山際経済再生大臣の旧統一教会べったり疑惑が止まらない。(@@)
山際氏は、9月初めに自民党が行なった調査(検討)アンケートでは、旧統一教会との関わりを4例、報告していたのだが。本人は「覚えていない」「事務所に資料は残っていない」と主張するばかり。「報道を見る限り出席したと考えるのが自然だと思う」と他人事のような発言をして、ヒンシュクを買った。(-"-)
その後、次々と外部から指摘を受けて、さらに4例を追加したのだが。国会でも、会合でスピーチした写真やマザームーンと一緒に写った写真があるのに、「記憶にない」と答弁し続けている。^^;
ただ、面白いことに「(記憶がないので)これから何か新しい事実が様々なことで出てくる可能性がある」と予言していたところ、すぐにい9例が発覚した。^^;
『「会合について記憶していないのは前々から申し上げている通りだ」。山際氏は19日の参院予算委員会で、過去に出席したネパールとナイジェリアでの旧統一教会の関連団体会合の内容を問われ、説明を避けた。
立憲民主党など野党は山際氏を「政権の弱点」とみる。18日の衆院予算委では立憲の後藤祐一氏が新たに教団との接点が発覚することはないかを問うと、山際氏は「これから新しい事実など、さまざまなことが出てくる可能性はある」と答え、議場は騒然となった。後藤氏は首相に「まだあるそうです。そろそろ引き際では」と更迭を要求した。
自身の新たな疑惑を「予告」する答弁は的中。山際氏は21日の記者会見で、2019年に教団トップの韓鶴子(ハンハクチャ)総裁と愛知県内で会っていたことを認めた。だが当時の記憶は「おぼつかない」とし、韓氏と写った集合写真については「覚えておらず、事務所にも資料がない」とはぐらかした。(北海道新聞22年10月23日)』
* * * * *
昨日、発表された毎日新聞10月の世論調査でも、『旧統一教会との接点を新たに指摘される度に追認してきた山際大志郎経済再生担当相についてどう思うかとの問いでは、「辞任すべきだ」は71%に上り、「辞任する必要はない」は15%だった」とのこと。
岸田内閣の支持率は27%(ー2P)、不支持率は65%(ー1P)と低迷が続いているのだが。時、かなり遅しだけど、今からでも山際大臣を辞任させれば、少しは支持率が回復するかも知れない。^^;
自民党支持者は、物価高対策や安保政策改定など重要な争点がたくさんあるのに、野党が山際大臣の件をはじめ旧統一教会のことを中心に質問するので、国民のための議論ができないと、野党を批判するのだが・・・。
政府が山際氏を辞任させない&自民党が自党の議員と旧統一教会との関係をきちんと調査していない方が問題なわけで。<野党が国会でしつこく山際大臣の追及をしないと、自民党の参院幹部に「だらしない」って言われちゃうし。^^;>
岸田首相は、国民のため、国会の正常化のためにも、早く山際大臣を辞任させるべきなのである。(**)
『与野党で「辞任は避けられない」との見方が強まるが、山際氏は政府が月内に策定する総合経済対策の取りまとめ役で、更迭すれば政策への悪影響も大きい。岸田文雄首相は難しい判断を迫られている。(北海道新聞22年10月23日)』
『山際氏は教団側との関係が「かなり深い」(首相周辺)とされ、8月の内閣改造で交代するとの見方もあったが、首相は総裁選で支援を受けた甘利明前幹事長の要求を踏まえ続投させた。新たな接点が発覚するたびに追認と釈明を重ね、詳細は「記憶がない」と逃げ続ける山際氏に対し、自民からも「政権の傷口を広げている」と批判が上がる。(同上)』
『前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が23日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)に出演。支持率急落の岸田文雄首相の今後を占った。(略)
「なんとしてでも統一教会(問題)をやるしかない。これ成功しなかったら、完全にアウトだと思いますね。だって毎日のように山際大志郎大臣の話が出てる。これテレビのワイドショーから消えなかったら消えないですよ」とも語った。
