自民党の萩生田政調会長、森喜朗氏に関していくつか気になったニュースを・・・。
萩生田政調会長は、安倍派の幹部。本人は、自分こそが安倍氏の後継者としてふさわしいと考え、次or次の次の首相にならんと意欲を燃やしている。(@@)
しかし、この夏には、旧統一教会との深い関係が暴露されてしまい、大きなマイナス要因に。また、安倍派には、塩村、下村、世耕氏など安倍派会長を目指している人が何人もいて、簡単には実権を握れそうにない。^^;
ただ、最近は岸田内閣が支持率低下で窮地に陥っていることからか、ちょっと元気を取り戻している様子。(・・)
岸田派の寺田総務大臣が辞任した問題についても、こんな発言をしていたという。
『自民党の萩生田光一政調会長は21日、政治資金問題が相次いで発覚した寺田稔前総務相が辞任したことについて「政治資金規正法を所管する総務相として、自らの疑惑に対して説明が国民に分かりづらいところがあったと思う」と述べた。
(TBS22年11月21日)』
しかし、早くもブーメランで、何か萩生田光一氏の政治団体も、既に亡くなった人の名を政治献金の名簿に載せていたという。(・o・) <寺田氏の場合は、既に亡くなった人の名を後援会の会計責任者として記していたのね。^^;>
『自民・萩生田氏、献金欄に死亡社長の名前を誤記載 政治資金報告書
自民党政調会長で衆院議員の萩生田光一氏が代表を務める政党支部が、2021年分の政治資金収支報告書に、既に死亡していた男性社長の名前を献金元の企業の「代表者」として記載していたことが判明した。萩生田氏側は誤記載を認め「事務的なミスで、速やかに訂正する」としている。
誤りがあったのは、婦人服の製造・販売などを行う東京都渋谷区のアパレル会社からの献金に関する記載。報告書によると、萩生田氏が代表の「自民党東京都第24選挙区支部」は19年3月~21年12月、この会社から毎月20万円、総額680万円を受け取っていた。
登記簿などによると、男性社長は21年6月に死亡。同月以降は別の女性が代表を務めている。しかし報告書では7~12月分の献金について、会社の代表者を記す欄に、死亡した男性社長の名前を記載し続けていた。
萩生田氏の事務所は取材に対し、文書で「会社の代表者が亡くなり、交代されたことを事務所内で共有できていなかった。事務的なミスだ」と説明。「速やかに報告書を訂正する」としている。【黒川晋史】(毎日新聞22年11月21日)』
まあ、政治献金者の名と会計責任者では、若干レベルが違うとは思うけど。寺田氏も、確か同じように「事務的なミス」だと言い訳していたんだっけな~。(~_~;)
また、萩生田氏は、閣僚でもないのに(えらそーに?)海保の訓練の視察に出かけたという。(-_-)
『自民・萩生田政調会長が海保基地を視察 自衛隊との連携強化に意欲
海上警備の現状を確認するため、自民党の萩生田政調会長が横浜海上保安部の基地を視察しました。萩生田氏は、海上保安庁と自衛隊の連携強化の議論を積極的に進めて行く考えを示しました。
自民党 萩生田光一政調会長「自衛隊の有事には指揮下に入るという訓練を始めることを今、準備をしていただいております。これからの海上保安庁の構え、どういったものがふさわしいのか、しっかり検討してまいりたいと思います」
萩生田氏はきょう、自民党政務調査会のメンバーと横浜海上防災基地を訪れ、射撃や救難の訓練を視察したほか、沖縄県の尖閣諸島周辺などで警備活動を行っている巡視船「あきつしま」に乗船しました。
萩生田氏は有事への対応力を高めるための海保と自衛隊の連携強化に意欲を示したうえで、「安全保障の上でも海上保安庁が果たしていただける役割は大きなものがあることを再認識した」と述べました。
日本の海上警備をめぐっては、沖縄県の尖閣諸島周辺で中国の公船が領海侵入を繰り返すなど、緊迫化した状態が続いています。萩生田氏は、有事には自衛隊との連携が不可欠だとして、海上保安庁の非軍事制の保持を規定した海上保安庁法25条の改正論議を提起しています。(TBS22年11月21日)』
* * *
海上保安庁は、いわば海の警察。国家行政組織法および海上保安庁法により国土交通省の外局として設置されている国の行政機関で、法令の海上における励行、海難救助、海洋汚染の防止、海上における犯罪の予防・鎮圧、犯人の捜査・逮捕、船舶交通に関する規制、水路・航路標識に関する事務、その他海上の安全の確保に関する事務を行っている。<「海猿」は海保の潜水士がモデル。>
