【将棋・・・王将戦第3局は、先手の藤井聡太五段が羽生善治九段に勝利し、2勝1敗とリードした。羽生は今局、昭和初期に流行した雁木を採用。藤井が経験ない形を作ろうとしたが、藤井はさしてとまどわなかった様子。<相変わらず解説者もプロも「わからない」を連発してたけど。>
羽生いわく封じての「後手4二玉」がイマイチだったようで)、2日めはどんどん藤井ペースに持ち込まれてしまった感じがある。第4局は2月9,10日に東京・立川で行われる。2人ともガンバ!o(^-^)o】
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昨日の記事でも触れたが、mewが個人的に今回の国会で最も重視しているのは、野党が「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の条件や解釈に関して政府を追及し、政府にをきちんと説明させる(=政府の言質をとる)ことだ。
首相や閣僚が答弁で言ったことは、その後の解釈の基準になるからである。(**)
逆に言えば、首相や閣僚は、言質をとられたくないので、答弁を逃げようとする。昨日の岸田首相も逃げモードだったようだ。(-"-)
『「反撃能力」行使の条件 岸田首相「手の内明かす説明控えなければならない」
岸田首相は、政府が安全保障関連3文書に明記した「反撃能力」について、これを行使できる条件を問われ、「手の内を明らかにする説明は控えなければならない」と述べました。
政府は、安保関連3文書に保有を明記した「反撃能力」について、日本が攻撃を受けた場合に加え、アメリカなど密接な関係にある他国が攻撃され、日本の存立が脅かされる「存立危機事態」でも行使できると解釈しています。
立憲民主党・岡田幹事長「日本が攻撃を受けてないときに、例えば米軍が戦っている。日本は攻撃を受けてないのに相手国の本土に撃ち込むわけですからね、ミサイルを。これが専守防衛なんでしょうか。私は一線を超えてると思いますよ。だから、きちんと具体的例を示して、ご説明ください」
岸田首相「これは安全保障の世界の常識でありますが、我が国の国民の命や暮らしを守る手だてを、手のうちを明らかにするということになるわけですから、そうした細かい具体的な説明まで行うことを控えなければならないということだと思います」
また、立憲民主党の岡田幹事長が「存立危機事態」の定義について「曖昧」だと批判したのに対し、岸田首相は「国の存立が脅かされ国民の命、自由、幸福の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」と、これまでの政府の説明を繰り返しました。
そのうえで、「存立危機事態」に至ったときは「対処方針を閣議決定して国会の承認を得る手続きになっている」と理解を求めました。(NNN23年1月39日)』
いや、それは軍事上の機密もあるだろうけど。重要な法や政策については、主権者である国民がわからないまま、政府や軍部の好き勝手にさせたらトンデモないことになりかねないわけで。
安易な答弁拒否を許さず、さらなる追及を続けて欲しい。(++)
話は変わって・・・。岸田首相の政策秘書(長男)が、首相の欧米外遊に同行した際に、公用車で観光地を巡ったり、買い物をしたりしていたと週刊誌が報道したのだが。
昨日、岸田首相が国会で答弁を行なったものの、関係閣僚らはきちんと事実を明かさず。首相も「肯定も否定もしない」とキレの悪い答弁に終始した。
<安倍&周辺のモリカケ桜ほどひどくないにせよ、閣僚、官僚までこんなごまかし答弁をするのはいかがなものかと・・・。(-_-;)>
『立民の山井和則氏への答弁で首相は、長男の購入した土産の配布先について「閣僚ら関係者に配るため」と説明。山井氏は「大臣へ向けた土産購入ではなく、国民へ向けた仕事をさせるべきだ」と批判した。委員席の閣僚も首相答弁に驚き、渋い表情を浮かべた。
立民はビックベン、海外大手百貨店など3カ所の観光地を名指しして「首相の欧米歴訪下に秘書官は訪れたのか」「公用車を使用したのか」などの質問状を27日に政府へ出していた。「秘書官の行動の詳細を明かしてほしい」とする山井氏の追及には外務省局長が立ち「総理関係公務の詳細は明かせない」と回答を拒否。秘書官の行動については27日に木原誠二官房副長官が示した「総理訪問対外発信に使用する街の風景やランドマークなど外観の撮影」など3項目をなぞって「適正だった」と説明した。
