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あけまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
皆様が、平和で平穏な楽しく健康に、安心できる生活を送ることができますように。
2023年元旦 mew
今年こそ、もっとマイペースに。でも、しっかりと日本の平和&人々の安心できる経済社会生活、そして楽しい生活を守って行くことを目標にして、ブログと付き合って行きたいと思います。
あと今年は、政治家も含め、基本的に「敬称略」で記事を書くことにします。
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ところで、昨年の12月28日、タモリが徹子の部屋に出演した際に、「来年は新しい戦前になるかも」と語ったという。
mewは、この言葉をきいて、ハッとさせられた。(@@)
『タモリが終戦の1週間後に生まれ、高度成長期を過ごしたという話の流れから、「来年はどんな年になりますかね?」と聞かれると、タモリは「誰も予測できないですよね。でも、なんていうかな、新しい戦前になるんじゃないですかね」とつぶやいていた。
タモリの「新しい戦前」という言葉は、ツイッターでトレンド入りし、SNSでは大きな反響が寄せられた。
《タモリさんが「新しい戦前になるんじゃないですか」と言っていて、戦前生まれの徹子さんと終戦直後生まれのタモリさんのこの会話は重いなと思った》
《「新しい戦前」!? 巧みな表現。テレビで言葉を操るプロとして生き抜いてきた職人は鋭い、というか、怖い表現をするものだ。 自分の認識が生ぬるかったことを指摘されたような恥ずかしさを感じた》
《鋭い。時代の雰囲気は確かにそうなりつつある。タモリの言葉は、そんな雰囲気に国民が流されていかないように鳴らした警鐘であろう》(SmartFLASH22年12月29日)』
『金子氏は「お笑い界の人はすごいと思う。徹子の部屋でタモリさんは、苦い顔をして『新しい戦前ですかね』と話した。感性がすごい。喜劇を書ける人は悲劇も分かる。井上ひさしがそう。お笑いの人の懐の深さ、タモリさん思い切ったことを言った。エンターテインメントの方が先を行っている」と持論を展開した。
同じくゲスト出演したジャーナリストの青木理氏は「タモリさん、黒柳さんの世代は分かっている。今年は防衛費増大の問題、敵基地攻撃能力、相当な危機感として共有されていると思う」と日本を取り巻く世界情勢の変化、日本国内の政治の劣化、国民の声を聴かない政権と報道のあり方に対する危機感を示した。青木氏はその上で、タモリの先を見る力について「お笑いの人は世襲がない。政治は世襲ばかり」との見解も加えた。
金子氏は「(来年は)新しい戦前になるんですよ。原発やアベノミクスを批判するとテレビは一発アウト、オレがそうだけど。しゃべる人はどういう勇気をもっているか。国民が長期政権を維持していると総理番はちょうちん記事ばかり書くようになる」と報道の自由度も失われている点を懸念した。(日刊スポーツ22年12月30日)』
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数年前、安倍政権で秘密保護法、安保法制(集団的自衛権の行使容認)などが次々と作られたり、「武器輸出(禁止)原則」が廃棄されたりするのを見て、知人の戦前生まれの祖母が「まるで戦前みたい」って嘆いていたそうなのだが・・・。
昨年、さらに安保3文書が改定され、敵基地攻撃、トマホークミサイル100発などの軍事増強策が決定されることに。
また昨年は、2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、今も尚、戦闘状態が続いているし。中国による台湾有事の懸念も広がっており、本当に「戦前」みたいな感じになって来たように思える。(ノ_-。)
昭和の戦前ではない。新しい、令和の戦前だ。(-"-)
折角、2度と戦禍の悲劇を経験しないようにと、現憲法9条で戦争放棄、平和主義の誓いを立てたのに・・・。
戦後70年余りが立って、いまや、その9条を改正して、攻撃もできる、戦争のできる国にしたいと主張する政治家や国民が増えていることが、本当に残念でならないし。
おそらくタモリも、日本がアブナイ方向に進みつつあることを、肌で感じているのだろう。(-_-;)
このブログを始めて間もなく(15年ぐらい前かな)、mewが、「政府は自衛隊を米軍と一体化し、その手足となって働けるような体制を作ろうとしている」「米国と一緒に戦争ができる国にしようとしている」と書くと、「何を妄想のようなことを書いているのか」と批判の声が来ることがあったのだけど。
でも、実際、安倍政権は、政府の憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使を容認する安保法制を作ると共に、敵基地攻撃能力保有への道筋もつけていたわけで。日本は着々と米国と一緒に、戦争をする準備を進めつつあるのだ。
安保3文書が改定されて以降、ニュース記事のタイトルも、戦前を思わせるものが多くなって来た。(`´)
もう、ここぞとばかりに、やりたい放題、言いたい放題になって来ている感じがする。(>_<)
たとえば・・・
『「統合司令部」に運用一元化 自衛隊改編、安保3文書明記で』(時事通信12.26)
『「航空宇宙自衛隊」誕生へ 名称変更、戸惑う隊員も 人材確保に効果? ・防衛省』(時事通信12.26)
『与那国島にミサイル配備へ=台湾から110キロ、南西諸島強化―防衛省』(時事通信12.27)
『自衛隊4施設の司令部を地下化、空自5基地で電磁パルス攻撃対策も…台湾有事見据え』(読売12.31) ・・・とかね。
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しつこく言うが、今、日本は本当にまた「戦争をする国」になるか否か、大きな岐路を迎えている。(**)
親族その他に話によれば、(昭和の)戦前、ふと気づいた時には、もう戦争への流れができていたという。
しかも、当時は治安維持法などもあって、一般国民はものを言えない時代。本当は戦争に関して、、また家族が戦争に送られることに関して、疑問や批判を覚える人も少なからずいたのだけど。何も言えないまま、「お国のために」というムードになってしまったと。(~_~;)
それゆえ、私たちは、早い段階でもっと、安保政策に関する疑問、批判をどんどんクチにしなければなるまい。
そうしないと、ふと気づいた時には、本当に新しい令和の戦前を迎えることになるのではないかと、年頭から憂慮しているmewなのである。_(。。)_
THANKS