今回は、立民党の話を・・・
自民党等の改憲推進派は、国維も加えて改憲参政派が衆参で2/3を超えたことから、できれば年内にも憲法改正案を、まとめたいと考えている様子。(気の早い人は、来春までに改憲発議をとか、来春の統一地方選で国民投票をとか言ってたりして。^^;>
改憲派のリーダーだった安倍元首相が亡くなったことから、ちょっとペースダウンしたようにも見えるのだが。秋の臨時国会が本格的にスタートしたのを機に、また「安倍氏の遺志の実現を」と改憲の動きを強めようとしている。(~_~;)
そんな中、先週19日、立民党の有志議員が超党派の議員連盟「立憲フォーラム」の活動を再開するというニュースが。(・・)
詳しくは後述するが、近藤昭一氏らが立ち上げ、枝野幸男氏や菅直人氏、辻元清美氏らのリベラル勢力が結集し、憲法改正や軍事増強の動きに対峙すると知って、めっちゃ嬉しく、心強く感じていたのだが・・・。
ところが、その直後の21日、立民党の泉代表が突然、憲法改正を巡って自衛隊の明記などを掲げる日本維新の会の立場について「そんなに差がない」と発言。党内外で批判の声が上がっている。(-"-)
mewも、この発言には「はあ~~~?」と。(゚Д゚)
維新の会と「差がない」のは、立民党ではなくて、泉くん個人でしょ?(-"-)
先に言っておくが、立民党は日本会議系の超保守派である松井一郎氏(前代表)、馬場伸幸氏(現代表)らが率いて、「改革」の名の下に新自由主義的な経済・社会政策をとる維新の会とは、根本的に政治理念が違うし。
維新や国民党のように、今回の憲法改正で自民党に協力することは考えておらず、維新とは立場がめっちゃ違うのだから!(**)
そんなことを公の場で言う人には、とても立民党の代表は任せられない。(-"-)
それこそ、(昔から前原Gにいたのだし)とっととと国民党に戻って、前原誠司氏とタッグを組んで、維新と合流して改憲OKの大野党を作り、保守二大政党制でも目指せばいいのではないだろうか。(・・)<mewは、日本を保守二大政党制の国にしないように頑張る!(**)>
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mewは、2017年に枝野幸男氏や長妻昭氏が立憲民主党を立ち上げた時から、めっちゃ応援していたのだが。<生まれて初めて「支持政党」ができた。^^;>
19年に保守派が多い国民党の議員が合流することになって、「う~ん」という感じに。さらに21年に、衆院選で議員数が減ったとして、枝野代表の辞任を要求する声が出た&元国民党の泉健太氏が新代表になった&支持母体の連合会長が妙な言動を繰り返していることから、支持度が半分ぐらい減ってしまったのである。_(。。)_
<今年の参院選も議員数が減ったのに。去年、枝野氏の席を問うた泉代表は何故、責任をとらずに、ダラダラと代表を続けているのか?正直、納得が行っていない。(-"-)>
ただ、泉代表は、参院選後、国会&地方議員からの批判を受けて、まずは「提案型の野党」だけでなく、「政府与党と対峙する野党」を目指すと公言した。
国会内で旧統一教会の問題などに関して野党共同ヒアリングを再開。沖縄知事選でも共産党を含む「オール沖縄・野党共闘」で玉城デニー氏を支援し、勝利を得ていた。(・・)
また最初にも書いたように、立民党を中心に超党派の「立憲フォーラム」の活動が再開したというのも、本当に心強いニュースだった。"^_^"
『立憲民主党のリベラル系国会議員を中心とした超党派の議員連盟「立憲フォーラム」が19日、国会内で会合を開いた。議連は平成25年に発足し、当時の安倍晋三政権に対峙する姿勢をアピールしてきたが、最近は休眠状態が続いていた。このタイミングでの再始動には、岸田文雄政権が示す憲法改正や防衛費の増額方針と対峙するとともに、泉健太代表ら「中道」路線の現立民執行部を牽制する狙いも透ける。
「憲法の平和主義を守る核として、立憲フォーラムを再スタートさせたい」
会合では、議連代表で立民内のリベラル系グループ「サンクチュアリ」を率いる近藤昭一衆院議員がこうあいさつ。枝野幸男前代表や菅直人元首相を顧問とする役員人事を承認した。副代表には逢坂誠二、西村智奈美両代a表代行や長妻昭政調会長らも名を連ねた。
議連は、設立当時の安倍政権による改憲の動きに危機感を抱いたリベラル系議員が立ち上げた。特定秘密保護法や安全保障関連法にも反対してきたが、議連幹事長の辻元清美参院議員が昨年の衆院選で落選したこともあり、ここ1年ほどは活動が停滞していた。
