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さて、いよいよ今日27日、安倍晋三元首相の国葬儀が行われる。(・・)
25日に『ナニサマか、の安倍国葬~自衛隊ロマンを実現?&長時間、学校休校、交通規制で都民は大迷惑』にも書いたように、今日は東京の都心部は首都高速が9時間も通行止めされるなど交通規制と警備のため、非常に不自由な状況に。日常生活や仕事に支障がッ出る人も少なからずいる。(-"-)
mewが今日、ある意味で最も注目しているのは、果たして安倍私邸を遺骨が出発する際、(あの普通の住宅街の中で)本当に自衛官を20人並べて儀仗を行なうのか。
また、わざわざ交通規制の範囲を広げて、防衛省やその他ゆかりの地を回るのかということだ。(・・)
<7月12日の葬儀の時に、家族葬だというのに、お寺の前に自衛官を何十人も並べて儀仗を行なったし。首相官邸や国会議事堂のところを回ったりもしてるのに。今日も国葬会場でと列や弔砲も行なうのに。国葬に反対の人も多いのに、何故、そこまでやるかな~。本当にやったら、KY過ぎ。(-"-)>
* * *
ここに来て、今回の国葬に関して、政治家やTVの識者などが「故人を弔う場なのだから、反論などせず、静かに見送るべきだ」とか、「ご遺族がかわいそうだ」などと言って、反論を封じようとする感じがあるのだけど。<自民党の二階元幹事長のように「黙って見送ればいい」と横暴な人もいるし?^^;>
アンチ安倍氏であるとはいえ、mewも安倍氏の死を心から悼んでいるし。(安倍ロスっぽいところもあるし。)遺族も色々な批判にさらされて、本当に残念だろうなとは察するけど。
でも、以前も書いたが、これは正式な葬儀(告別式)、弔いの場ではないのだ。(・・)
安倍氏の葬儀は既に7月12日に、49日の法要も8月25日に行なわれており、安倍氏の霊を弔うための仏事はもう済んでいるのである。(-"-)
今日、行なわれる国葬義は、有名人が葬儀を終えたあと、関係者やファンなどの別れの場を設けるために開く「お別れの会」のような儀式、イベントに過ぎない。
それに、この国葬儀は閣議決定で決められた&すべて税金で行なう国政マターなので、政府に好き勝手を許さないように、国民として言うべきことを言わなければならないし。その声を「弔いの場」だという理由で封じてはならないとも思う。(++)
<あと政府は、安倍氏の遺族に国葬催行に関して了承を得たのではないかと思うのだけど。そうだとすれば、遺族は色々と言われるのがイヤだったら、最初から断ることも可能だったのではないかと思うのだ。^^;
ちなみに、海部元首相は遺族が本人の意思も汲んで「公費を使う合同葬などは辞退する」と申し出たため、他の元首相のように内閣or自民党葬さえ行なわなかったとのこと。英国のサッチャー首相も本人や遺族が国葬は不要だと断っていたし。(・・)>
今日の国葬には、海外からは218の国と地域、国際機関から約約700人、国内からは約3600人、計約4300人が参列する予定だという。
『記者会見した松野博一官房長官によると、国内参列者の内訳は、三権の長▽三権の長経験者15人▽政党代表6人▽現・元国会議員700人以上▽都道府県知事44人▽各界代表1000人以上。海外は要人を派遣する国などが117、駐日大使・駐日機関代表の出席が101で、首脳級は経験者を含め49人となる。(時事通信22年5月22日)』
政府は、政治家(古くからの元国会議員なども含む)や文化人など約6千人に送ったのだが。出席の返事があったのは3600人程度だったようだ。野党系の議員が欠席すること、また案内状に約5時間もの長きにわたって飲食もできず動きにくい状況である旨、記されていたことから、高齢者の中には負担が大きいとして出席をやめた人も少なからずいたようだ。(~_~;)
* * *
岸田首相や安倍支持者は、今回、国葬を行なうことにした大きな理由の一つにのは、「外交政策に力を入れていた安倍元首相の葬儀には海外要人が多数の弔問に訪れる可能性が大きいので、それにふさわしい葬儀を行なう必要がある」ことを挙げていた&、岸田首相も海外要人との弔問外交を行いたかったようなのだけど・・・。
残念ながら、G7首脳は1人も来ず。<カナダのトルドー首相は台風被害の対応のため、急遽欠席することに。>
