【将棋・・・21,22日に行われた王将戦の第二局は、第一局に劣らずワクワク・ドキドキするような1戦だった。今回は無料の生中継がなかった(と思う)ので、盤面の図と音声解説の組み合わせでちょちょこ観戦。出だしは相掛かりでオーソドックスに行くのかな~と思ったのだけど。この日も羽生九段はかなり攻撃的な感じ。周辺の棋士が口々に「羽生先生はよく勉強されている」と言っていたのだが、おそらくは藤井五冠が見たことのないような指し手、展開を研究して来たのではないかと思われ・・・。藤井五冠の方が長考する場面が何度も見られた。<羽生が、プロもどよめく異次元の「8ニ金」を指したり。大駒がバンバンと交換されて、投入されたり切られたりする場面も。>
後半にはいって、藤井五冠がプチ選択ミス(?)をしたこともあり、ぐ~んと羽生九段が優勢に。これで決まりかと思ったところで、藤井五冠が猛攻を開始。ジャブが絶対有利だと思ってたら、一つ間違えると逆転できる状態にあったようで(AIが羽生優勢、互角を行ったり来たりで、「あれれ?」と。「えっ?積む?積まなそうだけど」<解説者いわく、あと30手は王手が続くかもって。mewに読めるはずもない。^^;>ハラハラ・ドキドキの中、10手ぐらい王手を続けたところで、ちょっと無理だと察したのか、藤井五冠が101手までで投了し、羽生九段の一勝一敗にとなった。
たぶん、将棋ファンの中には(もし藤井ファンでも)、ともかく「いい将棋が見たい」と思うと同時に「できれば、羽生九段に少なくとも一勝はして欲しい」と願っていた人が少なからずいたと思うし。「よくやってくれた」と感動している人も結構いたかも。(・・)mew,too.
もう今週末には富山で第3局が行われるので、またワクワクの対局楽しみたいと思う。2人ともガンバ。o(^-^)o】
* * * * *
自民党の失言大魔王ウラボスの森喜朗元首相が、またまた妙な発言をしたらしい。(@@)
日本政府は、G7をはじめ世界の多くの国々と共に、ロシアのウクライナ侵攻を批判し、ウクライナの支援を行なっている。
それこそ、岸田首相は、今季のG7会合の議長として、ウクライナを訪問することを検討しているほどだ。(・・)
しかし、森元首相は、プーチン大統領と懇意の間柄にあり、ロシアと強いパイプを持つ親ロ派であることから、日本政府の対応を好ましく思っていない様子。
そして公の場で、「こんなのウクライナに力を入れていいのか」「ロシアがッ負けるはずがない」と語ったというのだ。(゚Д゚)
『■森喜朗元首相(発言録)
せっかく(これまでロシアと良好な関係を)積み立ててここまできているのに、こんなにウクライナに力入れちゃっていいのかな。ロシアが負けるってことはまず考えられない。そういう事態になればもっと大変なことが起きる。そういうときに日本がやっぱり大事な役割をしなきゃならん。それが日本の仕事だと思います。(日印協会創立120周年記念レセプションで)(朝日1.25)』
ある意味で森喜朗氏よりも深く長くロシアとのパイプを持っている維新の鈴木宗男氏も、昨年来、ずっとロシアを擁護していて。先日も、こんなことをブログにつづっていたという。(-"-)
<2人ともロシアとのお付き合いでかなりいいことがあったのでしょうね。>
『鈴木氏は岸田首相について「2月中の訪問を目指しているとのことだが、地政学的に日本が置かれている状況、国益を考えてのウクライナ訪問なのだろうか」とした上で、「日本にとってロシア、ウクライナ、どちらが重要であろうかよくよく考えてほしいものだ」と続けた。
「北方領土問題の解決をしなくてよいのか。エネルギーの安定供給を考えているのか。何よりも世界平和が政治の究極の目的ではないのか。その為に非難や批判をするよりも『停戦』ではないか。ウクライナに行って銃を置け、戦いはやめろと言うならもっともだが、支援継続を言ったら、北方領土も漁業交渉もエネルギーも、すべて吹っ飛んでしまう」と危機感を露わにした。
その上で「未来志向で『一にも二にも停戦だ』とG7の議長国として強く言うことが今求められていると思うのだが。『核なき世界』とG7サミットで訴えたいなら、尚更停戦をさせることである」とつづった。(スポニチ23年1月23日)』
* * * * *
もちろんウクライナと比べたら、ロシアの方が地政学上も経済面でも、ずっと重要だ。(・・)
でも、今、ウクライナ侵攻を容認し、ロシアの味方をしたら、日本は世界から自由民主主義を捨て、暴力的な独裁国家を支持する国だとみなされることになる。
