【23日、JRAでは菊花賞が行われ2番人気のアスクビクターモア(牡3)with田辺が優勝した。(*^^)v祝 <1番人気のガイアフォースは終盤ペースが上げられず8着に。昨年暮れからGIで1番人気が16連敗。>
アスクビクターモアは、スタートがよく2番手につけて快走。田辺が早く抜け出し過ぎたため、最後、ハナ差まで追い詰められたが、レコード勝ちの強い走りだった。
2着に7番人気のボルドグフーシュが後方からまくって、あとチョットのところまで追い込み。3着には、ジャスティンパレスと神戸新聞杯の2,1着馬(&デビューから2千以上を走っている長距離期待馬)が来た。
何か今年の3歳牡馬も、現段階では絶対的に強い馬はいないという感じが。古馬になったら、dpの馬が力を付けて来るのかまだわからないな~と思う。<馬券は三連複5点ボックスが的中し、まあまあの浮き。"^_^">
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まず、昨日、旧統一教会との関係を追及され経済再生大臣を辞任した山際大志郎氏の後任として、後藤茂之氏(66)が新大臣に任命されることが決まった。
後藤氏は元財務省出身で経済・財政にも明るいし。厚労相としてコロナ対策に関わった経験もあるので、その意味では(能力的には)的確な人事なのではないかと思う。
<ただ、96年に新進党から出馬して落選。00年に民主党から衆院議員に当選するも、03年に自民党に移ったヤツゆえ、mew個人は(言動も含めて)調子のいいやつだと思ってるが。^^;>
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ところで、今日25日、立民党の野田佳彦元首相が、衆院本会議場で安倍元首相の追悼演説を行なった。(・・)
国会では、在職中に亡くなった議員に対して、衆参各議院で所属政党とは異なる政党の議員が、追悼演説を行なう慣例がある。<院全体の弔意をあらわすため、敢えて他党の議員が追悼演説を行なうらしい。>
当初は安倍氏が7月に他界した後、8月初めの臨時国会で追悼演説が行なわれる予定だったのだが。自民党内の一部から他党の議員ではなく、安倍氏の盟友であった甘利明氏に追悼演説を行わせたいとの声が強く(しかも、それが安倍氏の遺族の意向だという者もいたりして)、なかなか話がまとまらず。ここまで遅くなってしまった。
<この経緯に関しては、『安倍の追悼演説は野田に。もめた原因はNASAの会?・・・』に書いたのだが。どうやら安倍氏が他界して間もなく、安倍氏と昔から懇意だったグループ(NASAの会)内外で、告別式の弔辞は麻生太郎氏、国葬の挨拶は菅義偉氏、追悼演説は甘利明氏にしようという話を決めていたらしい。(~_~;)>
自民党側が野田佳彦氏を選んだのは、民主党政権の元首相であり、安倍氏に政権をバトンタッチした人だし、思想的にも保守派であり、スピーチに安定感があるからだろう。<野田氏はしっかり国葬にも出席していたしね。^^;>
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ちなみに野田氏自身は、ブログ「野田よしひこ『かわら版+』」にこう書いていた。
https://ameblo.jp/nodayoshi55/entry-12769809625.html
『私は、定数削減と議員歳費の削減を条件に衆議院を解散します。そして、敗軍の将となり、安倍氏に政権を引き渡すことになりました。以降は攻守を代えて、内閣総理大臣に復帰した安倍氏と、本会議や予算委員会でがっぷり四つで組み合って激論を交わしました。
これが私と安倍氏の関係です。それ以上でもそれ以下でもありません。衆議院で行われる安倍氏への追悼演説の人選が迷走し、私の名前が浮かんだり消えたりしていましたが、ずっと困惑していました。長期政権が誕生するきっかけとなった因縁がある上に、その最期にも立ち会う運命になるとは…。安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生です。「かませ犬」みたいです。(10月17日)』
