【競馬・・・あら、マイルCS、書いてなかった?6番人気のセリフォス(3牡)withレーンが優勝。(*^^)v祝 2着に8番人気のダノンザキッド(4牡・北村)。mew応援の2番人気・白毛馬のソダシ(4牝・隼人)は3着に終わった。^^;
前半、そんな速いペースでもなかったのだけど、終盤、ヨーイドンの展開に。セリフォスは前半、ほぼ最後方にいたのだが、いつの間にか上がって来て、レーンの剛腕が炸裂。ラストは最速33.0の脚で前の馬を全て差し切った。^^;Dキッドは中盤からスルスルと2着に。マイル女王のソダシは4番手ぐらいを気持ちよく走っていたのだけど、最後、伸び脚を発揮できず。ただ、前方の馬がほぼ全滅したのにソダチだけ残っていたのは力がある証だと思う。(^^)
でも正直、もう1回走ったら、全然違う結果になりそうな気もする。^^;
馬券は、Dキッドが昨年3着、毎日王冠もよかったので狙っていたのにな~。3-6から4点あるのに、何故か3-6-10を足し算の4-6-10に変更してアウトに~。(ノ_-。)<Kは買うと来ないし。3-6のW押さえておくべきだったな~。(-"-)hansei>】
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今回は、森友学園に関わる財務省文書改ざん事件の訴訟の件を・・・。
財務省に文書改ざんを強制されたのを苦に自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さん(51)が、改ざんを主導した当時の理財局長・佐川宣寿(65)に1650万円1の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(中尾彰裁判長)は25日、雅子さん側の請求を棄却した。(-"-)
裁判所は、佐川氏が改ざんの方向性を決定付け、財務省が組織的に改ざんを行なったことは認めた。しかし、既に国が認諾して、事実関係を争わないまま全面的に賠償責任を認めていることもあり、佐川氏個人の不法行為責任は認めなかった。
雅子さんは、佐川氏を裁判所に呼んで説明や謝罪を行なうことを要請したが、裁判所は、道義的にはともかく、法的に説明や謝罪を行なう義務はないとした。^^;
妻の雅子さんは、損害賠償が欲しくて、国や佐川氏を提訴したのではなく、財務省改ざんがどのように決まり、夫がそれをどのように強制されたのか、その真相を解明したくて訴訟を起こしたのである。(**)
ところが、国は事実関係を争そうと、改ざん事件の詳細がオモテ沙汰になってしまうためか、これを争わず。何と「認容」という形をとって全面的に責任を認め、裁判を終了させるという(ヒキョーなあざとい)手段に出たのだ。(>_<)
それゆえ、この佐川氏を提訴した裁判が、真相把握をなし得る重要な機会になっていたのだが。せめて裁判所佐川氏に説明させる場を作って欲しかった。(-"-)
<裁判所は、佐川氏が改ざんの方向性を決定付けたとしているが。そもそも、安倍首相(当時)が17年に国会で、「自分と妻は一切関係ない。関係あったとわかったら、辞める」と威勢のいいことを言ってしまったがために「さあ、困った」と。 おそらく官邸&財務省の幹部が、安倍氏や妻・昭恵氏と森友学園との深い関わりがバレないように書類を改ざんしようと決めて、佐川氏にそれを指示していたと邪推するのだが。その辺りがウヤムヤのまま終わってしまうのは、残念でならない。(ノ_-。)】
チョットこの文書改ざん事件について復習しておくと・・・。
『財務省の決裁文書改ざん問題
森友学園が国有地を約8億円の大幅な値引きで取得した取引を巡り、財務省と近畿財務局は組織ぐるみで関連の決裁文書の改ざんを繰り返した。同省の調査報告書によると、安倍晋三首相(当時)が2017年2月、「(取引に)関与していれば首相も国会議員も辞める」と国会で答弁。妻昭恵氏らの名前が書かれた売却の決裁文書について、佐川宣寿・理財局長(同)が改ざんの方向性を決定付けた。佐川氏を含む同省職員ら38人が虚偽公文書作成容疑などで刑事告発されたが、大阪地検特捜部は全員を不起訴処分にした。(毎日新聞22年11月25日)』
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そして、赤木雅子さんが財務省だけでなく、佐川理財局長も提訴したのには、このような要因があった。
『2020年3月18日、週刊文春に衝撃的な記事が発表された。
相澤冬樹氏の手による「森友自殺財務省職員 遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』」というタイトルの、15ページにわたる長大なスクープである。
