【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
22日に『自民・村上、国葬欠席を表明。安倍悪政を批判し続けた自民党の最後の良心』という記事をアップ。
正論を唱えて国葬に反対、欠席の意向を表明した自民党の村上誠一郎議員のことを、自民党の「最後の良心」だと評したのだけど。
今回の記事では、まず自民党の「良心なき閣僚」とも言うべき山際経済再生相の話を・・・。(-"-)
山際大臣は、2016年に旧統一教会の関連団体が主催したネパールの会合に出席し、自らスピーチまで行なっていたのだが、本人は当初、記憶にない、資料もないと否定。メディアなどから実際に会合に出席していた時の写真や資料を見せられ、これは逃げ切れないと思ったのか、やむなく肯定するに至った。^^;
しかも、「私は覚えていないし、確認もできない」が、「報道を見る限り出席したと考えるのが自然だと思う」という他人事のような言いぐさだったことから、大ヒンシュクを買うことになった。(ーー)
* * *
その山際大臣に、またしても「記憶にない」というケースが浮上したのだ。(@@)
今度は2018年、旧統一教会系のイベント「神日本家庭連合希望前進決意2万名大会祝勝会」に出席していた事実。団体のHPには韓総裁の後ろに立つ山際氏の写真があった上、山際氏が「真のお父様」or「お母様」という表現を使っていた可能性もあるという。^^;
『山際大志郎経済再生担当大臣:「団体のホームページに、その会合に私が出席している写真が掲載されており、私も出席を確認いたしました。党への報告も速やかに訂正致します」
山際大臣が出席していたのは、2018年に行われた旧統一教会系のイベントです。ホームページには、花束を受け取る韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁の写真。そして、よく見ると舞台の下には笑顔の山際大臣が。
山際大志郎経済再生担当大臣:「過去に当該団体との接点はありました。なぜこれまで接点があったか?といえば、霊感商法といった社会的な問題が指摘されている団体であることや、被害を受けている方がまだ多数いらっしゃるという認識が不足していたためです」
ちなみに、旧統一協会系団体のホームぺージには現在も閲覧できる状態で…。
ホームページ上に掲載されている「出席者のあいさつ」:「真のお父様(文鮮明(ムン・ソンミョン)師)、真のお母様は、世界を救援されるメシヤであられます」
出席者が話をした内容や、文鮮明氏の名前も掲載されています。
ただ、20日朝の報道の影響か、ホームページ上の写真だけは先程から山際大臣が映っていた部分がカットされました。(ANN22年9月20日)』
立民党や共産党は、山際大臣の対応を批判。閣僚としての資質、資格がないとして辞任を要求しており、10月から始まる臨時国会で大攻撃を受けそうだ。(@@)
話は変わって・・・秋の臨時国会は、10月3日から始まる予定になっているのだが。何と次の国会から立民党と維新の会が国会対策で協力することを発表した。(・o・)
維新は、立民党を大バッシングして来ただけに、お互いによく協力する気になったな~と思ったりもしたのだが。維新の国対委員長である 氏は、枝野幸男氏と旧知の仲だとか。(・・)
ただ、この2党は去年の衆院、今年の参院選で野党第一党を目指して、ライバルとして争って来た立場。それぞれの党内や支持者からは、とまどいの声が出ている。^^;
また、国会で協力する発表した直後から、立民と泉代表と維新の松井顧問&吉村共同代表との間でバトルが始まってしまった。(~_~;)
『7月の参院選まで敵対してきた立憲民主党と日本維新の会が、にわかに接近している。立民の安住淳、維新の遠藤敬両国対委員長が21日会談し、臨時国会の召集要求に対して政府に20日以内に応じさせる国会法の改正など、6項目の実現に向け「国会内で共闘する」ことで一致した。次期衆院選での選挙区のすみ分けまで見据えた環境整備の狙いも透けるが、水と油の両者がどこまで共同歩調をとれるかは見通せない。
安住、遠藤両氏は会談後、そろって記者団の取材に応じた。
「互いに悪口を言いあってきたが、これからは野党第一党、第二党が共闘し、緊張感を持った国会運営をする」。安住氏がそう述べると、遠藤氏も「与党に強い姿勢で臨んでいく」。最後はグータッチで写真撮影に応じた。(産経新聞22年9月21日』