<うん。確かにあの「解散します」の党首討論は、ある意味で「かませ犬」ぽかったかも。野田氏は、追悼演説の中で「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」と言っていたのだが。「おまえがそのきっだったとかけを作ったんだろう」とツッコミたくなってしまったりして。(-"-)>
野田氏の追悼演説は、ネットで見たのだが。その内容は、安倍氏や自民党の支持者には、おおむね好評だったようだ。
<全文は、https://news.yahoo.co.jp/articles/8926ea3f2039a3a55f72e22a23cbf3fdd661ccceに。>
ちょっと反応を見たくて、ヤフコメを覗いてみたのだが、演説内容を評価する(保守派と思われる人々の)コメントが多かった。(・・)
逆に言えば、mewにとっては、ほとんど評価すべき点がない、内容的にはつまらない追悼演説だった。(-"-)
<思想信条や言動を横に置けば、首相に復帰したことはズゴイと。実にガッツや執念のある政治家だったと思うし。よくも悪くも友人を大切にする人だったと思うが。その性格(+思想、言動)は、国政運営に悪影響を及ぼしたと思うので。>
野田氏は、安倍氏は心優しい気遣いの人だったと。平成二十四年十二月二十六日に皇居で行われた安倍総理大臣の親任式に前総理として立ち会った際のこと・・・。
『あなたは私のすぐ隣に歩み寄り、「お疲れ様でした」と明るい声で話しかけてこられたのです。
「野田さんは安定感がありましたよ」
「あの『ねじれ国会』でよく頑張り抜きましたね」
「自分は五年で返り咲きました。あなたにも、いずれそういう日がやって来ますよ」
温かい言葉を次々と口にしながら、総選挙の敗北に打ちのめされたままの私をひたすらに慰め、励まそうとしてくれるのです。その場は、あたかも、傷ついた人を癒やすカウンセリングルームのようでした』と語っていたのだが・・・。
確かに、安倍氏は心優しい人だったと思うが。それは自分が信頼する友人と弱者に対してであって。私には、この言葉は、内心は勝ち誇っている強者が、その勝利を自ら差し出してくれた弱者に、余裕を見せて、哀れみの声をかけている・・・というようにしか感じなかった。(-_-)
ただ、野田氏のこのような考え方には、共感を覚える部分があった。(・・)
『どんなに政治的な立場や考えが違っていても、この時代を生きた日本人の心の中に、あなたの在りし日の存在感は、いま大きな空隙となって、とどまり続けています。
その上で、申し上げたい。
長く国家のかじ取りに力を尽くしたあなたは、歴史の法廷に、永遠に立ち続けなければならない運命(さだめ)です。
安倍晋三とはいったい、何者であったのか。あなたがこの国に遺したものは何だったのか。そうした「問い」だけが、いまだ中ぶらりんの状態のまま、日本中をこだましています。
その「答え」は、長い時間をかけて、遠い未来の歴史の審判に委ねるしかないのかもしれません。
そうであったとしても、私はあなたのことを、問い続けたい。
国の宰相としてあなたが遺した事績をたどり、あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も、この議場に集う同僚議員たちとともに、言葉の限りを尽くして、問い続けたい。
問い続けなければならないのです。』
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mewは、安倍氏の他界を機に、日本の国政は「脱アベ」「安倍レジームからの脱却」をしなければならないと考えているのだが。
同時に、長きにわたって日本の政治権力を握り続けて来た安倍ー菅政権の国政運営のあり方や種々の問題点については、しっかりと検証して行かなければならないと考えている。(・・)
安倍氏の支持者は、大きな功績を残した首相として同氏を讃え、同氏の遺志を継いで、実現行く決意を固めているようだし。安倍氏を批判すると「死者を鞭打つようなことを言うな」と怒るのであるが。
安倍氏の国政運営に疑問を抱く政治家や識者、そして国民は、派の人たちは、安倍氏の国政の誤りや問題点をしっかりと指摘して、2度とこのような問題の多い&非民主主義的な国政運営がなされないためにも、ずっとそのあり方を問い続けなければならないと・・・。
そのことを忘れてはならないと思うmewなのだった。(@_@。
THANKS