それは、日本の国、国民にとって、とんでもなくマイナスだし。国民の大部分も日本がそのような姿勢をとることは望んでいないだろう。<ロシア利権に関わりのある人を除いてはね。(ーー)>
* * *
ただ、実は、私も岸田首相がウクライナを訪問することは、果たして望ましいことなのかどうか、ちょっと迷いが生じている部分がある。(・・)
岸田首相は今年、広島G7サミットの議長を務める。そして議長としてG7の先頭に立って、ウクライナ侵攻批判を行なうためには、自らウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と直接会談を行なった方がいいと考えているようだ。^^;
ただ、私は(ここは鈴木氏と少し考えが合うのだが)、本当は岸田首相には議長国として、G7諸国にもウクライナにも(できれば、ロシアにも)、早期停戦を提案し、どうしたらそれが実現できるか、協議して欲しいと考えているのだ。
そして、もしそれができるのであれば、是非、ウクライナを訪問して欲しいのであるが。実際のところ、そうは行かないだろう。
今の流れを見ると、ウクライナに行けば、ロシアを強く批判するだけで、停戦の話はできそうにないし。逆に戦闘継続のために、新たな資金援助や武器などの供与を求められるのは目に見えている。
つまり、停戦ではなく、戦闘継続に加担することになる可能性が大きいのだ。(ノ_-。)
この辺りは、また改めて書きたいと思うのだが。残念なことに、日本は、安倍政権時代に、「武器輸出(禁止)3原則」を廃止し、「防衛装備移転三原則」なるものを作ったのだが。今年度、さらにその運用指針の見直しを検討するとのこと。こうして、どんどんと他国に武器を輸出できる国になろうとしているのだ。(-"-)
『戦後外交の成果損ねる 防衛装備移転三原則の見直し
青井未帆・学習院大法科大学院教授は毎日新聞政治プレミアの取材に応じた。
政府が新しい国家安全保障戦略で、武器を含めた装備品の輸出などを緩和するために防衛装備移転三原則の運用指針見直しを検討する方針を明記したことについて、「実際に見直されることになれば、日本が戦後積み重ねてきた軍縮外交の成果を損なうことになりかねない」と語った。
青井氏は、防衛装備移転三原則の前身である「武器輸出三原則」について、「武器輸出三原則で日本が武器の原則禁輸政策をとっていたことは、特に冷戦後の国際社会の軍縮の流れの中で、軍縮外交に取り組む日本の立場に大きな説得力を持たせていた。あえて武器輸出という外交カードを持たないとしていたことが軍縮外交で日本に特別な地位を与えていた」と指摘する。
「三原則のさらなる見直しによって武器輸出の緩和が進めば、憲法の平和主義の下で平和国家であり続けることを目指し積み重ねてきた戦後外交の成果を損ねることになる」と語った。(毎日新聞23年1月19日)』
ここには、自国での武器生産能力を向上させる&他国との連携に役立てるという意味もあるが。武器の生産は輸出で利益を得たいと考える軍事産業の思惑も絡んでいる。<で、軍事産業が強くなると、利益欲しさに「もっと戦争せい」と圧力をかけて来るのよね。(-_-;)>
日本はもうウクライナに防衛装備品を供与し始めているのだが。どうか岸田首相には、ウクライナを訪問するにせよ、しないにせよ、できる限り戦闘には直接関与しない生活物資や生活支援金を供与する方向で話を進めて欲しいと願っている。(++)
* * * * *
あのデヴィ夫人(82)が先週末、自ら設立した特定NPO法人「アース・エイド・ソサエティ」などの活動の一環で、ウクライナのキーウを訪問し、暖房器具や防寒着、おむつなど生活に必要な品を多数、運び込んだとのこと。
このような支援品こそ、もっと日本から提供すべきだと思うし。彼女の考え、強い気持ち、行動力には心から敬意を表したい。<本人は「私は戦争もクーデーターも経験しているので、怖いものはなうい」と言っていたとか。確かに!^^;>
ただ、キーウは今でも攻撃を受けることがるし。もしデヴィ夫人に何かあった場合、本人の思いとは関係なく、デヴィ夫人だけの問題では済まなくなる。
本人が現地に行く効果は大きいし。その気持ちは尊重したいが、どうか日本&ウクライナのためにも(現地のSPの負担も大きいし)早く出国して欲しい。
そして、今後は日本からさらに市民に役立つ支援ができるような呼びかけを行なって欲しいと願っているmewなのだった。(@_@。
THANKS