「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」といった左派系市民グループとの連携を重視しているのも特徴で、近藤氏や副代表の阿部知子衆院議員、事務局長の杉尾秀哉参院議員は、安倍氏の国葬と同じ日に国会前で行われた反対デモに参加している。
立民内のリベラル派は泉代表や岡田克也幹事長ら、8月に発足した現執行部の安全保障政策や原発政策に懸念を深めている。
今回、特に注目を集めたのは枝野氏の処遇だ。昨年の衆院選敗北を受けて引責辞任して以降、表立った動きをみせていないが、再登板の観測はくすぶっている。議連への顧問就任は、再起への布石だとの見方もある。(大橋拓史)(産経新聞22年10月19日)』
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立民党は秋の臨時国会で、維新と合意した維新8項目において国会運営で協力。一緒に法律案も出しているのだが。<衆参とも自公与党が圧倒的多数なので、野党は国会運営や法案提出ではできるだえ協力すべきだとは思う。>
今月12日に都内で行われた動画サイトのイベントでも『立民の泉健太代表は「まずは自分たちの主張を訴えていきたい」と強調。維新の馬場伸幸代表は「連立ありきで政権を取ることは全く考えていない」と明言した』という。(時事通信22年10月12日)
ところが、今月21日、泉代表が妙な発言をしたのである。(>_<)
『■立憲民主党・泉健太代表(発言録) 立憲民主党は(憲法審査会の開催について)極めて自然体で、あくまで必要であれば開くという立場。日本維新の会は改憲(を掲げる)政党ではあるが、実はそんなに差がないと思っている。憲法裁判所、緊急事態条項は、我々も議論はやっていいと思っている。
憲法9条(改正)も、集団的自衛権をフルで認めるのは我々はまだ問題があると思っているので、必要であれば憲法審で議論すればいい。決定的な対立ではないのかな、と感じている。(東京都内の講演で)(朝日新聞22年10月21日)』
『立民と維新の間で隔たりが大きいと指摘される憲法改正をめぐっては、「実はそんなに、差があってないようなもの」と指摘。ただ、維新が改憲テーマに掲げる教育無償化については「改憲を必要としない」、道州制は「国民的ニーズがない」、緊急事態条項は「現行法令で対処できる」と一つずつ、異なる見解を示した。
さらに、憲法9条が関わる集団的自衛権に関しては、「集団的自衛権をフルで認めるのは、われわれは問題があると思っている」と強調した。「(国会の)憲法審査会で議論すればよい。決定的な対立ではない」と秋波を送った。(産経新聞22年10月21日)』
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この発言には党内外から、批判の声が出ている。
『泉氏は翌日の記者会見で「(自衛隊を憲法に)明記する必要はない。そこは変わっていない」と釈明した。ただ、党内リベラル系グループに所属する阿部知子衆院議員は24日、「誤解を招く発言は控えるべきだ」と批判。関西選出の若手は「9条まで維新と一緒にやるのかと支援者に問い詰められた」と憤った。
共産党の志位委員長も23日、ツイッターに「憲法を巡って維新と協力の余地ありと考えているとしたら、とんでもない考え違い」と投稿するなど、他党にも波紋を広げている。(読売新聞22年10月24日)』
<共産党との共闘に消極的な泉氏は、志位委員長に対して「協力の余地ありなどとは一言も言っていませんが…。ずいぶん見当違いな認識と批判です。敵味方をすぐに色分けし、異論は許さないという考え方こそ改められては」とやり返したようだ。(「 」内、時事通信22年10月24日)』
もう一度、言う。立民党と維新の会は、政治理念でも、安保、経済政策に関しても、「大きな差異」がある。(**)
立民党の議員の中には、改憲容認派もいるが。(mewも改憲自体は容認しているのだが。)超保守タカ派の安倍元首相が主導した自民党の改憲案(維新も賛同)に賛成している人はほとんどいない。(・・)
もし泉氏が、本当に維新とは改憲や安保政策においても「そんなに差がない」と思っているのなら、1日も早く立民党の代表を辞任すべきだ(or「泉おろし」をすべきだ)と訴えたいmewなのだった。(@_@。
THANKS