『維新の国会議員からは懐疑的な声も出ています。
「安住さんのペースに乗っかってしまうのは少し危険だ。“立憲共産党”とも言われる党との共闘は、国民からは誤解される可能性もある。やはり懸念と言わざるを得ない」
一方の立憲民主党。党内からは共闘に前向きな声も聞かれましたが、維新の候補に敗れた大阪の元国会議員は……。
尾辻かな子氏のツイッター「『立憲は日本に必要ない政党』と言い切った人が、代表の維新と国会内共闘すると。これが政治なのか」(YTV22年9月21日)』
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この国会内共闘が、選挙協力につながるのではないかと推測する声もあったのだが。松井顧問はそれをきっぱり否定した。
『日本維新の会の松井一郎前代表(大阪市長)は21日、岸田文雄政権に対して国会対応で共闘方針を打ち出した維新と立憲民主党が選挙協力する可能性を全否定した。「そんなことがあったら、維新を徹底的にたたく」と市役所で記者団に語った。
維新が掲げる公約とは異なる政策で立民と協調した場合には有権者への「裏切り行為」になると説明。今回の国会法改正案の共同提出に関し「いい意味でのルール改善は一緒に求めていったらいい」と述べた。
その松井氏の言葉に対し、立民党の泉代表が、「老害的な発言」だと批判を行なったのである。<もう引退するのに、横からゴチャゴチャ口を出すなって言いたかったのかな?(~_~;)>
『会見で泉氏は、両党が選挙協力に踏み込んだ場合に松井氏が「そうなったら俺は維新を徹底的にたたく」と発言したことを引用し、「松井氏は(来春の)引退間近で、ちょっと老害的な発言だと思う。今になって怪気炎をあげる必要はない」と指摘。そのうえで「呉越でも(共闘を)やる。すぐ政局に絡めて牽制(けんせい)するのは余計なことだ」と続けた。
両党は21日に臨時国会での「共闘」に合意し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題をめぐる被害者救済など6項目で連携する方針を確認したばかりだった。(鬼原民幸)(朝日新聞22年9月22日)』
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これを受けて、松井氏が反論。吉村共同代表も逆批判を行ない、何だか険悪なムードになりつつある。
『泉氏から「老害的」と揶揄(やゆ)されたことを記者団に問われた松井氏は「(泉氏は)社会人として修行を積んだ方がいいと思う。結局祭り上げられた『名誉代表』なんじゃないのか」と皮肉った。(産経新聞22年9月22日)』
『泉氏の発言に、吉村氏は「“老害”という発言自体がひどい。引退を決め代表を退かれたが、強烈な発信力のある橋下さんがいなくなり、維新が消滅すると言われるしんどい中で松井さんが中心となり土台を作り、ブレずにやってきて今の維新がある。老害だとかいう発言をすること自体、器が小さいなあと僕は思う」と批判した。
吉村氏も国会での共闘には賛成ながら、「選挙でそれ(共闘)をやるべきでないと僕も思う」と断言。「松井さんの意見ももっともだと思う」と前代表の発言を支持していた。(スポニチ22年9月22日)』
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維新は松井一郎氏が代表の座を退き、馬場伸幸氏が新代表に就任。執行部は国会議員が占めているため、大阪の影響をあまり受けずに国会活動をするようになっている。
ただ松井氏や吉村氏としては、自分たちが大阪にいて、事情がよくわからないうちに、維新が立民と妙に接近するのは不快だろうし、維新の国会議員は経験が浅いだけに、立民に取り込まれるのではないかという懸念も覚えているかも知れない。(~_~;)
他方、立民のリベラル勢としては、そもそも保守&新自由主義の維新と協力すること自体が疑問だろうし。泉代表や安住国対委員長はもともと保守派ゆえ、国会だけでなく選挙でも他の野党より維新と協調する方がいいのではないかと案じてしまう部分があるかも知れない。<国会では安保軍事の問題も出て来るので、尚更に。(-"-)>
いずれにせよ、この妙な立民と維新の協力体制を、しっかり監視しておかなければならないと思うmewなのである。(**)
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