また、安倍首相(当時)と懇意だったはずのトランプ前米大統領も、当初は来日すると見られていたオバマ元米大統領やメルケル前独首相も出席しないことになった。(~_~;)
<ロシアのプーチン大統領は出席不能?でも、国際文化協力担当大統領特別代表が来日するらしい。>
* * *
それでも岸田首相は、昨日から懸命に弔問外交をこなしている。(++)
『岸田文雄首相は26日、東京・元赤坂の迎賓館で、安倍晋三元首相の国葬に参列する各国要人と会談し、「弔問外交」を開始した。この日はハリス米副大統領ら11人と会談した。28日までの3日間で30カ国・地域などの首脳らと会談する。』
『岸田首相はこの日、ベトナムのフック国家主席とも会談した。国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長との会談では、ロシアのウクライナ侵攻に伴うエネルギー価格高騰などを巡り意見交換した。
岸田首相は27~28日にインドのモディ首相やオーストラリアのアルバニージー首相らとも会談する予定だ。
林芳正外相も26日、フィンランドのハービスト外相や、トルコのチャブシオール外相らと会談した。モンゴルのバトツェツェグ外相とは昼食を共にしながら協議し、2国間の「戦略的パートナーシップ」を推進することで一致した。』(毎日新聞22年9月26日)』
ただ、大物首脳は来なかったものの、インドのモルディー首相、豪州のアルバニージー首相が来日してくれたのは、対中国、ロシア政策を考えるとGOOD。アジア地域の国々とも丁寧に接して、しっかり緊密な関係を保っておきたい。>
今日の午後は地上波TVが、また安倍一色になるらしい。<テレ東を除く。(^^)>
産経新聞『「歴史的1日」安倍元首相の国葬、テレビ各局も特別態勢』なる記事にによれば・・・。
<mew的には「民主主義が機能せず」という意味で「歴史的にダメダメの1日」なんだけどね。(ノ_-。)>
『NHKは1時40分から3時半まで、総合で中継を交えた特設ニュース番組を編成。(略)
フジテレビは午前11時45分からの4時間、「FNN特報 安倍晋三元首相『国葬』」を生中継を交えて放送。突然の死を悼むとともに、功績や残された課題を報じる。日本テレビも午後1時45分から3時50分まで、「NNN news every.特別版 半世紀ぶり『国葬』歴史的1日完全中継」を特別編成する。
テレビ朝日は、通常1時までの「大下容子ワイド!スクランブル」を「拡大SP(スペシャル)」として3時48分まで延長。TBSは特番を編成せず、通常の報道・情報番組内で取り上げる。
テレビ東京は1時40分から5分間、特別ニュース番組を編成。その後はニュース配信サイト「テレ東BIZ」で生配信する予定。(産経9.15)』
ただ、夜は特に国葬に関する特別番組は行わず。バラエティ番組や音楽番組も流すようだし。<有吉クイズもゴールデン進出するし。深夜のまま、マニアックなことを扱っておいて欲しかったな~。^^;>サッカー中継もあるし。
異常な配慮は行わないようだ。"^_^"
また、この辺りは、改めて書きたいのだが・・・。メディアが色々な側面から「安倍氏の銃撃事件」「狙撃犯が供述した安倍氏と旧統一教会との関係」「国葬に関わる諸問題」などのことを報じてくれたので、国民も様々な情報を得て、国葬への賛否も大きく分かれることに至ったわけで。
その意味では、今までに比べてメディアの使命を果たしていたかも。(・・)
今後、さらに旧統一教会の諸問題や、国葬や民主主義のあり方を考えるためにも、今回は国葬を多少は大きく報じるのもありかと思ったりもする。<いかにも「故人は
素晴らしい功績を残した偉大な政治家だった」「お涙頂戴、みんなで弔意を」みたいな、下手な演出をしなければね。(@@)
>
<あと政府は先月、公営競技(ギャンブル?)の中止or一時停止を要請するかはまだ検討中だと言っていたのだが。今日のスケジュールを見る限り、公営競技のうち地方競馬5場は全て予定通り開催する予定。ビミョ~に午後2時ジャストの発走は避けてるけど、「競馬場で黙とうを」はなさそう?^^;>
とりあえず、今日の国葬がどのように執り行われるのか、政治家や識者、国民はどのような反応を示すのか、メディアはどのような対応を行なうのか、ウォッチしておこうと思っているmewなのだった。(@_@。
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