MCの千原ジュニアから「山際さんはどうさせるおつもりなんですか?」と尋ねられた舛添氏は「彼を辞めさせると、ほかにも同じような案件抱えた大臣みんな辞めないといけない。内閣が空中分解する。だから、辞めさせられないんです。本人も辞めない」と推測していた。(東スポWEB22年10月23日)』
山際大臣は、旧統一教会との関係に問題があるあdけでなく、「政府は野党の言うことはきかない」などと発言。しかも、上から目線ですっとぼけた発言を繰り返していることから、ひとりの政治家として、国民からの印象も悪くなっているのではないかと察する。(-"-)
岸田首相は、ここで決断する時期を逃すと、もっと苦境に追い込まれるのではないだろうか?(・・)
* * * * *
山際大臣がらみで言えば、立民党の打越さく良議員が、国会で山際大臣に「旧統一教会の信者か」ときいたことに対して、自民党やその支持者が強い批判を浴びせている。(-_-;)
『打越議員は、19日の参院予算委で「山際大臣は、自身の秘書に(旧統一教会の)信者がいたことは否定しているが、念のため伺うが、大臣自身はいかがか」と質問した。
これに対し山際氏は、「信教の自由を、公の場で公人といえども聴くべきかどうか私はわからないが、お尋ねなので、私は信者ではない」と答えた。(FNN22年10月19日)』
自民党の幹部や議員が、打越氏の質問は、憲法上の「信教の自由」を侵害するものだと批判。保守系の識者やネット民も批判を繰り広げている。^^;
『自民党の世耕弘成参院幹事長は21日、「適切でなかった」と述べた。・・・世耕氏は、21日の会見で、「公人といえども、信教の自由、内心の自由というのは保障されるべきだと思っているので、質問は、私は適切ではなかったと思う」と述べた。
また、公明党の石井啓一幹事長も会見で、「憲法の観点から言えば、自分が信じているものを言わない自由も当然ある。公の場で聞くということは、ちょっと行き過ぎではないか」と述べた。(同上)』
『自民党の牧原秀樹衆院議員が「これは明確な憲法違反で極めて危険なことだと思います。護憲だとか言いながら憲法の柱の1つである基本的人権の尊重を理解できない議員は辞職すべきだと思います」とツイート。(JーCAST22年10月23日)』
* * *
『一方、立憲民主党の泉健太代表は会見で、「信教の自由があり、1人1人がそれに基づいて生活できるということは原則だ」とした上で、「公人として、そういうことを聴かれるべきかどうかは、実際の国会の中で判断されていくことだと思う」と述べた。(FNN22年10月21日)』
さらに泉代表は「自民党の議員さんが、かなり直接的に『あなたは創価学会員なんですか』という質問を3人の閣僚にしている」と切り返したという。
『自民党議員が公明党議員に対して創価学会員か否かを質問したケースは、少なくとも2回ある。1回目が1993年10月8日の参院予算委。自民党の下稲葉耕吉参院議員が、連立与党を構成する党の代表者を選出するプロセスについて質問をする中で、公明党と、その支持母体である創価学会の関係にも言及。
その中で「3人の先生方、創価学会との関係について、まず石田大臣からお伺いをいたしたいと思いますが、信徒でございますか」と質問した。石田幸四郎・総務庁長官は「私は創価学会の会員でございます」と応じ、神崎武法郵政相も「私も同じです」、坂口力労働相は「同じでございます」と続いた。
同様のやり取りは、94年6月17日の参院予算委でもあった。(JーCASTニュース22年10月21日、詳しい記事は*1に)』
<これは、ある意味で自民党へのブーメラン返しなのだけど。反保守派はネトウヨみたいに、ブーメラン祭りみたいに騒いだりしないからな~。^^;>
確かに「思想の自由」「信教の自由」は個人の内心の自由として尊重すべき人権なので、軽々に公の場で質問すべきべきことではないと思うし。
国会の質疑の場合、国政にとって重要な問題だと考えれば、丁重に「信仰についてきいていいか」とお断りしたあとで、きくべきではないかと思うのだけど。<相手の言わない権利を尊重しないと。>
ただ、先日の玉川徹氏の「電通」発言への批判もそうなのだけど。何か岸田自民党が追い込まれて苦しくなっているので、野党+αにチョットでも攻撃材料があったら、保守勢力が怒涛の如く批判しまくるような感じになっているかも・・・と思ったりもするmewなのだった。(@@)
THANKS