日本は戦後、海軍を解体。海の安全管理をするために、海上保安庁を創設した。のちに海上自衛隊が創設されたのだが、海保は海自と一線を画して、非軍事的な立場でその職務を遂行して来た。
しかし、近時、日本の領海に中国船などが侵入する事案が相次いでいる上、万一攻撃を受けた際、海保は十分に応戦できる武器を有していないことから、特に防衛族や保守タカ派から、もっと海自と連携すべきだという声が強くなって来た。
保守勢力としては、ロシアのウクライナ侵攻や中国の覇権的な動きを大義名分にして、「台湾などで有事が起きるかも」「日本が侵略されるかも」と国民を脅かして、海自と海保の連携強化を実現しようとしているのだが。
何か国民に説明のないまま、どんどん話を進めようとしていることに、危惧冠を覚えるmewなのである。_(。。)_
ところで、ロシアのウクライナ侵攻が始まってもう9ヶ月以上。mewとしては、もっと早い段階で、周辺国が協力して停戦協議を進めて欲しかったのであるが。いまだに戦闘が続いていて、日々、両国に犠牲者が出ており、残念に思う。(-_-;)
ただ、もう多くの日本国民がわかっているように、そもそもウクライナに一方的な侵攻を開始したのはロシアであって。ウクライナは、クリミアのように領土を占拠され併合されないためには、応戦せざるを得なかったというのが実情だ。
しかし、森元首相が、この期に及んで、こんなことを言い出したという。
それも、ロシア擁護発言を繰り返している維新の鈴木宗男氏のパーティーの席だったらしい。<2人は「プーチンと仲良し」つながりなのね。^^;>
『森喜朗元首相は18日夜、東京都内で開かれた日本維新の会の鈴木宗男参院議員のパーティーであいさつし、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判した。「ロシアのプーチン大統領だけが批判され、ゼレンスキー氏は全く何も叱られないのは、どういうことか。ゼレンスキー氏は、多くのウクライナの人たちを苦しめている」と発言した。
ロシアのウクライナ侵攻に関する報道に関しても「日本のマスコミは一方に偏る。西側の報道に動かされてしまっている。欧州や米国の報道のみを使っている感じがしてならない」と指摘した。
ロシアに厳しい姿勢の岸田文雄首相も「米国一辺倒になってしまった」とした。(共同通信22年11月18日)』
* * *
『鈴木議員が19日に更新したブログでは、このパーティーの名目は「鈴木宗男を叱咤激励する会」。娘の鈴木貴子議員(36)やシンガーソングライターの松山千春(66)、加藤勝信厚生労働大臣(66)らをはじめとする1000人が出席したことが記されている。
「森氏はこのスピーチで、『プーチン大統領と親しくしていただけに、彼の思いもよく分かるんです』とも発言しています。さらに、“戦争を収める役は安倍晋三元首相だと思っていた”と惜しみ、岸田政権に対しては“アメリカ一辺倒”と苦言を呈したのでした。(女性自身22年11月19日)』
<私も安倍氏が少しは盟友のはずの「ウラジーミル(プーチン)」に何か言えるかと思ったけど。(こういう時のために外交してるんでしょ。(・・))1回も連絡もとろうとしなかったし。メッセージも出さないままだったよ~。(~_~;)>
『10月29日に出席した金沢医科大学の創立50周年記念式典でも、『つえをついていると身体障害者に見えて、みんなが大事にしてくれる』と述べ、“障害者を揶揄している”と批判されたばかり。今回のゼレンスキー大統領への批判も、大勢の人前でのスピーチでした。元首相という立場であれば尚更、自らの発言がどのように影響するかを考えた上で話すべきでしょう」(全国紙記者)(同上)』
ネットでも『《1ヶ月もしない間にまた失言。失言リストの更新が追いついてない》《こんな人が日本の総理だったなんて、日本人として恥ずかしく思う。情け無い》《持論を述べるのはいいと思うが、公の場で言うの止めてほしい。そして、この人はもう表立った所に出て来て欲しくない》(同上)』という声が出ていたそうだが。まさに「同感」しているmewなのだった。(@_@。
THANKS