再質問を受けた首相は観光地訪問について「肯定も否定もしない」とした上で、「(秘書官に)引き続き緊張感を持って仕事に当たらせる」と述べるにとどめた。「撮影素材が政府広報に使われていない」との追及には「1年分ぐらいは撮りだめるものだ」と反論、野党席から失笑が漏れた。
ある省の幹部は「土産は閣僚へ配布」との首相答弁に「閣議後会見で大臣が『何をもらったのか』と追及されかねない。とんだ外遊土産。巻き込まないでほしい」と怒りをあらわにした。質問状への回答で首相や松野博一官房長官が答弁に立たず、官僚に委ねたことには「『情報が外務省から漏れた』と断じた官邸の意趣返しだろうが大人げない」(同省関係者)との批判が聞かれ、波紋は国会から霞が関へと広がっている。(神奈川新聞23年1月30日)』
う~ん。28日の記事にも少し書いたのだけど。<『立民が、岸田に「不戦の決意」を迫る+岸田息子、外遊中に観光か?・・・』
実際、お土産を多量に買って配りまくる首相や大臣はいるようなので<翔太郎くんが本当に首相のお土産を買ったのか、個人のお土産を買ったのかじは定かではないけど)、デパートに寄ったのはセーフだとしよう。(・・)
でも、首相の活動報告に用いる写真の撮影をするために、首相が訪ねていない観光地の写真を撮っても、政府広報には使えないでしょ~。(`´)
また、今回の件は、「岸田おろし」を狙う筋からリークされたという話もあるのだけど。岸田首相も秘書官(長男)も「国民の支持が低いこと、アレコレ狙われていることを自覚して、もっと緊張感を持って言動&対応すべきだろう。(-"-)
実は先週、松野官房長官の政策秘書の飲酒運転が発覚したのだが。むしろ、こちらの方が、対応の仕方が潔かった。(・・)
『松野博一官房長官の地元事務所に勤務する男性政策秘書(49)が、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで千葉県警に摘発されたことが分かった。松野氏が28日、東京都内で記者団に明らかにした。松野氏は「私の管理監督が行き届かなかったということであり、国民に率直におわびを申し上げる」と陳謝した。
松野氏によると、秘書は27日夜、千葉市緑区内の飲食店で1人で飲酒した後、自家用車を運転して同市内の自宅に帰宅途中、警察から職務質問を受けた。呼気を調べたところ、基準値を超えるアルコールが検出された。赤切符を切られたが、逮捕はされていない。
秘書は30日にも衆院に辞表を提出するという。松野氏は「政策秘書という立場にあるものが法令に違反する行為を行ったことを極めて重く受け止める。今後2度とこのようなことがないよう事務所のメンバーにしっかりと指導をする」と述べた。(産経新聞23年1月28日)』
松野官房長官は安倍派の幹部なのだが。反自民の知人が「もし安倍ー菅政権の頃だったら、この事件は大きく報道されていなかった可能性が高いんじゃないかな」「松野は思ったより潔かった。もう安倍の力が及ばないって観念したのかな」と言っていた。・・・確かに!?(・・)
実際、昨日も扱った電通や五輪組織委会長の談合容疑を扱ったのだが。警察や検察がどんどん積極的に動いているところを見ても、そいういう流れを感じる部分がある。(++)
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あと全国各地で起きている強盗事件が、組織的犯行である可能性が濃厚に。しかも、幹部4人はフィリピンの入管施設にいて、そこから犯罪を指示しているといる。<さらに上の幹部もいそうな気がする。^^;>
『フィリピン法務省は、在フィリピン日本大使館から4人の強制送還を正式に要請されたとしています。
レムリヤ法相は、送還の障害となっているフィリピンでの事件について「棄却可能な案件かなどを調べている」としています。(TBS23年1月30日)』
このような組織的な犯行や闇バイトを行なえば、実行犯も指示役も全てしっかり逮捕されて、それ相当の刑罰に処されるというところを見せないと、彼らは平気でまた次々と同様の組織犯罪(詐欺行為含む)を行なうだろうし。一般国民も安心して生活ができないわけで。<最近、宅配を受け取るのもコワイもの。>
ここは外国にいる容疑者の強制送還も含めて、政府もしっかり対応して欲しいと願っているmewなのである。(@_@。
THANKS