昨日9月27日、安倍元首相の国葬が日本武道館で行われた。(・・)
写真を貼るのは得意じゃない&好きじゃないのだけど。あまりTVのニュースが取り上げなかったものものしい場面を、記録のために載せておきたいと思った。
<ブログ初期の頃、写真を載せたら重くなってフリーズしたり、記事が飛んじゃったりしたことがあったし。知り合いのブログで版権のトラブルがあったので、それ以来、敬遠している。あまり技術もないしね。(^^;>
昨日の国葬をざ~っと見ていて、最も強く抱いた感想は、「え~?こんなに自衛隊がメインになる形で、葬儀が運営されるの?」「あまりにも、ものものしい感じが。コワッ!」ということだった。^^;
<知人の妻も、「あの白い人は何?警察?」「何で、こんなにたくさんの自衛隊が葬儀にいるの?おかしくない?」と驚いていたそうだ。(@@)>
国の様々な式典に参加するために、自衛隊の儀仗隊が存在することは知っていたのだが。<体型、容姿のよい隊員が選ばれて、日々、式典に備えて種々の隊列や行進、場に応じた銃の持ち方などなど訓練を行なっているらしい。>
こんなに国葬のアチコチに自衛隊が登場して来て、軍事的な色彩があるものになるとは思っていなかった。(~_~;)
もし将来、誰かの国葬を行なうかどうか国民で考える機会があったとして、こんな国葬なら2度と行ないたくないかも。(-"-)
mew的には、どうせ国葬を行なうなら、8月15日の終戦記念日に行なわれる「全国戦没者追悼式」みたいに、自衛隊抜きで、静かに淡々と行なって欲しかったな~と思う。(・・)
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まずは、渋谷区松濤の安倍私邸前に、20人の白い制服を着て銃剣を持った儀仗隊員が来て、遺骨の見送り。
写真を見たら、わかると思うけど。ふつうの住宅街に、こんな姿の自衛隊員が列を組んで来るのを見たら、ギョッとしません?(@@)
で、案の定、遺骨を載せた車は、安倍氏が首相時代、安保軍事策に最も力を尽くした&自衛隊の最高指揮官として自衛隊を愛していたということで、わざわざ防衛省に寄ることに。
防衛省前に、それぞれの制服を来た陸海空の自衛官が800人、ずら~っと並んで出迎えていた。(@@)https://youtu.be/6NZMB0VkD_c?t=103
<その800人の前を通り過ぎたら、車がいきなりUターン。「???」と思ったら、そのまま、武道館に向かった。^^;ただ、防衛省に寄った分、交通規制、警備が大変になった。^^;>
日本武道館でのお出迎えにも儀仗隊が。しかも、岸田首相や昭恵夫人を先導するのも、儀仗隊長。遺骨を祭壇に載せるのも、横に2人の銃剣を持った隊員を携えた儀仗隊の人(隊長?)。
さらに、黙とうの際も、そのまま静かに黙とうをするのかと思いきや、会場の真ん中に数十人の儀仗隊がやって来て、黙とうの指揮までとる感じだったのだ。(-"-)
お見送りには、何百人か規模の隊列での儀仗(と列?)。その場で、いきなり銃を構えて弔意のための発射(弔銃)も。さらに近くの公園から大砲を用いて19発の弔砲が・・・。
どうやら儀仗や弔砲などは、他の元首相の合同葬などでも行われていたらしいのだが。合同葬をじっくり観たことがなかったので、本当に驚いて、おどろおどろしく感じてしまったし。
海外では軍隊が国の式典に登場するのは当たり前のようだけど。日本の国の式典や行事でも、今でもこんなことをしているのかと・・・。どうしても、軍国主義的なイメージがぬぐえず、残念にも思えた。(ノ_-。)
* * *
『制服姿を見た昭恵夫人は声をかけたという。「主人は、自衛隊が大好きでした」と。
あふれる愛を注いでくれた最高指揮官がいた。(夕刊フジ7.25)なんて記事が出ていたほどで。
<9月25日『ナニサマか、の安倍国葬~自衛隊ロマンを実現?&長時間、学校休校、交通規制で都民は大迷惑』>
確かに、安倍晋三氏は自衛隊が好きだったかも知れず・・・。
国会その他の公の場で、自分のクチで「私は自衛隊の最高指揮官として」という言葉をあんなに発する首相もそういないと思うし。式典で自衛隊の行進を見る時とか、自衛艦を見送る時などは、感無量っぽい顔をしていたのを思い出す。
明治時代のような「富国強兵」政策を目指していた安倍元首相は、安保軍事政策にも本当に熱心だったのだが。
中でもやはり集団的自衛権の行使を禁じていた政府の憲法解釈を、閣議決定だけで解釈変更して、実質的な解釈改憲を行なったこと。国民の反対が多かったのに、安保法制の制定を強行したことは、mew的には最悪の出来事だった。(-"-)
<ひそかに、いつの日か、また集団的自衛権の行使を禁じる解釈変更をして、安保法制の修正したいと願っている。(・・)>
昨日の国葬では、第2次政権を官房長官として7年半の間、安倍首相を支えて来た菅義偉氏が友人代表として挨拶。
主観を捨てて、客観的に見れば、全体的には、心のこもったいい感じの挨拶だったと思うけど。<主催者である岸田首相の挨拶よりも、こちらの方がニュースに取り上げられていたりして。(~_~;)>
ただ、mewは、特にこの部分には、かなり引っかかった。
『安倍総理。日本国は、あなたという歴史上かけがえのないリーダーをいただいたからこそ、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、改正組織犯罪処罰法など、難しかった法案を、すべて成立させることができました。
どのひとつを欠いても、我が国の安全は、確固たるものにはならない。あなたの信念、そして決意に、私たちは、とこしえの感謝をささげるものであります。』
mewに言わせれば、特定秘密保護法、一連の平和安全法制、、改正組織犯罪処罰法(共謀罪)は、安倍政権でワースト3とも言える最悪の法律だったのだ。(**)
何故、難しかったかと言えば、それらが、日本の憲法の平和主義、人権保護の上で、大きな問題があって、専門家や国民からの反対が多かったからだ。<今回の国葬反対デモ以上に、反対のデモがあちこちで行われていた。>
でも、安倍陣営は国民の声には耳を傾けず、いわば民主主義を破壊するような形で、上から強行突破で法案を作ってしまったわけで・・・。
敢えてこの3つの法律の具体名を出して来て、安倍首相を賞賛した菅義偉の良識と間隔を疑うし。<尚更に、菅氏の総理復活に反対する。>
私は、ひとりの国民として、これらの法律を制定させてしまったことを、とこしえに悔やみ、恨み、批判し続けることだろう。(ーー)
他にも書きたいことは様々あれど・・・。この国葬の映像を見て、一般の国民がどのような感想や思いを抱いたのか、それが今後の政治にも何かの影響を与えるのか、しばらくの間、大きな関心をもってウォッチしてみたいと思うmewなのだった。(@_@。