財務省公文書改ざん事件において、本省からの実行行為の強要を苦に亡くなった近畿財務局職員・赤木俊夫さんの残した遺書の中身は衝撃的だった。
「財務書は真実に反する虚偽の答弁を貫いている」としたうえで、財務省がどのように改ざんを命じていたのか克明に記載。
そのうえで、「この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55歳の春を迎えることができないはかなさと怖さ)。家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です」
とつづったうえ、「さようなら」という言葉で締められていた。
赤木俊夫さんは改ざん行為の責任を取って命を絶ったのである。
週刊文春の発売と同日、俊夫さんの妻である赤木雅子さんは国と佐川宣寿元理財局長に損害賠償を求めて提訴した。(yahoo赤澤竜也22年11月25日)』
それから2年半。大阪地裁が出した判決がこれだった。(ーー)
『学校法人「森友学園」をめぐる財務省の決裁文書改竄(かいざん)問題で自殺した近畿財務局の元職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻、雅子さん(51)が、佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、大阪地裁であり、中尾彰裁判長は請求を棄却した。国家賠償法や最高裁判例に基づき、公務員が職務で損害を与えた場合は、個人ではなく国が賠償責任を負うと判断した。
当初の被告は国と佐川氏だったが、国は昨年6月、赤木さんが改竄の経緯をつづった文書(通称・赤木ファイル)を開示。その半年後、約1億円の賠償請求を受け入れる「認諾」の手続きをとって訴訟を終わらせた。残る争点は、当時理財局長だった佐川氏個人の賠償責任を認めるかどうかだった。
雅子さん側は、文書改竄は「民主主義の根幹を破壊する悪質な行為」と指摘。佐川氏に責任を負わせることで再発防止を図るべきだと主張した。これに対し、中尾裁判長は、損害賠償制度の目的は被害者が被った不利益の補填(ほてん)で「制裁や同様の行為の抑止を目的としていない」と判断した。
雅子さん側は、佐川氏には改竄を指示した経緯の説明や謝罪をする義務があるとも訴えたが、「道義上はともかく、法的義務はない」と退けた。
判決によると、赤木さんは平成29年2月以降、この問題に対処していたが、同年7月に鬱病を発症。30年3月に自殺した。
国は認諾の際、赤木さんが強く反発した財務省からの改竄指示などへの対応が自殺につながったことを認めたが、この日の判決は改竄指示と自殺との因果関係に言及しなかった。雅子さん側は閉廷後、判決を不服として控訴する意向を示した。(産経新聞22年11月25日)』
『訴訟を巡っては、佐川氏とともに被告だった国が2021年12月、雅子さん側の請求を全面的に受け入れる「認諾」を宣言。自殺と改ざん作業との因果関係や約1億円の賠償請求を認め、裁判を一方的に終結させた。
近畿財務局の上席国有財産管理官だった赤木さんは、学園への国有地売却が発覚した17年2月以降に数回、上司の指示で改ざん作業を強いられた。うつ病を発症して休職し、問題が表面化した直後の18年3月に自宅で命を絶った。
雅子さんは20年3月、国と佐川氏を相手取って提訴し、「人生を破壊したのは理財局」などと記された赤木さんの遺書や手記も公表した。
雅子さん側は「赤木さんは佐川氏の指示で自死に追いやられた」として、佐川氏の賠償責任を主張。一方、佐川氏側は国家賠償法を巡る最高裁判例を挙げ、公務員個人の賠償責任は問えないと反論していた。最高裁は国家公務員が職務中の行為で他人に損害を与えた場合、国が責任を負うとの判断を示している。
訴訟では、赤木さんが改ざんの詳細な経緯を記録した「赤木ファイル」が開示された。赤木さんの備忘記録や佐川氏の「直接指示」を示すメールも含まれていたが、改ざんの動機や具体的な指示系統など今も解明されていない点が少なくない。【山本康介】(毎日新聞22年11月25日)』
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上の記事にもあるように、赤木雅子さんは、この判決を不服として大阪高裁に控訴を行なうという。ただ、その気になれば、国も(財務省も)、佐川理財局長も、たとえ手記でもいいから、この件の経緯を(道義的に)説明できるはずなのだ。
そして、野党やメディアや国民は、も~っと強い圧力を国にかけるべきだと願うmewなのである。(@_@。
THANKS