この記事では、安倍元首相と東京五輪パラ汚職事件、そして森友問題の話を・・・。
知人と「もし安倍がいたら、果たして東京五輪パラ汚職は立件されたんだろうか」という話になった。^^;
例の黒川弘務東京高検検事長(当時)の問題の時にも言われていたことだが。<安倍官邸が強引に検事総長にするため任期延長を画策した&賭けマージャンが発覚し、辞任に追い込まれた。>
安倍官邸は、何とか検察組織をコントロールしようと考えていた節がある。(~_~;)
考えたら、安倍元首相が絡んでいたモリカケ桜事件でも、検察は政府や安倍氏サイドに対する徹底的な捜査を行なわなかっていなかったように思うしな~。(-_-;)
しかも、こんな話が出ていたのだ。
東京五輪のスポンサー契約に関する贈収賄罪で逮捕された組織委理事の高橋治之氏は、当初、安倍首相(当時)から五輪招致の仕事を依頼された時のこと。
安倍首相が「大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします」と語ったというのだ。(゚Д゚)
『「中心になってやって欲しい」安倍政権が肝煎りで推進した五輪招致
東京都が2016年五輪の招致に敗れ、再び次の2020年五輪招致に向けて正式に立候補を表明した約1年3カ月後。12年12月に、それまで下野していた自民党が再び政権に返り咲き、第2次安倍晋三内閣がスタートした。
安倍政権が肝煎りで推進した五輪招致のキーマンとなる男は、当時の状況について知人にこう話している。
「最初は五輪招致に関わるつもりはなかった。安倍さんから直接電話を貰って、『中心になってやって欲しaい』とお願いされたが、『過去に五輪の招致に関わってきた人は、みんな逮捕されている。私は捕まりたくない』と言って断った。だけど、安倍さんは『大丈夫です。絶対に高橋さんは捕まらないようにします。高橋さんを必ず守ります』と約束してくれた。その確約があったから招致に関わるようになったんだ」
しかし、その五輪招致が実を結び、大会が無事終わった後、約束の主、安倍元首相は凶弾に倒れ、招致のキーマンだった男は司直の手に落ちた。
東京地検特捜部は8月17日、受託収賄の疑いで東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の元理事、高橋治之容疑者(78)を逮捕した。高橋氏は大会スポンサーだった紳士服大手の「AOKIホールディングス」から総額5100万円の賄賂を受け取っていたとみられている。(月刊「文藝春秋」2022年10月号)』
この記事から、2つのことがわかる。(・・)
一つは、「五輪招致に関わった人は、逮捕されている」ということだ。^^;
もう一つは、安倍首相は、特定の人を「捕まらないようにできる。司直の手から守れる」ということだ。^^;
五輪招致の過程では、情報集めや票集めのために、かなりの金銭(&高額なサービス)が飛び交うと言われている。おそらくは、贈収賄罪に該当するような行為が常態化しているのだろう。<スポンサー契約も、そのような部分があるのかも。>
言われてみれば、逮捕こそされていないが、今回、東京五輪招致に携わっていた森元首相&組織委元会長も、竹田恒和・日本オリンピック委員会前会長も、今回の件で、任意の聴取を受けている。^^;
ちなみに、竹田恒和氏と高橋治之氏は慶応の同級生で、共に東京五輪招致のロビー活動に携わっていたのであるが。
フランス検察捜査当局は、2018年から武田氏と高橋を五輪招致をめぐる贈収賄容疑で捜査している。(-"-)
<武田氏のwikipediaによると「2021年1月30日、東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑に関し、フランス当局の予審判事が『日本の捜査協力は限定的で欠陥が多い』と指摘していることが明らかになった。2021年8月8日、東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑の弁護士費用が2020年度までの3年間で約2億円に上り、その全額を日本オリンピック委員会が負担していることがわかった」とか。^^;>
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現段階で、フランスの検察当局の捜査がどうなったのかわからないのだが。日本では高橋氏を対象に、今年7月26日に強制捜査(家宅捜索)が始まり、8月17日に受託収賄罪で逮捕されるに至った。
果たして高橋氏は、安倍氏が7月8日に他界するまでその力で守られていたのか<検察が配慮or忖度をして、強制捜査を見送っていたのか>はわからないが。もしかしたら、そうかも知れないな~と思ってしまう部分もある。^^;
<もし安倍氏が党内で権力を握っていたら、森元首相が任意聴取に呼ばれることもなかったのかな?(~_~;)>
これは検察ではなく、警察の話だが。警察庁の中村格長官(59)が、8月26日に辞職の意向を表明。同月末付けで辞職をした。<格=いたる>
警察庁は、先月25日に安倍晋三氏の銃撃事件での警護の問題点の検証結果や再発防止策をまとめた報告書を公表。そして、中村氏は長官としてけじめをつける形で辞職をしたのであるが・・・。
中村格氏は、12年末から菅義偉官房長官の秘書を務めており、政権に近い存在と言われていた。その後、警視庁刑事部長や警察庁官房長、次長と順調に出世し、21年9月には警察庁長官にのぼり詰めた。
ただ15年にジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者・山口敬之氏から性被害を受けたと警察に訴えた際、逮捕状が出され、あと一歩で逮捕に至るところを、当時、警視庁の刑事部長だった中村格氏がストップをかけたため、執行されずに終わったということがあった。<後に民事裁判で、山口氏の性的な加害行為が認定された。>
この件については、山口敬之氏が安倍首相や菅長官(当時)と懇意だったため、官邸が中村氏に要請して逮捕執行を止めたのではないかという見方が強く、疑念や批判を受け続けているのだが。
これも、安倍首相(当時)の力があったからこそのケースかも知れない。(-"-)
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昨日、森友問題にまつわる公文書改ざん事件で夫を失った赤木雅子さんが、財務省の佐川宣寿元理財局長らを刑事告発したのだが・・・。
『畿財務局の職員だった赤木俊夫さんの妻・雅子さんらは、財務省の元理財局長・佐川宣寿氏ら3人を有印虚偽公文書作成などの疑いで16日、東京地検特捜部に刑事告発しました。
告発状では、佐川氏らが2017年、市民からの森友学園をめぐる問題に関連した行政文書の開示請求に対し、「文書の保有が確認できなかった」とウソの理由を記載した公文書を作成した疑いなどがあると指摘しています。
赤木雅子さん「たくさんの人が知りたい真実がまだ隠されている。東京地検の方にはぜひ受理をしてちゃんと調べてほしい」
赤木雅子さんは「佐川さんには、本当のことを話してもらいたい」と語りました。(NNN22年9月16日)』
安倍元首相への配慮や忖度が不要となった今、検察はしっかりと捜査を、財務省はもっと積極的に協力して欲しいと。そして、赤木夫妻のためだけでなく、日本の国の政治、行政を向上させるために(=国民のために)真相が究明できるように努めて欲しいと願っているmewなのである。(@_@。
THANKS