車いすテニス男子の第一人者で、22日に現役引退を発表した国枝慎吾氏(38)が先月31日、自身のインスタグラムを更新。「引退パーティして頂きました!感激です。皆様有難うございました」と記し、錦織圭さんや伊達公子さん、奈良くるみさんらとの集合ショットの写真をアップしていた。(^^♪
<錦織くんは、東京にいるのかな。足首が治らず、2月の大会も出ないらしい。^^;4,5日は西岡、D太郎らが日本代表としてデ杯を戦ってるのに。(ノ_-。)>
そして、その国枝慎吾氏に、政府が国民栄誉賞を授賞を検討しているというニュースが出ていた。"^_^"
『岸田首相は3日、1月に引退を発表した車いすテニスの国枝慎吾さんへの国民栄誉賞の授与を検討していることについて、「前人未到の活躍をした。国民栄誉賞を通じて業績をたたえることができればと思っている」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。
岸田首相は、「国枝慎吾さんは、20年近くにわたって世界のトップで活躍され、生涯グランドスラムを達成するなど、前人未到の活躍をされ、スポーツ界に大きな業績を残した」と述べた。
そして、「国民栄誉賞を通じて、その業績をたたえることができればと思っている」と述べた。(FNN23年2月3日)』
岸田政権が始まって、最もスバラシイ&的確な判断かも。(・・)
両手を挙げて、賛成したい。!(^^)!
国枝氏は、21年の東京パラも含めパラリンピックで金メダルを4個獲得。四大大会も06~22年の間に、単複合わせて50回優勝。生涯グランドスラムも達成している。
もちろん、パラ・スポーツ選手としても、障害者だけでなく、健常者も含め、多くの人の励みにもなって来たのだけど。<ユニクロなどのスポンサーや競技用車いす製作で支援をしてくれた人にも拍手。>
先日も書いたように、あのテニスのレジェンドのフェデラーが、トップ選手の話をしていて「日本には国枝がいる」と認めていたほどで。
国枝氏は、ひとりのアスリートとして、人間として多くの選手、人々に評価、リスペクトされていて。本当に、国民栄誉賞にふさわしい人だと思う。(**)
ところで、作曲家の三枝成彰氏が、17年から日刊ゲンダイで「三枝成彰の中高年革命」なるコラムを連載していたのだが。先週で最後になることが発表された。(・o・)
<三枝成彰作曲家・1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。>
三枝氏はオペラだけでなく、私たちもよく耳にするドラマや映画、アニメなどの作曲を多数手がけて来た人なのだが。その風貌や曲調から見て、勝手に保守派なのかな~とイメージしていたのだけど。ゲンダイの記事を読んで知ったことに、思いのほか平和&リベラル志向で、考えが合う点が多かった。(++)
近時の掲載された記事から、心に残った部分をアップしたい。(今後も過去の記事を掲載させてもらうかも。)
☆『国に対する評価は国力だけにあらず…今こそ「戦争をしない国」になろう』(22.12.17より)
『防衛費増額を唱える人たちには、はっきりと答えてもらいたい。「有事」の際、あなたは兵士として最前線に立てますか? 夫や恋人を戦地に送り出せますか? 答えられないのなら、増額論など即刻取り下げるべきだ。
国の守りは絶対に必要であるが、“仮想敵国”に怯えて防衛費を上げ続けていたらきりがない。もはや「戦争ができる国」「戦争ができない国」で逡巡する時は過ぎた。「できる」「できない」ではなく、あえて日本は「戦争をしない国」であることを選ぼう。毅然として、戦争から距離を置くべきである。(略)
そもそも日本には徴兵制度がなく、兵力も知れたもの。“腰抜け”と言われても、死ぬよりはましだ。平和が保たれるなら結構ではないか。
30年前まで、世界が抱く日本人のイメージは“金持ち”だった。しかし今、日本人が外国に行くと、大抵中国人か韓国人に間違われる。立場が逆転して彼らが豊かになり、日本が貧しくなったからだ。
「戦争のできる国」をめざすより、国を豊かにして再び存在感を高めるほうがよほど国益にかなうはずだ。焦って防備を固める必要は少しもない。大切なのは「待つ」ことだ。待てば必ず時代は変わる。プーチンも習近平も時が経てばいなくなり、国際情勢も変わる。政治家は国民の命を危うくする愚策を撤回し、豊かな暮らしの実現に注力すべきだ。
「日本は絶対に戦争をしない」と宣言しよう──。80歳を過ぎて怖いものがなくなり、こう言えるようになった。今のご時世、それで仕事を失う可能性があることも覚悟の上。たとえ聞いてもらえなくとも、私は断固として「戦争はいけない」と言い続ける。死ぬまで反戦を貫くつもりだ。』
☆『日本は民主主義の本道を行け 平和を守ることこそが国是である』(23.1.21より)
『私が生まれた1942年、日本は「鬼畜米英」一色だった。しかし、敗戦の翌日から「アメリカ大好き」に変わった。時代は移り変わる。今日の「正義」が明日は「正義」でなくなることもある。戦争で亡くなった方々には本当に気の毒だが、彼らが命をかけて守ることを強いられた日本の「正義」は、負けたとたんに全く違うものに変わってしまった。(略)
日本総研会長で多摩大学長の寺島実郎氏がある取材で、「日本はアジア諸国の中でも特異な存在だ」と述べていた。この120年、“アングロサクソン同盟”である米英と同盟を結ぶことで永らえてきたのだと。そして「今年の日本はアフリカ、中南米、アジア、中東諸国との関係を深めることが重要」と説く。
日本は、無益な戦争賛美の国際世論に同調する必要はない。今こそ政治家は民のための政治を行い、民主主義の本道を歩むことだ。平和を守ることこそが日本の国是であると、国際社会に知らしめるべきなのである。』
* * *
『日本に“本当の民主主義”は根づくのか? 国は国民を守るためにある(23.1.28)』より
『岸田総理は強い日本を夢見たのか。完全に見当違いだ。国は国民を守るためにあるという大前提が忘れられている。
私たちはいつ、羊の群れのようにおとなしい国民に成り下がったのか。声を上げねば為政者に侮られる。批判精神を忘れず、政治家にとって怖い存在にならねばならない。
次の選挙で私たちは、こんな愚かな亡国政権は絶対に受け入れないと声を上げるべきだ。あまたの犠牲の上に打ち立てた民主主義は、しっかりとこの国に根づいている──そう胸を張って言える日は来るだろうか。』
三枝氏がもう80代だと知って驚いたのだが。もう戦前生まれの人が、どんどんと言論界でも第一線の場を退いたり、他界したりしている。<権力エネルギーの強い政治家は、80歳を過ぎても恐ろしいほどお元気だけど。^^;^^;>
私もブログを17年をやっているうちに、かなり齢を重ねて、すっかり昭和を代表する国民になった。
そして、祖父母、父母の世代から「戦禍の悲しみ」「平和主義」を引き継いだ世代として、三枝氏同様、日本は「戦争をしない国」を貫き、それを誇りとすべきだと。また、断固として「戦争はいけない」と言い続けたいと、改めて誓うmewなのだった。(@_@。
THANKS