【フィギュアNHK杯・・・男子Sは、宇野昌磨がSP2位から逆転優勝。SP1位だった山本草太は何とか総合2位に粘り、2人ともファイナル進出を決めた。(*^^)v祝
宇野は課題だった4T-3Tコンビは出せなかったものの、4種類の4回転やアクセル系のコンビをこなし、フリーは180点台。技術点でレベルの違いを見せつけた。表現力も上がっている。ただ休養中のチェンや鍵山が帰って来た時のことを考えると、ファイナルや全日本で合計300点台を出しておきたいところかも。
山本は、案の定(?)フリーではノーミスとは行かず、3Aを2回転倒した上、コンビのリカバリーもジャンプの種類の選択を間違えたため点数を落とし、フリーは6位に。それでも大崩れすることがなかったので、何とか2位にとどまった。ファンとしては足首の手術から「よくここまで挽回した」という感慨深い思いと「やっぱ2つそろえないとね~」という気持ちが交錯しているのだが。のびしろいっぱいなので、「まだまだ、これから」と思いたい。o(^-^)o
友野一希はフリーでは個性を活かしたプログラムで3位にはいったものの、総合4位にとどまった。もうチョットで日本勢の表彰台独占だったので残念。
アイスダンスは、村元哉中、高橋大輔組が6位、小松原美里、尊組は9位だった。雰囲気だけだったら、両組とも上位の組に負けていないと思うのだけど。<日本人がこれだけの雰囲気を出せるようになったのはスゴイこと。>残念ながら技術点で、まだまだ及ばず・・・。全日本での両組の対戦が楽しみだ。o(^-^)o】
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今日、岸田首相がアジア外遊から帰国するのだが、国内では問題が山積みで、アタマの痛いところ。(>_<)
中でも、次々と違法事案の疑惑が発覚している寺田総務大臣の処遇の問題は深刻だ。(-"-)
mewは、外遊出発前に山際前大臣を更迭した時に、一緒に更迭させてしまった方がいいのではないかと思ったりもしていたのだけど。<党内でもそういう声は出ていたらしい。)岸田氏は、いわゆる辞任ドミノになるのがイヤだった様子。
また、寺田氏は宏池会(岸田派)所属で、東大ー財務省出身の優秀な人材だし。妻は宏池会の創設者である池田隼人元首相の孫娘。さらに岸田氏と同じ広島の選挙区であることなどから、岸田首相もかなりかわいがっていた&頼りにしていたようで。何とか粘れないものかと望みを抱いていたのかも知れない。(~_~;)
<毎週のように週刊誌が新たなネタを出して来るので、mew&周辺は、アンチ岸田の陣営が手を回しているのかと邪推したほど。岸田陣営もチョットそれを疑った可能性もある。^^;>
しかし、岸田首相が外遊中の1週間、寺田氏にはさらに疑惑が出て、国会で大苦戦していた上、寺田氏の態度や印象も悪化。山際氏よりキャラも薄く実直そうにしていたのに、だんだん開き直りの発言が目立ち始めたのよね。>
寺田氏はもうこれ以上は持たない&臨時国会の終盤に支障を来すということで、岸田首相もついに事実上の更迭をする方針を固めたと報じられている。(@@)
寺田氏は一見、地味な感じで、山際氏のようにキャラが絶たないせいか、諸問題についてニュース・ワイド・ショーが取り上げる機会がほとんどなかったのだけど。
国会では、山際氏よりも多く、野党から追及されていたかも知れない。(~_~;)
寺田氏に関して週刊誌が報じた疑惑は、個々には小さなものなのだけど。政治資金に絡む問題が多く、野党は政治資金を担当する総務省の閣僚としてふさわしくないと批判を続けた。
当ブログでも、寺田氏の問題についてチョコチョコ取り上げていたのだけど。もうあまりに疑惑があり過ぎて、何が問題にされていたのか忘れてしまったりして。
確か最初に文春砲によって疑惑が報じられたのは、10月初旬。妻が代表を務める政治団体がスタッフに支払う報酬の源泉徴収票を発行せず、税金が未納になっている(=脱税の可能性がある)という指摘が。
また、寺田氏の政治団体が地元の事務所を共有する妻に対し、賃料として9年間でおよそ2000万円を支払っていた(実際は支払っていないのではないか)という疑惑も呈された。
さらに寺田氏の地元の政治団体「寺田稔竹原後援会」の会計責任者が19年10月に亡くなっているのに、20~21年に提出された2年分の政治資金収支報告書は故人の名前を用いていたとの問題が判明。これは明らかに法違反なのだが、寺田氏は自らの責任は認めなかった。
『寺田氏は、会計責任者の異動があった場合は、7日以内に都道府県選挙管理委員会に届け出るよう定める政治資金規正法を念頭に「罰則はないが、規定に反している」と答弁した。一方で、「私自身が監督すべき団体ではなく、目が行き届かなかった」と述べた。(中国新聞22年10月31日)』
まだまだ疑惑は続く。
『11月16日には、2023年秋の衆院選で「選挙運動費用収支報告書」に虚偽の内容を記載したとする疑惑が新たに報じられた。
「文春オンライン」によると、収支報告書では、寺田氏が費用を支出したとの記載があるにもかかわらず、実際には約106万円分の支出について、自身の後援会「寺田稔竹原後援会」が支出したことを示す振り込み明細書が添付されていたという。(FLASH22年11月17日)』
『17日発売の週刊文春によると、寺田氏は昨年10月19日の衆院選公示日に、ポスターの貼付料として1枚につき300円の報酬を選挙区内の市議らに払った。市議らはその後、選挙カーに乗ったり、出陣式に参加したりして投票を呼びかけるなどの選挙運動をしていた疑いがあるなどと報じた。(朝日新聞22年11月17日)』
寺田氏は、当初から「問題はない。違法ではない」「自分の監督責任はない」などとすべてを否定していたのだが。当初は、真摯な姿勢を示していた。
しかし、1か月以上も国会や記者からの追及が続いたせいか、近時はやや横柄に開き直るような言動が見えて来た。
18日の閣僚会見でも・・・
『寺田総務相「これまず疑惑でも何でもございません」、「(早期退職を求める声があがっていることについては?)直接私、その声を耳にしておりません。何人かの党関係者からは、激励受けている」
そのうえで、「引き続き職責を果たす」として、重ねて辞任を否定した。(FNN22年11月18日)』『国民の理解が得られるかどうか問われると、「私が接する国民はほとんど地方の方々だ。『説明に感心した』という声しか聞いていない」と語った。(読売11.18)』・・・という感じ。(-_-)
しかし、実際のところ、党内からは早く辞任すべきだという声が日に日に強まっている上、国会日程のことを考えると、岸田首相もさすがに、更迭を考えざるを得なくなったという。(~_~;)
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『補正予算案は21日の衆参両院の本会議で審議入りし、政府・与党は24日から衆院予算委員会で本格審議を始めるスケジュールを描く。臨時国会では予算案のほかに世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済のための新法案の成立も図る方針で、与党は12月10日までの会期を1週間程度延長することを検討しているが、日程は窮屈だ。
野党は寺田氏への追及を強めており、立憲民主党の泉健太代表は18日の記者会見で「政治資金や公職選挙法を所管する大臣が、さまざまな疑惑に満ちあふれている状態では任務を遂行できない」と指摘。「来週の予算委までに首相は決断すべきだ」と寺田氏の辞任を求めた。
自民党幹部は今後の国会情勢について「寺田氏が辞めるかどうかにかかっている。辞めないと大変なことになる」と指摘。党ベテランは「寺田氏の辞任はやむを得ない」と語った。公明党の石井啓一幹事長は記者会見で「政治家の出処進退は自ら判断するものだ」と述べるにとどめたが、公明党内でも寺田氏への不満がくすぶっている。(毎日新聞22年11月18日)』
『首相は19日、訪問先のタイ・バンコクでの内外記者会見で、補正予算案などの成立の必要性と閣僚の説明責任に触れた上で、寺田氏の処遇について「この二つの観点からどうあるべきか、首相として判断したい」と言及。続投させるとは明言しなかった。(共同通信22年11月19日)』
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岸田氏は今日20日に帰国したら、今週の国会のことも考えて、すぐに寺田大臣を辞任させる(事実上の更迭を行なう)と見られているのだが。<どうせなら、もうひとり、政治資金(賃料等)の問題で野党から追及を受けている秋葉復興大臣も一緒に更迭すべきとの声もあり。>
ただ、次々と閣僚が辞任すると、今度は岸田首相の任命責任の問題も出て来ることから、岸田首相もつらいところ。
岸田首相には、衆参院選で勝利した後、自分のペースでアベノミクスの修正など脱アベ的な政策の実現をして欲しいと期待していたのだが。安倍氏の銃撃事件が発端で、旧統一教会問題が浮上。その後も閣僚の問題が次々と起きて、内閣支持率が低下し、動きがとれなくなってしまった感じが・・・。
岸田首相としては、大目標である来年の広島G7サミットまで政権を持たせたいところだが。どんどん窮地に陥って行って、脱アベ政策の実現は難しくなるかもな~と残念に思うmewなのだった。_(。。)_
THANKS