【卓球・アジアカップ・・・19日、男子シングルス決勝で張本智和がイム・ジョンフン(韓国)を4-1で下し、優勝を果たした。アジア杯で日本人選手が優勝するのは1989年の斎藤清以来、33年ぶりの快挙だ。<イムは王楚欽(中国)を破って上がってきた韓国の主力左腕。>
男子では、宇田幸矢が4位。女子では、伊藤美誠が中国の王芸迪に負けて、準優勝、早田ひなが4位に入賞した。(・・)】
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昨日の『岸田、ついに寺田更迭を決意か~寺田の問題チェック&首相の任命責任追及も』の続報を・・・。
岸田首相は19日深夜に帰国。20日に寺田総務大臣の事実上の更迭を決め、夜に寺田氏から辞表提出を受けた。後任には、麻生派の松本剛明氏(元外相)が選任されるという。
岸田首相は1週間のアジア外遊を終えて、19日の23時過ぎに、羽田に到着。公邸に帰ったのは、24時近くだった。おそらくその後、留守にしていた1週間の報告、とりわけ寺田総務大臣に関する状況の報告をチェックしたのではないかと察する。^^;
<岸田首相は、側近である木原誠二官房副長官を外遊に同行させず、敢えて官邸に残していた。おそらくは状況把握、報告させるためだと察する。首相不在中に留守を預けるのは松野官房長官だが。松野氏は安倍派幹部だし、安倍ー菅コンビのような信頼関係はないと思われる。>
岸田首相は20日朝、(気持ちを整えるためか?)、午前中に散髪。
午後から、松野官房長官、木原、磯崎、栗生官房副長官らと断続的に4回も面会。
この場で最終的に寺田氏の事実上の更迭を決めると共に、関係者とも相談しながら、後任をどうするか協議したのではないかと察する。(-"-)
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他方、寺田稔総務大臣は、週末は地元・広島に帰省。19日には地元の広島県呉市で開かれた自民関連の会合に出席し、「ご心配をおかけしているが、きっちり対応していく」と述べていたという。
しかし、官邸から早めに戻るように言われていたのか、20日の午後には東京に帰り、午後7時半過ぎに官邸入りして、辞表を提出した。(・・)
寺田氏本人は、最後まで様々な疑惑に関して、違法行為はなかったと主張していたのだが。昨日、辞表提出後の会見では、あkなり早口でこのように語っていた。
「たったいま総理に、国務大臣の辞表を提出させていただきました。日程もない中、私の政治資金の問題が差し障りがあってはいけないと辞表を出させて頂き、岸田政権を支えたい、政策を前に進めたい。」
「様々な事務的なミス、不手際が発覚したことで、関係者に聞きながら説明責任を果たしてきた。残された説明責任もあると思うので今後も説明責任を果たしていきたい。」と語り、官邸を去った。<「 」内はANN22年11月20日)』
その直後に岸田首相が、記者団の取材に対応。
「さきほど寺田大臣から補正予算・被害者救済新法など、重要課題処理の際異臭段階を迎えているときに、自らの政治資金に関する質疑が続くことで、悪影響を与えたくないという理由で辞任の意向が示されました。国会中に相次いで閣僚が辞任することになり、深くおわび申し上げます。私自身、任命責任を重く受け止めています。国民の皆様の厳しい批判を真摯に受け止めながら内閣として一層の緊張感を持って政権運営にあたってまいる所存です。」と語った。(同上)
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後任選びも大変だったと思う。(・・)
岸田氏としては、岸田派から葉梨、寺田と2人の閣僚を更迭することになって痛いところだし。本当なら岸田派から後任を選びたいところだが、それはやりづらい。 それに、先週、更迭した山際氏が麻生派だったので、ここは麻生派から選ぶしかなかったかも。^^;
また、今、新たな閣僚は、旧統一教会と関与も含めて叩けばほこりが出るような人では困るわけで。岸田政権を支える麻生副総裁などとも相談して、慎重に後任を選んだのではないかと察する。
結局、後任に選んだのは、麻生派の松本剛明氏(63)だったのだが。mewとしては、「はあ?」という感じだった。(゚Д゚)
