守してもらうと表明。接点確認調査を巡り「国民の信頼回復に努めていきたい」と述べた。
首相は教団と自民議員との関わりが政策決定に影響した可能性を問われ「特定の団体によってゆがめられることはない」と否定した。(共同通信22年9月8日)』
また、自民党の茂木幹事長も、地方議員の関係断絶を徹底すると語っていたという。
『茂木氏は記者会見で教団との関係を断つ方針を地方議員にも徹底すると訴えた。守らない場合は「同じ党では行動できない」と離党を促す考えを示した。(日本経済新聞22年9月8日)』
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あとで、自民党の国会議員に関するアンケート調査の結果に関して書くが・・・。
『朝日新聞社が全ての国会議員と都道府県議、知事を対象に行った大規模アンケートでは、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と政治家の接点が地方にも広がっていた実態が明らかになった。調査には約3千人が回答。教団や関連団体と接点があったことを認めたのは国会議員150人、都道府県議290人、知事7人で計447人だった』という。(朝日9.8)
ただ、近時、当ブログでも伝えているように、都道府県議だけでなく、市町村議(特に市議)の中に、旧統一教会に関与している人が少なくないように思うのだ。(-"-)
できれば、各メディアは全国の市町村議員にアンケートをとって(地方紙が地元の議員を調査して、その結果を全国でまとめるのでもいいかな)、各自治体の住民が首長や議員を選ぶ場合の参考のために発表して欲しい。
また、自民党もそこまで言うなら、各都道府県連で、地方議員のアンケートを行なって、結果を公表して欲しいと思う!(**)
ところで、自民党は同党の国会議員に旧統一教会との関与を問うアンケートを行なっていたのだが。8日、その回答結果について発表した。
<379人中171人ときいて、「それだけ?」って思ったのは、mew&周辺だけではあるまい。・・・ただ、自民党の議員の中には、他の様々な宗教団体から強い支援を受けている人が少なからずいるので、そういう人は関与していないor関与していても書けないかも。^^;>
また、自民党は、深い関係にあった議員121人の名を公表した。(*1に全員の氏名を載せておく。)
どうか国民は、少なくとも自分が投票する選挙区の議員のがいないか、しっかりとチェックして、次も投票するに値する人なのか考えて欲しい。mewは、次の衆参院選で、このうち何人が当選しているのか(+日本国民の民度を)チェックすることにしようっと。(・・)
『自民党は8日、所属する国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の接点に関する調査結果を発表した。衆参両院の所属議員全379人から回答を得て、教団側と何らかの接点があったと確認したのは179人だった。
議員本人が関連団体の会合に出席してあいさつをするなど一定の関係があった121人については氏名を公表した。選挙支援を依頼したり組織的な動員を受け入れたりしたのは斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だった。
茂木敏充幹事長によると選挙でボランティア支援を受けたのは萩生田光一政調会長や岸信夫首相補佐官ら17人だった。祝電・メッセージなどを送付したことがあるのは97人、会合に議員本人が出席しあいさつしたのは96人にのぼった。
旧統一教会・関連団体への会費支出(49人)や寄付・パーティーによる収入(29人)など金銭的なつながりもあった。広報誌でのインタビューや対談記事などに関わったのは24人だった。
岸田文雄首相(自民党総裁)は首相官邸で記者団に「調査結果を重く受け止めて信頼回復へ努力したい」と述べた。党内に被害者救済の検討組織を設けるとも表明した。
茂木氏は記者会見で教団との関係を断つ方針を地方議員にも徹底すると訴えた。守らない場合は「同じ党では行動できない」と離党を促す考えを示した。
調査は旧統一教会が関係する行事への祝電・メッセージ送付など8項目について有無や回数の記入を求める形式をとった。党籍を離脱している細田博之衆院議長と尾辻秀久参院議長、銃撃事件で死去した安倍晋三元首相は対象から外した。(日本経済新聞22年9月8日)』<前にも書いたけど、秘書やスタッフに旧統一教会系の人がいるのかという質問も入れるべきだった。>
あ、茂木幹事長も、地方議員にも関係断絶を徹底するって言ったのね。(・・)
そうそう。選挙支援を受けているという情報が出ていた細田博之氏は、議長を務めている間、自民党を離脱しているから、調査対象に入れないなんて。ズッコっぽいよね~。(>_<)
派閥別では、やはり安倍派が一番多かった。<これも思ったより少なかったかも。>
『自民党が8日発表した所属国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側との接点確認調査で、氏名が公表された121人を派閥別で見ると、安倍派が37人で最多だった。指摘されていた教団と安倍派との根深い関係が改めて浮き彫りになった。麻生派21人、二階派16人と続いた。岸田派15人、茂木派14人、森山派3人。無派閥は15人だった。
安倍派は萩生田光一政調会長や岸信夫首相補佐官、下村博文元政調会長らの名前が出た。麻生派は山際大志郎経済再生担当相ら、二階派は武田良太元総務相ら。無派閥は石破茂元幹事長のほか坂井学元官房副長官、山本朋広元防衛副大臣らが発表された。(共同通信22年9月8日)』
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ただ、自民党は安倍派会長である安倍晋三氏と旧統一教会との関係については、調査しようとしないのである。(-"-)
野党側は昨日の審査会で、安倍元首相と旧統一教会との関係について調査するように強く求めたのであるが、岸田首相は、頑なにこれを拒んだ。
『泉氏は、先の参院選で安倍氏の側近だった候補者が教団の組織的支援で当選したと指摘。自民党と教団との関係では「安倍氏が最もキーパーソンだったのではないか」とただした。これに対し、首相は関係について「本人の当時の様々な情勢における判断に基づくもの。ですから、今の時点で、実態を十分に把握することは限界がある」と述べた。
共産党の塩川鉄也氏は「教団と深い関わりを持ってきた安倍氏を国葬とするのは矛盾している」と指摘したが、首相は国葬を決めた判断とは関係がないと強調した。(朝日新聞22年9月8日)』
<岸田首相が「把握に限界がある」と言ったのに対し、立民の泉代表が「限界までもやっていない」みたいな反論ぼやきをしてたんだけど。もっとハッキリ「じゃあ、せめて限界ギリギリのとこまででも調査すべきだ!」と踏み込んで欲しかったな~。(・・)>
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昨日の安倍氏の国葬に関する閉会中審査では、(ざっと見る限りでは)残念ながら、これぞというような目新しい話は出ず。<mew的には、最初に書いた地方議員の話が一番だった。>
岸田首相は「国民の理解を得るために、丁寧に説明したい」と言っていたものの、国葬に決めた理由について「憲政史上最長の首相在任期間」「国内外に功績」「暴力に屈しない姿勢」など、今までと同じような説明を繰り返していただけだったのだけど。
世論調査で、国葬に反対する人の割合がどんどん増えているのは、安倍派を中心に旧統一教会との関与が問題視されたころが大きな要因になっていることは否めないだろう。
実際、安倍氏は、教団のイベントに映像でメッセージを送ったり、世界日報に何度も載ったりしていることが明らかになっているのだし。自民党の地方議員は、安倍首相(当時)が、旧統一教会系の票を差配していたと証言していることから、本人が他界していても、客観的に証拠や証言によって一定の事実を示すことができるはずだ。(++)
そのような努力もせず、最初から調査を拒むとなると、安倍元首相は、モリカケ桜の問題と同様、また真相を隠して、さらなる疑惑抱えたまま国葬を迎えることになるわけで。ますます、国民の納得が得られないのではないかと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS