長くブログでお付き合いのあるxtcさんから、『最近のmewさんのブログには異論があります。 岸田びいきが過ぎると思います』というコメントをいただいた。<いつもコメント、有難うございます。・・・お返しの記事が、です、ますの丁寧語ではなくて、すみません。m(__)m>
正直なところ、昨日は「そう思われちゃうかもな~」と思いながら記事を書いていた。^^;
で、最後に『もちろん岸田首相の政権運営には問題が色々あるのだけど。しばらく自民党政権を続くとするなら、国民の生活の安定、格差是正を重視してくれる首相がいいと。ともかくまた新自由主義&戦前志向を含め富国強兵主義に戻すことはやめなければならないと思う』と記した次第だ(・・)
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以前から書いているように、今、私が最も願っていることは、日本の国政が「脱アベ」=「安倍ー菅路線からの脱却」をして行くことだ。
ともかくアベ・スガ官邸が長い間、進めて来た「戦前志向の超保守思想に基づく富国強兵策・外交安保政策」「新自由主義的な経済・金融政策」を少しでも是正して行きたいのである。(++)
もちろん、もし立憲民主党(+まともな野党の連合)が短期間のうちに政権を奪還して、脱アベ政治を実現してくれるなら、どんなにいいかと思うけれど。現実的に考えて、それは極めて困難だ。(-_-;)
しかし、今、誰かが安倍ー菅路線を止めないと、日本は本当にアブナくなってしまう。(ノ_-。)
・・・となると、今、現実的に選択し得る範囲では、自民党政権がしばらく続くことを前提に、まさに苦渋の選択として、アベ・スガ政治に否定的な主張を行なっている岸田首相を支持するしかないのである。_(。。)_
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このブログにも何度も書いているように、私は96年に元祖・民主党が結党されて以来、とりあえず民主党系の政党を応援しているのだが。残念ながら、100%の支持をした時期はほとんどない。<17年秋に立憲民主党ができて、20年に国民党と合流するまでのわずかな期間だけ。>
というのも、民主党+αには、自民党に負けないほどの(超)保守タカ派や新自由主義者がいた(&いる)からだ。(~_~;)
特に21年の衆院選後、党内で「枝野おろし」の声が出て、枝野幸男代表が辞任。国民党から合流して来た泉健太氏が代表になってからは、支持する気持ちがどんどん減退している。_(__)_
<そもそもメディア+αの煽りもあったとはいえ、枝野代表をおろそうとした人が少なからずいたことに失望。さらに、前原Gにいた保守派の泉氏が新代表になったことで、さらに失望。>
それでも、もし泉代表&立民党の議員たちが、自党のよい点をアピールせんと、もっと頑張ってくれれば、もう少し応援する気になるかも知れない。(・・)
ちなみに泉代表は、22年の立憲民主党の党大会で、こう述べている。(立民党HP より)
「自民党と対峙し、新たな政権を担う選択肢となりうる政党として、これまでの支持者を大切にし『コアを固めながら中道の立ち位置までウィングを伸ばす』取り組みを進めていこう」<mew的には、コアを固めながら中道っていうのも、よくわからない。中道から出発して、周辺にウィングを伸ばして欲しい。>
「私たちがすでに共有する価値観、立憲主義、自由、多様性、持続可能性、多文化共生、共助、公助、国際協調、そしてベーシックサービス、チルドレンファースト、地域とつながる……は、日本が古来から大切にしてきた『和』『調和』『包摂』の価値でもある。自己責任ばかりの競争社会ではなく、人に冷淡な身を削るばかりの改革ではなく、普通の安心が得られる社会、人にやさしい改革を進める。こうした価値をより磨き上げれば、無党派から保守層にまで共感の輪を広げることができるはず。立憲民主党こそがリベラルと中道の旗手となっていこう」
「立憲民主党は、横暴な権力と戦う政党。私たちの目指す政権は、国民の自由や多様性を損なわず、権力を正しく行使する政権。それは国民にとっても民主的、平和的で、国民の命と暮らしに寄り添う政権。ぜひ立憲民主党とともに歩んでほしい」
このような主張には共感するが。<実は岸田首相も7割ぐらい同じことを言っているんだけど。>
残念ながら、泉代表の言葉は、国民にはほとんど伝わっていないのが実情だ。(-"-)
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21日の『news every.サタデー』(日本テレビ系)で、泉代表の(存在感のなさを?)特集するコーナーがあったのだが。それを見て、ますます情けなくなってしまった。https://news.ntv.co.jp/category/politics/b8d628d74cee45f699e0e5f4821f73ab
何せ、自分の長男に「党の顔がいないのが現状かな」「やっぱり存在感がないかなあって」言われているぐらいで。地元・京都で挨拶をした成年たちにも「誰か知らない」とか言われてるし。党内でも、泉氏のよさは伝わっていないそうで。・・・「こりゃ、ダメだ!(>_<)」と、何だか空しくなってしまったです。(ノ_-。)
『早朝5時すぎの京都市内。ゴミ出しをしていたのは…立憲民主党の泉健太代表です。自宅に戻ると、おもむろに始めたのは素振り。(略)
1月9日、京都・長岡京市で泉代表は新成人に向かって「おめでとう!」と声をかけていました。
――(挨拶した方を)誰か、ご存じでしたか?
新成人 「全然知らないです」「知らないです、わからないです」(略)
厳しい声は、身内からも聞こえてきました。
長男「(立憲は)党の顔がいないのが現状かなと思います」
――党の顔は…?
長男「でもやっぱり存在感がないかなあって」(略)
党内からは…。
立憲民主党・大西健介議員「泉さんの良さが、国民どころか党内にも伝わってない。時には感情をむき出しにして怒ってもいい。そういう熱さを、やっぱり時には示してほしい」
立憲民主党・後藤祐一衆院議員「泉さんの本音のとこ、ドーンともっと出してよというのが、党の支えてる側からすると、もっとやってほしい。突き抜けていくためには、自分をボーンと出していくといい」(略)
二女「もっと頑張らへんと!」
泉代表は、ペットのうさぎに「今年こそは」と飛躍を誓います。
泉代表「頑張ろな!ことしはおまえの年やな」(NNN23年1月21日・全文は*1に。)
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また、このニュースを受けて、こんな記事も出ていた。
『泉代表のもと、立民は2022年7月の参院選で改選23議席から6議席減らす敗北となった。現在、岸田文雄内閣の支持率低下で与党への攻勢を強めるはずが、泉代表も試行錯誤を繰り返している。
参院選後は「(岸田首相の答弁は)からっきしだ」「山際大臣の『辞め際』は非常に悪い」など、「ダジャレ戦略」をとったが、党内から批判を浴びて封印。(略)
ジャーナリストの田原総一朗氏は1月20日、自身のTwitterにこう書きこんだ。
《普通ならここまで支持率が落ちれば当然政権交代だ。ところが問題は政権交代すべき党がない事だ》
1月20日、立民は、4月の統一地方選や衆院補欠選挙に向けた新ポスターを発表。笑顔で腕まくりをする泉代表の横に、「もっと良い未来へ!」のキャッチコピーが添えられた。それまでの「生活安全保障」のキャッチコピーと、泉代表が真剣な表情をしたポスターから、ガラッと印象を変えたが……。
1月23日には通常国会が召集された。泉代表が「存在感」をアピールできるのか、正念場となりそうだ。(SMART FLASH23年1月23日)』
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もちろん立民党には、1日も早く党の立て直しをはかって欲しいと願っているのだが。しかし、近時の泉代表の言動を見ていると、「やっぱ共産党より維新の方が気が合うのか」という感じもして、なかなか信頼もできず。イラ立つ日々が続いている。<泉代表は、増税反対でごかまそうとしているけど、軍事増強にはさほど批判的ではないと思うし。>
敵基地攻撃を含む政府3文書改定は、承服できないが。これらは、安倍ー菅政権の時から筋道がつけられており、22年末に実施することが決まっていたもの。しかもウクライナ侵攻、台湾有事のおそれなどにより、岸田首相がそれを覆すのは困難だっだと思う。
ただ、今後の政府の運用の仕方によって、大きく安保外交政策の進め方は変わるし。岸田氏が首相の間は慎重路線をとるのではないかと察する。<逆にそれこそ安倍氏が今でも影響力があったら、or安倍仲間が首相になっていたら、外交面も含め、もっと軍拡路線を進み、戦争に近づこうとした可能性があるだろう。>
それを思うと尚更に、またポスト岸田候補(菅、河野、高市、萩生田)などによるアベ・スガ的な超保守的or新自由主義的な国政に戻らないように、自民党政権が続く間は、岸田首相には粘って欲しいと願っているmewなのだった。(・・)
THANKS