松本氏は、伊藤博文の玄孫(やしゃご)。父親は自民党の衆院議員&元防相。本人は東大卒で日興銀を経て、父の秘書に。96年に(自民党公認が得られず?)の無所属で衆院選に出馬するも落選。そこから何故か民主党にはいって、00年に同党公認で衆院選(兵庫5区)に出馬し、初当選を果たしたのだ。
松本氏は、民主党内では前原誠司氏らと防衛研究会を組んだりしていたバリバリの保守タカ派は、mewの警戒対象にあった。
しかも、最初は野田Gにいたのに、途中から小沢一郎氏に接近し、樽床Gに。ただ、その能力は評価されていて、菅内閣では献金問題で退任した前原外務大臣の後任として、外務大臣に任命されていた。
しかし、民主党が12年に下野後、もともと集団的自衛権&安保法制に賛成だった松本氏は、15年に民主党が共産党と連携して安保法制に反対したことに納得が行かず、同党を離党。
16年、同じく民主党を離党した鈴木貴子(宗男氏長女)と共に自民党の会派入りをして、17年に(ちゃっかり)自民党に入党したのだ。^^;
ね。「はあ?」と言いたくなるぐらい、フラフラ動く&信用できないやつ・・・もとい、議員でしょ。(・・)
mewは、自民党政権が続くのであれば、その間は岸田文雄氏のように(自民党にしては)平和・リベラル志向の議員が首相であって欲しいと。そして、安倍ー菅政権が作った改憲・軍拡主義、新自由主義の流れを変えて欲しいと願っていたのだが・・・。
折角、衆参選を勝って「さあ、ここから自分のペースで」という時に、安倍氏の銃撃事件が起きたのをきっかけに、旧統一教会と閣僚や自民党議員の関与の問題が出たり、円安・物価高が進んで、ピンチに。
さらに、秋にはいって、岸田内閣の閣僚に様々な疑惑が発覚。(安倍ー菅内閣のやり方を見習ってか?)、何とかしのいでやり過ごそうとしたものの、結局は10~11月にかけて、山際経再大臣、葉梨法務大臣、寺田総務大臣と3人の閣僚を次々と更迭せざるを得なくなって、まさに「辞任ドミノ」状態が生じることに。
また、内閣支持率も低下(不支持率は高騰?)しっぱなしだし、かなり厳しい状況に陥っている。_(。。)_
『相次ぐ閣僚の交代に、自民党関係者は「通常なら首相を続けるのが難しくなるほどの事態だ」と危機感を募らせる。野党は勢いづいており、立憲民主党の泉健太代表はコメントで「人事管理力のなさと任命責任が問われる」と非難した。
2022年度第2次補正予算案は、衆参両院本会議で鈴木俊一財務相の財政演説と各党の代表質問が21日に行われ、衆院予算委員会での実質審議が24日に始まる見通しだったが、寺田氏の辞任でこうしたスケジュールにも狂いが生じそうだ。野党は首相に経緯の説明を求める構えで、政府・与党の目指す月内成立は極めて厳しい情勢だ。
首相は山際、葉梨両氏の更迭でも「後手」批判を浴びた。今回はさらに、東南アジア歴訪の直前に葉梨氏、直後に寺田氏を更迭する形となり、自民党内からは「外遊前に2人とも辞めさせるべきだった」(幹部)と不満が渦巻く。葉梨、寺田両氏とも岸田派所属で、「首相は身内に甘過ぎる」(閣僚経験者)との批判も広まりそうだ。
寺田氏が辞任しても、幕引きとなるかは不透明だ。野党は、同様に「政治とカネ」の疑惑を抱える秋葉賢也復興相を次の「標的」に据え、追及を強める方針。自民党幹部は「まるでモグラたたきだ」と嘆いた。
反転攻勢に向け、首相周辺では来年1月の通常国会前に内閣改造・党役員人事に踏み切る選択肢もささやかれ始めた。ただ、自民党内からは「奇策はやめた方がいい」(関係者)との声も漏れる。(時事通信22年11月21日)』
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う~ん。下手に内閣改造すると、旧統一教会に関与した議員が、閣僚や副大臣、政務官にまざってしまう&また国会で追及の的になってしまう可能性が大きいので、やめた方がいいかも?(~_~;)
いざとなれば、解散に打つ手もあるけど。かなり議員数が減りそうな感じもあるし。<mew的には、超保守派&旧統一教会関与の議員が落選してくれれば嬉しいけど。>
岸田首相は、しばらくは混迷期から抜け出せそうにないかもな~と。でも、今はろくな次期首相候補がいないので(特に河野、高市、萩生田は絶対イヤ)、今後の岸田内閣を案じているmewなのだった。(@_@。
THANKS